戦国ラブライブ! 〜みんなで作る戦国時代〜   作:pocky@

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どうも。久々の2日連続投稿ですか?ありがとうございます。

今回は武田が久しぶりに登場。凄い行動に出ます。

今回の話はちょっと…いやかなりまとまりがないので、頑張って理解してください(いつもだ

それではどうぞごゆっくり。



第44幕 要求

 

 

 

 

 

武田家——

 

 

 

 

「くそ…。高坂…」

 

 

「いかがする?いつまでも放っておくわけにもいかんぞ」

 

 

「そんなことは分かっておる。では、お主に何か高坂を倒す策があるのか?」

 

 

「それは…」

 

 

「…御屋形様。いかがいたしましょう」

 

 

「発想を変えるか…」

 

 

「…といいますと?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「高坂討伐をとりやめる」

 

 

 

 

 

 

戦国ラブライブ! 第44幕 要求

 

 

 

 

 

 

「あぁ〜疲れた」

 

 

「にこちゃん…。どんな声だしてるのよ」

 

 

「あー、真姫ちゃんだー、久しぶりじゃなぁい」

 

 

「前よりキャラが濃くなってない?貴女」

 

 

 

 

 

「かよちーん!」

 

 

「凛ちゃーん!」

 

 

名前を呼びあった凛と花陽。凛が花陽に飛び込む。

 

 

「久しぶりのかよちんだにゃぁ」

 

 

「そうだね〜!久しぶりの凛ちゃん♪」

 

 

 

 

 

 

「ことりちゃん!」

 

 

「希ちゃん!」

 

 

名前を呼びあった希とことり。2人は抱き合う…ようなことはせず、目の前で繰り広げられているにこまきとりんぱなをニコニコしながら見守っていた。

 

 

 

「どうやった?」

 

 

「佐竹さんはばっちりだったよ!希ちゃんは?」

 

 

「結城殿もばっちりや。今川も最上もばっちり了解してくれたみたいやで!」

 

 

「良かったね♪今回の作戦大成功だよ」

 

 

「せやね!後は絵里ちと穂乃果ちゃん所の本多殿やな」

 

 

「うん。あそこが一番手強いって言ってたもんね…」

 

 

「上手くいってるとええけどな」

 

 

「うーん…。絵里ちゃんのことだし、大丈夫…なのかな?」

 

 

「いや、たまに絵里ちはあかんくなる時があるからなぁ…。ちょっと…いや、かなり不安や」

 

 

「あはは…。しかもその傍らにいるのが穂乃果ちゃんってなると…」

 

 

 

希とことりは頭をかかえた。

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

「穂乃果ちゃぁあん!!」

 

 

「ことりちゃぁあん!!!」

 

 

穂乃果がことりの胸にダイブする。

 

 

「絵里ち、おかえり」

 

 

「ただいま、希」

 

 

 

穂乃果と絵里以外の高坂諸君が音ノ木坂へ着いてから約3日後。加賀へ行っていた彼女達がようやく到着した。

 

 

 

「絵里ち、どうだったん?」

 

 

「ああ、もちろん完璧よ」

 

 

「おぉ…」

 

 

「…希、貴女私のこと信用してなかったでしょ」

 

 

「まっさかぁ」

 

 

「…」

 

 

「…嘘です、半分信じてませんでした」

 

 

希さん、自供しました。

 

 

「酷いわね、本当。一応これでも高坂の軍師やってるのよ?」

 

 

「せやけどなぁ」

 

 

「何よ」

 

 

「絵里ちってたまぁーに…。いや、かなりの頻度でポンコツになるやん?」

 

 

「ぽ、ポンコツ!?」

 

 

「せや。そのポンコツが出てるんちゃうかー…ってずっと心配してたんよ?」

 

 

「私がポンコツ…」

 

 

「でもま、その様子なら大丈夫やったようやし、安心やな!」

 

 

「…ポンコツ」

 

 

「…?」

 

 

「ポンコツ…?」

 

 

「…え、絵里ち?」

 

 

「私がポンコツ…?」

 

 

「あ、これはあかん」

 

 

「そんなの…」

 

 

「絵里ち、ほな、うちは先部屋に戻ってるな〜」

 

 

「ミトメラレナイワァ!!!!」

 

 

 

 

 

 

ポンコツ爆発。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

音ノ木坂城大広間——

 

 

 

 

 

「さて、報告会を始めたいんだけど…」

 

 

「穂乃果ちゃんがまだやね」

 

 

「穂乃果ちゃん…」

 

 

「また穂乃果は寝坊なのね」

 

 

「全く…。私は穂乃果を起こしてくるわ。みんな、ちょっと待ってて」

 

 

「「はぁーい」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「んみちゃ…」

 

 

「ほーのーかぁー?」

 

 

「んみちゃ…。あと五分…」

 

 

「…私は絵里よー」

 

 

「んみちゃぁ…」

 

 

「…海未、ね」

 

 

「んみちゃ、んみちゃ…」

 

 

「はぁ…」

 

 

「うみちゃん…」

 

 

「こら!!穂乃果ッ!!いい加減起きなさい!!!」

 

 

「ぬわぁぁぁぁぁあ!!!!!」

 

 

「…やっと起きた」

 

 

「…あ、絵里ちゃん」

 

 

「ったく…。今日は報告会だって喋ったでしょ?」

 

 

「あ、あれ?そうだっけ?」

 

 

「この間もこんなことあったわね」

 

 

「あはは…」

 

 

「さ、早く着替えて来なさい?みんな待ってるから」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

 

 

「よし、じゃあみんな揃った所で。報告会始めるわよ」

 

 

「「はいっ!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

武将獲得の報告会が始まろうとしていたその時。

ある一通の文が高坂に届く。

 

 

 

 

 

 

 

「申し上げます!」

 

 

「…っと。ようやく始まろうとしてた所に」

 

 

「タイミング悪いわね」

 

 

「前もこんなことあったにゃー」

 

 

「えっ…と」

 

 

お知らせを持ってきた家臣に高坂の重鎮達の鋭い視線が浴びせられる。

 

何も悪いことはしていないのに、可哀想である。

 

 

 

「それで、何かあったの?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「えっと、武田から書状が届きました故、お届けに参りました」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「武田!?」」

 

 

 

 

 

 

 

武田、という名前を聞いて高坂の皆さまは目を丸くした。

 

 

 

 

 

 

 

にこが無理矢理その手紙を奪い取る。

 

 

 

「にこ!何て書いてあるの!?」

 

 

「ちょっと待ちなさい!」

 

 

破れるのではないかと思うくらい乱暴に手紙を開封する。

 

 

 

「…高坂家へ」

 

 

「なんや、何が目的や」

 

 

「戦…ではなさそうだけど」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「我々武田と同盟を結んで欲しい…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…は?」

 

 

「え?」

 

 

「にこ、今なんていった?」

 

 

「…同盟を結んで欲しい」

 

 

「武田が!?」

 

 

「イミワカンナイ…」

 

 

「…にこっち、ちょっとその手紙貸してくれる?」

 

 

「え、ええ」

 

 

「まさか武田から近寄ってくるなんて…」

 

 

「ラッキーだね!!」

 

 

「…そうかしら」

 

 

「裏がありそうで怖いわね」

 

 

「そうかにゃ?信玄も改心して…」

 

 

「ない」

 

 

「ないわね」

 

 

「でも何でいきなり同盟なんか…」

 

 

信玄の謎の行動に頭を悩ませる家臣達。

 

何故このタイミングで同盟を要求してきたのか。戦ばかりしていた信玄が?

 

裏がある?

 

 

色々なことが頭の中を渦巻く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…結婚」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…ん?希、何か言った?」

 

 

「結婚」

 

 

「…け、結婚?」

 

 

「絢瀬殿の妹君、亜里沙殿を我ら武田の息子、勝頼に嫁がせることで同盟を結んで欲しい…」

 

 

「…何それ、かなり上からね」

 

 

「最悪、勝頼をそちらに婿として出しても構わん…」

 

 

「信玄殿は本気ってことなのかな?」

 

 

「…待って。亜里沙が結婚ってどういうこと」

 

 

「政略結婚?」

 

 

「政略結婚って…。それじゃあ亜里沙ちゃんの気持ちは無視ってこと!?」

 

 

「そういうことやんね」

 

 

「それじゃあダメだよ!好きでもない人と結婚したって…」

 

 

「でも仕方ないことでもあるのよね」

 

 

「仕方なくない!!」

 

 

「穂乃果ちゃん、一回落ち着き」

 

 

「…」

 

 

 

「…」

 

 

 

「どうしようか…」

 

 

「これは亜里沙ちゃんが決めることや」

 

 

「無理にさせるわけにもいかないよ?」

 

 

「最悪、武田をもう一度倒せばいいのよ!」

 

 

「そうやんね。…でも、ここで同盟を結べるのは大きいで?」

 

 

「そうね。ここで武田を抑えられれば、織田討伐がよりしやすくなるし、勝つ確率も上がる…」

 

 

「だからって…」

 

 

「…とりあえず、亜里沙ちゃんに話してみよか」

 

 

「それがいいと思う」

 

 

「誰が行くの?」

 

 

「それはもちろんエリーでしょ?ね、エリー…」

 

 

「あれ?絵里ちは?」

 

 

「いつの間にいなくなった?」

 

 

「絵里ちゃん…」

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

絵里は、亜里沙が結婚…と聞いてすぐに大広間を飛び出していた。

 

 

無人の廊下を歩く。聞こえるのはスタスタと歩く自分の足音のみ。

 

 

 

 

 

 

 

 

「亜里沙が結婚…?武田と…?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そんなの認められないわ」

 

 

 

 

 

 

 

 





お疲れ様でした。

認められないわ。ええ、認められないわぁ(←
亜里沙ちゃんが結婚…?させる訳にはいかん(誰だ

次回は絢瀬姉妹の決断がメインとなりそうですね。

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