戦国ラブライブ! 〜みんなで作る戦国時代〜   作:pocky@

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お久しぶりです、ポッキーです。
最近は本当に忙し過ぎてですね…。中々更新出来ず、申し訳ありません。

さて、今回はほのえりですね。本多正信を狙って加賀へ。
一体どうなるのやら。

それではどうぞ、ごゆっくり。

前回感想をくださった
ウィングゼロさん、ありがとうございました!




第42幕 加賀

 

 

 

 

 

 

 

 

「さすがに加賀(石川)までとなると遠いわね…」

 

 

「遠すぎるよ!!」

 

 

「…穂乃果怒ってたりするの?」

 

 

「怒ってないよっ!!」

 

 

「あらら…」

 

 

 

 

 

 

 

戦国ラブライブ! 第42幕 加賀

 

 

 

 

 

 

 

本多正信を追って加賀国まで長旅をしている穂乃果と絵里。

 

穂乃果は上洛に続いての長旅の為、既に嫌になっているようである。

 

 

 

「この間もこれくらい長い旅したのに!」

 

 

「しょうがないでしょ?」

 

 

「何でまたこんな長旅しなきゃいけないのさ!!」

 

 

「…しょうがないでしょ?」

 

 

「もう少しゆっくり出来ると思ったのに…」

 

 

「いつもダラダラしてるじゃない」

 

 

「してないよ!!」

 

 

「どの口が言ってるのよ…」

 

 

「あぁーもう!疲れたよぉ!!」

 

 

「そんなに叫ぶ元気があるじゃない」

 

 

「…穂乃果は疲れたの!!」

 

 

「はぁ…。なら少し休憩しましょうか」

 

 

「本当!?」

 

 

「ええ。もう加賀には入っているし」

 

 

「じゃあ絵里ちゃん!お団子屋さんに行こうよ!」

 

 

「…疲れて動けないんじゃないの?」

 

 

「誰もそんなこと言ってないよ?」

 

 

「いや、貴女あんなに機嫌悪かったじゃない」

 

 

「そうかな?穂乃果はいつでもハッピーだよ!」

 

 

「…」

 

 

 

絵里、絶句。何も返す言葉がないようです。

 

 

 

「雪穂ちゃんも連れてくれば良かったわ…」

 

 

「え?どうして雪穂?」

 

 

「穂乃果の扱い方分かってるじゃない?」

 

 

「あ、扱い方!?」

 

 

「そうよ。穂乃果を操縦するのどれだけ大変か分かってる?」

 

 

「酷いよぉ!穂乃果は人間だよ!」

 

 

「そう?どちらかと言うと犬っぽいじゃない?」

 

 

「い、犬?」

 

 

「飼い主の海未がいなくなったのは痛いわね…」

 

 

「海未ちゃんが穂乃果の飼い主…!?」

 

 

「え、違うの?」

 

 

「違うよ!!」

 

 

 

 

穂乃果と絵里はいつもこんな会話になるようで。基本どうしようもない話である。

 

 

 

 

 

「この団子美味しいよ、絵里ちゃん!!」

 

 

「そうね!これは絶品だわ!」

 

 

「疲れがとれるねぇ」

 

 

「これで本多正信探しもはかどるわね」

 

 

「そうだねぇ…」

 

 

「あら、このお茶も美味しいわ」

 

 

「うんうん!でも雪穂のお茶の方が美味しい…かな?」

 

 

「そうなの?私も一度飲んでみたいわ」

 

 

「絵里ちゃんなら頼めばいつでも淹れてくれると思うよ!」

 

 

「そうかしら?なら今度頼んでみるわね」

 

 

「うんうん!」

 

 

「よし、じゃあ本多殿探しにいきましょうか」

 

 

「探すって…。本多さんがいる場所分からないの?」

 

 

「そうなのよ。松永を去ってからどこに行ったか分からないらしくて…。加賀にいるってことしか情報がないの」

 

 

「ふーん…。謎の人物…ってことかな」

 

 

「ええ。でも、戦は凄い上手いらしいわよ。伊達に松永の重鎮やってないって感じね」

 

 

「そんな凄い人なんだね」

 

 

「海未をなくした高坂に必要なのは、もう1人頭が使える武将…。まさに本多正信がはまってるってわけ」

 

 

「本多さんなら兵力とかも凄そうだしね」

 

 

「そうね。これは絶対に欲しいわ…」

 

 

「うん。だから頑張ろ!」

 

 

「勿論。絶対におとしましょう」

 

 

 

お団子パワーで元気100倍な穂乃果と絵里。

本多正信を落とすことが出来るのだろうか。

 

 

 

「…どこから探そうか?」

 

 

「とりあえずこの付近から探しましょう。ここにあるのは民家とお寺…かしら?」

 

 

「民家とお寺か…。特に何もなさそうだけど」

 

 

「まぁそこから探すわよ。可能性はゼロではないわ」

 

 

「そうだね!じゃあまずはお寺から行こうか!」

 

 

「ええ。民家はさすがにちょっとね…」

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

 

 

加賀の寺院——

 

 

 

 

 

 

 

 

「失礼しま〜す…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…」

 

 

「誰もいない…のですか?」

 

 

「…返事がないから、そうなのかしら?」

 

 

「うーん…。それじゃあ残念だね」

 

 

「ちょっと待ってみる?誰か戻ってくるかもしれないわよ」

 

 

「そうだねぇ…。ちょっと待ってみようか」

 

 

 

 

そんな2人の背後からある人物が近寄ってくる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…そこのお二人さん?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うぇぇえ!?」

 

 

「……!!!」

 

 

 

 

突如背後から声をかけられた2人は飛び上がるように…いや、飛び上がって驚いていた。

 

 

特に絵里なんかはもう気絶してしまっているようである。

 

 

 

「…え、絵里ちゃん?絵里ちゃん!?」

 

 

「…っと、これはいけませんな。寺の中で休ませてあげましょう」

 

 

「え、あ、ありがとうございます」

 

 

 

 

謎の人物…正体不明の人物…?に寺の中へ案内される穂乃果。そして意識のない絢瀬さん。

 

 

絵里のことは穂乃果がおぶっているようだが…。

 

 

 

 

 

 

 

「うぅ…。重いよ、絵里ちゃん…」

 

 

「…」

 

 

返事はない。ただのしかばねのようだ。

 

 

「お二人さん。ここが客間だ。ゆっくり休んで行きなさい」

 

 

「ありがとうございます!…えっとお名前は?」

 

 

「ワシか?ワシは本多と申す。何かあったらまた声をかけてくれ。この寺院のどこかにおる」

 

 

「本多さん…。分かりました!」

 

 

ん?本多さん?

 

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

「…ん?」

 

 

「あ、絵里ちゃん気がついた?」

 

 

「…あれ、私は一体?」

 

 

「いや、後ろからいきなり声をかけられた時に、絵里ちゃんってば驚きすぎて失神しちゃったんだよ?大変だったんだから…」

 

 

「あ、あれ?そ、そうなの?」

 

 

「そうだよ!」

 

 

「…ごめんなさい」

 

 

「大丈夫だよ!絵里ちゃんって意外と驚かされるのに弱いよね。幽霊とか苦手だもんね〜?」

 

 

「う、うるさいわよ、穂乃果」

 

 

「あ、あ…。え、絵里ちゃん!!後ろに幽霊が…っ!!」

 

 

 

「えぇぇぇぇえ!!!??」

 

 

 

絵里が音速で部屋の端っこへ移動する。

 

 

 

「…あはは。凄いね、絵里ちゃん」

 

 

「穂乃果!!幽霊は!?」

 

 

「え?あ、いないよ?」

 

 

「はぁ?」

 

 

「いやだから、嘘だよ?」

 

 

「…」

 

 

 

絵里から何か出ている…!

あれは闇のオー…。絢瀬さん、憤怒のようです。

 

 

「あはは…。あはははは…。ぅ絵里…ちゃん?」

 

 

「穂乃果?」

 

 

「はいっ!!」

 

 

「…終わらないパーティ、始めましょう?」

 

 

「あ、え、絵里ちゃん!おち、落ち着こ!ね、ね?うん、ほら、ほんの出来心で…」

 

 

「問答無用!!!!!」

 

 

「いぃぃぃぃぃいやぁぁぁぁぁぁぁあ!!!!!!」

 

 

 

 

…何をやっているのやら。

 

 

 

 

 

 

 

「あ、ああ、ああああ…」

 

 

「ふぅ…。ちょっとやりすぎたわね」

 

 

「絵里ちゃんの鬼ぃ…」

 

 

「…なんとでもいいなさい?貴女が悪いのよ?」

 

 

「……」

 

 

「…で?ここはどこなわけ?」

 

 

「…え?知らなかったの…?」

 

 

「ええ」

 

 

「意味わかんないよ…」

 

 

「で?ここはどこ?」

 

 

「えっとね、お寺…の中だよ。本多さんがいるお寺」

 

 

「お寺ねぇ…。…ん?本多さん?」

 

 

「うん。さっき後ろから声をかけてきた人が案内してくれたんだ。その人が本多さん」

 

 

「…!?本多って…。名前は聞いたの!?」

 

 

「い、いや、名前までは教えてくれなかったよ?」

 

 

「どこにいるか分かる!?」

 

 

「この寺の中にいるって言ってたよ」

 

 

「よし、分かったわ!!」

 

 

「…絵里ちゃん。どうかしたの?」

 

 

「穂乃果、これは探す手間が省かれたかもしれないわよ!!」

 

 

 

 

 

「…え?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

本多と名乗り、寺に住む…?謎の人物。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ソレは探し求めていた本多正信なのだろうか?

 

 

 





お疲れ様でした。

いやぁ、酷かったですね。久しぶりに書いたもので^^;
え?いつもこんな感じ?
…貴方正解です。

次回、穂乃果と絵里は本多正信と接触できるのでしょうか?
そして高坂に引き入れることが出来るのでしょうか?見所ですね。

それでは次回もよろしくお願いします。

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