戦国ラブライブ! 〜みんなで作る戦国時代〜   作:pocky@

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どうも、ポッキーです。
毎日投稿は無理ぽです(殴

今回は本多正信さん!さ、ほのえりはどのようにして本多を獲りにいくのか…?見所です。

今回も訳わからん話になっているので、皆様のその豊かな頭脳で頑張って理解してください(殴

それではどうぞごゆっくり。


前回感想をくださった
シャーロックさん
GUMIさん
ありがとうございました!

※返信が遅れております、大変申し訳ありません。



第43幕 本多

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…」

 

 

「…穂乃果」

 

 

「ん…?どうかしたの?」

 

 

「いや、本当にこの寺にいるっていったのよね?」

 

 

「うん」

 

 

「本多さんが?」

 

 

「そうだよ!」

 

 

「…の割には人気がなさ過ぎると思わない?」

 

 

「…?そうかな?」

 

 

「っていうかさっきからずっと探してるけど、見つかる気配がないわよ?」

 

 

「…穂乃果に聞かれても困るよ」

 

 

「本当に人がいたの?」

 

 

「いたよ!いたってば!」

 

 

「…本当かしら」

 

 

「しつこいよ!絵里ちゃん!!」

 

 

 

 

 

 

戦国ラブライブ! 第43幕 本多

 

 

 

 

 

 

こちら加賀のとある寺院にいる穂乃果と絵里。

 

本多と名乗る、この寺に住む…はずの人を探しているようだが…。

 

 

 

 

 

「一体どこへ行ったのよ!」

 

 

「まあまあ、絵里ちゃん。落ち着いて…」

 

 

「落ち着いてられるわけないでしょう?あの本多が近くにいるかもしれないのよ!?」

 

 

絢瀬さん、本多が欲しくてたまらない様子。

取り乱しております。

 

 

「ほら、絵里ちゃん、チョコあげるから落ち着いて?ね?」

 

 

穂乃果がチョコレートを差し出す。

 

これは世界の西木野さんが外国から輸入しているもので、少々苦いが、コレはコレで美味しい。

 

 

「…ありがと」

 

 

「いやぁ、美味しいよね!このチョコレート!」

 

 

「ええ…。いくら食べても飽きないわね」

 

 

「ちょっと苦いけどね…。あはは…」

 

 

「そう?これくらいが丁度いいのよ?」

 

 

「むむむ…。やっぱり後味が苦手だなぁ…」

 

 

穂乃果さん、苦いモノはあまり得意ではないようで。やっぱりチョコは甘くなくちゃね!…って人です。

 

 

「…ってもう食べちゃったの?」

 

 

「うん」

 

 

「凄いわね…」

 

 

「いやいや、普通だよ?」

 

 

「そうかしら?」

 

 

「うん。絵里ちゃんが遅すぎるんだよ」

 

 

「チョコを噛み砕くっていう概念がないのよね…私」

 

 

「チョコは噛むモノだよ?」

 

 

「違うわよ。チョコは舐めるものよ?」

 

 

「むむむ…」

 

 

「チカァ…」

 

 

 

チョコを噛む派vsチョコを舐める派。

 

とてつもなくどうでもいいことで戦争が起ころうとしている。

 

 

 

「…」

 

 

「…」

 

 

「…っと。それどころじゃなかったわ。本多!!」

 

 

「……。あ、そうだった!」

 

 

「危ない危ない…。私としたことが忘れる所だったわ…」

 

 

賢くない。

 

 

「手分けして探そうか!」

 

 

「ええ、そうしましょう。効率も上がるでしょうしね」

 

 

「よし、じゃあ見つけたら報告ね!」

 

 

「ええ!」

 

 

 

2人は左右へ分かれ、寺院を探し回り始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

(本多さぁぁぁん!!!!)

 

 

 

 

 

 

 

 

「…穂乃果ってばあんな大声だして…。これじゃ手分けした意味ないじゃないの」

 

 

 

 

(本多さぁぁぁん!!!!どこにいるんですかぁぁぁあ!!!??)

 

 

 

 

「…一体どこからあんな大声が出てくるのよ、全く」

 

 

 

絵里はため息をつき、捜索を開始した…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その時だった。

 

 

 

 

 

 

 

「何だ、騒々しいの…」

 

 

壁がひっくり返り、絵里の目の前に1人の男が登場した。

 

 

 

忍者屋敷か。

 

 

「……!?」

 

 

「…お、気がついたのだな」

 

 

「あ、貴方は?」

 

 

「ワシか?ワシは本多と申すが」

 

 

「本多…。…貴方が!?」

 

 

「い、いかにも」

 

 

とてつもなく食い気味で聞いてくる絵里目の前にし、本多は後ずさる。

 

 

 

 

(本多さぁぁぁん!!!???)

 

 

 

 

 

 

「…すみません、騒がしくて」

 

 

「いや、問題ない」

 

 

「…貴方の名前は?」

 

 

「ワシの名前?」

 

 

「はい。教えてくださいませんか?」

 

 

「正信…。本多正信であるが?」

 

 

「本多正信…。ビンゴね」

 

 

「…?」

 

 

「本多様。貴方にお願いがあります」

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

 

 

「…いない」

 

 

その頃、穂乃果は正信のことを絶賛捜索中。

 

 

「大声出しすぎたかなぁ…。喉痛いよ…」

 

 

のこのこと寺院を歩きまわるが、正信は一向に見つからない。

 

 

まぁ無理もないだろう、絵里と一緒にいるのだから。

 

 

「絵里ちゃんの所に戻ろうかな…?もう探す場所ないもんね…」

 

 

…と、絵里の元へ戻ろうとした穂乃果であった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし。

 

 

 

 

 

 

 

「…あれ?ここ…どこだっけ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

寺の中で道に迷いましたとさ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

「お願いします」

 

 

「…」

 

 

「我々と共に、織田を倒しませんか?」

 

 

「…」

 

 

穂乃果が道に迷っていた頃、絵里は既に説得へと入っていた。

 

 

「ワシがお主らと共に織田を倒す…か」

 

 

「はい。どうですか?」

 

 

「…断る」

 

 

「何故ですか?」

 

 

 

「今更高坂に貸すような力はない」

 

 

「…といいますと?」

 

 

「もう少し早ければな?ワシも考えたのだが…」

 

 

「早ければ?」

 

 

「左様。ワシは既に織田を倒す為の準備にかかってしまっていてな」

 

 

「本多様、1人でいかれるのですか!?」

 

 

「まさか。ワシの部隊だけではいかんよ」

 

 

「それではどこの大名と…」

 

 

「…石山本願寺」

 

 

「石山本願寺…ですって?」

 

 

「そうだ。本願寺顕如と共に、ワシは織田を潰す」

 

 

「石山本願寺…。大阪の一大勢力…」

 

 

「左様。織田と戦うには十分であろう?」

 

 

「それでは何故貴方は加賀に?大阪へいればいいではないですか」

 

 

「織田に悟られないようにするためだ。本願寺が挙兵したとなれば、織田も放っておかんだろう?大阪へ向かった織田の背後をワシらがつつく…。そういうことだ」

 

 

「策は完璧ってことですね」

 

 

「そうだ」

 

 

「…残念です。織田は高坂が倒したかったのですが」

 

 

「織田と高坂の戦か。中々面白そうではないか」

 

 

「しかし、本多様が織田を討ってしまえばその戦をすることも叶わず…。残念です」

 

 

「ワシが高坂にいたらどの様な策で織田を潰すかの…。ふむふむ…」

 

 

「…?本多様?」

 

 

「どうかしたか」

 

 

「高坂へ来ませんか?」

 

 

「…先ほど断ったはずだが?」

 

 

「いや、いかにも来たそうでしたので」

 

 

「どこをみたらそうなるのだ。ただワシは織田を正面から叩く策を…」

 

 

「やはり、戦というのは正面衝突が一番面白いですよね…。地力が試されるといいますか、もっと言うと軍師の能力が試されるといいますか」

 

 

正信の喉がなった。

 

 

「本当…面白そうですよね。私も一軍師として、正面衝突の戦の策を練るのは本当に楽しくて…。しかも織田が相手となれば…」

 

 

「とてつもなく…面白そうだな」

 

 

「ですよね。あぁ…。考えただけでも楽しくなってきますね…」

 

 

「あ、あぁ。そうだな」

 

 

「高坂の武将達は曲者揃いですからね…。それを動かすのなんてもう…!」

 

 

「面白いか」

 

 

「本多様が考えている100倍は面白いですよ」

 

 

「100倍…」

 

 

「どうです?高坂の部隊を共に動かしませんか?」

 

 

「…」

 

 

「織田を倒しましょう、正面から」

 

 

「しかし、本願寺との約束がなぁ…」

 

 

「織田の軍師といえば、日の本一と名高い竹中半兵衛…」

 

 

「…!」

 

 

「日の本一の軍師と策略対決が出来るなんて…」

 

 

「…半兵衛と策略対決」

 

 

「ああー面白そうだなぁー…」

 

 

絵里、迫真の演技である。

 

 

「……よし」

 

 

「…?」

 

 

「その話、のった」

 

 

「…といいますと?」

 

 

「共に織田を倒そうではないか、絢瀬殿」

 

 

「本多様!」

 

 

「竹中半兵衛と対決出来ると思うと、考えただけでこう…。軍師魂が燃えるというか…」

 

 

「分かります、とても」

 

 

「…結局、ワシはお主の演技にはめられたわけだ」

 

 

「何のことでしょう?」

 

 

「知らん顔などしおって…。高坂は高坂で面白そうだな」

 

 

「では、高坂に入っていただけるんですね?」

 

 

「…そうだ。この本多正信、高坂家に仕えることにする!!」

 

 

「…ありがとう、ございます」

 

 

絵里は心の中で渾身のガッツポーズをした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

「…ここさっきも来たよね」

 

 

「…あれ、ここもだ」

 

 

「広すぎるんだよぉ…」

 

 

 

絢瀬さんがカッコよく決めていた頃、穂乃果は未だ道に迷っていましたとさ。

 

 

 

「うぅ…。どこからどういったらいいのぉ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「誰か助けてぇぇぇぇぇえ!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(チョットマッテテェ!!!!)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本多家・本多正信獲得。

 

 

 

 

 

 





お疲れ様でした。

うん、イミワカンカナイでしょ?
とりあえず、本多正信は高坂に入ります!!(←

さて、次回はどうしようかな。武田さん、ようやく動きます。

それでは次回もよろしくお願いします。

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