仮面ライダーリュウガ 〜暗黒を纏いし黒騎士〜 作:人類種の天敵
思ったけど龍騎ってキック力が高いのにライダーキック以外あんまり蹴り技使わないよね………てか龍騎はコメディー担当w
擬人化ミラ☆もん
鋼の巨乳マグナギガ
・戦国バサラの本田忠勝が女になったバージョンでイメージすれば良いんじゃないかな☆
・長身で、バキバキの腹筋を持つ。そして巨乳である☆つまりワンダフルボディ
・人間態での必殺技はおっ○いミサイルもといパイ○リごほんごほん
・いつもボーッとしていて視線は常に上の空
・先日ひったくりに遭ったけどぶつかった瞬間ひったくり犯が吹っ飛んだ
・無言の圧力も強い。電車で痴漢にあったら逆に痴漢が無言のマグナギガに泣いて許しを請うレベル
「さぁ、殺風景な部屋ですが、椅子にどうぞ、龍賀アギトさん?」
「ご親切にどうも、須藤蟹刑事」
「………まだその名前で呼ぶんですね……」
須藤に連れてこられたIS学園、の地下。上から大きな歓声と煩い地響きが聞こえるが、まあ、気にしない
「で?これからどうする気だ」
椅子に座って肩をすくめる。目の前にはISを展開した女たちが一斉に俺に向けて銃口を向けている
「織斑先生、私も射線に入っているので下げてもらっていいですか?」
「そうだな、下げろ」
これが鶴の一声というものか……織斑千冬の言葉1つで銃をしまった女たちを見てふーん、と呟く
「さて、私たちの要求だが…貴様が所持している仮面ライダーリュウガのデッキを渡せ」
「はは、断る」
机に両手をつけ、俺を睨み付ける織斑千冬と、取り巻きの女たち。須藤が面白そうに口元を歪めて静観しているが、俺が須藤も同類だぞ、と言えばどうなるかな?
「……ふむ、ならば力ずくでデッキを奪うしか無いか」
「おわ、怖い怖い。なに?そんなにこれが欲しいかよ?」
ポッケからデッキを取り出して見せびらかすと、1人の女に顔を殴られる
「さっさとよこしな!この糞ガキ!」
(あれ、こいつ……あぁ、確か前にボコった女だ)
あの時はフラッシュベントで目を潰したはずだ。よく見れば目を充血させている
「ふ、ふふふ、ふふ、こ、これさえあれば」
リュウガのデッキを握った女がおかしな狂笑を上げる。他の女たちは期待に目を輝かせ、織斑千冬は俺を無機質な目で睨む、須藤は困ったとばかりにため息をつく
「私も!変身できる!!」
女が何故か部屋に置いてあった等身大の鏡へデッキを向けた。鏡越しに女の腰へVバックルが装着される
「ふふふふ!変しーーーギャ!!?」
『グゴァァァァアアアア……』
そして変身、と声高らかに言った直後、女の顔を、鏡から現れた黒い龍の爪が抉り取る。鏡の向こうでは黒い龍が不機嫌そうな声で吠えている
「き、きやぁぁぁぁぁ!!!?」
「あああああああ!!?あ、ああ!?」
「なんだ、これは……」
ドサッと顔の無い死体が床に転ぶ。その手からデッキが離れて、偶然俺の足元に転ぶ
「あーあ、やっぱ死んだか」
「おい、貴様。今のはなんだ。一体何をした!」
何をしたと聞かれても、ドラグブラッカーが殺したとしか言いようが無い。俺の契約モンスターは俺以外にはあまり懐かないし他の奴に変身させる事は無いからだ
「残念、俺の契約モンスターが気に食わないから殺したってだけだろ」
「なに?………おい、入れ」
俺の答えを聞いた織斑千冬が、通信機に喋りかけ、扉がカチャッと開く
「……こいつが仮面ライダーリュウガか?」
「!……佐藤さん……」
「………ふえ?……!?し、しし、死んでる」
部屋の中に入ってきた3人の男女、それは恐らく先日ミラーモンスターと交戦中の俺を襲撃した奴らだろう
「お前が突然乱入してきた奴で、お前がヘタレ野郎。で、あんたが女ライダーか……」
ちゃいちょいちょい、と交互に指をさす。男は不機嫌そうな顔で俺を睨みつけて、そうだ。と呟いた
「お前には借りがある、立てよ!」
グッと胸倉を掴まれる。デッキの端っこを思い切り踏みつけて宙へ上げる。クルクルと回転するデッキを掴んでから男の顔面を殴る
「がっ!!畜生!」
「はは、まるで暴れ馬だ、馬鹿」
続けざまに男の股間へ蹴りを繰り出す。男は悶絶して床に蹲った
「は、はうぁ………!!?」
「うわ、痛そー……」
「そんなこと言ってる場合か!?」
女は仲間の蹲る姿を見て口に手を当ててポツリと呟いた……こいつ、天然か?……もう1人の男も顔を顰めて股間を押さえながら、女を叱責する
「ーーーで?殺るのか?4対1、で」
「わ、私は良いです…!!」
机に腰を下ろしながら挑発的に笑う。男2人は股間部へのクラッシュが効果的だったのか、顔を青くさせている。女は、目を合わせた瞬間、顔と手をブンブンと振る
「よ、4だと?この場にはお前と俺らを含めて、4人のライダーしか、い、いない筈だ……」
床に蹲った男が股間を押さえながら言葉を捻り出した
「んー?………あぁ、成る程……ね」
小さく頷いて須藤から目を離す。須藤の奴、上手く隠せてるわけか
「そ、そんな事より、なんで佐藤さんが死んでるんだ!?お前がやったのなら、俺はお前を倒す!絶対にだ!!」
長身の男が憤慨し、カードデッキを握りしめる
「ん、あの女はリュウガに変身しようとしたから契約ミラーモンスターであるドラグブラッカーに殺されただけだ」
「「「!?」」」
「契約モンスターが……変身者を……喰う…?」
俺の言葉には須藤も驚いたようで、自身のある秘密を隠そうともせずに俺へ問いかけてきた
「はあ?当たり前だろ。こいつらだって腹が減ればイライラするし、怒りが最頂点まで達すればその怒りを、契約者たちに向けてくる……って、これは契約のルールの1つだろ?」
「ドラグブラッカー……てのが、腹を空かていた……ってことか?」
「んー、いや、それはない。ドラグブラッカーの場合は特殊だ。俺の契約モンスターはちゃんと餌を与えてるから、他とは違って忠誠心がある」
忠誠心?と疑問の顔をするそれぞれの契約者たちへしたり顔で言う
「そうだよなぁ…お前たちの場合は、契約モンスターはお前たちへ力を与える。お前たちはその代わりに餌をくれてやる……だからな」
「間違ってはねえだろ…」
眉間にしわを寄せた男が今にも噛み付かんばかりの剣幕で低く呟く
「まあな、だが、餌をこまめにやってくと、こいつらは契約者の危険を事前に察知して、カードを使わずに行動することもあるし、餌をあまりやってないと、自分より低く見られたり、お前たちの危険を見て見ぬ振りをする。折角だ……お前らの餌のやり具合を見てやる」
鏡へ向けてリュウガのカードデッキを向ける。すると、デッキの中に収納されたモンスターな魂が鏡の中へ放出された。そして一瞬後、巨大な影が現れて魂をかっさらっていった
「………縞模様のモンスターは…結構餌をやってるようだな。餌を前に少し躊躇した。これはお前以外から餌を貰うことに躊躇いを感じたって事だ……他に角付き。こいつはダメだな……魂が見えた瞬間かぶりつきやがった…お前、全然餌をやってないだろ。もしくは、期限の切れるギリギリにやっと餌をやるぐらいか……」
「!?な、なんで分かる」
「お前らの他にも、十数人のライダーや契約モンスターを見てきたからな。分かるんだよ」
「は、はいはーい!私は!?私はどうなんですかー?」
驚きを隠せない男2人、興味を隠せない女。IS学園の地下室は、床に転がる女の死体を前ににわかに活気付けだした
「……お前は……だな……その…なんて言うべきか…」
「ふえ!?や、やばい…の?」
「舐められているというか……契約モンスターから一種の愛玩動物みたいに思われているというか……よく言えばミラーモンスターにとっての癒しキャラ?」
こんなモンスターを俺は見た事が無いので表現に困る
「愛玩動物……て、ペット?」
コテンと首を傾げる女を見て、こんなにも能天気な奴は初めてだ、と思う。まあ、女のライダー自体が珍しいのだが……契約者自体を愛でる趣味嗜好のミラーモンスターもだ。他に、ゲイ思考のミラーモンスターもいるが……
「それで?結局お前ら、戦うのか?戦わないのか?ハッキリしろ」
その言葉にハッと身構えるライダー達。奴らとは違い俺は既にVバックルを腰へ装着しているので速さ勝負なら俺が勝つ……が、そこへ須藤雅史が口を挟んだ
「まあまあ、まずはカフェオレでもどうです?お好きでしょう?」
「………へえ、あんたにしては気が効くな。じゃあ一杯貰おうか」
ストン、と椅子に座って須藤からコップを受け取る……いつの間にカフェオレなんて作ったんだこいつ……
「……須藤」
「まあまあ、織斑さん」
ギロリと須藤を睨む織斑を尻目にコップに口を付けるーーー所で思い切りコップを机に叩きつけた
パリィィィイィン!!!
「!?なっ……バカなっ!ま、まずい!」
キィィィィィィィン
須藤の焦った声、頭に響く不快音。
割れたコップの欠片、そのツルツルに磨かれた表面から、巨大な黄色い蟹のハサミが現れた
「やっぱり、お前なら仕掛けてくると思ってたよ、蟹刑事っ!」
その鋏を両手でがっしりと掴み、後方の壁へと背負い投げを決め込む。壁へと衝突したボルキャンサーは、直ぐに姿勢を立ち上がらせようともがく
「逃がすかッ!変身!」
鏡の世界、ミラーワールドから引きずり出した蟹のミラーモンスター……ボルキャンサーの顔面を足蹴しつつ、腰のバックルへカードデッキを装着。リュウガへと変身する
『キシャシャシャシャシャシャ!?』
床に転がったボルキャンサーは、顔中を口から出た泡だらけにしながら両手をブンブンと振り回して起き上がろうとするが、もう一度顔面を思い切り踏みつけて無力化する
「ちっ!撃て!」
「織斑さん!!だから私が射線に入っていますよ!?」
前方から銃撃を喰らうが全くもって意に介さない。それよりも、とドラグブラッカーに他のミラーモンスターを牽制するように伝える
『グガァァァアアアアア!!!』
『グコロロロロ……』
『グォァァァ!!?』
『ガァァァァァァア!!』
他のミラーモンスター3体は、契約者からの命令が無いために動くかどうかを判断出来かねていない。そこへドラグブラッカーが先制攻撃を仕掛け、鏡の向こうは乱戦となる
『グロァァァアア!!!』
『ギシャァァア!!!』
大きな翼を持ったミラーモンスターが空を飛び、角付きと虎模様がドラグブラッカーへた攻撃を仕掛けるが………
『グオォォォォォォオオオオオオオ!!!』
ドラグブラッカーの尻尾による一撃で二体が弾き飛ばされ、口から吐き出された黒い火球を受けた翼竜は、翼を固められて墜落していった
「な!?レックスダイナソー!!」
「ぶ、ブロスダイナソー!!」
「レイアダイナソーが一撃で…ふ、ふええ!!」
『俺のミラーモンスターは、お前達の貧相なミラーモンスターとは違うんだよッ!!』
鏡に顔を押し付けてミラーモンスター達の戦いを観戦しているライダー達へドラグブラッカーの有能性を見せつけながら、取り締まりに使うはずの机をIS操縦者達へ蹴飛ばす。たかが机、と侮っていたIS操縦者達が、450AP(12.5t)ものキック力を持つリュウガに蹴飛ばされた椅子を喰らって、ISの絶対防御が発動、次々と気絶していく
『後はこの蟹を消すだけだ』
『ギシシシシシシシシシ!?ギシャシャシャ……』
悲鳴を上げるボルキャンサーへ召喚したドラグセイバーを突き下ろすーーー
『させませんよッ、リュウガァッ!!』
『ッ!!遅かったな、シザース』
鈍器を用いた横殴りの衝撃をドラグセイバーでいなす。と、同時にその場で回転蹴りを敢行、乱入者を蹴り飛ばす
『ぐはっ……!!くっ、リュウガ…や、やはり強い……』
金色の分厚い装甲を持った、仮面ライダーシザースが床へ転がりつつま、素早く態勢を立て直す
『当たり前だ、契約モンスターの質からして違う』
『……成る程、ですが此処には貴方と私以外にも仮面ライダーが居ることを忘れていませんか?』
『ーーッ!しまっーーーー』
仮面ライダーシザースの言葉に鏡に張り付いていた契約者達へ視線を向ける、が。奴らは既にそこから消えていた。そして、直後に背中から鈍い衝撃を受ける
『ガッ……!?』
『仮面ライダー…リュウガァ!!借りは返したぜ!!』
やはりというか…先制を仕掛けたのは青い縞模様を持つ虎のような騎士だった
『どけっ!!キングッ!!次は俺だ』
『のわっ!?アイギスっ!!あっぶねえだろ!!』
そしてご機嫌の良いキングを押し退けたのはーーー頭に角を生やした悪魔的な造形の装甲を纏う騎士。その両手に握られているのは、先日も見た二対のパイルバンカー
『………チッ……!』
角騎士の持つパイルバンカーを1発2発と避け続ける。射程範囲、発射間隔はあまり怖くは無いものの、一撃を喰らえばいくら仮面ライダーでも変身が解除されるほどのダメージを持つパイルバンカーで、場所が狭い室内だ。こちらにとってあまりにも分が悪い
『ッ……矢…?ぐっ!?これは、毒か……!』
『チャンスだ!!!!喰らえっ!!』
5発目のパイルバンカーを前転で避けた直後、足に痛みを感じ、見れば装甲に一本の矢が突き刺さっていた。
それを引き抜くと、身体が痺れて動けなくなる……不覚を取った。
目の前に、パイルバンカーが迫っていた
ズッゴシャァァァッッッッッ!!!
『………そ、そん………な………』
『グオォォ……グオォォォォオオオオオオオッッッッッ!!!!』
不意打ちの蟹……まあ、失敗したけど……w
ここからどうかをIS学園入学に繋げるか……!!!そしてパイルバンカーの一撃を喰らったリュウガは一体どうなっているのか!!?
あおこの時点で龍騎はサヴァイヴ持ち→ライダー全員でのジャンケンに買ったから
ぶっちゃけこの世界の神崎お兄たまはそういう所かなり適当。とりあえず戦え、ライダー達。的な