戦国ラブライブ! 〜みんなで作る戦国時代〜   作:pocky@

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どうも、お久しぶりです、ポッキーです。
更新遅くてすみません……。

今回は前回予告した通り、色々と変化が起こります。
そして、いつもより内容が酷いことになっておりますので、覚悟してご覧になってくださいませ。意味わかんないので。

それではどうぞ、ごゆっくり。

前回感想をくださった
左京大夫さん
伊勢盛時公さん
ウィングゼロさん
ありがとうございました!

※最近どうしようもなく忙しいので、感想の返信はまた後日にさせていただきます。申し訳ありませんが、せっかくのご感想です故、しっかりと返信したいので、ご了承ください。



第60幕 変化

 

 

 

 

 1571年。

 関東のかつての帝王・北条家が氏政の敵討ちと銘打って、反乱を起こした。

 高坂は一時危機的状況に陥ったが、優秀な同盟国や、最新兵器の力で何とかその反乱を鎮圧。

 それにより、北条家は1人残らず死亡。討ち死にした者、自害した者と様々であった。

 

 

 

 更には駿河でも大きな変化が起こる。

 今まで駿河を治めてきた今川氏真率いる今川家。しかし、彼らは突然現れた高海家によって滅亡まで追い込まれた。世に言う下剋上である。

 ここにおいても、かつて天下に一番近いと言われた古豪がまた1つ、日の本からその名を消した。

 

 

 

 北条・今川が滅亡したことで、日の本に大きな変化があった1571年。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 しかし、この“1571年の変化”はまだ終わっていなかったーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 戦国ラブライブ! 第60幕 変化

 

 

 

 

 

 

「の、信長様!!よろしいのですか!?」

「構わん。やれ」

「しかし!!」

「いいからやれ」

 

 

 

 夜の比叡山延暦寺。延暦寺付近・坂本には織田家が陣を敷いていた。それも、この延暦寺を攻める為である。

 浅井・朝倉と繋がっているとして信長の逆鱗に触れた延暦寺の僧。先ほど小判やら何やらを信長へ渡し、攻撃の中止を求めたようだが、信長はこれを完全無視。既に攻め入ろうとしている。

 

 

 

「信長様、やはりここはもう少し考えた方が……!」

「しつこい、やれと言っているのだ」

「ですが、相手は仏教ですぞ!?もしかようなことをすれば、仏教徒全てを敵に回すことに!!」

「だからどうした。これから天下を目指そうという者が仏教など恐れてどうする」

「……どうなっても知りませんぞ」

 

 

 

 と、信長の側にいた木下秀吉が待機していた織田の軍の者達にその指示を伝える。

 すると、兵達はその指令に驚き、困惑の表情を浮かべながらも、弓矢に火をつけ始めた。

 

 

 

「信長様、準備が出来ました」

「……そうか」

 秀吉の報告を受けた信長はしっかりと、延暦寺を指差し、叫んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「放てぇぇぇぇえ!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 無数の火の矢が絶え間なく、延暦寺へと飛んでいく。そして、その火が寺に燃え移り、延暦寺全てを炎が包むまで時間はかからなかった。

 

 

 

 

 突然の焼き討ち。寺院の中にいた僧兵、更にはその妻子達がその熱さから逃げようと一斉に飛び出してくる。

 しかし、飛び出したのもつかの間、それを待っていた織田の武士達がソレに斬りかかる。

 女であろうと、子供であろうと。まさにみな殺しであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……こ、の……人で無しぃぃぃぃいい!!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 信長は背後から聞こえた女の声に立ち止まり、振り向いた。

 そして、ソレを冷酷な目で見下し

 

 

 

 

 

 

「残念な人生であったな」

 

 

 

 

 

 

 と1つ声をかけ、その這い蹲る女を刀で思いっきり突き刺した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「ぐへへぇ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 こちら音ノ木坂城。北条との死闘から数日経った今日この頃。

 高坂の総大将は未だ夢の中のようです。

 

 

 

 

 

 

 

「こら!!穂乃果っ!!」

「……んがぁ」

「起きてください!!」

「あと五分……」

「ダメです!!今日は高海さんと会う為に静岡に行くと言ったでしょう!?」

「……むへへぇ」

「穂乃果ッ!!いい加減にしてください!!!」

「んん……あと10分……」

「……………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 確実に、何かがぷつりと切れる音が聞こえた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「穂乃果ァァァァァァアアアアアッ!!!!!!!!!!!!!」

「はひぃぃいぃいぃっ!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 今日も高坂は平和です。

 

 

 

 

 

 

 

「あら、ようやく起きたのね」

「うん」

「本当、大変ですよ」

 海未が大きくため息をつく。大体、穂乃果を起こす為に毎回あんなに大絶叫していたら、海未の方もやってられないであろう。

 てられなである。

 というか喉が持たない。

 

 

 

 

「あはは……ご苦労なことやな、海未ちゃん」

「さっきも叫んでたみたいだし」

「そうです。もう喉が痛いんですよ」

「全く……穂乃果は毎回叫ばれなきゃ起きれないわけ?」

「うん!」

「そこでいい返事をしてどうするんですか」

「やー、でも毎回叫んどったら海未ちゃんの喉が持たんで?」

「確かにそうね」

「もういっそのこと、水かけちゃえば?」

「へ?」

「あ、それはいいですね。明日からそうしましょう」

「それじゃあ布団が毎回濡れてまうで?」

「大丈夫!ことりが毎回洗うよ♪」

「私も濡れた床くらいなら拭けます!」

「お、やる気ね」

「ちょ、ちょっと待って、何で水をかける方向に向かってるの?」

「それは貴女が起きないからです」

 海未さん正論。

 

 

 

「でもでも、毎回水なんてかけられたら穂乃果、風邪引いちゃうよ!?」

「馬鹿は風邪を引かないって言うわよね」

「ええ。ですので大丈夫かと」

「どういう理由!?」

「まぁとりあえず明日から穂乃果ちゃんは水をぶっかけられて起きるってことやな」

「凄いわね、穂乃果。水をぶっかけられて起きる大名なんて聞いたことないわよ」

「待って、待ってってば!」

「なんですか、穂乃果。貴女が起きないので仕方ないですよね?」

「それとこれは……!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……何が違うと言うんですか?」

 海未の素晴らしくドスの効いた声が炸裂した。

 

 

 

 

 

 

 

「はい、明日からちゃんと起きるので許してください」

「信用性に欠けるわね」

「せやね」

「酷いよ!?」

 

 

 

 

 高坂は朝からこんなくだらないことでバタバタ、バタバタ。

 やはり高坂は平和です。

 

 

 

 

 

 

 

 

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「やー、今日も蜜柑が美味いっ♪」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 こちらは駿河。蜜柑を口一杯に頬張る大名あり。

 

 

 

 

「……千歌ちゃん、今日はご機嫌みたいだね」

「あはは……そう、みたいだね」

「今日って何かあった?」

「えっとね、確か……」

 

 

 

 駿河を治める新たな大名「高海家」

 その居城である内浦城の中庭にて。鼻歌を歌いながら、大きな蜜柑を頬張る者とそれを苦笑いしつつ、見ている2人の者達。

 今日は何やら良い事があるようで。

 

 

 

「関東の高坂家から千歌ちゃんに会いたいっていう手紙が届いたみたいでね」

「高坂ってあの?」

「そう。梨子ちゃんが前にいたあの高坂」

「へー……なんでだろう?」

「よく分かんないけどさ、その対談の日が今日なわけ」

「……あ、だからあんなに千歌ちゃん舞い上がってるんだ」

「そうそう。昔っから高海家を高坂家みたいにするんだーって言ってたし」

「憧れの人に会える機会だもんね」

 

 

 

 そう、今日は高坂家と高海家の対談の日。千歌からすると、今日は待ちに待った日で、朝からとにかくテンションがヤバイのだ。興奮状態にある彼女は、軽く10個は蜜柑をたいらげている。これもハイテンションが成せる技か。

 

 

 

「曜ちゃん、梨子ちゃん!今日は、穂乃果さん達に会える日だよ!!」

「うんうん、そうだね」

「どれだけ待ちに待ったことか!!」

「千歌ちゃん、ずっと楽しみにしてたもんね」

「うん!楽しみだなぁ……!!」

 千歌さん、目がとてつもなくキラキラしております。夢と希望に満ちた目です、少年のような眼差しです。

 その目に映るのは高坂穂乃果以外の何者でもなかった。

 

 

 

「さて!私たちも準備に入ろうか!」

「そうだね。関東の大大名様をおもてなししなきゃ!」

「それじゃ、調理場へ向かってぇ……ヨーソロー!!」

「ヨーソロー♪」

 蜜柑を未だ食べまくる君主を他所に、2人は調理場へと走って行った。

 

 

 

 

 

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 西國某所——

 

 

 

 

 

 

 

 

「この程度かぁ……。大大名って言うほどでもないね」

「ええ、そうね。もう少し手強いのかと思ってたけど」

 

 

 

 

 

 

 

「貴様ら……!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

「……ん?まだ喋る元気があるのかな?」

「もう少し、遊んであげてもいいわよ?」

「くっ……ふざけるな、お主らなどにこの領地は渡さぬ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、そう」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その瞬間、鈍い音が響きわたった。

 そして、大男が宙を舞う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……この程度でまだ私たちにかかってこようなんてね。度胸だけは認めてあげるよ」

「まぁ、認めても殺すのだけれど」

「………」

「もう返す言葉も無いって感じかな?」

「………」

「そうみたいね。……とどめはどうする?」

「うーん、いらないんじゃないかな?炎もそこまで来てるし、そのうちお城と一緒に灰になると思う」

「そう。なら放置でいいわね」

「うん」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 西國の有力大名が1つ、自らの城と共に燃え尽きた。

 そして、新たに出現した大名。

 その名は……………。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 高良家———————

 

 

 

 

 





お疲れ様でした。
意味わかんないでしょう?(←

次回は高坂と高海家の対談をメインに進めたいと思います。
そして、大方次回の更新も遅れると思いますので、ご了承ください。
それではまた次回もよろしくお願いします。

P.S更新が遅れるので、問題を出していきます。
「高良家」なんと読むでしょーうか!(殴

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