StG93ライフル
ドイツ陸海空軍で使用されている自動小銃。7.92x33mm弾を使用する。見た目はG3ライフルとほぼ同じ。
電波を近くで大量に浴びているせいだろう。ステルスマントはまるで電熱線が入っているかのように熱く、かいた汗は服を濡らし、肌に張り付かせる。アトランティスは胸元を開いて、ぱたぱたと扇いだ。胸からの熱気と汗の臭いに少し顔をしかめる。はしたないことだが、偽装スーツに遮られて風も通らなければ、人の目線も通らない。だから、別に良いのだ。
深海棲艦もこちらを認めたようだ。特に攻撃する様子もなく、手を自分たちの方に手を仰ぐ。合流せよ、ということだろう。こちらを増援か何かと思っているらしい。ばれてはいない。少し速力を上げて、深海棲艦の後ろについた。
重巡リ級2体、戦艦ル級1体、軽巡ツ級1体。ホ級が1体。そしてヲ級が1体。リ級の片割れはは腹部を損傷しているらしく、内蔵らしきものがぶら下がっていて、もう1体のリ級が肩を支えている。ル級は左肩から先がない。軽巡2体とヲ級は損傷は即に見えない。深海棲艦の敗残兵はこんなもの。これだけでも仮装巡洋艦2隻にとっては荷が重いが、こちらが相手するのはヲ級1体のみ。
やってみせるさ。アトランティスは小さく呟いて、偽装スーツとの電源ケーブルを外した。艤装からの電力がなくても、バッテリーでしばらくは勝手に動く。そして道具を持って、偽装スーツの後部、分かるように言うなら、尻尾あたりにあるハッチから音を立てずに外に出た。
三日月と無数の星がきらめく大西洋の夜。風が遮られる偽装スーツ内の蒸し暑さと違って、さっぱりとしている。湿気をよく含んだ潮風に当てられてステルスマントも冷えていく。汗が蒸発する際の気化熱でアトランティスの体は少し震えた。
深海棲艦達は振り返らない。音を立てないようにアトランティスは鋼線が寄り合わされたワイヤーを持って、そっと、そっと、そっと、ヲ級に近づいていく。
狙うはヲ級の首。くるっと巻いて、締め上げる。今まで回収してきたヲ級の死骸から考えれば、ヲ級の首には人間と同じく大動脈があるはずで、その血流を止めれば失神させることができるはずだった。
触手と歯みたいなのが邪魔だな。アトランティスはヲ級の後ろ首を見て、そう思った。頭の帽子から生える太い触手は首を絞めるときに巻き込みそうだし、タートルネックみたいに首周りに生える歯のおかげで、その歯の内側にワイヤーを入れなければならない。気をつけよう。
そっと、そっと、近づいていく。三日月が照らす夜は思いの外明るく、ヲ級のうなじの様子がよく見える。銀髪と血色の極めて悪い灰色の肌。血が蒼いのだから、人間のように暖色の肌色というわけにはいかないだろう。
アトランティスはふと思う。触ったらどうなのだろう? 温かいのだろうか? 冷たいのだろうか? こんか寒色の肌をしているのだから、冷たそうだが、それは色味による錯覚に過ぎない。寒色のものが温かいなんてことはいくらでもある。深海棲艦は生物学者に言わせれば血も通い、心臓も動き、ものを食べる。確定はしていないが、一応生物なのだ。しかし、深海棲艦という。深海は暗くて冷たい。私が沈んだときはそうだった。それを考えれば深海棲艦が冷たくてもおかしくはない。でもどうなのだろう? 私は手や腕、足、触手とバラバラになって死んだ深海棲艦の冷たさしかしらない。生きている深海棲艦に触ったことはない。暖かみがあるのだろうか? 深海のように冷たいのだろうか? そもそも生きている深海棲艦に触った者がいるのだろうか? いないだろう。そうだ、私が深海棲艦に触った最初の1人だ。
もうヲ級の真後ろ。アトランティスはさっ、とあわてず冷静に、そして静かにワイヤーをヲ級の首にかけた。触手を巻き込まないように、歯みたいなところに引っかけないように、注意して。
あとは力一杯締めるだけ、というところでヲ級が触手を首とワイヤーの間に入れてきた。気づかれたか。アトランティスは顔をしかめたが、冷静に対処する。
すでにワイヤーは首を一周して手元で交差している。このまま締めても良いのだが、確実性を求めて、アトランティスはそうしなかった。ワイヤーの端と端を左手と右手で持っている状態から左手と口で持つ状態に変え、自由になった右手で腰のナイフを抜いた。そして、そのナイフで首とワイヤーの間に挟まっている触手を切断した。蒼い血が切断面から迸り、アトランティスの顔を濡らした。血は温かかった。
痛みを叫ぶ余裕なんて与えない。口と左手で持ったワイヤーで首を思いっきり絞めた。ぎゅう、という締まる音がして、ヲ級がもだえた。そのもだえは数秒で止まり、ヲ級は糸が切れた操り人形のようにぐったりと崩れ落ちる。倒れて、音を立ててもらっては困るので、アトランティスは倒れるヲ級をとっさに支えた。失神してくれた今、首を絞め続けたら死んでしまうので、ワイヤーは緩ませる。死んでしまったら元も子もない。
受け止めた際、初めて深海棲艦の体に触れた。温かかった。体温がある。ヲ級は水着みたいな格好しているから風で冷えるのか、少し冷たく感じるが、深海や鉄のようにものすごく冷たいわけではない。深海棲艦も私も同じ。同じような存在。違うのは立場と人間を喰うか喰わないか、だ。しょせん、戦争はそんなもの。アトランティスは感動の裏に自分の冷淡さを感じた。
周りを見渡す。リ級もル級もツ級もホ級も何も気づいてはいない。アトランティスはコルモランの偽装スーツに向かって、笑いながらOKのハンドサインを出し、自分の偽装スーツに戻った。
ヲ級の手足をワイヤーで動けないように拘束し、叫ばれても困るので口にはガムテープを貼る。そうしたら後部座席に座らせて放っておく。
「ヲ級の拘束完了。ゆっくり離れよう」
アトランティスは喉頭マイクとヘッドホンをつけ、無線でコルモランに伝えた。了解、とコルモランが返事をする。
行きは良い良い帰りが怖い、なんて言葉が日本の方にはあるが、ここで気を抜いてはいけない。
航行速度を10ノットに落とし、相対速度8ノット差でゆっくりと深海棲艦から離れていく。このまま、気づいてくれなければ……と思うのだが、嬉しくないことにツ級が随伴してくる。アトランティス達がハ級に化けている、ということに気づいたわけではないだろう。気づいているなら、すでに撃ってくるはずだ。しかし、疑っている可能性はある。コウモリのように人間には聞こえない超音波で深海棲艦は会話しているのかもしれない。仮にそうだとすれば、アトランティスとコルモランは何の返事も返していないわけだから、疑うのも当然だろう。それにヲ級はいなくなっているわけだ。何かしら敵の攻撃やその類いを警戒するのも当然かもしれない。
『こいつ、どうする? 沈める?』
無線を通して、コルモランがパンツァーファウストの照準器を起こす音が聞こえた。アトランティスは慌てて制止する。
「今沈めたら、リ級やらル級の追撃も受ける。煙幕焚いたって逃げ切れなくなる。対潜警戒するような感じを出して、もっと距離を取ろう。パンツァーファウストは戻せ」
「そっか」
コルモランは少し残念そうに返事をした。パンツァーファウストの照準器を閉じたような音がした。コルモランは血気盛んなのは良いのだが、対艦戦闘になりそうになると先が見えなくなる傾向がある。史実で巡洋艦を沈めたゆえの思考回路なのか、冷静さが必要な仮装巡洋艦にとって少々致命的な性格である。
しばらくツ級に付き添われながら、そこらの海域を動き回った。別に何事もなく、時間が経っていき、それなりにル級やリ級の深海棲艦達とも距離が取れた。そんなときだった。
4つあるモニターの内、左側を表示するモニターが光った。左の方角は東南東でル級やリ級がいる方向だ。遅れて爆発音が聞こえた。
気づかれたのか? そうならばすぐに砲弾が振ってくる。しかし、砲弾の飛ぶ速さは音速より速いはずで、爆発音が聞こえるなら、もうすでに砲弾は降ってきているはずだ。
ツ級がばうばう、と鳴いて、東南東に進路を変えた。鳴き声はついてこい、という意味だろうか? しかし、ついていく義理はない。まだツ級が自分達の正体に気づいている様子はないし、もう少し状況を観察しよう、そう思った――――のだが、ヘッドホンにすさまじい大きさの雑音が走ると共にツ級が爆発した。いや、ツ級が爆発したのは表現としておかしい。ツ級の体表で爆発したというのが正しい。ツ級は爆発を受けて、10mくらい吹き飛んだ。
『まだ沈まないのか!』
コルモランの声だった。ポタポタという水音とただの棒になったパンツァーファウストの発射筒が海面に落ちる音、続いて新しいパンツァーファウストを手に取り、照準器を立てる音が無線を通して聞こえる。
コルモランが始めてしまった今、アトランティスとしても、ぼーっとしている暇はなかった。まだツ級は右腕を肩先から失っただけであり、戦闘不能に陥ったわけではない。すぐに反撃にしてくるだろう。
コルモランがまたパンツァーファウストを撃った。弾頭が寸分狂わず、起き上がりつつあるツ級に当たった――――――――――――いや、障壁で防がれた。爆煙の向こうに起き上がったツ級が見えた。コルモランはHEAT弾頭のパンツァーファウストではなく、HESH弾頭のパンツァーファウストを撃ったらしい。HESHは障壁を貼っていない状況で命中すれば、ほぼ確実に仕留められる弾頭だが、障壁を張られた場合、無効化される。
アトランティスはHEAT弾頭のパンツァーファウストを手に取った。障壁が張られようとHEATなら余裕で貫通できる。銃眼の蓋を取り、弾頭だけを突き出し、照準器を立てた。安全ピンを外し、照門と照星を重ね、ツ級に照準を合わせる。そして引き金を引いた。
特に大きな反動もなく、600㎜の鉄板を貫通できる能力を持ったHEAT弾頭が発射筒から離れ、ツ級に向けて飛んでいく。発射筒の反対側からはカウンターマスの塩水が勢いよく噴射され、偽装スーツの中を盛大に濡らした。
アトランティスが放ったHEAT弾頭もツ級が展開した障壁にぶち当たり爆発するが、弾頭内の内張金属がモンロー・ノイマン効果でユゴニオ弾性限界を越え、液体化。メタルジェットとなって、障壁を貫通した。メタルジェットはそのままツ級の腹に直撃し、大きな穴を開けた。
ツ級は腹にどでかい穴を開けたまま、海に倒れ、そのまま沈んでいった。
「コルモラン、S-323に帰るよ! 高速航行と共に煙幕展開!」
『……了解!』
くやしさをかみ殺したような声でコルモランが返事をした。偽装スーツのウォータージェット推進器2基を起動させてから、頭上にあるSマイン発射器の引き金を引いた。ぽん、という軽い音と共に煙幕弾が発射される。ぽん、ぽん、ぽん、ぽん、と4発連続発射すれば、そこらじゅう煙幕で覆われて真っ白だ。煙幕には金属粉も混じっており、チャフと似たような効果もある。まず深海棲艦は追ってこれないだろう。
アトランティス達は自身の速力と偽装スーツのウォータージェット推進も合わせた40ノットもの高速で離脱し、S-323に帰投した。
アトランティスとコルモランを回収したS-323は帰りの燃料などを補給するためにフランスのブレスト海軍基地に向かって、航行していた。
船内ではアトランティスとコルモランの艤装整備やパンツァーファウストのカウンターマスの塩水でびしゃびしゃになった偽装スーツの中身を洗浄したり、と少し忙しい。
「ごくろうさん、ほい、コーヒー」
「どうも」
「ありがとうございます」
艇長は椅子に座って休んでいたアトランティスとコルモランにコーヒーが淹れられたマグカップを渡す。
「できるかどうかわからない、と言っていた割には簡単にできたようだな」
「あっちは戦闘後でしたからね。熱っ」
猫舌なアトランティスは息を吹き、コーヒーを冷ます。一方、そんなことはないコルモランはコーヒーを冷ますアトランティスを横目で見つつ、ゆっくりとコーヒーを飲んだ。
「アトランティスが外に出ても誰も気づかないんだから、間抜けでしたよ。はい」
「まあ、詳しくは報告書を読むとしよう。捕獲したヲ級は?」
「あそこです」
コルモランが指を差した方向には手足がワイヤーで拘束されたままのヲ級が敷かれた毛布の上に横たわっている。まだ目覚めていないのか、動かない。すぐそばにはStG93ライフルを持った衛兵がいて、ヲ級を見張っている。
艇長はヲ級のそばに行く。しばらく眺めた後、衛兵に触って良いか聞き、さっきからまたく動きませんから、かまわないでしょう、と衛兵が答えると、しゃがんでヲ級の手を触った。アトランティスはコーヒーを冷ましながらその様子を見る。
艇長は手だけでなく、触手を触ってみたり、帽子の部分に触ってみたりする。そして首の部分に手を伸ばした。
脈でも診るのだろうか? そんな風に思いながら、アトランティスは再びコーヒーに口を付けた。温度はちょうど良いくらいになっている。
十数秒間、首に手を当てていた艇長はしゃがんだまま、アトランティスの方を向き、言った。
「アトランティス! こいつ死んでるんじゃないか?」
「えっ!?」
おもわず、まだ半分以上もコーヒーが残っているマグカップを落としそうになる。どうにか両手で持ち直し、アトランティスはヲ級の元に駆けつけた。
「死んでるって、そんな」
ヲ級の手を持ってみる。冷たい。それはさっきまで熱いコーヒーの入ったコップを持っていたから、そう感じるのか? こいつを捕らえたときだって皮膚は少し冷たかったじゃないか。今はマグカップを持っていたせいで手が温かくて、相対温度の分、冷たく感じるだけじゃないのか?
「脈がない。ヒト型の深海棲艦は人間と同じように首に大動脈が通っているんだろう?」
「そう、らしいですけど……」
心臓もあれば、脳もある。だったら蒼い血が通う大動脈だってあるのだ。だから深海棲艦の皮膚はこんなにも青いのだ。
アトランティスは首に手を当てた。
脈はなかった。
「そんな……!」
なぜだ、なぜだ、なぜだ。ふと、首に肌よりも色の濃い跡のようなものが目に入った。ワイヤーで締めた跡だ。
「締めすぎたんじゃないの?」
アトランティスは後ろからの声にビックリして振り向く。コルモランだった。
「気絶させるのにどれくらい締めればいいか、なんて私達知らないもんね。アトランティス、締めすぎちゃったんじゃない?」
アトランティスはあのときを思い出す。確かにどれくらいの手加減をしたらいいか分からなかった。でも首を絞めても脈がちょっとでも止まれば脳に血がいかなくなって気絶はする、という話だし、なにしろ相手は深海棲艦だ。下手にゆるく締めて気絶せず、反撃を喰らっても困るし、きつく締めても深海棲艦なんだから大丈夫だろう。そう思った。
「確かに締めすぎたかも……」
しばらく、沈黙が流れた。アトランティスはわなわなと震え、コルモランはちょっと言い過ぎたかなー、と目を脇にそらしながら、コーヒーを飲んでいる。StG93を持った衛兵はうわー嫌だなーこの雰囲気、と思いつつ何も言わず、艇長もまた黙っていた。
コルモランがコーヒーを飲み終え、アトランティスのコーヒーが少しぬるくなったころ、
「うむ」
艇長が沈黙を破った。
「今回は死んでしまったわけだが、五体満足で回収できた深海棲艦の死体もそうないわけだし……まあ、次頑張ろう」
だいたい手に入る深海棲艦のサンプルは手だけとか、足だけ、首だけ、という具合であり、五体満足なサンプルは全くないと言っていい。今回は腕も足も首も胴体も残ってくっついているヲ級だ。
死んでいるわけだが、ヲ級の完全体のサンプルが手に入ったのは十分な成果だろう。こっちは生きている。またやれるさ。そうだろう? アトランティス。
艇長はそんな具合にアトランティスを慰めた。
インディゴ作戦は「深海棲艦を生きたまま捕獲する」という作戦目標を達成できなかったが、五体満足な
深海棲艦の研究する者達にも深海棲艦のランク付けというのがある。最低ランクは駆逐艦クラスのイ級で最高位は鬼や姫といったクラスである。ヲ級というのは鬼や姫の次に高いランクの深海棲艦なのだ。
その理由は2つ。1つが高い知能。もう1つが航空機運用能力である。
深海棲艦がどのように航空機を生産し、またそれを飛ばしているのか。これはほとんど分かっていない。砲弾精製の仕組みならば、真珠のように鉄の成分が何層も何層も重なってできることがわかっているのだが、深海棲艦航空機はどうやって生まれるのか、どうやって飛ぶのすら分かっていないのだ。
サンプルを確保しようと思っても、空母クラスは脅威度が高く、真っ先に撃破されるため、回収が難しく、回収できたとしても肝心の頭の部分が吹っ飛んでいる、という状態が多いからだ。それを考えると五体満足のヲ級は喉から手が出るほど貴重な存在なのである。
しかし、研修者達は歓喜してもヘルター総司令は満足しなかった。ヘルターが求めたのは「生きた深海棲艦」であり、「五体満足の死んだ深海棲艦」ではない。
ヘルターはインディゴ作戦の一時停止を命じたものの、一部の潜水艦娘に深海棲艦捕獲作戦「ゲルプ」を発動していくのだった。
ちなみにアトランティスが捕獲したヲ級の死んだ理由は呼吸や脳の血流が阻害されたことによる
Q.仮装巡洋艦自体の武装を一切使用しないぞ! どういうことだ!
A.作者の私にも分からない。貫通力とか自体は現代兵器の方が優れているから……まあ、そうねぇ。短時間に確実に仕留められる方がいいじゃない。きっとそういうことだよ。
Q.血が蒼いって本当にあるの?
A.ある。タコの血液は実際に青い。タコはヘモシアニンという銅が人間でいうヘモグロビンと同じ働きをしている。酸化すると青くなる。
Q.現代兵器使えるのなら、艦娘いらなくね?
A.深海棲艦はレーダーに映りにくい。よってレーダーにはあまり映らないからミサイルの誘導が難しい。艦娘のレーダーは特別。語ると長くなるのでこれくらいで。
Q.アトランティス達が離れた後、ル級達の方で爆発があったけど、あれなに?
A.イギリス海軍の潜水艦艦娘が攻撃し、ル級達に魚雷が命中した爆発。離れるのが遅ければアトランティス達にも当たっていたかもしれない。
これで第一部終了。第二部は少し間を開けて投稿したいと思います。
ではシャクティ風な第二部の予告。
ついにジブラルタル海峡攻略作戦「ヘラクレス」が開始されます。地中海の入り口で艦娘と深海棲艦が激しく砲火を交わし、アトランティス達も深海棲艦の補給線を妨害するために出撃します。しかし、敵の護衛部隊は強力で…………。そんな中、停止されていたインディゴ作戦が再び発動されます。そして、それは次に艦娘同士が戦い合う狂乱の光景になったのです。
第二部「地中海」。見てください!
そして次回予告。
ジブラルタル攻略作戦「ヘラクレス」が始まる前に、アトランティスは休暇が与えられました。馴染みの喫茶店でコーヒーを飲むアトランティス。その喫茶店で1人の不遇な艦娘と出会ったのです。
次回、「帝国の戦艦との休暇」。見てください。