話数によって長さがバラバラで、世界観の統一性も無いですが、楽しんで見ていただけると感無量という感じです。
あと、誤字脱字もあるかもしれませんがお気にせずに!
後は……自分の趣味や妄想がタップリ詰め込まれていますので、読みながら(あぁ、主はこういうのが趣味なのかな)と思ってください。
また、なるべく投稿は早くすしたいです!
~プロロ~グ~
「はぁ……今年から若霧魔法学園に入学かぁ……」
馬車に揺られ深い溜息をつく少年、月詠冬風。今年から若霧魔法学園に入るため、色々手続きをするために学園へ向かっている最中である。
広大な海のど真ん中に位置する大きな島。人口は約1億人あまりという大規模な島である。
名前は(ユスティア王国)
この世界では魔力を生まれ持ったものは必ず妖精と契約させられる。魔力を持っていない人間は契約できないため、普通に暮らしていることが多い。少し魔力値の高いものは精霊と契約できる。その魔力を調べる装置を王都で開発し、ユスティアの各地へ送られた。
単位はベクル(Bcrx)である。
ユスティア国内の王都、フィリアス。それぞれの首都に若霧魔法学園の分校があり、本校はフィリアスに有る。若霧魔法学園とは、生まれ持った魔力の使い方を教えてくれる学校である。その為、魔力を持ったものしか入ることは許されない。そのフィリアスの魔法学園に入学する少年、月詠冬風は生まれながらに計り知れないほどの魔力を内に宿して生を受けた少年である。
「……母様、僕はどうしたら良いでしょうか」
今にも泣きそうな声で呟きながら、胸元のペンダントのクリスタルを握りしめた。
冬風の故郷では他では取れない鉱石(エーテルクリスタル)という、魔力を吸収し、蓄えておくことが出来る鉱石である。今ではあまり出回っていない希少なクリスタルである。市場では希少なため少数しか出回っていない。
冬風が持っているクリスタルは太古に取れたクリスタルということで(エンシェントクリスタル)と呼ばれている。
冬風の母、月詠春音はこのクリスタルを家の裏にある山の奥の祠の結界の中で発見し、ネックレスに加工してもらい大切につけていた。しかし春音は重い病を患っており、冬風が3つの時に無くなった。
冬風の父、月詠龍彦は冬風の実の兄である月詠秋水が6つに剣術の極意を全て教えた後、急用があるとかで家を出てそのまま行方不明になった。
実質冬風と秋水は5つしか離れておらず、母親を失ったことになる。身寄りなどは1人だけ心当たりがあるが、遠くて気軽に行ける所ではない。それなので2人だけで生きてきた。
僕は電車に揺られながら、強烈な眠気に襲われた。なぜ僕が若霧魔法学園に入学するかというと、僕の伯父にあたるらしい現ユスティア国王、渚彦道という人が僕に入学を推めてきたのだ。多分原因は……例の事件のことを兄の秋水に聞いたのだろう。伯父様は情報に関しては伝わるのが早いからな……。
「……!……ちゃん!」
「……んぅ?」
「兄ちゃんや、目的の街についたぞ!」
冬風は、馬車のお爺さんの声によって眼が覚めた。
如何でしたか?
後で見直したら、しつこく押した部分もあったと思います(苦笑)
街の治安の方ですが、至って普通なので御心配なさらずに
それでは、次の話で会いましょう!