暗殺者になりまして   作:お米精米委員会

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どうもです。ギリセーフ
Fste/goでジャックが掠ったこともなく、22回中12回メデューサという結果にリアルで落ち込んでいました。まぁ普通ですが。
いや、メデューサに罪はないんですけどね…!!(´Д`)
さて今回は少し飛ばします…すいませんねハッキリ言うとマナトが酒場まで情報を集めに来ないとオリ主との接点が作れないで…

今回はオリ主、マナトの順です。

オリ主、ついに原作組とちゃんと話せるのか?
評価、お気に入り登録ありがとうございます!



では~(・ω・)



5人

今自分は日が出る前に地下街に帰ろうとオルタナの街を歩き回っているところだ。

本当は迎えに誰か来てくれるかな?と思ったのは内緒だ。

だから別に門の周りに誰も(見張りの兵士以外)居なくたって寂しくはなかった。

さて実は今自分はゴブリンの死体を縄で縛って引き摺りながら歩いている。

この三日間でダムロー旧市街の地図を書いている時に、ポーチの中に紙切れが入ってた。

 

「ゴブリンの死体を持って帰ってくればお金になるよ!」

 

書いてある内容はこんな感じだった。

もう少し丁寧に書いてあるのかもしれないが、字が汚くて読みづらい。

地図を作るのに二日も掛からなかったが、この紙切れの内容を理解するのには一苦労した。

取り敢えずお金は必要なので帰ってくるまでに倒したゴブリンなどから剥ぎ取った物や武器、そこらへんに生えてた草などを適当に持って帰ってきた。

などと考えていたらいつの間にか地下街に着いた。

 

この体になってから考え事をしているといつの間にか先ほど見ていた風景と変わっていたりするが、今の所さほど問題でもないので考えることを放置している。

まぁいつかはわかることなので今はどうでもいいかと歩き出し、今の私の、いや自分の家のギルドに帰ることが先だ。

 

目の前にギルドが見えてくると長髪の紅い髪の女性が立っていた。

近づくと綺麗な顔が鮮明に見えるようになった。

こちらを見たかと思うと表情が驚いたのだろう、目を見開いている。

 

「え?嘘?なんで一人なの。ケラントさんはどうしたの?」

 

どうやら一人で帰って来れたことに驚いているのだろう。

失礼な、これでも元はサラリーマン、営業活動で様々な会社に行く機会があったのだから帰り道ぐらい簡単だ。

まぁ見た目的に帰ってこれる方が凄いのだろう、実際自分の息子は…思い出せないからやっぱり無しで。

さて、この聞き覚えのある声、優しい感じのこの人が多分この人がティアなのだろう。

初対面にしてはかなり警戒もしないし更に帰ってくることを知っているのは彼女以外にもいそうだが、一目じゃわからないはず。

ケラントは知らない、とだけ答えておいた。

 

「う~ん、ど、どうしましょう。本当ならケラントさんを待ってからの方がいい気がするけど…ねぇ?さっきから気になってたんだけどその縄に縛られてるゴブリンはどうしたの?。」

 

説明出来なくなかったが、紙に書いてある字が汚くて読めてないのでポーチからさっさと紙を取り出してティアに手渡した。

渡された紙を見て一瞬何が書いてあるかわからなかったようだが次の瞬間あぁ!と突然大声を出した。

 

「あぁやっぱりこんなもの仕込んでたのね!道理でこの子がゴブリンの死体を持って帰ってくるはずよ。」

 

全くと言いつつ額に手を当てているとこからどうやら心当たりがあるらしい。

その姿勢のまま少し時間が経った辺りで溜息を吐きながらこちらに視線を移した。

 

「ケラントさんが帰ってくる前にこの紙を書いた人を紹介するね、多分今後も色々とお世話になると思うから……本当は紹介したくないんだけどね。」

 

最後あたりは声が小さくて聞こえなかったが、聞き返さない方が良いだろうと長年の場の空気をなんとなく察し、ティアに付いて行くことに。

 

ギルドの内部の部屋の一つに入っていったが中は物置部屋のようで壁に木箱が並べらていて、人が居るとはとても思えなかった。

ティアは部屋の床を調べ始めたかと思うと、床の一部を取り外していた。

 

「これから紹介する相手はね、何かと便利な道具を作ってくれるんだけど、性格に少し問題があってここに隔離…彼専用の部屋を作ったの。」

 

だからここに隠し通路が、と言いながら降りていった。

…聞き間違いではないだろうか?

隔離?どれほどの危険人物なのだろうか不安だ。

そう思いながら階段をティアの後を追って降りていく。

穴は結構深く、ティアも会話も無い状態のまま進んでいく。

次第に奥の方に木製の扉が見えてきた。

 

「ジュード!居るんでしょ?入るわよ。」

 

扉を開けてそのまま部屋の中に入っていってしまう。

自分も後を追って中に入った。

 

部屋の壁には無骨な大剣や真ん中に穴が空いている胸当て。

部屋のあらゆるところに落ちている鉄鉱石。

しかし一番目を引くのは更に奥の方にあった。

 

壁に打ち付けられてるゴブリンの死体。

四肢の一部が無い状態でテーブルの上に乗っている犬顔のモンスター。

ケラント程の大きな体格の豚っぽい顔のモンスターは今まさにティアが話しかけている人物が弄っていたのだろう、辺り一面血塗れだった。

 

「ジュード、あなた最後にお風呂入ったのいつなの?あれだけ片付けしなさいって言ったのに待っったく改善されてないじゃない!。」

 

「い、いやいや待て待て入った入ったよそうだ君が来た三ヶ月前に入ったじゃないか!君だって知ってるだろ?あれだけ私の商売道具を捨てようとしてたから仕方なく…いやはい喜んで入りました。」

 

最初は威勢がよかった男性、ジュードは最後辺り多分ティアの顔に何か変化があったのだろう、即効で自分の意見を曲げるあたり彼らの関係はかなり親密のようだ。

しかしこのままだとティアの説教と言うお話で時間が経ってしまうのでティアの背中を小突いてこっちに気づいてもらおうとした。

 

「だから貴方は最近…あそうだったこの子を紹介するために来たんだった。紹介するわね、こっちのちょっと今は血塗れだけどこのギルドの変装用道具を作れる唯一の人材、ジュードよ、見た目がちょっとアレだけど仲良くしてくれると嬉しいかな。」

 

「初めまして、趣味で主にモンスターの解剖をしてるジュードと言うんだ、宜しく。

君のことは大将からある程度話は聞いていたよ。…まぁ自己紹介も程々に早速持ってきてくれたゴブリンの死体をこっちに渡してくれるかい?」

 

どうやら自己紹介より趣味の方が優先されてる辺り少し変わった人っぽいなと。

まぁこのまま渡さないでいるのも重くて動きづらいからさっさと投げ渡した。

ジュードはいきなりだったのに簡単にキャッチしたことからただの引き籠もりでは無いようだ。

受け取ったゴブリンの死体を早速解体しようとまた机に向かって作業し始めた。

ティアはいつものことだと言わんばかりに呆れたように息を吐いている。

 

「彼のやってる作業のおかげで色々助かることもあるんだけど…周りが見えなくなっちゃうのがたまにキズ…いややっぱりかなり迷惑なんだよね、本当に。」

 

そう言いながらそこらへんに落ちていた物体、犬顔…コボルトの死体の背中から着ていった。

…着る?着れるんだそれ。

 

「ほら、こんな感じにジュードの趣味は変装の道具になるんだよ。」

 

見た目がコボルトなのにティアの声なのでどういう反応すればいいのか困る。

それからそこそこ大きいコボルト(中身ティア)の体毛を堪能しつつケラントが帰ってくるのを待った。

 

ゴブリンの死体は45シルバーと2カパーになった。

なんでも死体の致命傷が首の傷だけで外見は綺麗だったので45シルバー程らしい、値段は決めてないらしいが綺麗な状態なら高く買い取ってくれるらしい。

2カパーはおまけらしい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕は今花通りと呼ばれている通りに店を構えているシェリーの酒場で、僕達より先輩義勇兵の人達から情報を仕入れている。

仕入れていると言ってもお酒を飲んで気分のいい人…たまに悪い酔い方をしてる人もいるから気分が悪くなることもある。

今回僕達は初めてゴブリンを倒した。

でもこれで全て解決とはいかない。

モクゾーとランタとハルヒロは少し落ち込んでいるというよりは初めて殺したことへの耐性が少しでも付いてくれると嬉しい。

でもシホルとユメ、特にシホルは僕達の中で一番ショックを受けているように見えた。

今日みたいなことはこれからも続く、出来れば森以外でも安全に…とは言わないけどもう少し僕達でも簡単にゴブリンを倒せる手頃な狩場はないか聞いて回っていた。

集めた情報を短くすると。

 

「ゴブリン?ゴブリン狩るぐらいならコボルトの方が儲かるぞ」

 

とか

 

「ゴブリンも狩れないようなら義勇兵をやめたほうがいいぜ」

 

とか

 

「あらァ?あなた可愛い顔してるじゃない、どう?この後私と少しお話でも」

 

…とか

何人にも聞いたがこれといった情報を手に入れられず次の義勇兵に話を聞きに行った。

 

「ゴブリンねぇ…ここから少し行った先にダムローって言う街の跡地があってそこは新市街旧市街に別れててな初心者なら旧市街に行ってみればいい。まぁそこで死んじまっちゃおしまいだがな。」

 

ダムロー…今日聞いた中では一番有力な情報だ。

詳しく聞こうとすると僕達の会話を聞いていたのだろう、隣に座っていた義勇兵の男が肩を小突いてきた。

 

「ここだけの話だがな、ダムローについて詳しく聞きたいなら奥のテーブルを見てみな」

 

言われるがままに店内の奥の方を見てみた。

騒がしい周りの雰囲気の中、その人物がいる周りだけポッカリと穴が空いてるかのように人がいなかった。

 

「あの席に座ってる奴はな、いつもは違うんだがみんな黒いローブで全身を隠しちまってる奴は皆から裏の情報屋って呼ばれててな、信じられないことに奴の情報はかなり質の良いものでな、俺もよく利用させてもらってんだよ。」

 

詳しく聞きたきゃ自分で聞いてきな!、そう言って男は酒を一気に飲んだ。

短くお礼だけ言って言われた通りに黒ローブの人物まで近づいた。

 

「少しいいかな?話がしたいんだ」

「…別に」

 

それじゃあと人物…情報屋の正面に座る。

全体的に小柄でどちらかといえば子共だと思う体格だなっ感じだったて。

少し周りの視線がこっちに向いていたがすぐに興味を無くしたのかまた酒を飲んだりしはじめた。

さて、あんまり時間掛けると帰るのが遅れるから率直に聞いて帰ろう。

 

「聞きたいことがあるんだ、ダムロー旧市街について教えて欲しい」

 

「…わかった」

 

情報屋は革袋の中から紙を取り出してテーブルの上に広げた。

 

「これは?」

 

「旧市街の地図、必要なもの」

 

そこからは詳しく教えてくれた。

この廃屋には最近ゴブリンの集団が縄張りにしているとか。

いざという時の逃げ道、横道の場所。

高く売れそうなものから近くにある食べれる植物について等色々と教えてくれた。

そこまで教えてもらってから思ってしまった。

情報料のことを。

でも情報屋は酒の一つを奢ってくれればいいと言ってきた。

何か悪いなと思いながら予想以上に出費してしまったのでお財布は軽くなってしまった。

でも帰るときに情報屋にまた、って言われて別れたのでまた会う機会があるのだろう。

そう思うと少し楽しみにしている自分に、お酒のせいかなっと理由をつけて帰路についた。

 

 

明日から新しい狩場にどう対応するかに考えながら宿舎に帰っていった。

 

 




はいすいません短い&ガバガバですはい
いや、このまま淡々とオリキャラだけだと自分の脳が限界でした。
さて今回の情報屋はオリ主ですはい。
これで一様マナトと面識ができたので彼らはこのあとも交流は続きます。
さて次回は来週の終わりぐらいに上げるはずです。
こんな自己満足の塊を見てくださっている人々に感謝を。
誤字報告していただいてありがたいのですがどこら辺が誤字なのか教えてもらえるとありがたいです
感想の返事はなるべく返せるよう努力します。
ではこのへんで
では~(・ω・)

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