仮面ライダーリュウガ 〜暗黒を纏いし黒騎士〜   作:人類種の天敵

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ふ、ふいー。5時くらいに本屋で龍騎の小説読んじまって気付いたら1話書いてたぜ……なんてこったい(^p^)
嫌でも、小説版凄いねえ……真司とファムの美穂が青かryごほんごほん。でも吾郎ちゃんの不憫さに泣いたぜ……あと浅倉のキチガイさには引いた。あと、手塚カワイソス。いや、あれ手塚か?嫌でも……星占い的なことしてたし……とりあえず思ったのは小説版のラストが結局はTVと同じ事か………この世界ではハッピーエンド目指して頑張るぜ!
擬人化ミラ☆もん
ダークウィング
・濃紺の髪に短めのポニーテール
・クーデレ
・密かに蓮の寝取りを狙ってる
・ポーカーフェイスが得意
・やられたらやり返す。倍返しだ
・超音波で真司を弄ぶのが好きなS
・その所為でいつもドラグレッダーと喧嘩してるが仲は良い
・ブランウィングが嫌い。私に近寄るな


激突ーリュウガvs.新ライダー

ボォォォォォオオオ………

 

『はぁ…はぁ……はぁ……』

 

龍賀アギトが変身するリュウガとは色違いの赤い装甲に、特徴的な複眼を持った龍の紋章を持つ騎士ーーー龍騎は肩で息をしながらも。被害者を出さずにミラーモンスター達を全滅させた事に満足していた

 

『おぉッーーーーしゃぁぁぁぁ!!!』

 

『グガァァァアアアアア!!!』

 

思わずガッツポーズしながら遥か上空へと叫び声を上げる。

彼の契約モンスターである無双龍ドラグレッダーも多数のミラーモンスターを捕食できた事に満足したのか、龍騎の周りをグルグルと回遊した後、彼と同じように咆哮を吠えた

 

『……はぁ…はぁ……で、でもちょっとしんどかったかな……はぁ…はぁ』

 

龍騎の装甲はかなりダメージを受けていた。

先刻、龍騎はミラーモンスターによる一般市民への被害を抑えて戦っていた、と言ったが。これは彼の戦いが上手かったため、ミラーモンスターが市民へ手も足も出せずに死んだのでは無い

 

『コケコー!!』

 

『のわ!危ない!ぐあっ!!?』

 

『コケーーー!!』

 

『痛え!?って、早く走って!』

 

『コケッケッケコーーー!!!』

 

『ぐはっ!!!…ぐ!ここは俺に任せて早く逃げるんだ!!どわぁっ!!!』

 

……………このように自らの身を挺して市民を守り続けていたからである。そのため、以下にミラーモンスターとしての基本スペックが低く。餌としての価値以外何も無いチキンフライにも余裕でリンチ・フルボッコされ。今の龍騎は満身創痍のボロボロ状態だった

 

『あ、あぁーー!!つ、疲れた……』

 

どしゃっと、地面に尻餅をついた龍騎。周りはチキンフライによる戦いが終わったことで安堵したのか、龍騎を写真に収めようという野次馬で沢山だった

 

『はあ……はぁ……………あ!』

 

もう一歩も動きたく無い。そう考えていた龍騎だったが、別の場所でミラーモンスターの群れと戦っているリュウガの存在に気付き、ダメージを感じさせない素振りで立ち上がる

 

『そういえばリュウガ!あいつも戦ってるはずだ!今すぐ駆けつけるぞ!ドラグレッダー』

 

『グゴォォォオア』

 

リュウガ、という単語を聞いて、若干……というかかなり不機嫌な声で鳴くドラグレッダー。何故ならリュウガの契約モンスターはドラグレッダーと同型の暗黒龍ドラグブラッカーだからだ。この二匹、顔を会わせると殺し合いという名の喧嘩しかしない。それどころか互いが互いにどう喰ってやろうか……という事しか考えてない……因みに今の所ドラグレッダーの方が全戦全敗で、リュウガがドラグブラッカーを牽制しているから喰われることにはなっていないが、ドラグレッダーは懲りていない……しかも自分が弱いのは朝昼晩でミラーモンスターを捕食させない真司の所為だと決めつけていて、1日一食のご飯さえ真司が忘れていればすぐさま喰ってやるぞ、と脅すほどだ。

いつも会社を遅刻している真司は毎日の仕事に追われ。仕事が終わればすぐさまドラグレッダーの餌やりと、時間に追われまくっているこの男、かなり可哀想だ

 

『え、ええーと、俺のバイクは………あ!あったあった!』

 

周りから起きている拍手と歓声とカメラのシャッターオンにFINALVENT時の腰を下ろしたポーズを1分間ぐらいサービスして、今もバイクに跨りながら手を振って応える龍騎は、パンパンと自分の顔を叩いて気合を入れ、今も戦っているであろうリュウガの元へ疾走した

 

『しゃあっ!!今行くぞ!リュウガ!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドゴォォォォォォォォォォォォォンッッッッッ!!!!

 

『グガァァァアアアアア!!!』

 

『やったか!キング』

 

『………いや…これは……』

 

その頃、突如乱入してきた轟騎士、仮面ライダーキングによるFINALVENTを喰らったリュウガはというと

 

 

『グガァァァ……ガァォォァ』

 

『ドラグブラッカー…俺を…庇ったのか…?』

 

『!…あいつの契約モンスターが直前に庇ったのか』

 

仮面ライダーキングと契約モンスターの轟竜による一撃から、ドラグブラッカーがリュウガを護った事にり、リュウガは無傷だったが、FINALVENTを喰らったドラグブラッカーは瀕死の状態に陥っていた

 

『おい!ドラグブラッカー!!』

 

『グゴォォ……クォォン…』

 

ドラグブラッカーは首をもたげ、短く声を発すると眠ったように倒れ伏した。リュウガの姿が契約モンスターを失った状態ーーー通称ブランク体と呼ばれる最弱形態に戻っていないことから、ドラグブラッカーが死んだわけでは無いと言えるもの、その状態に至るまであまり時間は無いようだった

 

『…………』

 

そしてドラグブラッカーの前で膝をついたリュウガは、弱ったドラグブラッカーをひと撫でし、その後バイザーの奥の瞳を燃え滾るように紅く光らせ、無言でスッと立ち上がる

 

『……ゲリョス。ひとまずミラーワールドに戻ってお前が隠し持ってるエネルギーをドラグブラッカーの回復に充てろ』

 

『ゲゲッ』

 

一瞬嫌そうな顔をしたゲリョスウィングだったが、元よりご主人であるリュウガの命令に歯向かうつもりはなく。自慢の尻尾でドラグブラッカーの躰を拘束し、近くにあった車のサイドミラーへとトコトコと歩き、ミラーワールドに帰って行った

 

『あっ!あの野郎逃げやがったな!!』

 

『そんなことより、そろそろ撤退するか』

 

『ははふぅ…そ、それより謝ったほうが良いんじゃないかなぁ…?い、一応私を助けてくれた事だし…?それに彼の契約モンスターを攻撃しちゃったんだし』

 

『ああ!?誰がするかよ!そんな事!』

 

女騎士の言葉に怒りを滾らせるキング。そんな彼らの耳元に、カードを挿入し、ガントレットタイプのバイザーをガチャン、とセットした音が聞こえる

 

『STRIKEVENT』

 

左腕にドラグセイバーを握ったリュウガは、無言で上空へと手を掲げる。そしてその手には右手をすっぽりと覆う手甲型のどう見てもドラグブラッカーの顔を模していて、ドラグファングというネーミングと思われるが実際は違った。ドラグクローが装着された

 

『あ?なんだよ、やる気かよ?』

 

挑発するようにガリガリと地面へ大剣を突き付けるキング、そんな彼へリュウガは実にゆっくりと振り返る

 

『はっ、どうでも良いが、契約モンスターのいないお前に俺たちが倒せるか?』

 

『ADVENT』

 

轟召剣T-バイザーの柄へカードをセットしたキング。リュウガのバイザーとは違いハキハキとした音声の後で、先ほどリュウガへと強襲をかけたオレンジの体色に虎を彷彿させる青い縞模様のミラーモンスターが現れる

 

『グコオオオオオオ』

 

『行くぞレックスダイナソー!』

 

『…………』

 

大剣を振りかざして駆け出したキングへ、リュウガは黒炎を纏わせたドラグセイバーを一度斬り払い。ドラグクローと共に腰を落として構えた

 

『うらぁぁぁぁ!!』

 

『……ハァァァ』

 

キングの振り下ろした大剣を紙一重で避け、袈裟斬りのように振り切ったドラグセイバーが斬りつけたのは。仮面ライダーキングではなく、その契約モンスター。レックスダイナソーだった

 

『グガァァッ!!』

 

『フンッ!』

 

大きく仰け反ったレックスダイナソーの腹部へへ昇龍突破 ドラグクローファイヤーをぶちかます

 

『グガーーー!!!』

 

悲鳴と共に地面に衝突したレックスダイナソーは、フラフラとよろめきながら慌てて鏡の向こう、ミラーワールドへと逃げ帰った

 

『な!レックスダイナソー!!』

 

『……次はお前だ』

 

『ぐあっ!!』

 

驚きで体を硬直させたキングの顔をドラグクローで殴り付け、大きく後退して顔に手を当てた隙だらけのキングへもう一度ドラグクローファイヤーを放つ

 

『うおおおおお!!!』

 

ドシャッ!!とキングの体が地面を転がっていく。そんな彼へ飛び付く女性フォルムの仮面ライダーシエラと腰部のカードデッキからカードを引き抜いた仮面ライダーアイギス

 

『こいつ……こいつぅ!!』

 

人差し指と親指で握ったカードを折り曲げそうになるほどに力を込め、盾型のバイザーへと、セットする

 

『BASTARDVENT』

 

盾を背中に背負いその両腕に握った武器……それは各種ゲーム……ロボット物を扱う物では扱いづらいがとても火力のあるピーキーな武器として…そして、男達最大のロマンで知られる物。二対のパイルバンカーだった

 

『ちょ、ちょっとアイギス!落ち着こうよ!?』

 

『うるさい!こいつが!!』

 

シエラの声を無視して駆け出すアイギス。そんな彼を横合いから何かが迫るーーー

 

『グコオオオオオオ!!!』

 

『!?うわぁぁ!!』

 

仮面ライダーアイギスを咥えたモンスター。ドラグレッダーがガリガリとアイギスの装甲を齧る

 

『わ、わ、わわっ!や、やめてくれぇ!!』

 

『グググゥゥ?』

 

いたぶる事に飽きたのか、情けない声を出すアイギスをぺっと吐き出したドラグレッダー。しかしドラグレッダーの攻撃は収まらない、四つん這いになったアイギスを尻尾で何度も叩きつけ、火球を吐き。鉤爪で切り伏せる

 

『リュウガ!』

 

『……龍騎。そっちは終わったか』

 

『おう!バッチリだぜ!』

 

バイクから降りた龍騎がサムズアップで応える

 

『ならもうこんな所に用なんてあるか!とっとと帰る!』

 

イラっときたので龍騎の顔面をドラグクローで殴った

 

『痛っ……あつつ……な、なんで殴るんだよ!?』

 

『俺とお前じゃ疲労の差が違うからだよ…クソったれ……』

 

ドラグクローを投げ捨てて鏡の向こうへ飛び込もうとするーーー

 

 

「そこまでだ!」

 

『……!』

 

『え?あ?』

 

『千冬さん!』

 

「遅れてすまん、理……仮面ライダーシエラ。他の二人はどうした?」

 

『あそこで伸びてますぅ…は、はふぅ』

 

「………まったく、話にならんな…」

 

気付けば既に周りを複数のIS部隊で囲まれていた

 

「無駄な抵抗をせずに投降しろ、龍騎士」

 

ブレードを握った黒髪の女が他のIS操縦者達を牽制しつつもそう言った

 

『え、ど、どうするリュウガ』

 

オロオロとする龍騎、確かにこいつの装甲はもうボロボロだ。これ以上の戦いはキツイ

 

『バカ、どうするもクソもあるかよ。こいつらに付き合ってる暇はないな。とっとと逃げるぞバカ』

 

『おう!分かった!……ってお前っさりげなくバカって二回も言ったな!?』

 

大声を出す龍騎に、俺は知らんな。と肩を竦ませる

 

「逃すとでも思ったか!」

 

『!ぐぅ!』

 

鏡の中へ入ろうとした時、瞬時に懐へ入った女のブレードが的確に鳩尾へ穿たれる

 

『りゅ、リュウガ!』

 

「貴様もだ!赤い龍騎士」

 

『あ痛っ!?なにすんだアンタ!?』

 

頭を殴られた龍騎。だが残念、こいつは痛がることはあってもそれだけだ。アンタの攻撃なんざ蚊ほども効いてないね

 

「ほう、打たれ強いな…伊達に仮面ライダーをやっているわけではなさそうだ」

 

『………何者だ、貴様』

 

ドラグセイバーとブレードをぶつけ合い、鍔迫り合いとなる

 

「私はIS学園教師、織斑千冬だ!覚えておけっ!」

 

ーーー今、コイツは、何て…言った……?

こいつは…こいつは織斑千冬と…言ったのか?

 

『おいリュウガ!バイクに乗れ!早く逃げるぞ!』

 

バシバシとバイクのシートを叩く龍騎

 

「させるものか!」

 

バイクのシートへと手を伸ばす女。

そいつへとドラグセイバーに纏わせた黒炎で斬りつける

 

「……!?体が……」

 

『………ハァァァ!!』

 

足元が石化し、動きのとれない女を殴る。殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴るなぐーーー

 

 

 

 

『おい!もういいだろ!!』

 

『…!………』

 

「ぐ………」

 

龍騎に腕を取られて正気に戻る。女は……織斑千冬はその瞳に怒りを滾らせてこちらを睨みつけていた

 

「貴、様……覚えていろよ……」

 

『これだけ済んで良かった、な!』

 

『リュウガ!早く行くぞ!!』

 

最後に女の顎へ強烈な蹴りをかます。そして龍騎の乗ってきたバイクに跨ってミラーワールドへ飛び込んだ

 




今回書いてて思ったこと。真司のバイクに跨りながらバシバシと自分のバイクのシートを叩く龍騎。
それと2人仲良くバイクに乗ってミラーワールドに消えていくリュウガ・龍騎がシュール過ぎてワロタ
そして新ライダー3人。活躍の場なさすぎ。こりゃあマジで噛ませ犬の扱いですわ……今後に期待(・ω・)ノ

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