東方蛇狐録~超古代に転生した俺のハードライフな冒険記~   作:キメラテックパチスロ屋

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新天地は厄介ごとが

そのままいても厄介ごとが

それが白咲家

人呼んで、トラブル体質


by白咲美夜




奇妙な共闘編
到着早々、白咲家にトラブルは集う


 

 

 幻想郷。忘れられし者たちの最後の楽園。

  そんな世界のとある山に、一つの巨大勢力が丸々転移して向かってきていた。

 

  山の頂上が光り輝き、それが姿を現す。

  ボロボロの神社だ。境内の石畳はひび割れた部分もあり、鳥居に書かれた文字は辛うじて読めるというほどまで薄くなっている。

  そこには【白咲】という文字が描かれていた。

 

  転移が終了したあと、三つの影が建物から出てくる。

 

「……ここが、幻想郷」

「んー? 力が湧いて、過ごしやすそうだねー」

「……同感。もっとも、外に出ない私には関係ないけど」

 

  現れたのは、三人の九尾の少女たち。

  黒、金、銀と色とりどりな髪を揺らしながら、それぞれのカラーに合った着物を着ている。

  だが外見に似合わず、その力は大妖怪最上位という驚異のものだった。

 

「さて、何からやりましょうか」

「漫画」

「昼寝」

「掃除でもしてなさい! 父さんが帰ってくるまでに、この神社も直しておかなきゃいけないんだからね!」

「「はーい」」

 

  姉からの命令に呑気に答える二人。

  しかし、彼女たちはここに来たばっかりで知らなかった。

  現在、幻想郷でとある異変が起きていることに……。

 

 

 

  ♦︎

 

 

「藍。結界の調子はどうかしら?」

 

  幻想郷。そこのどこかの場所に立つ屋敷。

  八雲紫は、自分の式である八雲藍に問いかけた。

 

「順調に修復しております。あと数日もすれば、完璧に元どおりでしょう」

「なら……()()()()は?」

「……現在、幻想郷に不満を持つ妖怪たちを次々と配下に加えているようです。すでに様々な場所に喧嘩を吹っかけてきているので、穏便には解決できないでしょう」

「……結構よ。私も少し頭にきてるしね」

 

  はぁ、と紫はため息をつく。

  今現在、幻想郷では厄介なことが起きていた。

 

  まず、人を襲わなくなったことによる、内部の妖怪の弱体化。

  これは後々対策を立てなくてはと思っていたが、その前に次の問題が起きてしまった。

 

  吸血鬼共による、屋敷ごとの大転移。その際に博麗大結界を壊されたりと、踏んだり蹴ったりだ。

  弱体化した妖怪たちはなす術なく侵入者によって次々と倒され、おまけに今度は同じく幻想郷に不満を持つ連中とともに、戦争をしかけるつもりらしい。

 

  ……うん、胃が痛くなるわ。

 

  まず、結界の修理。これは藍が言ってた通り、問題は解決に向かっている。

  次に、吸血鬼共+αたちとの戦争。これも特に問題はない。苦戦はするだろうが、紫の計算では最終的にこちらが勝つことは間違いない。

  なにせ、紫たち幻想郷側には風見幽香を筆頭とした妖怪たちの協力があるのだ。たかが数百年程度の歴史しかない種族に負けるはずがない。

 

  その時、紫は何かがこちらに向かってきているのを感じた。

 

「……何かしら? 巨大な力が複数、幻想郷に近づいているわね」

「紫様、大変です! その何かが結界をすり抜けて、この世界のとある山に落ちてきました!」

 

  藍が慌てた声で状況を説明した。

  彼女がここまで焦っている理由は、おそらくその何かと関わる、複数の大妖怪最上位クラスの妖力を感じたからだろう。

  彼女の妖力は大妖怪上位クラス。自分より強い者を見て慄くのは、本能として正しい反応だ。

 

「……この妖力は……」

 

  しかし紫は、これらの妖力を感じたことがあった。

  そしてすぐさま小さいスキマを開くと、目だけ覗かせる。

  その正体が発覚したあと、紫は無駄に気疲れしたと大きなため息を吐き出した。

 

「藍。すぐにそこに向かうわよ」

「し、しかし、相手は大妖怪最上位クラスですよ!? いくら紫様とはいえ、危険です!」

「安心しなさい。少なくとも、今回の来訪者は敵ではないわ。……もっとも、味方という保証もないけど」

 

  そう言って紫は少し暗い顔をする。

  思い出すのは数百年前。自分の失敗が原因で楼夢が犠牲になり、彼女は生き残った。

  彼の娘たちがこの世界に来なかったのは、それが理由で彼女らに嫌われたからだ。

 

  しかし、ここは管理人として行かなくてはならない。紫はそう覚悟を決めると、スキマを開き、目的地へと向かった。

 

 

 

  ♦︎

 

 

「ーーとは言ったものの、初日ではほぼ何もできないわね」

 

  と言いつつ、そこらに生えている、邪魔な木々に向かって【黒裂】を抜刀、そして一閃。

  それだけで、それらは全て一刀両断され、地面へと倒れていった。

 

  「とりあえず、今日は地形だけでも確認しておかないと。こういうのは舞花が得意なんだけど……」

 

  チラッと舞花の方を見る。

  彼女は彼女で新しい神社の設計図を作るのに集中していて、とても別件を頼めそうな雰囲気ではない。

 

  ついでに清音の方を見ると、彼女はお得意の魔法や妖術を駆使して、木々を伐採、そして建築で使えるように加工を行っていた。

 

  完全に美夜が一番何もしていない状態だ。

  姉の威厳も形無しである。

 

「……そもそも、専門が違うのよ。そう、これは仕方ないことなのよ」

 

  実は、姉妹の中では美夜は一番戦闘力が高いのだが、同時に応用性も一番低いのだ。

  彼女の専門は剣術。それ以外のことで秀でているのは体術と料理飲み。他は凡人の域を超えない。

  TRPG風に言えば、武道とかの技能にメッチャ振ってるけど、探索系には全然振ってない探索者のようなものだ。

 

  対して清音は術式の専門。舞花は二人の得意分野二つを他の姉妹ほどではないが扱え、さらにこういった建築技術や鍛冶技術など、様々なことができる。

 

  そしてここは戦場ではない。彼女が活躍の場を失うのに、これほどふさわしい言葉はないだろう。

 

「……材料が、圧倒的に足りない」

「んー? ちょっと見せてー……これ、私たち三人じゃ本気で集めても一ヶ月くらいかかるでしょ」

「でも、せっかくやるなら派手にしたい」

「困ったわね。私たちは今来たばっかりだからコネクションなんて何もないわよ」

 

  烏天狗たちは頭が固いので、いくら頼んでも無駄だと美夜は判断する。

  そうなると頼れるのは鬼のみだが、こちらも聞いた話では数百年前に地底の奥底にこもってしまっているらしい。

 

  (それ以外の知り合いは……)

 

  美夜が記憶を探っていると。

  グモンッ、という奇妙な音とともに、彼女の後ろの空間が二つに分かれた。

 

「……久しぶりね、美夜」

「ええ、お久しぶりです紫さん」

 

  現れたのは、紫の中華ドレスを着た少女。

  この幻想郷の管理人、八雲紫だ。

  後ろには知らない九尾の狐が従者のように待機している。

 

  美夜たち三姉妹は、幼いころから彼女の世話になっていた。

  楼夢が死んだ当時は、その時現場にいた紫に全ての責任を押し付けて、しばらく会っていなかったが、もうその過去に囚われる理由もない。彼女たちの父、白咲楼夢は生き返ったのだから。

 

  とりあえず、まずは挨拶からだ。

  そう思い、美夜は口を開いた。

 

「突然ですけど、今日から私たちもこの世界に住むことにしました。これからよろしくお願いします」

「ええ、よろしく。貴方たちなら私も大歓迎よ」

 

  紫はそう言って、手を差し出す。

  美夜はそれを見て、親交の握手を交わした。

 

「とりあえず、上がっていきませんか? ちょっと修理中で汚れていますけど」

「そうね……。ここんところ働きっぱなしだったからちょうどいいわ。藍、失礼のないようにね」

「はい、紫様」

 

 

 

  ♦︎

 

 

「さて、美夜。来たばっかの貴方たちには悪いけど、現在幻想郷では異変が起きているわ」

 

  間欠的に、紫はそう美夜に告げた。

 

  外では相変わらず清音と舞花がテキパキと作業を進めていた。

  先ほど、紫は彼女たちに会ったが、どちらも紫のことにそれほど憎しみを抱いていないようだった。

  外の世界で過ごす過程で精神も成長したのだろう。

  このことに関してはいっそ本気で責められた方が楽だったため、紫としては嬉しさ半分、残念さ半分だが。

 

「異変、ですか……?」

 

  聞きなれない単語に、美夜は首をかしげる。

 

「まあでもその前に紹介するわ。ここにいるのが私の式よ」

「八雲藍と申します。これからよろしくお願いします」

「同じ九尾だし、仲良くしましょう」

 

  藍の紹介は手短に終わった。

  というのも、藍の方から喋るのは失礼に値するし、紫は紫で今回の騒動の件を説明したかったので、仕方ないのだが。

 

「この幻想郷で起きる異常事態。私たちはそれを異変と呼んでいるわ。今回のは吸血鬼っていう西洋の妖怪たちの侵略よ。面倒くさいながら、あっちはこの世界に反対する妖怪たちを配下に起き始めているみたいね」

「とは言っても、もう対策はしているのですよね?」

 

  本当に焦った紫というのを美夜は楼夢が死んだ時に見たことがある。

  それに比べると今はのほほんとして、どこか余裕があるように見えた。

 

「まあね。包囲網は徐々に完成しているし、吸血鬼の弱点については私も勉強済みよ。……これでね」

「あっ、それは外国の妖怪図鑑をお父さんが翻訳した本! 懐かしいですね」

 

  ペラペラと本をめくって、吸血鬼のページを調べる。

 

「えーと、吸血鬼の弱点は……」

 

『ちょっとー! 誰だか知らないけど、邪魔しないで!』

 

  そのとき、外から清音の怒鳴り声が聞こえた。

  彼女は滅多なことでは怒らない。言葉から察するに、誰かが境内にいるのだろう。

 

(……まったく、話に夢中で気配にも気づけないとは。恥ずかしい……)

 

  そんなことを思いながら、美夜は縁側から外へと出て行った。

 

 

 

  ♦︎

 

 

 

  外に出た美夜と紫、そして藍が見たものは、黒い悪魔のような翼を生やした一匹の妖怪とにらみ合う清音と舞花の姿だった。

 

「二人とも、どうしたの?」

「姉さん! こいつがいきなりやってきて、うちの神社をもらうっていうの! ……殺してもいいかな?」

「ああん!? この俺様は偉大なるスカーレット様の配下だぞ! 身の程を知れ!」

「……うるさい。つばが飛び散って汚い。よって死刑」

 

  ……舞花が戦う理由が理不尽すぎる……。

 

  とはいえ、いくら温厚な三姉妹といえど、そんなことを言われればブチ切れるのは当たり前だ。

  美夜は目の前の汚物の言葉を聞き流し、その体などを観察して紫へと問うた。

 

「紫さん。あれが吸血鬼っていうやつですか?」

「ええ。もっとも、あれは雑魚中の雑魚だけどね」

「太陽が出てても動けるんですね」

「よく見なさい。太陽光を浴びないように、フードを被っているわ。……ていうか、見ればわかるでしょ?」

「うちの神社汚しに来た汚物の顔なんて、見たくありませんよ」

「……貴方たちって、意外と毒舌なのね……」

 

  毒舌なのは父の影響だ! と叫びたくなったが、一応自覚はしているので何も言わないでおく。

 

  そうしていると、吸血鬼は馬鹿にされていることに耐えられなくなり、飛び出して来た。

 

「……遅い」

 

  しかし、ここにいるメンバー全員にとってその速度はあまりにも遅いものだった。

  刀も抜かずに、美夜は【気候を操る程度の能力】を発動。数秒間だけだが、高密度の激しい雨を、吸血鬼がいる場所に一点集中で降らした。

 

  さて、ここで聞くが、吸血鬼の弱点とはなんだろうか?

  答えはニンニクや十字架、そして銀や流水などなど。

  つまり、

 

「ぎゃあああああああ!!!」

 

  今降らした雨は、吸血鬼には効果抜群ということだ。

  思いっきり流れる水を被った吸血鬼の動きはさらに遅くなり、また美夜が降らした雨は地面を抉るほどの威力を持っていたため、二重にダメージを受けたことになった。

 

  予想外の攻撃ですぐに逃げようとした吸血鬼だったが、その前に舞花が【気温を操る程度の能力】を発動していた。

  吸血鬼の周りの気温はあっという間に下がり、体にまとわりついた水が凍って氷と化し、吸血鬼の動きを封じる。

 

  そこで、舞花はどこから持ってきていたのか、水銀の入った瓶を地面にぶちまけた。

  そして出来た水たまりに手のひらをつけると、突如そこが光りだした。

  そしてそれが止むと、舞花は地面から銀だけで作られた片手剣を引き抜いた。

 

「はい、清音姉さん」

「ありがとね。……でも、水銀と銀ってまったくの別物じゃなかったっけ?」

「金属の原子変換は錬金術の基本」

「万能だねー」

 

  なんともまあむちゃくちゃな理論だが、彼女が使う錬金術的にはよくあることらしい。

  そして銀剣を受け取った清音は、【空気を操る程度の能力】で剣を空中で高速回転させ、弾丸のように吸血鬼の頭めがけて射出した。

 

  それは凄まじい勢いで吸血鬼の脳天を直撃し、貫通させた。

  その勢いでフードも剝がれ落ち、吸血鬼は絶命した。まあ、さすがの吸血鬼でも、銀で頭を貫かれたあと、太陽の下で再生を行うことはできなかったらしい。

 

  地面に倒れ伏し、血の池を作る死体に、清音は手のひらを向けた。

 

「美夜姉さん。作業の邪魔だし、燃やしちゃっていいかなー?」

「いいわよ。ただし、火力調整はほどほどにね」

「大丈夫だよ、料理じゃなければ失敗はしないもん! ほらよっと」

 

  それなりの大きさで放たれた清音の狐火が死体を灰へと変えた。

  それを見届けると、美夜は紫ヘ向き合い、質問する。

 

「……さっきの話の続きですが。ここに吸血鬼が来たってことは、もうこの場所はあちら側に見つかっていると考えたほうがいいんですかね?」

「いいえ、詳しくは知らされていないと思うわ。さっきのは明らかに情報収集に向いてるとは思わないし、おそらくは偶然近くにいただけだと思うわ。もっとも、転移してきたときに大きな光柱が立ったから、何かがあるというのはバレてると思うけど」

 

  美夜は考える。

  ここで安易に紫の殲滅作戦に力を貸すのは愚策だ。父ならそうしただろうが、あれはただ単に彼にとってはそれ自体も暇つぶしにすぎないからだ。父ほど無敵ではない私たちは、万に一で死ぬ可能性がある。

 

  紫はその美夜の考えを、何も言わずに察していた。

  当たり前だ。よっぽどの狂人か鬼ではない限り、無償で命をかけて戦おうとする者はいない。

  ならば、それに見合う対価を釣り下げればいいだけだ。

  紫は美夜に、報酬の内容を伝える。

 

「さっき設計図をチラッと見たけど、揃えるのに時間がかかるんじゃないかしら? そこでだけど、今回の吸血鬼異変に参戦してくれれば、貴方たちが必要とするもの全てを揃えてあげるわよ」

「……二言はありませんね?」

「……? ええ、契約は守るけど……」

「なら引き受けましょう。その代わり、お代はきちんと払ってくださいね?」

 

  やけにニコッとした顔で美夜が確認してくるものだから、紫は自分の記憶内にある設計図を見直した。

  だが、不審な点は見つからない。わからないまま思考していると、清音と舞花が大きな横に丸められた紙を持ってきた。

  そしてそれを、紫へと手渡した。

 

  非常に嫌な予感がする。

  そしてそれは当たっていた。

 

「……これは?」

「紫さんが見たのは古い設計図だよー」

「本当のはこっち。ちゃんと資材は集めてきてね」

 

  紫は大きな設計図をを地面に置き、広げた。

  そこには、先ほどとは比べ物にならないほどの文字数で描かれた、大規模な建築材料と設計図があった。

  見れば、それが神社だけでなく、この山の整備なども描かれていることがわかる。

  建築材料はもちろん紫の想定していた量から跳ね上がっており、紫はそこで自分がはめられたことに気がついた。

 

「というわけで、持ってくるのは異変解決から一週間後でいいですから、頑張ってくださいね」

「美夜ぁぁぁ! はめたわね!」

「貴方は人の日記が置かれているとき、必ずこっそりと読むタイプですよね? 現にスキマがあれば、バレずに覗くことができる。今回はそれを逆手に取らせてもらいました」

「紫様。これからは人の日記を勝手に覗かないでくださいね?」

「藍、貴方まで味方するの!? この人でなし!」

「いえ、人ではありませんから」

 

  相変わらずのカリスマブレイクっぷりである。

  とはいえ、美夜たちも藍も付き合いは長いので、そんなのは今さらのことだと放っておいた。

  ……幻想郷の管理人の本性がこれで、大丈夫なのだろうか。

 

  とはいえ、これからの方針は決まった。

  美夜は他の姉妹たちに作業を止めさせると、具体的な作戦などを聞くために、全員で本殿内に戻っていった。

 

 






「どーも、最近筋肉痛が激しい作者です」

「最近クトゥルフ神話TRPGのリプレイ動画にハマっている狂夢だ」


「はぁ、なんかサッカーがしたい」

「イナイレしてこいよ」

「最近のはついていけないんですよ……。無印のやつは全部持ってるんですが、化身やらがよくわからなくて……」

「ならアニメ見ろよ。今期は中々豊富だぜ」

「オーバー●ードは興奮しましたね。特にOPが」

「最近このサイトでもよくそれの二次創作が書かれてるしな……」

「二桁にいかない話数で、ランキングにのっている人などは特に尊敬しています」

「それに比べて、151話も書いてこの評価とは……情けない。もう文字数だけ稼いじまって、原作を東方Projectに、検索に古代スタートって書いて文字数多い順で調べるとすぐ出てくるほどだぞ?」

「まあ、私の小説ですから」

「次回作はもちっと評価されてほしいぜ」

「あと一年は続くんですがね」

「最終的に、総合文字数はどんだけになるんだろうな」

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