戦国ラブライブ! 〜みんなで作る戦国時代〜   作:pocky@

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お久しぶりです、ポッキーです。
遠征とか色々ありまして、更新できませんでした♪(←

最近ネタが浮かばない…。そして、書くのが久しぶりなので、ちょっと酷いかも?(いつもだ

今回も題名通りですね。穂乃果ちゃんが海未ちゃんの想いを受け継ぎます。

それではどうぞごゆっくり。

前回感想をくださった
ウィングゼロさん
しょーくんだよ!さん
宇宙とまとさん
ありがとうございました!





第38幕 君と一緒に

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あぁ〜疲れた」

 

 

「にこっち!」

 

 

「穂乃果は?穂乃果はどうだった?」

 

 

「あぁー…。一応出てきたわよ」

 

 

「そうよねー…。そんな簡単に出てきてくれる訳…って、えぇ!?」

 

 

「で、出てきたの!?穂乃果ちゃん!」

 

 

「ええ。海未からの手紙って言ったら凄い勢いで顔を見せたわよ」

 

 

「…どういうことや」

 

 

「にこちゃん…。まさか脅したりしてないよね!?」

 

 

「ぬぅあんでそうなるのよ!!」

 

 

「本当に手紙だけで出てきてくれたの?」

 

 

「まぁ…。色々にこが言いたいこと言った後に手紙渡したから…。よく分かんないわ」

 

 

「スピリチュアルパワーやね」

 

 

「…そうね」

 

 

「ま、良いんじゃない?穂乃果が出てきてくれたわけだし」

 

 

「にこちゃんのお手柄にゃ!」

 

 

「今回はそういうことやね」

 

 

「そ、そう?まあにこにかかれば…」

 

 

「とりあえず、私は穂乃果に会いに行ってくるわ」

 

 

「そうしてあげた方がいいかもね。くれぐれも変なこと言うんじゃないわよ?エリー」

 

 

「分かってるわよ」

 

 

「ちょ、ちょっと!今にこが喋ってた…」

 

 

「あーはいはい。分かった、分かったから。な?」

 

 

「ぬぅあんにも分かって…」

 

 

「ちょっと黙ったらどう?」

 

 

「おぉ…。真姫ちゃんの直球が…!!」

 

 

「ま、真姫ちゃん…。あ、あんた…」

 

 

「ま、そういうことや。にこっちはすぐ調子にのるからなぁ?一回落ち着き」

 

 

「ぐぬぬ…」

 

 

「んじゃ、うちらは色々準備しよか」

 

 

「そうだね。海未ちゃんの…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

「穂乃果ぁ?入ってもいいかしら?」

 

 

「どうぞー」

 

 

多少は会うのを渋るだろうと思っていた絵里。

あっさりと了解した穂乃果に彼女は驚いていた。

 

 

 

「穂乃果、大丈夫?」

 

 

「…うん。大丈夫だよ」

 

 

「大変…だったわね」

 

 

「うん」

 

 

「…」

 

 

「海未ちゃんは…」

 

 

「海未は…?」

 

 

「…本当に死んじゃったんだよね?」

 

 

「…そうね」

 

 

「あはは…。そうだよね…。まだ現実味ないなぁ…」

 

 

「穂乃果。手紙…読んだの?」

 

 

「うん。海未ちゃんの想いが…。いっぱい、いぃっぱい詰まってたよ」

 

 

「海未の想い、か」

 

 

「だからね?」

 

 

「…?」

 

 

「私もいつまでも後ろを見てちゃいけないなって思ったんだ」

 

 

「穂乃果…」

 

 

「前を向いて、一づつ、少しでも進んでいく。どんなに悲しい過去があっても…。そうじゃなきゃ、戦のない世の中なんていつまでも作れないからね!」

 

 

「…覚悟は決まったってことかしら?」

 

 

「…うん!それに、後ろばっかり見てたら海未ちゃんに怒られそうだしね!」

 

 

「ふふっ…。それもそうね」

 

 

「みんなの夢を…。海未ちゃんの夢を…!叶えるんだよ!」

 

 

「それでこそ穂乃果ね。どこまでもついていくわよ、穂乃果!」

 

 

「うん!ありがとう、絵里ちゃん!」

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

「ことりちゃーん」

 

 

「ほ、穂乃果ちゃん…!?」

 

 

「そうだよー、穂乃果だよ!」

 

 

「何で…?」

 

 

「とりあえず、部屋に入れてくれたりしないかなぁ?」

 

 

「…いいよ、入って」

 

 

 

…ん?穂乃果は何をしているか?決まっているでしょう?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

病んでることりちゃんの救出作業ですよ。

 

 

 

 

 

「ことりちゃん。元気…あるわけないよね」

 

 

「うん…。だって…海未ちゃんが…!」

 

 

「うん、うん…。そうだよね。海未ちゃんが…ね」

 

 

「穂乃果ちゃんは…。悲しくない…の?」

 

 

「…そんなことあるわけないよ。一番一緒にいた友達だったんだから…。悲しくないなんて…」

 

 

「ごめんね…。変なこと聞いちゃった」

 

 

「ううん、大丈夫。私はもう…大丈夫だから」

 

 

「ことり…どうすればいいか分かんないよ…」

 

 

「ことりちゃん…」

 

 

「大事な海未ちゃんを亡くして…。高坂の支柱を無くして…。ことりはどうすれば…」

 

 

「…ことりちゃんは今のままでいいと思うよ?」

 

 

「今のまま…で?」

 

 

「うん。きっと海未ちゃんもそれを望んでるはずだよ」

 

 

「何で…何でそう思うの?」

 

 

「だって…。海未ちゃんはいまのことりちゃんが大好きだったんだよ?それを変えようとする必要はないと思うなぁ…」

 

 

「今のままのことり…?」

 

 

「うん!穂乃果も今のままのことりちゃんが大好きだしね!」

 

 

「ハノケチュン…」

 

 

「ことりちゃんは、海未ちゃんが死んじゃって、悲しくて…。自分が分からなくなっちゃったんだよね?確かに、海未ちゃんにはもう会えないかもしれない。でもね?海未ちゃんはいつでも空から私達のことを見ててくれるから…!」

 

 

「…」

 

 

「いつまでも落ち込んでたら…。海未ちゃんに怒られちゃうよ?」

 

 

「それもそうだね…!ありがとう…穂乃果ちゃん!」

 

 

 

 

ことりにも笑顔が戻った。

 

高坂の太陽が再び輝き始める。

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

 

 

大広間——

 

 

 

 

「みんな、集まった?」

 

 

「「はい!」」

 

「それじゃあまず…。穂乃果、お願い」

 

 

「うん!…まず、高坂は、足利家を守る立場に立つ事が出来ました!」

 

 

「そして、穂乃果達の大事な友達…。海未ちゃんが信長さんと戦って、討ち死にしました」

 

 

「きっと、海未ちゃんは海未ちゃんらしい最期だったんだと思う。だから、それはしっかり讃えてあげよう」

 

 

全員が片手に持ったジュースの入ったコップを上に上げる。

 

 

「じゃあみんな、行くよ」

 

 

「献杯!!」

 

 

「「献杯!!」」

 

 

 

 

 

全員がコップに入ったジュースを一気に飲み干す。

 

 

 

「みんな!海未ちゃんはいつでも見ててくれるからね…!9人なんだ…!どんな時だって…!!」

 

 

「そうね。穂乃果の言う通りだわ。決して8人で戦うんじゃない…。9人全員で戦うのよ!!」

 

 

「海未ちゃん、ことり達に力を…!!」

 

 

 

 

「じゃあやろう!!」

 

 

「アレかしら?」

 

 

「うん!」

 

 

「お!盛り上がるし、ええんと違う?」

 

 

「テンション上がるにゃーー!!!」

 

 

「じゃあ行くよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

穂乃果の合図で、全員が静まる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

穂乃果は大きく息を吸った。

 

 

「いち!!」

 

 

「に!!」

 

 

 

 

「よん!!」

 

 

「ご!!」

 

 

「ろく!!」

 

 

「なな!!」

 

 

「はち!!」

 

 

「きゅう!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さぁ行こう!!夢を叶えに!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「オォーーー!!!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夜の音ノ木坂城。彼女達9人の決意の声が響いていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦国ラブライブ! 第38幕 君と一緒に

 

 

 

 

 

 





お疲れ様でした。

うーん、最後の方は結構無理矢理まとめた感が…w
ま、気にしないでください、そういう小説なんで(殴

次回からようやく新章かな?上洛回が終わりましたからね^^

それではまた次回お会いしましょう。

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