神喰い達の後日譚   作:無為の極

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第123話 止まない雨はない (前篇)

 ゴッドイーターの仕事は見た目同様に過酷な物である事に間違いは無い。

 常に戦場で自身の命を対価に、人類の天敵とも問えるアラガミの命を屠り去る。そこにあるのは苛烈な生存競争だった。

 命の天秤が一方に傾けば、待っているのは自身の死。旧時代にあった自身の欲望を満たすための争いではなく、その存在を確かめる為のそれには大義しかない。

 だからこそ、ゴッドイーターという職業はある意味では人類の生き方の一つでもあった。

 

 

「こっちは終わった。そっちはどうなってる?」

 

「こちらも無事に終わりました。ですが………」

 

「オープンチャンネルの救援要請だからな。間に合わなかったとしてもシエルのせいじゃないさ」

 

 戦場の苛烈さを表すかの様に戦場には激しい雨が降り注いでいた。

 北斗が着ているブラッドの制服もまた雨を吸っているからなのか、肌に張り付く様な感覚だけが残されている。通信機の向こう側で聞こえるはずのシエルの声ですら明確には聞こえない程だった。

 

 

「ですが………」

 

「同じ事は言わせないでくれ」

 

「了解しました」

 

 普段であればありえない程に重い空気が漂う。極東支部に来て既にどれ程経験したのかは分からないが、仲間が殉職した際の空気は何時も同じだった。

 突如現れた感応種。リンクサポートシステムが稼動しなければ、P53偏食因子を持つゴッドーターは最早捕喰対象でしかない。

 頭の中では理解したつもりだが、感情は否と訴えている。ある意味では宿命とも言える事実。

 ブラッド以外には未だ後継とも言える適合者が居ないのは誰もが周知の事実だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「緊急ミッションお疲れ様でした。既に殉職した方の件に関しては連絡が完了しています。お疲れの所申し訳ありませんが、3時間以内に現地の状況をお知らせください」

 

 アナグラのロビーにも同じく重苦しい空気が漂っていた。

 他の支部では分からないが、極東支部での殉職率はそれ程高い訳では無い。それはアラガミが他の地域に比べれて弱い訳では無く、寧ろ他の地域よりも格段に上にも拘わらずだった。

 それは戦場に出るまでに徹底した教育を施した結果。幾らゴッドイーターとして配属されたからと言って、熟達した戦闘をこなせる訳ではない。厳しい訓練の結果、戦場に出るシステムを構築した結果だった。

 その為に殉職率は格段に下がる。従来の数値からすれば飛躍的な物だった。

 しかし、極東特有の感応種はそこれまで構築したシステムを嘲笑うかの様に捕喰する。今回のゴッドイーターはまだ実戦経験がそれ程では無い人間だった。

 ブラッドが駆けつけた時点で生存率は限りなくゼロに近い。それを理解しているからこそブラッドに文句を言う人間は居なかった。

 それはオペレーターにも同じ事が言える。

 ブラッドよりも更に近い通信機越しで声を聞いているが為に、より顕著だった。

 恐らくはウララが担当したに違いない。北斗達を出迎えた言葉の端は僅かに震えていた。

 

 

「了解しました」

 

「お手数おかけして申し訳ありません」

 

 人の生き死にが余りにも軽い。だからと言って、ここから逃げる事は叶わないのも事実だった。

 ここが世界の最前線とも言われる地域だからなのか、殉職がもたらす空気は重い物だった。

 

 

「俺達も、一度着替えた方が良いだろう。このままだと風邪をひくぞ」

 

「そうだな。シエルも一度着替えた方が良い」

 

「そうですね。体調管理は重要ですから」

 

 ギルの提案は尤もだった。既に赤い雨は降らないとしても、豪雨の中での戦闘は何かと厄介な部分が多分にあった。足場はぬかるみ、有効視界は一気に狭まる。何かと戦いにくい環境は誰もが同じ結果だった。

 今回の戦いに関しても、色々な悪条件が揃っていた。これがまだ晴れた状態であればアラガミの発見も早く、目視した時点で撤退も可能だった。しかし、雨によって霞む空間は全てが低下する。そんな中でブラッドの討伐は本来であれば賞賛されても良い程だった。

 だが、肝心のブラッドの空気が重い以上、周囲の空気もまた重くなる。ここでベテランが一人でも居れば空気が多少なりとも変わったのかもしれない。しかし、生憎と今はブラッドより長い人間は誰も居なかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 冷たく凍えた身体に染み渡るかの様に頭上からは温かい物が降り注ぐ。

 雨に打たれた身体もまたゆっくりと熱を持ち出していた。頭頂から伝うお湯はそのまま鎖骨から豊かな胸の谷間へと流れていく。弾けるお湯は全身をくまなく濡らしていた。

 透き通る様な銀色の髪も水分を多量に含んでいるのか、毛先からも既に滴り落ちていた。

 本来であればお湯を止めてそのまま出るのが当然の流れ。しかし、未だそれが止まる事は無かった。

 脳裏に浮かぶのはつい先程まで居た戦場での出来事。少なくともシエルが到着した時点ではまだ命が助かる可能性が僅かにあったからだった。

 雨の中での長距離狙撃は意外と難しい。幾ら重力の影響を受ける事は少ない神機でも、肝心の目標物が見えなければ無意味でしかなかった。

 

 狙いを付けた時点ではまだ青年は助かる可能性を秘めていた。自分の狙撃がアラガミの眉間に当たればが前提の戦場。これまでに幾度となく似たようなシチュエーションだったからなのか、シエルもまた疑問を持つ事無く狙いを定めていた。

 僅かに揺れるスコープ。息を止め一瞬だけ止まった瞬間だった。

 何時もと同じ様に引鉄を引く。本来であれば着弾し、弾けるのはアラガミの頭部のはずだった。

 しかし、今回に限ってだけはその限りではなかった。不意に起きた突風は対象物を僅かに動かし、それと同時に自分の立ち位置までもを動かしていた。

 その結果、銃弾は大きく逸れ、アラガミはそのまま青年を捕喰する。結果的には次弾が着弾した事によってアラガミはそのまま地に横たわっていた。

 普段ではありえない状況下での狙撃。これがベテランであればある程度は割り切れるかもしれない。しかし、これまで狙撃に絶対の自信を持っていたシエルにとっては大きな衝撃だった。

 

 

「シエル。そろそろ出れるか?」

 

「は、はい。すみません、直ぐに出ます」

 

 外から辛うじて声が聞こえた事によってシエルは慌ててシャワーを止めていた。

 どれ程の時間浴びたのかは分からないが、身体はかなりの熱を持っている。体温から察すればかなりの時間、浴びていたのは直ぐに予測出来ていた。

 慌てて渇いたタオルで髪を乾かし、素早く全身の水気を取る。まだ美容には無頓着だからなのか、アリサ達の様に手入れをする事無くそのまま外へと出ていた。

 

 

「すみません。お待たせしました」

 

「俺の事はどうでも良いけど、あまり気にしない方が良い。あの状況で確実性を求める事が出来る人間は誰も居ないんだから」

 

「それは……そうですが」

 

 外で待っていたのは北斗だった。3時間以内というのはあくまでも自分達の身支度と気持ちを落ち着かせる為に設定された物。それを知っているからこそ、終わってすぐに報告するのが慣例だった。

 記憶が鮮明であれば有る程、報告書の内容は濃密になっていく。誰が言ったではなく、これまで培ってきた経験からの判断だった。

 

 

「念の為に概要は既に報告してある。だから、それ程気にしなくても良い」

 

 北斗はシエルとは同じ戦場では無かったが、大よその状況はオペレーターを通じて聞いていた。

 あの状況下であれば責任を追及される可能性は無い。それ所か被害がそれで終わったと言われるのが関の山だった。

 改めてコンバットログを見れば、恐らく捕喰された青年が助かる見込みはかなり低い。生きていると言う前提だけであればまだ高い方だった。

 ゴッドイーターは頭部と右腕さえ捕喰されなければ生きる事は不可能ではない。それは微量とは言え、摂取したオラクル細胞の恩恵があるからだった。

 だが、戦場を前提にすれば事実上の引退。まだ配属されたばかりであったとしても、アラガミからすれば関係の無い話だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「サクヤ、これまでにブラッドが関与したミッションで殉職したケースはどれ程になるか、調べてほしい。少しだけ気になるんでな」

 

 ツバキの言葉にサクヤもまた同じ事を考えていたからなのか、そのまま首肯すると同時に、過去のデータを検索していた。

 ブラッドに限った話では無く、ゴッドイーターであればアラガミに捕喰された場面を見る機会はそれなりにある。それが完全に事切れた状態なのか、それとも助かる可能性があったのかは個人の状況にもよっていた。

 少なくともブラッドがまだフライアに配属された頃は、部隊員の概要だけは送られている。

 

 当然ながらツバキもまたその内容を把握していた。これが通常であれば気に病む事はあったかもしれない。しかし、シエル・アランソンの出自を考えればその可能性はかなり低いとさえ考えていた。

 だかこそサクヤに指示を出す。このまま埋もれてもらう訳には行かない人材である以上は、早くに原状回復させる必要があった。

 

 

「分かりました。直ぐに調べます」

 

「忙しい所すまんな」

 

「いえ。リンドウが少しだけ空腹をこじらせるだけですから」

 

「……そうか。なら問題無いな」

 

 時間が既に経過した為に、帰投した部隊の数も多くなっていた。

 ロビーでは何時もと同じ光景が広がっている。二人の業務も場合によってはここからが本番となる場合が多々あった。

 当然ながら今の優先順位はシエルが最初に来る。いざとなればリンドウもまた適当に食事をするだろうと判断したからなのか、ツバキもリンドウの扱いはどこか雑だった。

 

 

 

 

 

「ギル。コンバットログである程度は確認してるんだが、実際にはどうだったんだ?」

 

 報告に関しては既にレポートが出ている為に、随分と簡単に終わっていた。

 実際に北斗が知っているのは、感応種によるゴッドイーターの捕喰。まだ新兵に近い人間の殉職と言う実に簡潔な物だった。

 報告に関しては今後の対応と戦術を考え直す為に使われる為に、ある程度の状況を見ている人間が作るのが一般的だった。

 今回の件に関しては北斗ではなくシエルが作成している。これまでにも幾度となく殉職者に関する対応をしてきたにも拘わらず、シエルの狼狽は余りにも大きかった。

 当然ながら北斗もまた同じ戦場に立ち、指揮をしている。通信機から聞こえるシエルの声が絶望の色を見せていたのはある意味では珍しいと考えていた。

 本来であれば当事者に聞くのが一番かもしれない。しかし、今回に限ってはそれが悪手であると考えていた。冷静沈着が基本の人間が、これまでに無い程の狼狽ぶりを見せるのは、何かしら問題を抱えている可能性が高い。事実、その懸念が多分にあった。

 そうなれば次に聞くのは同じ場所に居たギルに聞くしかない。そう考えたが故に北斗は声をかけていた。

 

 

「詳しい事は俺も分からない。実際にかなりの雨で霞んでいたからな。アラガミを撃った所まではそれ程変化は無かった様にも見えたんだが」

 

「そうか………」

 

「少なくとも、俺の目から見て問題は何一つ無かった。それだけしか言えない」

 

「分かった。ありがとう」

 

 北斗もまたギルにはそれ以上聞く事は出来なかった。この時点で考える事は何も無い。時間が解決するのかもしれない。原因が分からない今、北斗が出来る事は何一つ無かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 シエルは報告が終わってからすぐに自室へと戻っていた。実際にシエルの狙撃が成功した事によって他の被害が抑えられたのは事実だった。

 殉職に関してはある意味では仕方がない。少なくともシエルもまたそう考えていた。

 これまでにも何度も殉職者が出た事は耳にした事がある。今回もまた、その中の出来事の一つのはずだった。

 

 実際に狙撃した初弾が外れる事は偶にある。今回の様に悪天候下であれば命中率が格段に低下する事もこれまでに分かっていた。

 ある意味では仕方がない。そう考える事も出来る。しかし、あの狙撃の一瞬だけ対象者と目が合った様にも感じていた事が原因だった。

 追い縋る様な視線と銃口を向けた瞬間に安堵した様な表情。そして初弾が外れた際に絶望した様な表情。まるでシエルが見殺しにでもしたような気分を味わっていた。

 実際に狙撃した地点からアラガミの居る場所まではかなりの距離があった。仮に狙撃に成功したとしても当たり所が悪ければアラガミが絶命する事が無いかもしれない程の距離。これまでに冷徹に戦って来たシエルに、ほんの少しだけ感情に亀裂が走った様な気がしていた。

 

 ────自分の狙撃が初弾で完了していれば

 

 ────本当に不可能だったのだろうか

 

 自問自答するも、考えが纏まらない。これまで自分が誇ってきた狙撃の腕が完全に否定された様にも感じていた。

 ブラッドの区画からは外の景色は分からない。しかし、外の天候に合わせた窓の部分にある巨大ディスプレイは未だ雨が降り注ぐ光景だった。

 

 

「私はブラッドに……血の力に目覚めてから弱くなったのでしょうか……」

 

 呟きに近い言葉ではあったが、そのままシエルの口から出たそれはそのまま宙へと消えていく。少なくとも配属されるまでの自分であれば決して感じる事の無い感情。帰投後に熱いシャワーを浴びたにも拘わらず、自分の身体はどこか冷え切った様にも混じていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そうね。可能性が無い訳じゃないとは思うんだけど、ある意味ではそれもまた一つの成長だと私は思う」

 

「ですが、随分と落ち込んでいたので……」

 

「貴方がそう考えるのはある意味では当然よね。でも、本当の事を言えば、心が少しづつ成長してるからこそ、振り向く事が出来たのよ。あの子は以前にも言った通りだから」

 

 北斗は珍しく本部へと通信を開いていた。画面の向こうにはレアが研究の途中だったのか、それとも寛いでいたからなのか、何時もとは少しだけ違った服装をしていた。

 少なくともゴッドイーターの殉職率が高いのは今に始まった事ではない。北斗の中ではシエルもまた職業軍人の様にどこか達観した様な部分があると考えていた。

 ブラッドに来た当初に比べれば随分と明るくなってはいるが、常に合理的な部分を追いかける作戦は明らかに軍人のそれ。

 取捨選択に迷いが無い。そんな場面を幾度となく見たからこそそう判断していた。

 しかし、レアの言葉に北斗は改めて考える。自分は一体どれだけシエルの事を知っているのだろうか。当たり前ながら表面的な事だけを知って、全てを知ったつもりになっていたのかもしれない。そう考えていた。

 

 

「シエルを心配してくれる貴方が居るから私も気兼ねなくこっちに居れるのよ。前にも言ったかもしれないけど、あの娘の事お願いね」

 

「分かりました。暫くは少し見る様にします」

 

「そう、有難う。困ったら弥生に言っておいて。多分何かの助けはしてくれると思うから」

 

 日常的な会話を挟み、画面はそのまま消えていた。

 実際にシエルの一番の理解者は間違い無くレアであるのは北斗も分かっている。これまで幾度となく厳しい戦場で共に闘う人間が落ち込むのであれば、それを掬うのも自分の義務。

 北斗もまたこれまで隊長として経験した事が無い局面になっているからなのか、打開策は現時点では何も浮かばなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 アナグラの中でのブラッドのポジションは色々と慌ただしい部分があった。

 実際には同じゴッドイーターである為に、それ程大きな違いはない。しかし、感応種との交戦が通常と同じ様に出来ると言う部分だけを見れば、ある意味では特別だった。

 戦場に於いて感応種の存在は厄介な部分とそうで無い部分が多分にあった。

 これまでであれば感応種の出現が確認され次第、即時撤退が義務付けられていた。

 

 神機がまるで死んだかの様に動かなくなる事態を戦場で経験するのは、ある意味では死と隣合わせとなっている。リンクサポートシステムがあったとしてもそれは同じだった。

 事前に調査されたミッションであれば通常種と同じ感覚で討伐が可能だが、乱入した場合はその限りではない。リンクサポートシステムは未だ極東支部に置いては虎の子のシステムとなっている為に、絶対数はそれ程多くは無かった。

 一番の要員は感応種への積極的討伐ではなく、防衛による使用を重視した運用をしている事が最大の要因だった。

 攻勢の場合はこちらの都合が優先される。当たり前だが、事前にゆとりを持った運用が可能だった。しかし、防衛の場合はその限りではない。大よそながらにアラガミの接近は分かるが、感応種が絶対に来ない訳では無い。

 その結果、サテライトではお互いが融通しあう事によって防衛の一翼を担っていた。

 

 これがアナグラであればブラッドが即時出撃する事になる。その為に、緊急出動のケースは他よりも多かった。

 当然ながら最初は特殊部隊だと色眼鏡で見ていた人間も、徐々に人となりを把握する。そんな意味では、ブラッドは感応種の出現現場に出くわすケースが一番多かった。

 本来であれば相応の殉職した場面を見ている事になる。当然ながらシエルもまた同じはずだった。

 しかし、今回だけはその意味合いが大きく異なっている。シエルのこれまでに反応を誰もが知らないままに時間だけが過ぎていた。その結果、現地で何があったのかを理解しているのは生憎と本人だけだった。

 

 

「シエル。分かっているとは思うが、無理はするな」

 

「もちろんです。ですが、これに関しては私自身が自分の中で決めた事ですので」

 

 あのミッション以降、シエルは突如として訓練室にこもる事が多くなっていた。ブラッドである以上は緊急ミッションの出動はかなり多い。その結果、一度感応種が出始めれば完了するまでにかなりの時間を要していた。

 

 

「だが、疲労を溜めこめば皺寄せは必ず来る。躰を癒すことも仕事の内だ」

 

「ご忠告有難うございます。ですが、私もあと少しだけこうやって行きたいんです」

 

 リヴィが声を掛けたのはある意味では必然だった。

 ミッションが終われば自分の時間の殆どを訓練に費やす。微動だにせず撃つ場合もあれば、その逆で激しく動き回るケースもあった。

 常に射撃場はシエルの名前で予約されている。しかし、ここ最近のシエルの動きを見ればまさに鬼気迫る勢いだった。

 

 

 


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