腐った世界で強者を求め戦う少女   作:抹殺完了

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第8話 イギリス製IS対大英連邦の劔冑

〜〜♪♪

 

IS学園第3アリーナに響く重い曲が響く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

セシリア・オルコットは困惑していた。

 

理由はここ第3アリーナに響く重い音楽に

 

「何で光さんがアリーナで演奏何かしているんですか⁉︎」

 

そう第3アリーナの真ん中で光が真ん中でコントラバスで演奏しているのだ。

 

『オルコット聞こえるか?』

 

其処に織斑千冬から通信が来る。

 

「はい、オルコットです如何しました織斑先生?」

 

『今直ぐISを展開して出撃しろ』

 

「なっ⁉︎何を言ってるんですの!織斑先生‼︎光さんはまだISを展開していませんのよ⁉︎」

 

『大丈夫だ心配ない』

 

その一言でブツリと通信が途切れる

 

「ちょっちょっと!あぁもう!何なんですの⁉︎」

 

流石に命令なのでセシリアは自分の専用機である、ブルーティアーズを展開し射出される。

 

セシリアが射出されアリーナに着くと

 

曲が

 

 

 

 

止んだ

 

 

 

 

ふとセシリアは光の方を見ると

 

「なっ⁉︎」

 

光が持っていたコントラバスが弾け光の身体に装甲していき最終的に其処には

 

「き……し…?」

 

アリーナの中央には白い騎士が左手には盾とクロスボウが合体したような物が装備されており、右手には剣が握られている。

 

成る程、あのコントラバスがそもそも光さんのISの待機状態でしたか…しかし

 

「全身装甲だなんて珍しい物を」

 

「待たせたなセシリア・オルコット」

 

「いえ別に待ってなどいませんわ……そうですわね、貴女にチャンスを与えますわ。」

 

「チャンスだと?」

 

「えぇそうですわ、織斑先生は貴女の事を過大評価していらしている様子ですから言いますが、貴女では私には勝てませんわ。何故なら私は選ばれしエリートだからですから、このまま貴女と私が戦っても私の一方的な勝利は揺ぎ無きもの。ですから慈悲深い私は敗者になる貴女に慈悲を差し上げますわ。だから今ここで謝るというのでしたら、特別に私のプライドを傷つけた事を…」

 

「よく喋る大英連邦の人間だな、口より先にその手に持つライフルの引き金を引いたらどうだ?其れにお前如きに俺とウィリアム・バロウズを倒せると?寝言は寝ていえ。」

 

チャンスを与えると言ったが逆に挑発されたセシリアは二度もプライドを傷つけられ額に青筋を立てる。

 

「……良いですわ其処まで完膚なきまで叩き潰されたいのなら叩き潰してあげますわ!」

 

セシリアが持つ大型のライフルが光の額に狙いを定める。

 

『試合開始‼︎』

 

「さぁ此れで終演ですわ‼︎」

 

セシリアが持つ大型ライフルから青白いレーザーが光の頭目掛け放たれる

 

等の光は何もしない、そうこの攻撃をかわせないのだろうと決め付ける。

 

レーザーは人間には見てから回避など出来ない文字通り、回避不能の攻撃。

 

何が一年最強だ、やはり織斑先生の過大評価ではないか。

 

ニヤリと笑うが

 

 

「もう終わりかセシリア・オルコット?」

 

下から声がし慌てて下を見ると其処には無傷のまま立っている、ウィリアム・バロウズを纏う光がいた。

 

「そんな……馬鹿な事が…確かにレーザーは」

 

無傷で立っている光に困惑の表情を浮かべるセシリア

 

「さっきのは直前で躱したぞ?」

 

「は?」

 

何て事は無いかの様に言う光の言葉が信じられなかった。

 

直前で躱すなどそんなの

 

「出鱈目ですわ‼︎行きなさい!ブルーティアーズッ‼︎」

 

カシュッとスカート部分の装甲が分離され系4機の自律型ビットが光を囲む。

 

「ほう…此れは」

 

このピンチの状態にも関わらず何処か感心した様に光はビット群を見る。

 

「どうです我が祖国 唯一イギリスだけが開発した、BT式自律型ビット『ブルーティアーズ』は‼︎さぁ今度こそお終いですわ!」

 

自律型ビットが光りレーザーが光目掛け放たれた。


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