神喰い達の後日譚   作:無為の極

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第109話(幕外) それぞれの対処

 感応種たらしめたシユウは既に通常種と同じだと悟ってからの行動は迅速だった。

 実際にシユウ感応種は他の感応種に比べればその能力は数段落ちる。触手を斬られた事によって、全員の神機は通常の状態へと戻っていた。

 再びを息を吹き返した事により、再度ゴッドイーター達の士気が一気に上昇する。そんなゴッドイーターの前にシユウはなす術もなく討伐されていた。

 

 

「助かったよアリサ。でも、他の部隊は良かったのか?」

 

「私が知る中では問題無いはずです。既に一陣のアラガミの数はそれ程多く無いですから。ですが……」

 

「犠牲者が出るのは今更だ。気持ちは分かるが、今はそれ所じゃないさ。とにかく陣形を立て直す方が先決だろ?」

 

「そうですね」

 

 アリサの様子に犠牲者出た事は間違い無かった。実際にこれ程の数のアラガミが襲い掛かった際には少なからず犠牲者は出る。

 幾ら鍛え上げたゴッドイーターと言えど、数の暴力の前には無力だった。

 アリサの様に隔絶した実力があれば話は変わるかもしれない。しかし、全員が等しく同じだけの実力が無い以上、今は気持ちを切り替えるより無かった。

 ハルオミの言葉にアリサもまた何時もの様に戻り出す。そんなアリサを見たからなのか、コウタは改めてアナグラに通信を繋ぐと同時に現状を確認していた。

 

 

「俺達はまだここに残るが、アリサはどうする?エイジ達は今、丁度一陣と二陣の中間地点でマルドゥークと交戦中らしい。今はエイジと北斗だけだけど、リンドウさんとソーマも向かってるみたいだって」

 

「だったら、今は他の部隊もここに集める方が効率が良いかもしれませんね」

 

 コウタからの言葉にアリサは改めて状況を確認していた。

 通信機越しに聞こえる作戦群は事実上のオープンチャンネルになっている部分とその周辺用のクローズの状況に分かれていた。

 この場では分からないが、今の段階でオペレーターからの情報は概要しか確認できない。

 数少ないオペレーターの割り振りはヒバリが責任をもってやっていた。

 事実、この場のクローズの情報は一切流れてこない。それは偏にこの場よりも厳しい戦いを余儀なくされている戦場がある証拠だった。

 概要を聞く限り、今は少しだけ疲労を癒す時間がある。アリサもまたここから移動して戦場を渡るのは愚策だと判断したからなのか、自分のポーチの中から出したアンプルを口にしていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 轟音を立てながら飛来する火炎の飛礫は、防御ではなく回避を選択する以外の方法を選ぶ事は無かった。

 既に時間はどれ程経過したのかが分からないが、少なくともマルドゥークと対峙した2人のゴッドイーターには、ダメージを負った部分はどこにも無かった。

 本来であれば4人で討伐するそれを2人でやる。だとすれば、おのずと執れる戦術は一撃必殺の近接戦闘か一撃離脱のどちらかだった。

 回避した火炎の飛礫は岩肌に着弾した後、激しい音をたて岩壁を削り取る。既に数発のそれを回避したからなのか、周囲にはいくつもの損壊した岩壁があった。

 

 

「北斗。そろそろリンドウさんとソーマが合流する事になるから、それまでは様子を見ながら回避を優先しよう」

 

「了解です」

 

 一撃離脱を選択したからなのか、2人は常に一定上の距離を開けながらマルドゥークと対峙していた。

 大きく跳躍した際にはまるで周囲を巻き込むかの様に火炎旋風の様な物が巻き起こる。本来であればこれほど異常な攻撃を通常種がする事は無かった。

 元々の段階から体躯が一回り大きい。それを確認したからなのか、2人は特攻に近い攻撃をする事なく周囲を状況を確認しながら行動を続けていた。

 幾ら超人的な能力がろうともアラガミから見た人類は余りにも脆弱だった。

 実際に防御で盾を展開する事によって回避ではなく防ぐ事は可能となっている。しかし、丸腰のままで挑めばどうなるのかは考えるまでもなかった。

 そう考えるからこそ、回避出来るのであれば回避し続ける。幾ら神機と言えど、無限の力がある訳では無い事を理解していた。

 

 

《エイジさん。現在ソーマさんとリンドウさんがそちらに移動を開始しています。このままであれば到着予定時刻は約300秒です》

 

 回避を続けるエイジの耳朶にフランからの通信が響いていた。

 実際に移動を開始したと言っても、あくまでも予定にしか過ぎない。仮にここから反転攻勢をかけるのも危険だと判断したからなのか、回避行動が終わる事は無かった。

 幾ら単独での戦闘能力があったとしても過信はしない。これは戦争ではなく、あくまでも狩りと同じだからと、当人が来るまでは変わらない方針を貫いていた。

 

 

「周囲の状況はどうなってる?」

 

《現時点では半径500メートルにアラガミの姿はありません。ですが、マルドゥークが吠えた場合は予期できません》

 

 エイジの質問にフランもまた端的に回答を出していた。

 マルドゥークそのものと戦うだけであれば、それ程脅威にはなりえない。しかし、咆哮によって周囲のアラガミを呼び寄せる場合が厄介だった。

 ハッキリと明言した訳では無いが、アラガミの中にも序列があるのではとの研究が現段階でされていた。

 

 事実、アナグラがゴッドイーターに依頼を出す際に、明確な基準が存在する。

 詳しい理論は不明だが、アラガミが発する偏食場パルスからその強度を図る事によって、ミッションの難易度が設定されていた。

 しかし、変異種の場合はその限りでは無かった。実際には探知できる偏食場パルス以上の能力を有する事から、想定以上のランクである事は間違い無い。事実、変異種と対峙して生き残れるゴッドイーターは数える程だった。

 当然ながら一人のゴッドイーターが出来る事には限界がある。それを考えればマルドゥークが如何に厄介なアラガミなのかが誰の目にも明らかだった。

 

 ランク付けは不明でも実際には厳しい戦いが要求される。ロミオを襲ったマルドゥークの際にも、周囲を取り囲んだアラガミはフェンリルがランク付けする以上のアラガミだった。

 今回に限って言えば、対峙するマルドゥークは明らかに高位の存在。だとすれば自分と北斗だけでは荷が重いと判断した結果だった。

 それと同時に周囲への被害を拡大させないように配慮する。フランからの言葉に、エイジは少しだけ大胆に動く事を決めていた。

 

 

「半径に居ないとなれば、これまでの予測から咆哮時に接近するにはどれ位の時間が予測される?」

 

《誤差はあるかと思いますが、想定で400秒から500秒前後かと》

 

「了解。これより、少しだけ行動に移す」

 

《了解しました。無理の無い範囲でお願いします》

 

 戦闘中だからなのか、エイジの言葉尻は冷たい物だった。

 実際に戦闘の最中まで相手に気を配れば、待っているのは自身の死。フランも当初は驚いたが、今ではそれに馴染んでいた。

 改めてエイジはマルドゥークと対峙する。お互いの視線が瞬時に交わったかと思われていた。

 

 

「北斗。援護を頼むよ」

 

「了解です」

 

 お互いの距離はそれ程離れてはいなかった。

 実際に目視でもマルドゥークの体躯は巨大なまま。それ程距離が離れていない証拠だった。

 お互いがまるで事前の示したかの様に一気に飛び出す。疾駆する巨体は周囲に地響きをもたらしながら、その距離を詰めていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「カノンさん、無理はしないでください」

 

「は、はい。分かりました」

 

 ハンニバル変異種との戦闘はカノンにとっては大殊勲ではあったが、その代償はあまりにも大きすぎていた。

 オラクルリザーブを解禁してからのカノンはこれまでに無い程にバレットエディットに対し、真摯に向き合っていた。

 誤射する事が致命的なのは自分でも理解している。本来であればいかに誤射しない様にするにはと考えるが、カノンはそんな考えは微塵も無かった。

 誤射するのが嫌なら、最初からチマチマせず一気に仕留めた方が効率的で、安全のはず。その根拠の無い自信が全てだった。

 アナグラの中でもブラストを好んでい使用する人間はこれまでにも何人も存在している。そして、漏れなくその全員がオラクルリザーブを使いこなしてた。

 

 元々第二世代型の神機使いは仮にオラクルが枯渇したとしても剣形態での戦闘を可能としている。それ故に、それ程火力に関しては価値を見出そうとしていなかった。

 しかし、カノンに関してはその事情は適用されていない。

 ハルオミからオラクルリザーブを神機との相性の下に封印され、つい最近まではそのままの運用をこなしていた。

 回復系のバレットを使用する事によって以前に比べれば多少はマシにはなったものの、やはりブラストが誇る高火力の威力を封印したままでの戦闘は他の人間にも影響を与えていた。

 実際に火力に関してはカノンの一撃は致命的な隙を作るには持って来いではあったが、高難易度ミッションになると、徐々に火力不足が露呈していた。

 当然ながらアラガミの攻撃を受けた人間を回復しながら攻撃をするにしてもどちらも中途半端でしかない。そんな思いを持ちながらミッションに挑んでいた。

 

 そんなカノンにも転機がついに訪れていた。

 些細な事からオラクルリザーブが解禁された。それは偏にこれまに無い高火力のバレットを作る事によって一気に殲滅を狙う事が可能になった証。

 封印が解除されてからのカノンはシエルに頼み込む事によって独自のバレットを生み出していた。

 その威力によってハンニバル変異種の篭手はおろか、片腕一本を跡形もなく吹き飛ばしていた。

 それと同時に相棒とも言えるスヴェンガーリーの銃身が威力と熱量で歪む。

 この時点で発射は出来るがまともに狙う事は不可能となっていた。だからこそアリサの指示に素直に従う。折角対等になれるのであれば、この場は大人しくした方が良いと判断したに過ぎなかった。

 

 

「アランさん。先程の攻撃で神機の刃を盾代わりにしたみたいですけど、大丈夫ですか?」

 

「ああ。恐らくは大丈夫だろう」

 

 アリサの言葉にアランもまた考える事無くそのまま返事をしていた。

 本来であればもっと神機を注意深く見る必要があった。

 しかし、想定外の感応種の存在はそんな冷静さを一瞬にして奪い去る。如何にベテランとは言え、戦場の真っただ中で神機が動かない経験をする事はこれまでに一度も無かった。

 当然ながらアリサが放ったスタングレネードが無ければアランの命は完全に消し飛んでいたはず。そんな九死に一生を得る様な出来事にアランもまた迂闊に返事をするしかなかった。

 

 

「でしたらハルさん、アランさんと一緒にこのアラガミを始末しましょう」

 

「そうだな。このまま感応種を活かす道理はないみたいだしな。アランも行けるか?」

 

「ああ。さっきは驚いたが、今はもう大丈夫だ」

 

 アリサの言葉にハルオミだけでなくアランもまた何時もと同じ様に平常心に戻る。幾ら感応種としての器官を斬捨てたと言えど油断する事は無かった。

 先程までの攻撃でシユウはまだ動きぎこちなさが残っている。この最大の隙を逃す必要は何処にも無かった。

 3人がそれぞれ多方向から一気に距離を詰める。その地に響いたのはシユウの断末魔とも取れる絶叫だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 マルドゥークの攻撃を嘲笑うかの様にエイジはステップを踏みながらマルドゥークとすれ違うかの様に剣閃を疾らせていた。

 瞬時に叩きこまれた剣閃は鈍い光を発しながらマルドゥークの鼻面を切り裂く。

 幾らアラガミと言えど、生物を模倣しているからなのか、痛みを感じながら大きく怯んでいた。

 如何に強靭な肉体を誇るアラガミと言えど、弱点の部分は存在する。お互いの距離を詰めながらもエイジは一人冷静に目的の部分に視線を集注していた。

 弱点の部分であればそれ程大きな力を必要とはしない。

 勝算があるからこそ、迷いを持つ様な事はなかった。

 残心とも取れるエイジの姿を他所に北斗の目に映ったのは血飛沫をあげ痛みに怯むマルドゥークの姿。これが通常のアラガミであれば確実に追撃する場面だった。

 

 

「北斗。油断するな!」

 

 エイジの言葉に北斗は動く事はせず、そのままマルドゥークを見るだけにとどまっていた。

 それと同時に、少しだけ疑問もあった。少なくとも北斗の知るエイジの考えは、殲滅しようと思えば可能なはず。にも拘わらず追撃は愚か、自分が動く事も止めていた。

 疑問だけが次々と浮かんでいく。それを理解するには余りにも材料が少なすぎていた。

 気が付けばマルドゥークは怒りに染まった視線をこちらへと向かわせる。この時点で咆哮は無いとエイジだけでなく、北斗もまた同じ判断していた。

 

 

「もう直ぐリンドウさんとソーマが来る。到着後一気に仕留める」

 

「このままでも……」

 

「まだデータが揃わないんだ」

 

 エイジの言葉に北斗の疑問は全て氷解していた。

 本来であれば北斗と行動すれば感応種特有の神機の操作不全は完全に停止する。そうなればエイジの攻撃能力からすればマルドゥークそのものは然程大きな問題にならないであろうことは理解していた。

 それと同時に先程のエイジの言葉。恐らくは変異種であると判断した為の偏食場パルスのカウンター用のデータ採取を優先した結果だった。

 フランに確認したのもリンドウとソーマが間に合うのかを確認しただけの話。最悪の展開まで判断した結果だった。

 

 時間を天秤にかけた事によってこちらの状況を優位に持って行く。それだけでなく、変異種のデータまでも取る事を同時にしていた事実に北斗は少しだけ自己嫌悪していた。

 本来であれば感応種のデータはブラッドに与えられた任務の一つ。これが単体で現れたのであれば北斗も間違い無くその内容を遂行したに違いなかった。

 しかし、今回のこれは明らかに厳しい状況。ここでゆっくりとすれば、他のチームにも犠牲が出るのは確実だった。

 その意味を理解しながら実行できるのかと言えば、素直に頷く事が出来ない。北斗は自分の視野の狭さを悔いていた。

 

 

「北斗の気持ちは分からないでもないけど、少しは仲間の事を信用してみたらどう?僕らは普通の人間よりも力は強いかもしれないけど、それだけだ。身体は一つしかない。だったらもう少し信用すると良いよ」

 

 距離が離れた事によってエイジの口調は何時もの様になっていた。

 実際にマルドゥークに攻撃を仕掛けた事によって次にどんな行動を起こすのかは誰にもわからない。それはエイジにも同じ事が言えていた。

 仮に咆哮が出れば即時間引く必要がある。特に今回に関しては周囲に呼ばれれば行動出来るアラガミの数は多い。だからこそ慎重になりながらも大胆な行動になっていた。

 気が付けばマルドゥークは突進するかの様に態勢が前のめりになっている。誰がどう見て咆哮の可能性は皆無だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「一陣の後方でエイジさんと北斗さんがマルドゥークと交戦しました」

 

「ウララ、すぐに偏食場パルスの計測を開始して。テルオミはアリサ達のサポート。それと、アラガミの状況を確認して頂戴」

 

 戦場で交戦が開始すると同時に、アナグラもまた違う意味での戦場が始まっていた。

 一番の問題でもあるアラガミの集団はどんな行動を起こすのかを判断する事が出来ない。通常のミッションの様に少数だった場合は、これまでの状況から大よそながらに行動を読む事は出来たが、今回の様に大量発生した場合はその行動を読む事は不可能だった。

 

 本来アラガミが群れをなして行動するケースは極めて少ない。これが一生物として考えればあり得ない事実ではあるが、こうまで種族がバラバラの場合はその限りでは無かった。

 アラガミの捕喰欲求とも言える本能がアラガミの行動原理。多少の知恵がついたとしても自分達を捕喰する物と同じ行動をする事は無いはずだった。

 しかし、詳細を確認するにつれ、一塊の部隊の様に動いている。それは純粋に今回の大群を発生させる以上の上位種の存在がある事だった。

 未だレーダーにも捉える事が出来ない為に確証は無い。だからと言って何の指示も出さないままであれば幾らゴッドイーターと言えど、犠牲者が大量に出るのは当然だった。

 

 指揮を執るサクヤもまた一旦は深みにはまる事を押し殺し、次々と指示を飛ばしていく。

 サクヤ自身もまた戦場には長きに身を置いたからなのか、逡巡する事は死につながる事を理解していた。

 指示を出しながらもデータを映し出す画面から視線を外す事は一度も無い。気が付けば幾つかの戦闘が終了した事によって、その残存戦力を他の場所へと割り振る必要があった。

 アラガミを駆逐しながらデータ採取も並行して行う。それはエイジだけでなく自身の夫でもあるリンドウの戦闘力を確実に把握しているからこその指示に誰もが疑問を持つ事無く、そのまま戦場のゴッドイーター達に指示を飛ばしていた。

 次々と激しく変動するバイタルの数値は苦戦の証。本来であればクレイドルを他の戦場に分配する方がと考えた案も厳しい状況に、サクヤは誰にも聞こえない程度の声に溜息と落としていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ソーマ、エイジ達の状況はどうなってる?」

 

「現時点では交戦中らしい。恐らくは周囲の状況を把握したからだろうな」

 

「らしい行動だな」

 

 ソーマの回答にリンドウは苦笑を浮かべながらも操作するハンドルが止まる事はなかった。

 せわしなく修正すると同時に周囲の状況も把握する。悪路故に、会話はすれど実際にはそれ程の余裕は無かった。

 交戦の相手はマルドゥーク。感応種であはあるものの、北斗と共に戦っている為に、神機の動作不全は考えていなかった。実際に感応種に対するブラッドはあくまでも偏食因子が異なるが故に当てられているに過ぎない。確かに世界を掬った英雄ではあるが、混戦時の指示や判断はクレイドルに分があった。

 少なくとも今回の様な襲撃は片手以上の数に及ぶ。その結果、必然的にそのノウハウが構築されていた。そんなクレイドルの中で一番の戦闘力を誇る人間が判断した以上、そこには何らかの意志がある事は間違い無かった。車のフロントガラスにはリンドウとソーマの顔が照らし出されている。その表情には焦りは何処にも無かった。

 

 

 


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