サカキ(cv小山 力也)
前回のグレンジムの戦いに勝利したアンバー。彼が持つバッジの数は7つとなり、残すは1つとなった。その1つを手に入れればカントーのジムは全て制覇したことになり、ポケモンリーグへの挑戦権を得ることになる。
しかし、最後のジムリーダーこそが正真正銘最後の難関と言っても過言ではない。最後のジム……トキワジムのジムリーダーは地面タイプの使い手である。その名を、サカキ。彼はジムリーダーであると同時に、ロケット団……所謂悪の組織のボスでもあるのだ。
「邪魔する奴はコイキング1匹でダウンさー!!」
「コッ!! (御主人様に使われるなら、私は本望でございますっ!!)」
【ぎゃああああっ!?】
そんなことを知ってか知らずか、アンバーはタマムシからヤマブキを通ってクチバに向かい、ディグダの穴と呼ばれる洞窟を通ってニビシティの近くに出た後、コイキングで道を塞ぐ細い木と野生のポケモンと挑んでくるトレーナー達ををばったばったと薙ぎ倒しながらトキワシティへとやってきたアンバー。向かう先は当然、トキワジムである。
そして辿り着いたトキワジム。このジムのギミックは、分かりやすく言うなら“上に乗った存在を矢印の方向へ強制的に移動させる床”と言ったところだろうか。しかも何故か乗った存在が回転するというおまけ付きである。酔わないのだろうか。さしものアンバーとて、強制的に移動させられてはどうにもならない……。
「回れまーわれメリーゴーラン!! もう決して止まらぬように!!」
「ココココッ!?」
【ぎゃああああっ!! こいつ滅茶苦茶過ぎる!?】
そんな訳がない(知ってた)。アンバーは床に乗った瞬間にコイキングを持ち、ジャイアントスイングしながら移動した……するとなんという事でしょう。チャレンジャーを待ち構えていたジムトレーナー達が次々と上げてとコイキングにぶつかって吹き飛ばされていくではありませんか。圧倒間にジムトレーナーの視線が気にならない、開放的な空間に仕上がりました。
そんな風に物理的にジムトレーナー達を薙ぎ倒したアンバーは、少ししてサカキの前に辿り着く。サカキが冷や汗をかいているような、口元がひきつっているような気がするが気のせいだろう。
「うっぷ……あ、あんたが……うぶっ……ジムリーダー、か?」
「……そうだ。トキワジムジムリーダー、サカキと言う。そういう君はアンバーだろう? 話は聞いている」
「だっ、だったら話は早っぐ……おぶっ……!」
「……誰か袋を持って来てやれ」
━ 少々お待ちください ━
「チャレンジャーアンバー、あんたのジムバッジを貰いに来たぜ」
「いいだろう。君の挑戦、受けてたつ。行け、サイホーン!」
「ホーン!」
気持ちを入れ換えた2人は、先程の出来事などなかったかのように相対する。サカキの手持ちは今までのジムリーダーの中で最多の5体。最初に繰り出したのはサイホーン……鈍色の体は見た目通りの頑丈さを誇り、その力強さもまた見た目相応だ。
「お約束のコイキック!!」
「コッ!?」
「ホ……ンンンッ!!」
「なん……だと……?」
そしていつもの如くコイキングを蹴り飛ばすアンバー。相も変わらず情け容赦躊躇後悔の全てが存在しない行動だが、蹴られている本ポケが悦んでいるので何の問題もない……が、別の問題が起きた。
今まで何体ものポケモンを一撃の下に下してきたコイキックを、サイホーンは壁際まで押し込まれつつも耐え抜いた。耐えられたことが予想外だったのかアンバーは目を見開き、跳ね返ってきたコイキングを掴みつつニヤついているサカキを睨み付ける。
「……“がんじょう”か」
「そうだ。サイホーンのとくせい、がんじょう……一撃で全ての体力を削られる場合に限り、1度だけ耐え抜く。“じわれ”のような一撃必殺も効かん」
サカキの言った通り、サイホーンには“がんじょう”というとくせいがある。ゲームにおいては体力が満タンの場合に一撃で瀕死に至る攻撃を受けた場合に体力を1残して持ちこたえ、一撃必殺が効かないというとくせいである。サカキのサイホーンもとくせいがそのがんじょうであり、本来なら瀕死となるところを持ちこたえた、ということである。
「じゃあもう一撃当てたら耐えられねえじゃん」
「コッ!?」
「まあ……その通りだ」
「ホンッ!?」
そう言って再びコイキングを蹴り飛ばすアンバー。蹴られたコイキングは真っ直ぐサイホーンに向かい、ガツンッと音をたてて直撃し、サイホーンは目を回して倒れた。サカキはこの結果を分かっていたのか、どこか哀愁を感じさせる笑みを浮かべてサイホーンをボールへと戻す。
「さて、では次々といこうか。行け、ダグトリオ」
「ダグダグダグ!」
続いてサカキが繰り出したのは、ディグダというポケモンが3匹いるかのような姿のポケモン、ダグトリオ。別に地面の中にマッチョな肉体があったりはしない……多分。初代グリーンバージョンではマチス戦で本当にお世話になりました。
「ダグトリオ、“あなをほる”」
「コイキング、“とびはねる”!」
お互いのポケモンが命令に従い、地面へ空中へと動く……しかし、コイキングは攻撃の為ではなくアンバーの元に戻るためだ。そうして空から帰ってきたコイキングをアンバーは……受け止めることなく、その場から後ろへと跳んだ。
「コッ!?」
「ダグー!!」
コイキングが“なぜ!?”と思ったのも束の間。アンバーがいた床がひび割れ、その下からダグトリオが飛び出してきた。当然コイキングはダグトリオのヘディングを避ける術などなく、再び宙を舞った後にべちゃっと床の上に落ちた。
「……随分と汚ぇ真似するんだな。ジムリーダーさんよ」
「なに、コイキングの着地を狙った攻撃の先が偶然君の足下だった……それだけのことだ」
いけしゃあしゃあと……と内心で毒づくアンバーだが、サカキの言うことは別に間違ってはいない。だからと言って許せるかどうかは別問題であるが。勿論、アンバーが許すハズなどある訳がない。
「コイキング、“とびはねる”だ!!」
「無駄なことを……ダグトリオ、“あなをほる”」
怒りで声が大きくなるアンバーに所詮は子供かと失望するサカキ。ロケット団のトップである彼は傍若無人でポケモンに容易く暴力を振るえ、人外染みている身体能力を誇るアンバーを高く評価し、あわよくばロケット団に勧誘する心算だった。
しかし、こうも怒りやすく感情を制御出来ないようでは、仮に入ったとしても何かの拍子で裏切られるかも知れない。他の雑魚団員ならいざ知らず、アンバーのような人間に裏切られると多大な被害が出るだろう。
(悪いな青年……君は、私にとって邪魔な存在なのだ)
黒い笑みを浮かべ、サカキはアンバーの殺害、そうでなくともトレーナー生命が失われる程の重症を負わせる決意をする。ここから先は、先程のダグトリオのようにアンバーを事故に見せ掛けて攻撃を加える……と考え、再びアンバーがコイキングを手に取ろうとした時だった。
「ワーニワニパーニーック!!」
「コココッ!?」
「ダベベベッ!?」
「なにぃっ!?」
その場で跳んでコイキングを手にしたアンバーは足下から出てきたダグトリオを回避し、ダグトリオの3つある頭をコイキングで一瞬の内に同時に叩いた。なんかダグトリオの目玉が飛び出る程に伸びたり鼻水が凄い勢いで噴き出したりしたような気がするが気のせいだろう……因みに、アンバーは別にスバメを切り裂こうとしたりオオスバメを切り裂こうとしたりしたことはない。勿論燕もない。
「おっとわりぃ慌てて手を振り回したら偶然ダグトリオに当たっちまったいやー事故って怖いなー」
「そんな一息に棒読みで言って納得する人間はいないだろう。それにしても……」
コイキングを肩に担ぐようにしながらニヤニヤとした笑みを浮かべて棒読みでそんなことを宣うアンバー。その足下には3つの頭にそれぞれタンコブを作ったダグトリオが倒れている。サカキの額に青筋が浮かぶが、自分とてルール無用の悪の組織のボス。違反だなんだと言うことはない。
しかし、彼の意識を変えるには充分だった。最早スポーツのようなバトル中での事故を装って……みたいなまどろっこしいことはしない。幸いにもアンバーのジャイアントスイングの被害で自分達以外に意識がある人間はいない……今のうちに息の根を止めれば、目撃者もいない。冷酷な犯罪者としての顔を、サカキは覗かせた。
「私は、まだ君のことを舐めていたようだ……ここからは文字通り、殺す気で行かせてもらおう。行け、サイドン!」
「サイッドン!!」
ダグトリオを戻してサカキが繰り出したのは、最初に出したサイホーンの進化した姿であるサイドン。四足歩行から二足歩行になり、ドリルのように回転する角を持つポケモンだ。固い岩盤を容易く砕くその角は、人間の体などあっという間にひき肉か蜂の巣になるだろう。
「サイドン……“つのドリル”!!」
「ドォォォォン!!」
コイキングを手に持つアンバー目掛けて、サイドンは角を回転させながら突撃する。使用するポケモンのレベルと同じ、或いは下のポケモンにしか通じない……が、当たればどんなポケモンであっても一撃の元に地に伏す技が存在する。それこそが“いちげきひっさつ!!!”。その1つが“つのドリル”。その死神の鎌と呼ぶべき突撃を前に、アンバーは……。
「コイキングガード!!」
「コオオオオッ!?」
「サイ、ドン!?」
「な……にぃっ!?」
あろうことかコイキングを横向きに前に出し、何の躊躇いもなく盾にした。ギャリギャリという音と火花が散りまくっているが、アンバーは1歩も引かずに留まる……コイキングを盾にして。
サカキは驚愕する。ポケモンの突撃を受けて1歩も引かないアンバーもそうだが、何よりもサイドンの“つのドリル”を受けて瀕死にならず、しかも貫通すらもしないコイキングのあまりの強固さに。その状況が示すのは、たった1つのシンプルな答え。
(あ、あんな雑魚ポケモンが……私のサイドンよりもレベルが高い、だと!?)
直撃している、なのに倒れない。ならば答えは1つ……サイドンのレベルよりもコイキングのレベルの方が高い、只それだけのことだった。
「ギャリギャリうるせええええっ!!」
「コッ!?」
「ドンッ!?」
「本当に……無茶苦茶だな」
盾にしたコイキングを振るってサイドンを弾き、まるでハリセンで頭を叩くかのようにサイドンの頭をコイキングで叩いてその顔を床が砕ける程にめり込ませるアンバー。なんか角が欠けたような気がするがこれも多分気のせいだろう。
サイドンをボールに戻すサカキの顔に苦笑が浮かぶ。まさかある種、これ以上ない程の理不尽(レベル差)によって最強の一撃が無意味なモノになるとは露程も思っていなかっただろう。ましてや悪人である己の殺意を込めた一撃、それをこんなギャグ漫画のような展開で返り討ちに合ったのだ、苦笑いもしたくなる。
「戻れサイドン。ニドクイン、行け!」
「ニドーッ!」
サカキがサイドンを戻して新たに繰り出したのは、青い体と短くも毒を持つトゲと角を持つポケモン、ニドクイン。正直に言って、サカキはこのポケモンでコイキングを倒せるとは考えていない。それだけコイキングのタフさは桁違いで、アンバーは何をしてくるのか本当に全く全然何一つ理解不能なのだから。
しかし、ある程度予想が出来ることがあった……というよりも、今までのアンバーの情報を見る限りはほぼ行われる行動があった。
(アンバー。君は手元に、或いは近くにコイキングが入れば、相手がポケモンを出した時点で奇襲をかけてくる。だから1つ、手を打たせてもらった)
「クイーンなんざ敵じゃねえな。つーことで行ってこいコイキング!!」
「コッ!?」
「ニドクイン!!」
「ニドグフッ!?」
かくしてサカキの予想は当たり、アンバーはニドクイン目掛けてコイキングを投げ付けてきた。心なしか今までで一番速く力のある投擲だったような気がする。
サカキは叫ぶ。彼は悪人である。しかし地面タイプのエキスパートとしてジムリーダーを任され、トレーナーとして研磨し、ポケモンを育て上げた。ポケモンもまた、主であるサカキと共に過ごしてきた。
故に、サカキは信じた。己の修練を、己のポケモンを。そしてニドクインは応えた。己の主の為に。己の主と費やした時間を嘘にしない為に。
「“カウンター”!!」
「ニッドオオオオッ!!」
「ゴフッ!?」
“カウンター”。相手の直接的な攻撃を受けた後に倍にして返すという文字通りのカウンター技。人外級のアンバーに蹴られたコイキングを受け、耐えたニドクインはそのダメージを倍にしてコイキングへと叩き付け、床に沈めた。
勝った……サカキはそう確信する。何せ今の“カウンター”はニドクインが体力ギリギリまで耐えたダメージを倍にして返したのだ、如何にアンバーのコイキングが非常識なまでのタフネスを誇るとしても、とても耐えきれるモノではない……しかし、サカキは1つ計算ミスを犯していた。
「俺のご褒美を倍にして受けられるたぁ、コイキングも幸せな奴だなぁ……おら、喜んで“じたばた”しろや」
「ココッ!! ココココッ!! (そう、今のダメージは倍になった御主人のごほーび!! ならばこのコイキング、後10年は戦えます!!)」
「ニ、ニドォ……」
「しまった、あのコイキング……情報ではドMだった……っ!」
このコイキングはドMである(アンバーからの攻撃に限る)。そしてアンバーの言葉ならそれを信じる。例え相手の攻撃によってのダメージだとしても、アンバーが自分の暴力(ご褒美)を2倍受けたと言えばそれはコイキングにとって悦びでしかないのだ。思い込みってスゴいよね。
そしてその悦びを“じたばた”で目一杯表現したコイキング。体力ギリギリだったニドクインはその“じたばた”を受け、ぱたりと倒れた。これでサカキの手持ちは残り1匹。故に彼は、その1匹に全てを託す。
「すまない、ニドクイン……アンバー君。今から出すポケモンは、君との戦いに終止符を討つに相応しいポケモンになるだろう」
「そうかい……なら早く出せよ。返り討ちにしてやる」
「言われなくとも。行け!! ニドキング!!」
「ニドオオオオッ!!」
現れたのはニドラン達の王、ニドキング。ニドクインとは違って毒々しい紫色の体と鋭く長い角、一目で力強いと分かる体躯は、ニドラン達の王に相応しいだろう。
「……キング……だぁ?」
それが、アンバーの逆鱗に触れた。
「気に入らねえ……気に入らねえぞ!! ニドキング! ヤドキング! ケッキング! キングドラにキングラー!! どいつもこいつも“キング”を名乗りやがって気に入らねえ!!」
(え、なんでいきなり怒ったの。最近の子供って怖いな)
「いいか! 耳の穴かっぽじってよーく聞け!!」
激昂したアンバーにサカキが内心で怯えるが、そんな事はおくびにも出さない悪のリーダー。やはり年季が違うということだろう。
それはさておき、アンバーは右手の人差し指を伸ばして天を指すように掲げ、降り下ろした後にコイキングを指差す。自信満々に、傲岸不遜に、威風堂々と叫ぶ。
「キングは1匹! このコイだ!!」
「コホー……コホー……」
「……」
「……」
指差したコイは、“じたばた”で疲れていたのだろう……ピクリともせずに呼吸することに専念していた。
「かっこよく決めさせろや!!」
「コッ!?」
憤怒の形相で道具を投げつけてコイキングにツッコミを入れるアンバー。投げたアイテムが“かいふくのくすり”であり、蓋が開いていたので中身がぶちまけられ、その中身を浴びさせてちゃっかり回復させていたのは流石と言うべきか。
「……コホン。君のそのキングへの謎の拘りは……うむ。ニドキング、“じしん”!!」
「ニドオオオオッ!!」
「コッ!?」
何とかアンバーに言葉を返そうと大人の対応をしようとしたサカキだったが結局何も出なかったので誤魔化すように技を指示する。ニドキングはその指示に従って跳び上がり、全体重を使って“じしん”を引き起こした。その揺れはコイキングを打ち上げ、地面タイプ最高峰の威力からなるダメージをその身に与えた。
しかし、ここでサカキは自分の技の選択が誤りであったことを悟る。なぜなら、コイキングが“アンバーの方へと”打ち上げてしまい、アンバーがニヤリと笑みを浮かべ……飛んでくるコイキングを蹴るために足を後ろへと下げてていたから。
「コイキング!!」
「コッ?」
「蹴る……と見せかけて殴る!!」
「コッ!?」
「しまった! 騙された!!」
「ニドグフェア!!」
「ニドキーング!?」
すっかりアンバーをコイキングを蹴るモノだと思い込んでいたサカキは虚を突かれ、ニドキングへの指示が遅れてしまう。見事なまでの“だましうち(トレーナーにも効く)”の攻撃としてコイキングはニドキングの顔にめり込み、その角と牙と顔の骨を折りながら壁まで吹き飛ばした。
勿論ニドキングは戦闘不能。それどころかポケセンで緊急治療が行われる程の重症である。この後サカキは自分に勝利した証であるグリーンバッジを引き吊った笑みを浮かべつつアンバーに渡し、ニドキングの治療もあってしばらく悪事を働くことなく大人しくする羽目になったという。
「あの程度でキングとは笑わせてくれる。やっぱりコイキングがナンバーワン」
「頼むから2度と私の前に現れないでくれ……」
こうして、アンバー第8の戦いは幕を閉じた。敵は巨悪の権化として立ちはだかり、強大な大地の力でアンバーを苦しめてきたが、彼はパートナーと協力して紙一重で勝利を掴み、カントーのジム全てを制覇することが出来た。しかし、これで物語が終わった訳ではない。物語はジム戦からポケモンリーグへと移り、新たな戦いの火蓋が切って落とされることになるのだ。
頑張れアンバー! 負けるなコイキング! 500円の魂を引っ提げて、目指すはポケモンマスター! さあ! 右手の人差し指を伸ばし、天高く掲げて叫べ!
キングは1匹! このコイだ!!
「この後、Rの文字がプリントされた黒服の集団に“ボスの仇!!”と襲われたがコイキックで残らず返り討ちにし、男は裸で吊るして女は“おしおき”しておいた」
【だめぇ……こんなの知ったら……もうロケット団に戻れないのぉ……♪】
『旦那様が無事で良かった……ポケモンリーグに行く前に是非我が家に“帰ってきて”下さいね? お祝いしますから♪』
『殿! おめでとうございます!!』
「随分と女性団員が減ったような……?」
なぜギャグを書いているのにシリアスが混じるのか←
それはさておき、次回からは四天王戦となります……今回が最後のにゃんにゃん回かもしれませんねぇ。四人で終わるか、初代よろしく5人目も入れるか悩みますが……ラストを赤帽子か孫か女の子にするか悩みます。
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