東方蛇狐録~超古代に転生した俺のハードライフな冒険記~   作:キメラテックパチスロ屋

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ヒトにはそれぞれ好きな事と嫌いな事がある

by白咲楼夢


激戦の後始末

 

 

楼夢は近くにあった岩を椅子の代わりにして座る。

 

現在、楼夢はルーミアとの死悪意を終え、疲労していたので休んでいた。

 

いやちょっとマジで俺の体がヤバイ事になっている。詳しく言うと、まず体中を槍や剣で貫かれたせいで出血量がハンパない。そうトマトジュースが作れる程である。

次に俺の左腕がバッサリと切り落とされている件について。これは先程の件よりもヤバイ。今迄腕を切り落とされた事なんて無かったからメチャメチャ痛い。

 

そんなことを考えると、楼夢はまず戦いで破れた服を、最後に残った妖力で直した。

 

そして、楼夢は妖力不足となり力尽きた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「知らない天井だ、って天井なんて無いと言ってるだろ。何回このネタ使えばいいの俺?」

 

目が覚めた時には視界には綺麗な青空が広がっていた......とは行かなくて代わりに綺麗な夜空が広がっていた。

それにしてもルーミアはどうしたんだろうか?流石に起きているとは思うが一応探しておくか。

 

 

 

 

「はい結論、まだまだグッスリ眠って居ました。まあ俺のほぼ全ての妖力と霊力を込めた一撃を受けて死ななかっただけで結構凄いんだけどね」

 

そんな事を考えていると、ルーミアがどうやら起きたみたいだ。

 

「おーい大丈夫か?死んでねえか?」

 

「死んでたまるか!!」

 

中々キレのあるツッコミである、と楼夢は思う。取り敢えずは『大丈夫だ、問題無い』と言う所みたいだ。

 

「どういう意味よそれ?......まあいいわ私は負けたのよね?」

 

「まあそう言う事になるな」

 

「まあいいわ。......さあ私を殺すなり、犯すなり好きにしなさい」

 

「What?」

 

「だから私を殺すなり、犯すなり好きにしなさいと言っているのよ」

 

「いやいや殺すのはとにかく犯すって何?」

 

「えっ、犯すってあんな事やこんな事をに決まってるじゃない」

 

ルーミアぇ......そんなキッパリ言われても困るよ。......ていうかルーミアってヤッパリ痴女じゃん。

 

「俺にそんな趣味は無いのでな。お断りするよ」

 

「最近性欲が溜まっててね。残念ながら貴方に拒否権は無いわよ」

 

「へっ、それはどういう意味だ?」

 

「ちょうどいいわ。貴方が本当に男か確かめる事が出来る」

 

「質問に答えて!いやマジで!」

 

何かいやな予感がする。取り敢えず

 

「逃いぃぃげるんだよぉぉ!!!」

 

「逃がすとでも?」

 

ヤバイヤバイルーミアメッチャ速ええ。このままじゃ追い付かれる。

 

「全☆速☆前☆進☆だ!!!」

 

俺はまるで風の様に速くなる。どうや、ワイの全速力は!

 

「『バニシング・シャドウ』」

 

「しまった!?」

 

俺はルーミアに捕まり仰向けにされる。しまったルーミアにはそれがあった。

 

「ふう。やっと捕まえたわ」

 

「ちょ待てルーミア触るな!それに俺は体中血だらけだぞ!」

 

「クスッ、血だらけの体も中々良いわね」

 

「おいちょルーミア何人の服を勝手に破いているんだ!?」

 

「人じゃないわ。妖怪よ」

 

「もうヒトでいいよ!」

 

ルーミアは直したばかりの俺の巫女服をビリビリと破る。......ああこれ終わったかも。

 

「ハアッハアッ......もう...待てないわ」

 

「お願いルーミア止めて!」

 

「じゃあいただきまーす」

 

「キ●グ・クリムゾン!!!」

 

ピチューん

 

俺はルーミアに乱暴されながら、再び意識を失った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ハアッハアッ......ふう...中々良かったわよ」

 

「......」

 

気が付いたら裸のルーミア、そして何故か裸の俺が居た。ああ師父......こんな物に負けてしまった情けない弟子をお許し下さい。

 

「何よ黙っちゃって。気持ち良かったでしょ?」

 

「何が『気持ち良かったでしょ?』だ。無理矢理やってるだけじゃねーか!ていうかお前こんな事毎回してるの?」

 

「まあ人を食べる前にしているわ」

 

おいコイツ今迄何人やっているんだろう?取り敢えず後で犠牲者達に墓でも建てておこう。そう誓った楼夢であった。

 

「なあルーミア」

 

「何かしら?またしたいの?」

 

「ちゃうわ!......最近何か面白い情報が手に入らなかったか?」

 

「残念ながら私は森の中でずっと暮らして来たからそう言う物は持ってないわ」

 

「森っていうかさ。一つ言っていい?」

 

「何かしら?」

 

「此処もう森っていうより更地じゃないか?」

 

「......」

 

「おーい大丈夫かー?」

 

「ヤっちまったぜ☆」

 

あっそれで済ませるんだ。まあ此処にまた住み着く事はもう無いだろう。

 

「取り敢えず新しい狩場を探さなくちゃね。まあ貴方とは此処でお別れね」

 

「やっとか。......まあそうだな」

 

「じゃあさようなら楼夢」

 

「ああまたなルーミア。See you again」

 

「どういう意味よそれ?」

 

「『また会う日まで』って意味だ」

 

「ふーん」

 

彼女はそう言いながら夜道を歩き出す。

さてそろそろ旅の続きでもしようか。

 




ルーミア戦これにて終了。今回はちょっと巫山戯て書きました。驚愕の事実。ルーミアは痴女だった。

さて次回、そんな事もありながらも旅を続ける楼夢さん。お楽しみに。ていうか次回の内容をもうちょっと考えなくては。

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