戦国ラブライブ! 〜みんなで作る戦国時代〜 作:pocky@
どうも、ポッキーです。
最近文章の調子が悪いです、助けてください(いつもだ
ということですので、いつも通り、考えながら見てください♡(殴
今回のお話は……うん、タイトルが凄いねw かんかんオレンジ?ネーミングセンスどうしたwww(←
簡単にいうと、穂乃果ちゃんのオレンジと千歌ちゃんのかんかん蜜柑を繋げただけです。よって、そういうことです。
それではごゆっくり。
前回感想をくださった
GUMIさん
伊勢盛時公さん
ありがとうございました!
「ひゃぁいっ!!?」
千歌の裏返った声での返事。暫しの間、内浦城大広間の時の流れが、止まった。
「あ、あはは……大丈夫?」
「は、はいぃ!だいひょうふでしゅ!!」
千歌さん、完全にろれつが回っておりません。
「高海さん、もしかして緊張してる?」
「そ、それはもちろん!!」
「ふーん……それじゃあさ!」
「?」
バッ……っと穂乃果が立ち上がる。そして、千歌の手を取り、彼女を半ば無理矢理立たせ、一言。
「よし!じゃあ高海さん……じゃなくて、千歌ちゃん!私に内浦を案内してよ!」
千歌の思考回路が完全に停止した。
戦国ラブライブ! 第62幕 かんかんオレンジ
「………………………ぇ?」
「ほら、千歌ちゃん!早く行こうよ!」
「………私が、こ、高坂さんと、内浦を……?」
千歌さん、今起こっていることが全く理解できていない様子。周りの高海家家臣団もまた然りであった。
「ほーら、千歌ちゃん行くよ!!」
「のわっ!?」
「あ、穂乃果!!そんな無理矢理連れ出しては……!!」
「大丈夫、大丈夫!」
………………………と、穂乃果はただ呆然としていた千歌の手を握り、あっという間に大広間を飛び出して行ってしまった。
「全く穂乃果は………」
いつも通り、穂乃果の奇行に頭を抱える海未。
一方、周りの高海家家臣団は、何が起こったのか未だ理解していないご様子。ただただ呆然としていた。
「皆さん、すみませんがついてきてもらえますか?あの子達を捕まえねばならないので……」
「………あ、はい!」
「わ、分かりましたわ」
海未の言葉で我に返ったのであろう、家臣団。一斉に立ち上がり、海未を先頭にして大広間を後にした。
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「ねぇねぇ、千歌ちゃん!」
「はいっ!」
「千歌ちゃんのお気に入りの場所、教えてよ!」
「わ、私のお気に入りの場所……ですか?」
「うん!まずは千歌ちゃんのお気に入りの場所から内浦を案内して欲しいなぁって思って!」
「そういうことなら……」
「うわぁ!!」
「……ここが私の好きな場所です」
「凄いよ千歌ちゃん!!海が綺麗だよぉ!!東京の海とは比べものにならないねぇ!!」
(す、凄い喜んでる……!!)
千歌が穂乃果を案内した場所。それは内浦の海。どこまでも続く砂浜。そして水平線がくっきりと見える広大な海。千歌がこの内浦で1番好きな場所だった。
「喜んでもらえて良かったです」
「うんうん!最高だよ!毎日こんな綺麗な海を見れるなんて、千歌ちゃんは良いなぁ♪」
「はい!この海は凄く綺麗で……。いつも私たちを見守ってくれる。だから、好きなんですこの場所が」
「海が見守ってくれる、かぁ。そういうの、何かいいね。憧れるよ」
「そうですか?」
「うん!都会育ちだと自然と触れ合うとか、そういうことが出来ないから……。だから良いなぁって思う!」
「……高坂さんも海、好きですか?」
「もちろん!大好きだよ!」
「なら、ここを紹介出来て良かったです」
「あ、そうだ。千歌ちゃん、そんな堅くなんなくても良いよ?……っていうかあんまり堅いとやりにくいんだよね……」
「い、いえ!そんな失礼なことは!」
「じゃあさ!友達になろうよ!!」
「と、友達?私が高坂さんと……?」
「あれ、嫌だったかな?」
「そ、そんな!むしろ夢のようで……」
「あはは、大袈裟だねぇ。穂乃果はただの一般人だよ?」
「いえ!一般人なんてそんな!!北条を倒し、高坂家をここまで大きくした高坂さんは……もう伝説ですよ!!」
「で、伝説って……。あ、じゃあさ、高坂さんって呼び方止めてくれるかな?」
「はい?」
「だから、高坂さんじゃなくて、名前で呼んでよ!」
「い、いやいや、ですからそんな失礼なことは……」
「命令!!……って言ったら従うのかな?」
「め、命令……!?」
「うん!命令なら文句ない?」
「高坂さんを名前で呼ぶ命令……。嫌って言ったらどうなります?」
「千歌ちゃんを襲う」
「どういうことですか」
「えー、お願い!!ね、ね?」
「うー……分かりました!分かりました!!な、名前で呼びますよ!」
「さっすが千歌ちゃん♪」
「流されてしまった……」
「じゃあ早速呼んでよ!穂乃果〜って」
「え、えぇ?今ですか?」
「もちろん!それと、敬語もダメ!いつも通りでいいから!」
「高坂さ……。ほ、穂乃果さんにそんな失礼なことは出来ないんです!!」
「えぇ〜?全然失礼じゃないよ?っていうか敬語使われる方が穂乃果からしたら失礼なんだけど……」
「どんな話ですか」
「それに、穂乃果さんって……。さん付けやめてよぉ」
「でもぉ……」
「いいじゃん!そっちの方が話やすいって!」
ぐいぐいと押しきろうとする穂乃果に、さすがの千歌も諦めたような表情。
1つ息を吐いて、心を決めた。
口を開く。
「……ほ、穂乃果……ちゃん?」
「お、おぉ!!それだよ、それ!!やっぱり千歌ちゃんはやれば出来る子だったねぇ!!」
「あ、あはは……穂乃果ちゃんっていつもこんな感じなの?」
「あぇ?うーん……意識はしてないけど、多分こんな感じだと思う!」
「ほぇー……」
「それで、いっつも海未ちゃんに怒られてるよ!」
えっへんと言わんばかりのドヤ顔でソレを言う穂乃果。……威張るところではない。
そして……………
「えぇ!?穂乃果ちゃんも怒られてるの!?」
あんな話に関心するお馬鹿がもう1人。
「も……ってことは、千歌ちゃんも誰かに怒られるの?」
「うん!よくダイヤちゃんに怒られてるよ!だらしないですわぁーって!」
「おぉ!穂乃果もだらしないですぅーって怒られるよ!やー、これがまた煩くて!」
「うんうん!分かるよ!!ダイヤちゃんもうるさいの何のって!!」
「そーだよね!!怒られる身にもなって欲しいっていうか……」
「そうそう!まさか、理解者がいるとは思わなかったよ!!私達……似てる?」
「うんうん!穂乃果達、似てるね!」
「うん!髪色も似てるしね!」
「おぉ、そう言われれば!!これはもう運命だよ!!」
「そして、奇跡だよ!!」
……………お馬鹿の会話。ツッコミどころが多すぎて、もう手に負えません。
だが、先ほどまで何か見えない厚い壁で仕切られていたような2人が、ちょっとした共通点で、ここまでワイワイ仲良くしている光景を邪魔しようとは思わない。皆さんもそうであるはず。
…………ただ2人を除いては。
「穂乃果ぁぁぁぁぁぁあッ!!!!!!!」
「千歌さぁぁぁぁぁぁあんッ!!!!!!」
鬼・襲来。
「…………まずい」
「そ、そうだね」
「「先ほどの話は一体どういうことですか(ですの)!!!!??」」
「……千歌ちゃん、逃げよう」
「わ、分かった!私が隠れ場所を案内するよ!!」
「説明しなさい穂乃果ぁぁぁ!!!!」
「全て話てもらいますわよぉぉぉお!!!!」
「走るよ!!」
「うん!!」
似た者同士の2人の当主が走り出す。
「あ、こら!!!!」
「待ちなさい!!!!!」
こちらもまた、似た者同士の鬼がそれぞれの君主を追って走り出す。
内浦の海はその鬼ごっこを静かに見守っていた。
その後、お馬鹿2人が捕まり、こっぴどく叱られたのは言うまでもない。
お疲れ様でした。
いかがでしたか?うん、イミワカンナイ。いつも通りです。
今回はほのちかを書いたわけですが……。私はほのうみ・ようちか・よしりこが大好きな人です(どうでもいい
曜ちゃん可愛くないですか(脱線
次回こそ、ちゃんと同盟までもっていきますよ。
そして、曜ちゃんいっぱい書きたい、ヨーソロー(←
それではまた次回もよろしくお願いします。
青空jumping heart 発売日ですよ。