東方蛇狐録~超古代に転生した俺のハードライフな冒険記~   作:キメラテックパチスロ屋

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誇りを捨てれば獣になったも同然

by白咲楼夢


蛇狐のぶらり旅

 

 

楼夢side

 

あの日、ルーミアに調教?されてから数ヶ月の時が流れた。どーも皆さん『いつもニコニコ貴方の隣に這いよる混沌、白咲楼夢でーす』...................

滑ったな、今の。いやマジで。という事で今の事は忘れて下さい。ていうかメッチャ恥ずかしい。今度からはこういうのやらないようにしよう。

 

 

取り敢えず現在俺は森の中に居る。......へ?最近森の中によく行くねだって?しゃーねーだろ今の時代では自然の開拓なんてされてないんだからあちこち山や森だらけですよ。そんな事より疲れた。旅先では空を飛ぶのは極力控えている。何故かって?それは自然の景色を見て楽しむ為である。あと空を飛んで行ったら旅をしている気分になれない。雰囲気というのは大事なんだよワトソン君。......やべぇ、今のも滑った。どうやってこの空気を誤魔化すか。

 

 

 

 

ーー野生のスライム?と狼っぽい妖怪が現れた

 

「お、ちょうどいい所に」

 

何故かド●クエっぽくなっちゃってるが気にしない、気にしない。

 

ーースライム?の攻撃......ミス!スライム?は木にぶつかり目を回している。

 

「何やりてぇんだ?お前?」

 

ーー楼夢の攻撃「まあいい、喰らえ 狂華閃十九奏『スライム斬り』」

 

スパッ!

 

スライム?に999のダメージ。スライム?は綺麗に二つに分かれて死に絶えた。......ちょっと表現怖いな。狂華閃十九奏『スライム斬り』は丸い物ならなんでもスパッと斬る事が出来る。名前に関しては何も言わないで下さい。

 

ーー狼っぽい妖怪の攻撃......楼夢はひらりと躱した。

 

「んなもん当たるかよ!」

 

ーー楼夢の攻撃「はい、さよなら 狂華閃二十二奏『バーベキュー斬り』」

 

ーー会心の一撃。狼っぽい妖怪は文字通りこんがり焼かれて死んだ。後で食えるかな?これ。

狂華閃二十二奏『バーベキュー斬り』は刀に炎を纏い、美味しく焼き切る技だ。この技の長所はなんと肉を焼いたりする事も出来るのだ。故に『バーベキュー斬り』と言う名なのだ。俺は軽く朝食を食べた後、旅を再開する。何を食べたかって?皆様のご想像にお任せします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しばらく歩くと森を抜ける。そして俺は辺りを見回す。......ふむ、どうやら近くに村があるようだ。だが何か村が騒がしいような......あっ村が妖怪達に襲われているジャマイカ。俺は『人間状態』になり村へと急ぐ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「破道の三十二『黄火閃』」

 

俺は黄色の炎の光線で村の入口に居た妖怪達を吹き飛ばす。案外モロいな。

 

「ああん。何だテメェ!」

 

一人の妖怪が俺に向かって叫ぶ。五月蝿いな。だからこういう雑魚(ゴミ)共の相手は嫌なんだよ。

 

「テメェみたいな下級戦士に名乗る必要あるか?」

 

「何だと......殺す!」

 

俺はド●ゴンボールのベ●ータみたいな言い方で奴等を挑発する。案の定上手くかかってくれた様だ。

 

「花炎『狐火開花』」

 

空に描かれた花が散り、その一つ一つが雨の様に降り注ぐ。妖怪達(下級戦士達)は五月蝿い程に断末魔を上げ、倒れていく。

 

「......所詮雑魚は雑魚か......」

 

俺は村が無事かどうか確認しに行く。すると

 

「おお、救世主様、有難うございます」

 

「What???」

 

何故か村人達はDO☆GE☆ZA☆しながら俺にお礼を言っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「......成程ね。大体理解した」

 

俺は現状を理解しようと村人達に質問した。そして大体の事情を理解する事が出来た。

 

まずこの村は最近妖怪達の攻撃を受けていて壊滅寸前、そんな時に俺が『ショータイムだ』と言いながら妖怪達を瞬殺したのを見た村人達は俺を英雄扱い、というわけだ。成へそ、通りで村人達は俺を救世主呼ばわりしているわけだ。だがちょっと救世主様と呼ぶのはやめて欲しい。

 

「どうでもいいんだけどさ。その救世主様って言うのやめて欲しいんだが。......ああ申し遅れた。俺の名は白咲楼夢、只のしがない旅人だ」

 

「楼夢様ですか......分かりました後で儂の家に来て下され。話したい事があります」

 

この村の村長さんっぽい人がそう言う。まあ取り敢えずやる事ないし村長さん家に行きますか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「取り敢えず話と言うのは、先程も話した通り、妖怪達の事についてです」

 

現在俺は村長さん家で話をしている。成程、やはりそっちの話か。

 

「このままでは我が村はいずれ滅びてしまいます。そこで楼夢様にお願いしたい事があります。どうか村の近くにある山へ行き、そこに居る妖怪達の親玉を倒してくれませんか?」

 

は~あ、一言言うとメンドクセェ。だけどこれをほっとく程俺は冷たくない。というわけで

 

「ああ、いいよ」

 

「ほ、本当ですか?」

 

「まあ、うん」

 

「有難うございます、楼夢様」

 

俺は依頼を軽く引き入れ、村長さん家を出る。

 

「さてと、頼まれたからにはちゃんとやらないとね」

 

俺はそう呟き、村を歩く。......そういや、俺は何処に泊まればいいんだ?

 

 

 

 

 





いや~前回に続き、今回もネタを多めに書きました。特に『スライム斬り』と『バーベキュー斬り』は多分出番が結構多いと思います
さて次回、楼夢さんは村の為に山を登る。そこで待っているものとは?お楽しみに。

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