炎の吐息と紅き翼   作:ゆっけ’

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2:息抜き

 翌朝午前八時。朝食の時間がやってくる。広い食堂でのビュッフェ形式。幅広く取り揃えられた料理の数々は、メガログランドホテルの名物の一つだ。紅き翼の面々もそれに合わせて起床し、全員揃ったところで食堂に向かう予定だった。所が、いつもなら朝からテンション高い筈のナギを始め、詠春、ゼクト、ボッシュにアルまでもが、彼の放つ異様な雰囲気に若干引き気味である。その彼とは勿論、昨日から妙な指輪を付けたままのリュウだ。

 

「あ、相棒、どうしたんでぇその隈は」

「……」

「お、おいリュウ、大丈夫か?」

「……」

「何か不安な事でもありましたか?」

「……」

「リュウよ、黙っていてはわからぬぞ?」

「……」

「リュウ君、一体……?」

 

 心配してくれている皆に言い返す気力もない。目の下に不調を訴えんばかりの隈を作り、どよーんと暗いオーラを放つリュウ。まるで一睡も出来なかったかのような出で立ちだ。カラカラに乾いた口で、何とか口を開く。

 

「ゆ、指輪……」

「?」

「……多分、これのせい……」

 

 そう、実のところリュウは昨夜、本当に一睡も出来ていなかったのだった。いつも通りにベッドに横になったにも関わらず、全く眠れる気配がなかった。別に寝る前にコーヒーを飲んだりなどはしていない。前々日までと何が違うかと言えば、それはもう付けっ放しのこの指輪しか思い浮かばなかった。なので当然リュウは指輪を外そうと試みたのだが、何とどれだけ力を入れても、全く外れなくなってしまったのだった。ボッシュが簡単に外したのを見て油断していた。肉付きの面の如く、指に食いついた様に離れない。一晩中悪戦苦闘し、結局外れないまま、気が付いたら徹夜していたというわけでこの有様だった。

 

「そうか、それは大変じゃのう」

「……」

 

 他人事のような一言を言われ、あんたが付けろなんて言わなければこんな事には、と何処か逆恨みのようにゼクトを見るリュウ。睨んでいるわけではないが、異様な迫力にゼクトはちょっと引いた。

 

「しかし、それですとその「装着すると眠れなくなる」というのがその指輪の効果なんですかねぇ?」

「……さぁ」

 

 極めて冷静に分析するアルの問いに、リュウは超適当に答えた。頭じゃ眠いのがわかってるのに寝れないという、拷問のような辛さに思考能力は最底辺。このまま明日も明後日も眠れないのではないかと思うと不安が募る。色々と一杯一杯だ。

 

「どっちかって言や「気を吸い取る」方が効果っぽいな。眠れない方が呪いなんじゃねーのか?」

「その辺は判断に困るところだな。どっちにしろ、発動体として以外は全く役に立たなそうだな」

 

 ナギと詠春も指輪の効果について考察している。しかし、もう着けてしまっているのだから、今更そんなことを言われても困ると言うものだ。ボッシュは何処か複雑な顔をしている。自分以上の目に逢っている事をざまあみろと笑うべきか、大変だなぁと同情すべきか迷っているらしい。

 

「ふむ、まずはその指輪を外すことを考えんとな。このままではリュウの体調がマズイでの」

 

 やはり無表情に見えてゼクトはキチンと物事を捉えている。睨んでごめんなさいと心の中で謝りつつ、とにかく助けてくれるならもうなんでも良いという気持ちでリュウはゼクトに答えた。

 

「お願い……します……」

 

 が、しかしである。

 その後一般的な指輪が取れなくなった時の対策方である、石鹸水やら熱膨張やらを指輪に試しても全く無意味であった。やはり普通の指輪ではないらしい。

 

「これは……いやはやどうしようもないですねぇ。仕方ありません、最後の手段を使いましょう……詠春」

「ああ」

 

 アルの呼び掛けに答えるように、詠春はスラリと刀を抜いた。

 

「……あの、何故詠春さんは刀を構えてらっしゃるのですか?」

「リュウ君、心配はいらない。動きさえしなければ、一瞬で終わる」

 

 チャキッと刀を中段に構え、切っ先をリュウの指に向ける。ナギとゼクトが無言でリュウを羽交い締めにする。全く動けない。これには流石にリュウも焦った。いくらなんでもそれは、ちょっとどころじゃ無くいやだ。

 

「ちょ!? いやいや最後の手段早くないですか!? もうちょっと色々頑張りましょうよ!?」

「リュウよ。心配はいらぬ。ここの医療機関ならば、すぐにでも魔法で縫合できるでな」

「そう言う問題じゃなくてですね!?」

 

 流石にこれはヤバイ。詠春は指輪の嵌ったリュウの指ごとぶった切るつもりだ。普通の対策では外れないとしても、これはあんまりにもあんまりな方法だ。

 

「じゃあどーすんだよリュウ。お前だって一晩色々やって駄目だったんだろ?」

「ぐ……」

「相棒、こんな時の為の魔法だろ? でーじょぶだっての」

 

 リュウは諦め掛けた。まさか若い身空で指を詰めるハメになるとは。すぐくっ付くんだろうが、それでも指切断とか超怖い。痛そうだし。

 

「さぁ行くぞ!リュウ君!」

「!!」

 

 詠春が刀を振り上げたその時、不思議な事が起こった。睡眠不足で頭が上手く回ってないのか、リュウは詠春から感じ取った殺気のようなモノに反応し、思わず変身しようとしてしまったのだ。慌ててキャンセルしはしたが、漏れ出た龍の力がどういう訳か指輪に集中していく。そして……何と、指輪がスルリとリュウの指から抜け落ちたではないか。

 

「あ……あれ?」

「……外れたなぁ、相棒」

 

 落ちた指輪をよく見ると、嵌っている石の色が赤から青に変わっている。直前に集中した龍の力が何かしら作用して、外せなくなる機能を壊したのだろうか。それ以降は、誰でも着けたり外したりできるようになったのだった。しかし「気」を吸い取る効果は残っているらしく、結局指輪はリュウの持ち物となった。発動体として使えるし、寝るときは外せば良いので問題はなかろう、という事で一件落着。切り損ねた詠春が、何処か不満気だった事はさておき。

 

「お休み……」

 

 取り合えず外れるようになったことで安堵したリュウはその場に倒れ込み、即爆睡したのだった。

 

 

 

 

「ナギィ! まだわからんのかぁこのワシの気持ちがぁ!」

 

 ゼクトの身体を包む魔力の鎧! 嵐の如き力強さは触れる物全てを切り刻む!

 

「お師匠! アンタは間違っている!」

 

 ナギの周囲は電撃の坩堝(るつぼ)! バチバチと火花をスパークさせ、溢れ出る魔力は如何なる敵をも薙ぎ払う!

 

 二人は全くの同時に踏み込み、拳と拳を交換し合う。一発十発百発千発。その様相はまさに風神vs雷神だ。幾度となく繰り返される激突は雷鳴の如き爆音を周囲に轟かせる。遠距離砲を使わず、あくまで殴り合いに徹するその姿は、さながら己の肉体に挑戦するファイターのようだ。

 

「フン、ならばワシが正しいかオマエが正しいか、決着をつけてくれるわぁ!」

「望むところだぁ!!」

 

 互いの主張を乗せた拳と拳が交差し、一際巨大な爆発が響き渡った。

 

 ……今日は修行day。

 そう言い出したのはナギだった。リュウが指輪騒動を起こしたおかげで朝方に「悠久の風」に依頼を受けに行かなかったので、ちょうどいいやと思い立ったのだ。今ナギとゼクトが争っているのは、リュウが半日ほど寝て起きた後、遅めのお昼に食べたケバブ的食べ物にかけたソースで、ケチャップソースとヨーグルトソースのどっちが美味かったかで揉めたのが原因だ。相変わらずくだらない争いでワールドクラスのバトルを繰り広げる二人である。

 

(あいつら生身でモビルス○ツとか壊せんじゃね?)

 

 その修行と言う名の師弟喧嘩を見ながら、リュウはそんなことを考えていた。ちなみにここはメガロメセンブリアから少し離れた所にある原っぱだ。流石に街の中で戦いをおっぱじめる程馬鹿ではない。

 

「さてリュウ、あの二人は放っておくとして、私と手合わせでもしませんか?」

 

 アフォな喧嘩をよそに、リュウにそう持ち掛けるアル。その笑みの裏で、今度は何を企んでいるのだろうか。いつもながら怪しさ満点だ。しかし、この提案は受け入れるしかない事をリュウは知っている。今まで一度も断れた事はないからだ。

 

「どうせ拒否権はないんでしょ?」

「もちろんです。よくわかってるじゃないですか」

(もうその笑顔にも慣れたよ)

 

 何はともあれ溜め息一つ。これでも少しは腕を上げてんだから、今度こそ一矢報いたるわー、と無理矢理やる気をひねり出し、リュウはアルに立ち向かうのだった。

 

 ……数分後。

 

「ぐふぅ……」

「やれやれ、まだまだですねぇ」

 

 ボロボロになったリュウは大の字で地面に這いつくばっていた。下克上にはまだまだ遠いらしい。武器もあるし(もちろん刃を返しているが)、いくつかアル達の知らないスキルも覚え、俺もそこそこ成長してるから行けるんじゃね? というリュウの思いは、見事に角砂糖と一緒に溶けた。

 

「リュウ君、大分様になって来ているが、剣を構えた時はもう少し重心を前にずらした方がいい」

「……はい」

 

 詠春はリュウとアルの勝負を見て、アドバイスをくれている。真面目な詠春だけあって、助言は的確だ。

 

「相棒、もうちょい粘れや」

「ほっとけよ」

 

 ボッシュは横で余計な口出しをしてくれている。リュウの神経を逆撫でする一言は、これもまた的確だ。

 

(ちくしょう、こうなったら……)

 

 リュウはぐぐぐと足腰に力を入れて立ち上がる。大地斬・海波斬、そして空裂斬をマスターした今ならば、きっと出来ると妄想してやまないあの技。まだ構想段階だが、度肝を抜くにはこれしかない。一か八かアルに試してくれる! と剣を握り直したその時。

 

「しかしリュウの動きもマシにはなってきましたね。これからも戦いは多くなるでしょうし、ちょうど魔法発動体も手に入れたことですから、この辺りで魔力供給の魔法でも覚えて貰いましょうかね?」

「……え?」

 

 アルが殊勝な事を言い出した。そんな馬鹿な。アルが、あの世界性悪一番決定戦最優勝候補たるアルビレオ・イマが、魔法を教えてくれるだと!? あり得ない。あり得たとしても絶対裏があるに違いない。リュウの心の中は、結構荒んでいた。

 

「……ありがたいけど、一体目的は何?」

「おや、酷いですねぇ。勿論あなたのために決まっているじゃないですか。リュウの「龍の力」は魔力と反発しないようですし、飛躍的な戦力アップの魔法として【戦いの歌】と言う物をお教えしましょう」

「……」

 

 怪しい。怪しいが、だからと言って教えてくれなくていい、とは言えない。真意は読めないが、教えてくれるというのならありがたいのだ。戦いの歌とは、身体強化の術である。魔力を身体に纏わせて、一時的に攻撃、防御、スピードなどを高める効果がある魔法だ。

 

「……」

「ではまず私が使いますので見ててください。リュウなら一発で覚えられると思いますから」

「……うぃっす」

「行きますよ……戦いの歌(カントゥス・べラークス)

 

 瞬間、ゴウとアルが魔力に包まれる。リュウは圧倒された。あまり格闘戦が得意ではない筈のアルから感じる威圧感が増大したのだ。デモンストレーションとしてその状態で地面を殴るアル。べゴンと大きく大地は凹んだ。なるほど、かなりの戦闘力アップである。

 

「おお」

「ふう。どうです、覚えられそうですか?」

 

 魔法を解除したアルはいつも通りのスマイルで、優しげにそう告げる。裏に何の意図もなく、ただ本心からリュウに教授するように。イメージは掴めた。リュウは今の魔法を使えるようになった事を確信する。あとはそれをいつでも出来るよう、使い慣れるだけだ。全く持って反則なラーニング能力である。

 

「大丈夫そうですね。では、やってみてください」

「うん。……戦いの歌(カントゥス・べラークス)!」

 

 呪文を唱えると、ポヒュ、と情けない音で、リュウの周りを弱々しい光が取り巻いた。アルのそれとは似ても似つかない。威圧感も増すどころかむしろ貧弱になったような気がする。明らかに失敗である。

 

「おや?」

「あれ?」

 

 試しに地面を殴りつけるが、殆ど素のままと威力は変わらない。むしろ殴った腕の方が痛いくらいだ。アルもボッシュも頭の上に?マークが浮いている。

 

「おかしいですねぇ。呪文は合ってると思いますが……リュウ、もう一度お願いします」

「うん……戦いの歌(カントゥス・べラークス)!」

 

 大声で叫んでみる。今度はポフッという音で発動したが、先ほどと何ら変わりない。相変わらずの貧弱強化だった。

 

「……」

「……」

「相棒、駄目駄目だな」

「なんでー!?」

 

 確かに「見て」覚えた事は覚えたのだ。発動自体はしているのがその証拠だ。しかし、それならば何故上手く行かないのか。駄目な理由がわからない。まさか仮契約と同じで、これも自分には使えない類の物なのかとガックリするリュウ。しかしそこへ、じっと見ていた詠春が助け舟を出した。

 

「リュウ君、見てて感じたのだが……魔力自体は確かに動いている。しかし体全体に行き渡らせるほどの勢いが無いように思える」

 

 魔法を使う訳ではない詠春だからこその着眼点。流れがおかしいと。詠春の言葉で、アルは何かしら閃いたようだ。

 

「……なるほど。詠春の言う通りだとすれば、魔力を循環させるイメージと、それを行う呪文詠唱が一致していないようですね。でしたら話は簡単です。リュウ、呪文を少々変えてみてください」

「はい?」

「要するに、“戦いの歌”を発動させる呪文を、あなたの一番イメージしやすい言葉に変えれば良いのですよ」

「じゃあ日本語で……(たたか)いの(うた)?」

 

 魔法を使うイメージをしながらその単語を唱えると、ボシュ、と先程よりも勢い良く光が発生した。なるほど、何となくわかった。だがそれでも、効力自体は弱いと言えば弱い。

 

「……さっきよりはマシかも」

「ですが、そのくらいでは戦いの歌とは言えませんねぇ」

「でも他にって言ったら……」

 

 リュウは考える。日本語でダメだと難しい。あと分かるとしたら、自慢じゃないが僅かな英語くらいだ。そんな適当でいいのだろうか。だが他に言語は知らないので、半分ヤケ気味に戦いの歌の直訳を英語でイメージしてみた。戦いの歌、これを英語にすると、バトル……

 

「あ!」

 

 何かが嵌った音がする。ピンと来た。自分の中のイメージと、記憶の一つが重なりあった。もうこれで間違いないという実感が沸く。なるほどそういう事か。アルもリュウのそんな様子に、どうやら何か掴んだな、とニヤリと微笑んだ。

 

「思いついたようですね。やってみてください」

「うん、……せーの、戦いの歌(バトルソング)!」

 

 身体強化、発動。ゴウと激しい魔力のオーラがリュウを包む。アルのそれよりも強力かもしれない。“バトルソング”とは記憶にあるスキルの一つだ。本来は攻撃力だけを上げる技だったはずだが、それがこういう形で身になるとは不思議なものだ。試しに地面を殴ってみる。アルがやったそれよりも、大きく陥没した。おまけに手は全然痛くない。

 

「……」

 

 リュウは感心していた。身体強化の魔法がこれほど有用だとは。攻撃力、防御力、スピードが一気にアップしている。これはもう、使わない手はない。それに、リュウは一つ閃いた。今まではリュウの固有魔法について、攻撃魔法と回復魔法しか考えていなかったが、そっちにもこのような効果をもたらす補助の魔法があったはず。それをさらにこの状態に上乗せ出来れば、相当なレベルにまで一時的に引き上げられるかもしれない。

 

(今度試してみよ)

 

 新たな目標が出来、一層修行に身が入る。色々リュウが今後の修行方針について考えていると、アルは微笑みのまま、数歩後ろに下がった。何かを感じた詠春、ボッシュもさっと距離を取る。瞬時に、そこには感動しているリュウだけが取り残された。

 

「何とか習得できたようですねぇ。ではリュウ。そのまま、そこに立っていて下さい」

「? ……えーと、何を?」

「いえ、実はちょっと思いついた広域殲滅魔法を試してみたかったのですが、これまでのリュウの耐久力では足りないかなぁ……と思いまして」

「は?」

 

 つまり、リュウはこれからアルが放つ試作魔法の実験台にされる為に、防御力強化の効果もある戦いの歌を授けられた、と。リュウは引き攣った。やっぱり何かありやがったかこの腹黒め! 何だその笑顔はいつもより三割マシで黒いぞ! そして周りを見渡し、詠春とボッシュの姿が消えている事に気付く。

 

「や、ヤバ……」

「まぁもう遅いんですけどね。『大地に眠る力強き精霊達よ今こそ我が声に耳を傾けたまえ』……【重圧呪文(ベタン)】!」

 

 アルの詠唱が終わったその時、リュウを中心とした半径20mが突如、真上から見えない円柱で押し潰されたかのように地面にめり込んだ! 綺麗にスッパリとくり抜かれたような切り口だ。中央に居るリュウは当然、べシャリと潰れている。

 

「おごぉぉぉぉっ!?」

 

 もし戦いの歌を発動していなかったらと思うとゾッとする。いつぞや京都で戦った時の再現のようだ。違うのは、リュウがドラゴナイズドフォームではない事。その場を脱出する術を持たない事である。アルはそのリュウの様子を観察し、うむうむと何かに頷いている。

 

「ふぅむなるほど。即興で作ったにしては中々の威力ですねぇ」

「やぁめぇてぇぇ……」

 

 リュウは今後、アルにさらなる警戒をする事を、大地にへばりつきながら心に誓った。こうして、リュウのスキルと共に、アルの殲滅(イジメ)魔法レパートリーが増えるのだった。

 

 

 

「もしあの時、お前がケチャップなど選ばなければ……こんな……こんな事には、ならなんだのに……!」

「お師匠……」

「……美しいなぁ……ナギよ……」

「あぁ、夕日が目に染みるぜ……」

 

 ナギとゼクトは世紀末さながらに崩壊した原っぱの上で、夕日をバックにクライマックスだった。のどかだった原っぱが今や見る影もなく、やり過ぎであるのは言うまでもない。その後、変わった地形についてメガロメセンブリア当局に激しく問い詰められ、紅き翼禁止と書かれた看板があちこちに立てられたのは余談である。


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