戦国ラブライブ! 〜みんなで作る戦国時代〜   作:pocky@

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どうも、ポッキーです。
今回は高坂の皆さんが色々と動きだしますよ、題名通りですね。

海未ちゃんがいなくなって、高坂に今必要なモノは何か!
そこですね。

皆さんのご意見をもとに作ってみました。
みんなで作る戦国時代ですからね♪(ドヤァ(殴

それではごゆっくり。

前回感想をくださった
ウィングゼロさん
しょーくんだよ!さん
左京大夫さん
あげどうふさん
シャーロックさん
ありがとうございました!




第39幕 始動

 

 

 

 

 

 

 

「みんな集まった?」

 

 

「えっと…」

 

 

「穂乃果ちゃんがまだ…かな?」

 

 

「そうみたいやね」

 

 

「毎回じゃない」

 

 

「ったく穂乃果は…。みんな、穂乃果を起こしてくるからちょっと待ってて」

 

 

「頑張ってな〜」

 

 

 

 

 

 

 

戦国ラブライブ! 第39幕 始動

 

 

 

 

 

 

 

 

朝の音ノ木坂城。これからについての会議が開かれようとしていた。

 

 

家臣達が皆大広間に集結し、準備は万端。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

しかし、穂乃果は爆睡中である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ちょっと!穂乃果!!」

 

 

「…むぅ…」

 

 

「ほーのーかぁ!!」

 

 

絵里がゆさゆさと穂乃果を揺さぶる。

 

 

「ゆぎほぉ…。お茶ぁ…」

 

 

「……」

 

 

「お茶まだぁ…」

 

 

絵里は呆れて声も出ません。

 

 

「海未は毎日コレを起こしてたのね…。尊敬するわ」

 

 

「ぐがぁ…」

 

 

「ったく…。穂乃果!!!起きなさいッ!!」

 

 

絵里、海未のモノマネするってよ。

 

 

「ぬわぁぁぁあ!!?う、海未ちゃんっ!!」

 

 

「…絵里よ」

 

 

「……なんだ絵里ちゃんか」

 

 

「なんだとは何よ!?」

 

 

「ふわぁ…。よく寝たぁ…」

 

 

「寝すぎなのよ!今日は朝から会議するって言ったでしょう!?」

 

 

「あ、あれぇ?そうだっけ…?」

 

 

「…本当、人の話を何にも聞いてないわね」

 

「あはは…。ごめんね」

 

 

「しょうがないわね…。ほら、早く着替えて来なさい?みんな待っているから」

 

 

「うん!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

 

 

「遅いわよ、穂乃果!!」

 

 

「ごめんね、にこちゃん」

 

 

「うちの殿様は呑気ね…」

 

 

「あはは…」

 

 

「さて、みんな揃ったことだし、始めましょうか」

 

 

「そうだね」

 

 

「それでは…。これから高坂の重大な課題について話し合っていくわ」

 

 

「重要な課題…?」

 

 

「ええ。分かる人…いる?」

 

 

「…織田討伐でしょう?海未の仇打ちよ!!」

 

 

「あー、にこっち、落ち着き」

 

 

「至って冷静なんですけど!?」

 

 

「…冷静なら織田討伐なんて答えは出ないわよ。本当…にこちゃんはいい加減よね」

 

 

「真姫ちゃん相変わらずキツイにゃー…」

 

 

「確かに、天下をとる為には信長を討たなければならない…。勿論、武田も同じよ」

 

 

「そこでや。織田や武田と戦うってなった時、明らかに高坂が劣っているものがある。何か分かるか?」

 

 

「…何だろ」

 

 

「うーん…。穂乃果にはよく分かんないよぉ…」

 

 

「勿論、権力でしょ!」

 

 

三馬鹿降臨。

 

 

 

 

 

「人材…。兵の数…。というより武将の数が足りないんじゃないかなぁ?」

 

 

「さすがことりちゃんやね」

 

 

「ビンゴよ。今、ことりが言ってくれたとおり、武将の数が圧倒的に足りない」

 

 

「高坂の主な武将は8人。謙信殿からの援軍があったとしても…。あまり謙信殿にうちらの戦で迷惑をかけるわけにもいかんしな」

 

 

「そこで、高坂は武将の引き抜きを行います」

 

 

「…引き抜き?」

 

 

「ええ。放浪中の武将などを高坂の家臣に迎え入れるわ」

 

 

「放浪中って言うても実力のある武将はぎょうさんおる」

 

 

「そういう人たちを捕まえて、高坂の兵力の底上げを図る…そういうことよ」

 

 

「待って。確かに引き抜きはいいことだとは思うけど…。どうやってその武将達を説得するわけ?来いって言って来るような人達じゃないわよ?」

 

 

「それは何とか説得するしかないわね。私たちで手分けをしてね」

 

 

「…かなり難しいわよ?」

 

 

「それは分かっているわ。それくらいしないと、信長は倒せない」

 

 

「そうや。信長を討つっていうのはそういうことやんな」

 

 

「…で、穂乃果?話、理解してた?」

 

 

「…。…うん!」

 

 

「分かってないわね」

 

 

「あはは…。穂乃果ちゃん、分かってない…かな?」

 

 

「だって難しすぎるんだもん!!」

 

 

全然難しくないんですが。

 

 

「ほ、穂乃果はこれだからぁ…。に、にこなんて完璧にり、りり理解したわよ!」

 

 

「…動揺しすぎや」

 

 

「自滅しに来たのね」

 

 

「じゃあ簡単に説明するわね」

 

 

「うん、お願い!」

 

 

「どの大名にもついていない武将を、穂乃果についてもらえるように説得する…。すると、武将が増えて兵力も増える。でも、その説得が大変だ…っていう話をしていたの」

 

 

「…何となく分かったにゃ」

 

 

「要するに、仲間を増やすんだよね!」

 

 

「そういうことやんな」

 

 

「それと…。前に9人で戦うって言ったけど、それとこれとは別の話よ。それは分かってね」

 

 

「うん、大丈夫!」

 

 

「それじゃ、どの武将を引き入れるかだけど…」

 

 

「関東なんかもいいんじゃない?結構有能な武将は多いと思うけど」

 

 

「そうね。佐竹に結城もいるし…。北条は私たちが討ったから、そういうのは難しそうね」

 

 

「あとは東海とかからもやな。今川もまだ生きてるで」

 

 

「そこら辺でしょうね。佐竹に今川。奥州には綺羅についてた最上もいるし」

 

 

「結構集まってるわね。ま、どれだけ武将が集まっても最強はにこの騎馬隊だけどね!」

 

 

「それじゃあとりあえず、その3つを中心にいきましょう」

 

 

「誰がどこへ行くかっていうのも考えなあかんな」

 

 

「説得のしやすさでまとめたらいいんじゃないかな?口が上手い人は説得がし辛そうな人…とか」

 

 

「おぉ、ことりちゃん!」

 

 

「冴えてるわね」

 

 

「そぉ?いつも軍師さん達の会議を見てたからね♪」

 

 

「それじゃ、勝手に私でまとめてもいいかしら?」

 

 

「いいんじゃない?」

 

 

「うん!絵里ちゃんの思うとおりでいいと思う!」

 

 

「よし!引き抜きだよっ!!」

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

 

 

「みんな、誰がどこに行くか発表するわね」

 

 

「「はーい!」」

 

 

「じゃあまず、佐竹義重はことりと花陽!」

 

 

「「はい!」」

 

 

「花陽ちゃん、頑張ろうね♪」

 

 

「うん♪」

 

 

「次、結城晴信は希!」

 

 

「おぉ…。結城殿が相手…。ま、うちに任せとき!」

 

 

「最上義盛と義光親子はにこと凛!」

 

 

「にこ達?」

 

 

「ええ。最上氏は綺羅についていたから、高坂には結構思い入れがあるとかっていう情報があってね。貴女達でもいけるかなぁって思ったの」

 

 

「貴女達でもってなんにゃ!!」

 

 

「にこ達が馬鹿って言いたいの!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…あれ?違うんですか?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ま、簡単でええやん?」

 

 

「それで、真姫は今川氏真を」

 

 

「分かったわ。しっかり落としてくるわよ」

 

 

「…あれ?絵里ちゃんと穂乃果ちゃんは?」

 

 

「あ、そうだ。穂乃果、何にも言われてないよ?」

 

 

「それなんだけど…」

 

 

「…?」

 

 

「ちょっとどうしても獲りたい武将がいてね…?」

 

 

「どうしても…?」

 

 

「獲りたい武将…?」

 

 

「そんな凄いのがおるん?」

 

 

「ええ。私も聞いたときは驚いたわ」

 

 

「…誰よ。もったいぶらないで早くいいなさい?」

 

 

「松永久秀が認めた男…」

 

 

「松永久秀…ってあの松永!?」

 

 

「それが認めた人ってことは…」

 

 

「仲間に出来たら凄い心強いね!」

 

 

「絵里ちゃん…。その人の名前は…」

 

 

「本多正信。彼を何としても私と穂乃果で引き入れるわ」

 

 

「本多正信…。聞いたことある名前ね」

 

 

「そりゃあ松永の重鎮ってなるとなぁ?」

 

 

「どうしてその本多さんは今1人なの?」

 

 

「よく分からないの。でも放浪中なのは確かよ。この機会を逃すわけにはいかないわ」

 

 

「じゃあ決まりだね!」

 

 

「そうね。この人たちを全員引き入れられれば…」

 

 

「武田…いえ、信長ともやり合えるわよ」

 

 

「「おぉー!!」」

 

 

「それじゃ、私の出番はここまでね。後は穂乃果、よろしく」

 

 

「ここで穂乃果にふるの?ふむふむ…」

 

 

「唐突なふりだったやんな」

 

 

「みんな!今絵里ちゃんが言った人の所へこれから各自で向かうよ!!」

 

 

「「はい!!」」

 

 

「くれぐれも、怪我とかしないでね?絶対…生きて帰ってくること!!」

 

 

「「はいッ!!」」

 

 

「織田討伐への第一歩だよ!!みんな、頑張ろう!!!」

 

 

 

 

「「オォーーー!!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高坂家、武将引き抜き作戦の開始である。

 

 

 

 




お疲れ様でした。
引き抜き作戦開始ですよ!!皆さん!!(←
説得はうまくいくのでしょうかね?失敗したら命はなさそうですね()

次回は説得のご様子を書こうかなぁ、と。

それでは次回もよろしくお願いします!

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