戦国ラブライブ! 〜みんなで作る戦国時代〜   作:pocky@

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どうも、ポッキーでっせ(←

海未ちゃんを惜しむ感想が多く寄せられてます。
海未ちゃん、あんたは幸せ者だよ。絶対出番を作ってあげますよ。
任せてください(殴

今回は久々の全員集合!
色々とあります。

それではどうぞ、ごゆっくり。


前回感想をくださった
ウイングゼロさん(毎回ありがとうございます!)
左京大夫さん
通りすがりさん
ありがとうございました!




第36幕 帰還

 

 

 

 

 

 

 

「こっちだ!穂乃果殿、雪穂殿!」

 

 

「はい!」

 

 

「謙信さん、ここは?」

 

 

「ここはまだ越後だ。あと少しで関東へ入る。もう少しの辛抱だな」

 

 

「そっか!でもこんなに早く関東へつけるなんて思ってなかったよ!」

 

 

「本当です!さすが謙信殿ですね!」

 

 

「そうか?普通だろう。私は越後を治める大名だぞ?」

 

 

「いえいえ!それでも凄いです!」

 

 

「うんうん!穂乃果なんて一応関東の大名だけど、道とか何にも分かんないよ!」

 

 

穂乃果よ、胸を張ってそれを言うか。

 

 

 

 

 

 

 

戦国ラブライブ! 第36幕 帰還

 

 

 

 

 

 

「…さて。関東へ入ったぞ。あとはお主らで大丈夫であろう?」

 

 

「はい!大丈夫です!」

 

 

「ようやく関東に帰ってきたぁ!!」

 

 

「それでは私はこれで失礼するぞ」

 

 

「謙信さん、ありがとう!」

 

 

「ありがとうございます!」

 

 

「礼には及ばん。ほんの少しだが、高坂への恩返しだ」

 

 

「それでもありがとう!」

 

 

「また今度の機会に会おう」

 

 

「はい!」

 

 

「謙信さん、またねぇ!」

 

 

 

役目を終えた謙信は颯爽と春日山城へ帰っていった。

謙信さんかっこいい。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

 

音ノ木坂城——

 

 

 

お久しぶりです、音ノ木坂城。

 

 

 

「大変です大変ですぅぅう!!!」

 

 

 

久々の音ノ木は花陽の絶叫で開幕です。

 

 

 

 

 

「ど、どうかしたの、花陽!?」

 

 

「なんやなんや!武田でも攻めてきたんか?」

 

 

「希…。そんな縁起でもないこと言わないでよ」

 

 

「大丈夫にこ!武田なんてにこが蹴散らしてやるわよ!」

 

 

「にこちゃん…。死ぬわよ」

 

 

「せやね、死ぬで、にこっち」

 

 

「ぬぅあんでよ!!」

 

 

はいはい、恒例のくだりが決まりました。

 

 

 

「それで?どうしたの?花陽ちゃん」

 

 

「ほ、穂乃果ちゃん達が…!!」

 

 

「「穂乃果(ちゃん)達が…?」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「関東へ帰ってきましたぁぁ!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

 

音ノ木坂城付近——

 

 

 

「久しぶりだなぁ…♪」

 

 

「そうだねぇ…」

 

 

「この感じだよ、この感じ!落ち着くよね!」

 

 

「うんうん。お姉ちゃんは音ノ木が大好きだもんね」

 

 

「うん!みんながいるこの町が、私は大好きだよ!」

 

 

「…天守閣が見えてきたよ、お姉ちゃん!」

 

 

「うわぁ…。おっきいね…」

 

 

「おっきいねって…。あれお姉ちゃんの城だよ?」

 

 

「分かってるよ!分かってるけど…。やっぱり凄いなぁ…」

 

 

「まあ…。凄いよね。私も作るのに参加してたし」

 

 

「あ、そっか!花陽ちゃんだけじゃなくて、雪穂も手伝ったんだっけ?」

 

 

「いや、忘れてたの?」

 

 

「まさか!感謝してるよー!雪穂ありがとぉ!」

 

 

 

 

穂乃果が雪穂に飛びつく。

 

 

 

「あ、あっついから離れてよ!」

 

 

「嫌だもーん!」

 

 

「もう…」

 

 

 

 

 

そういう雪穂も満更ではない顔ですけどね?

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

 

 

音ノ木坂城門前——

 

 

 

 

「あぁ…。早く来ないかしら…」

 

 

「エリー…。もう少し落ち着いたら?」

 

 

「そうよ。さっきからずぅっと右から左を往復して…。うるさいのよ」

 

 

 

 

絵里は外へ出てから、ずっと左右往復をしている。ソワソワしている。

 

 

 

全く賢くない。

 

 

 

「だって穂乃果達が帰ってくるのよ!?無事だといいけど…」

 

 

「足利将軍の反応も気になるしなぁ?」

 

 

「そうね。とりあえず斬られずに済んだみたいで良かったけど」

 

 

「しっかりご機嫌とってきたのかなぁ…」

 

 

 

「大丈夫…だと思うよ!人懐こい穂乃果ちゃんなら…ね?」

 

 

「あんまり近づきすぎてないかが心配なのよねぇ」

 

 

「失礼なことを平気で言いそうだし」

 

 

「わぁ、恐ろしいわ」

 

 

「無事かしら…。無事であって…」

 

 

 

 

 

もう絵里はお母さん状態です。

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

 

「…あ、お姉ちゃん!」

 

 

「ん?どうしたの、雪穂?」

 

 

「あれ!」

 

 

雪穂が指をさす。

 

その先を見た穂乃果。その視界が捉えたものは…。

 

 

 

 

 

 

 

「み、みんな!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

 

 

「あーーーー!!!」

 

 

「なっ!?う、うるさいわよ!絵里!!」

 

 

「あーーーー!!!!」

 

 

「希!!」

 

 

「わぁぁぁあ!!!!」

 

 

「あはは…花陽ちゃんまで…」

 

 

「ほ、ほの、ほのっ」

 

 

「ほの?」

 

 

「穂乃果ぁぁぁぁあ!!!!」

 

 

 

 

絵里は猛ダッシュで穂乃果の元へ駆け寄った…というより突進した。

 

 

 

 

ーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

「みんな…!!」

 

 

 

(穂乃果ぁぁぁぁあ!!!!)

 

 

 

「…!?え、絵里ち…」

 

 

 

「穂乃果ぁ!!」

 

 

 

絵里は穂乃果に突撃し、思いっきり抱きしめた。

 

 

 

「え、絵里ちゃん…」

 

 

「良かった…!!良かったわぁ!!」

 

 

「うん!穂乃果は大丈夫だよっ!」

 

 

「何もされてない?」

 

 

「うん。穂乃果は大丈夫…だよ」

 

 

「穂乃果は?」

 

 

「その…。海未ちゃんがね…?」

 

 

「海未…?そういえば海未はどうしたのよ。姿が見えないけど」

 

 

穂乃果は絵里にこの上洛であったことを全て話した。

 

 

 

「海未が殿…?」

 

 

「嫌だって言ったんだけど…」

 

 

「しかも肩に銃弾を受けてるのに信長を相手にしてるの!?」

 

 

「…うん」

 

 

「…ちょ、どういうことや」

 

 

「今…。海未が大怪我とか…。殿とか…」

 

 

「海未ちゃんは…?」

 

 

 

2人の会話を聞いていた家臣達はただごとではないと気づき、2人のもとへ集合する。

 

 

 

 

「きっと…。絶対大丈夫だよ!海未ちゃんはちゃんと約束を守る人だもん!絶対…。絶対生きて帰って…」

 

 

「穂乃果…」

 

 

「そ、そうよ!海未はそんなことで死ぬようなたまじゃないわ!にこが保証するわよ!」

 

 

「にこちゃんの保証なんて何の役にもたたないけど」

 

 

「ここは海未ちゃんを信じるしかないようやな」

 

 

「…海未ちゃんなら大丈夫!穂乃果ちゃんも言ってたけど、海未ちゃんは約束を破るなんてありえないもん!」

 

 

「そうだよ!海未ちゃんは絶対…!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「みんなぁぁぁあ!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

高坂の情報屋、凛が血相を変えてとんできた。

凛率いる星空忍隊は現在、織田領周辺で情報収集などをしている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「凛ちゃん?」

 

 

「…どうかしたの、凛?」

 

 

「その…!!その…!!」

 

 

「…凛?」

 

 

 

 

 

凛の目から涙が溢れてくる。

 

 

 

 

 

凛は声を震えさせながらも、皆に言った。

 

 

 

 

 

 

「う…海未…。海未ちゃんが…」

 

 

 

 

 

 

 

 

「…嘘やろ?」

 

 

「は…?」

 

 

 

 

勘のいい希と真姫。2人は全てを理解した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「海未ちゃんが…。討ち死にしたって…!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

静寂が高坂を支配する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「うみちゃ…?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

穂乃果の目から光が、消えた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





お疲れ様でした。

…全てを知ってしまいましたね。酷な現実を。

このまま穂乃果は崩れおちてしまうのか。
μ'sメンバーの反応は。

しかし、ここで天才軍師・園田海未の策が…。


次回もよろしくお願いします。


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