戦国ラブライブ! 〜みんなで作る戦国時代〜   作:pocky@

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どうも、ポッキーです、ええ。
なんと!通算UAが10,000突破ということで♡
こんなうんちみたいな作品をずっと見てくださった皆様のおかげでございます!ありがとうございます♪

今回はまぁ題名通りで……。
そして、ほのうみ書くの楽しいです、これです、本当。

今回はちょっとふざけすぎたかな、ごめんなさい。
ま、いつも通り見てやってつかあさい。

それではどうぞ、ごゆっくり。

前回感想をくださった
零七さん
ウィングゼロさん
とある戦国好きさん
あげとうふさん
しょーくんだよ!さん
ありがとうございました!



第50幕 復活

 

 

 

 

 

 

「ちょ、ほ、穂乃果!!」

 

「んー?どうかしたの?海未ちゃん」

「どうかしたの?じゃありません!!」

 

「え、えっと、何がご不満なのかな?」

 

「何故私は城の前にいるのですか!?」

 

「いや、海未ちゃん、高坂に仕えるって」

「言ってません!!!」

 

「あ、あれ?そうだっけ?」

 

「何を聞いてたんですか……」

 

「じゃあ海未ちゃん、道端でのたれ死んじゃうの?」

「それは困ります」

 

 

「うん、即答だね」

 

「穂乃果、冷静に考えてください?」

 

「……?何を?」

 

「貴女、この時代では私は死んだことになっているのですよ?」

 

「……ふむ」

 

「それでは、いきなり私が皆さんの目の前に現れたらどうなるか……」

 

「…………あ!」

「気づくの遅すぎです」

 

 

「そ、それはまずいね……非常にまずいね……かなりまずいね……!!」

 

「そういうことなんです」

 

「ど、どうしよう」

 

「……どうしましょう」

 

「………しょうがない」

 

「何か案が浮かんだのですか!?」

「海未ちゃん」

 

「は、はい」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「のたれ死のう!!!」

「いやふざけないでください、斬りますよ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦国ラブライブ! 第50幕 復活

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

音ノ木坂城前。海未を連れてきたはいいものの、死んだはずの人をどのようにして家臣団に受け入れさせるか。穂乃果と海未はとても重要な問題に直面していた———

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はずなのだが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………海未ちゃん?」

 

「何ですか」

 

「あ、えっと……」

 

「………」

 

「うみちゃあん!!」

 

 

 

穂乃果さん、海未さんを怒らせてしまった模様。大問題を前に喧嘩を始めるとは何事か。

今日も高坂は平和です。

 

 

 

 

 

「いくら冗談でも悪質すぎます」

 

「ごめんなさい……」

 

「全く穂乃果は……。貴女という人は昔からそうです!!限度というものを………」

 

 

海未、お説教モード。このモードに入った海未を止めることが出来る者はいない。

 

 

 

 

 

「……それで?どうするのです?」

 

「方法を考えます」

 

「よろしい」

 

「むぅ……。死んだはずの人を違和感なく、かぁ……」

 

「………」

 

「数学より難しいよぉ……」

 

「無理難題ですからね」

 

「…………」

 

「…………」

 

 

沈黙。沈黙のクォーター。これはコ◯ンです。真実はいつも1つ。

 

 

 

 

「よし」

 

「……思いつきましたか?」

 

「海未ちゃん!!」

 

「何でしょう」

 

「強行突破だよ!!!」

「貴女は馬鹿ですか」

 

「ツッコミ早ッ!?」

 

「当たり前です」

 

「むむむ……。海未ちゃん、準備してたね……」

 

「はい。どうせろくな答えが出ないと思ってましたので」

「酷いよ!?いや、軽く虐めだよ!?穂乃果のガラスのハートが!!?」

 

「誰がガラスのハートですか……。漫才している暇はないんですよ?」

 

「そんなの知ってるよ!!」

 

「では、私の考えを発表しますね」

 

「満を持してだね」

 

「私は、死んだ私の生き別れの双子の姉妹、というのはどうでしょう?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……はい?」

 

「え?」

 

「複雑なご家庭ですか」

 

「何か問題でも?」

 

「大アリだよ!!!」

 

「ふむ……。我ながら完璧だと思ったのですが……」

 

「海未ちゃん……。絶対ポンコツ入ってるよね……」

 

「冗談ですよ」

「全然冗談に聞こえなかったんだけど」

 

 

 

「とりあえず、城へ入りましょう」

 

「……え?」

 

「制服では違和感の塊ですし、何か着物があれば、着替えたいです」

 

「あー……。海未ちゃんの部屋に着物があったかも」

 

「案内してもらえますか?」

 

「え、でもばれたらどうするの?」

 

「安心してください」

 

「うみちゃん?」

 

はいてますよ?……当たり前です。

 

 

 

 

「私に策があります」

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

「あ、穂乃果」

 

「うぇっ!?」

 

「……ど、どうかした?」

 

「あ、ああ!ぅ絵里ちゃん!」

 

「……?何かあった?」

 

「な、何も!?」

 

「………」

 

「じゃ、じゃあ穂乃果はこれでっ!」

「待ちなさい」

 

「ヴェェ!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いや、演技下手くそですか……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何とかバレないように海未を部屋へ誘導しようとした穂乃果であったが、いきなりラスボス登場。その下手くそな演技……最早演技でも何でもないが、それのせいで何か隠しているとバレてしまった穂乃果。

これより、大広間にて事情聴取が始まる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「………それで?」

 

「はい」

 

「何を隠してるわけ?」

 

「な、何も」

 

「穂乃果ちゃん?嘘は良くないよぉ〜?」

 

ことりさん。貴女、一番怖いです。笑いながら怒るってなんですか。

 

 

「こ、ことりちゃん……」

 

「で?何を隠しとるん?」

 

「何でもないって……」

 

「そう。なら何故そんな慌ててるわけ?」

 

「だって、みんな怖いから……」

 

「殿様が寝返るとか……洒落にならないわよ?」

 

「何?穂乃果はどこかと繋がってるの?」

 

「そんなのないよ!!」

 

「じゃあどうしたん?」

 

「そ、それは……」

 

「ほーのーかーちゃん?」

 

「ピィッ!?」

 

「ちゃんと話してくれないとぉ……」

 

「こ、こここことりちゃん……!?」

 

「ことりの、おやつにしちゃいます♡」

 

「ことりちゃん!?貴女楽しんでるよね!?ねぇ!?」

 

「面白そうやね。穂乃果ちゃん、のぞみんのおやつにならん?」

「ならないよ!!」

 

「あはは……。みんな、そこら辺にしてあげたらどうかなぁ……なんて」

 

「は、花陽……」

「花陽ちゃん!!!貴女は穂乃果の天使だよっ!!!」

 

「ダメだよ〜?かよちゃん。嘘はいけないからねぇ……?」

 

「あ、うん」

「折れるの早すぎだよッ!?」

 

「穂乃果ちゃん必死にゃー」

 

「大変そうねー」

 

「デッショー?」

 

「……で?何があったわけ?」

 

「な、何もないってば!」

 

「……ことり」

 

「はい♡」

 

「ちょっと待って、これには海よりも深い訳がぁ……」

 

「穂乃果ちゃん!」

 

「や、ことりちゃん、ちょ、まっ……!」

 

「いただきます……♪」

 

「ああああああ……!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「お待たせしました」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……はい?」

 

「っと……ことり、一回ストップ」

 

「ちゅん……」

 

「どちら様〜?」

 

「開けてもよろしいでしょうか?」

 

「ええ。構わないわよ」

 

「ありがたき幸せ」

 

 

 

 

絵里の合図とともに、襖が開く。そして、その“少女”が皆の前に現れる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

誰もが、その光景に目を疑った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「嘘やろ?」

 

「イミワカンナイ……」

 

「え、え……?」

 

「どうして貴女が……」

 

「海未……!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「軍師・園田海未、ただいま帰って参りました」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





お疲れ様でした。
いやー、ンミチャが遂に皆様の前に登場ということで!
そしてことりちゃんが迷走し始めたぜ、うほほーい(←

次回は高坂と海未ちゃんの絡み。海未ちゃんの策とは一体なんなのでしょうねぇ?

それでは次回もよろしくお願いします!

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