戦国ラブライブ! 〜みんなで作る戦国時代〜   作:pocky@

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どうも、テスト勉強に結局飽きて、執筆し始めました、ポッキーです。
まぁ、文章を書くのは現文の勉強ってことで。

今回は遂に京都に到着!そして、大事件が…。


上洛についてしっかり調べずにやった結果です、どうぞご覧ください。



前回感想をくださった
ウィングゼロさん、ありがとうございました!
信長の野望頑張ってください♪




第30幕 到着

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「見えてきましたね…」

 

 

 

 

 

 

 

「はい。…あれが織田の関所です」

 

 

 

 

 

 

「緊張するね…」

 

 

 

 

 

 

 

「それでは行きましょうか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

戦国ラブライブ! 第30幕 到着

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここで馬を置いていきましょう」

 

 

 

 

「うぇ?何で?」

 

 

 

 

「私達はあくまでただの商人…です。それが馬に何か乗っていたら怪しまれてしまいます」

 

 

 

 

「そうですね。だからほら、お姉ちゃん!早く降りるよ!」

 

 

 

 

 

「じゃ、じゃあ…。ここから京都まで…?」

 

 

 

 

穂乃果の顔がみるみると青褪めていく。

 

 

 

 

 

 

「はい、歩いていきますよ」

 

 

 

 

 

 

「そ、そんなぁ!!」

 

 

 

 

 

「まあまあ距離はありますよね」

 

 

 

 

 

「しかし、4日もあれば着ける距離ですので大丈夫です」

 

 

 

 

 

「よ、4日も…」

 

 

 

 

 

「ほら、お姉ちゃん!いつまでもそんな顔してないの!行くよ!」

 

 

 

 

 

「雪穂ぉ!穂乃果…死ぬかもしれない」

 

 

 

 

 

 

「…死なないから」

 

 

 

 

 

「馬鹿な事言ってないで、ほら、早く行きますよ」

 

 

 

 

「はぁーい」

 

 

 

 

「むむむ…」

 

 

 

 

 

 

 

 

商人の変装をした穂乃果達。彼女達はサクッと関所を通過していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

織田家——

 

 

 

 

 

 

「今日はやけに関所が賑やかみたいですねぇ…」

 

 

 

 

「そうですねぇ…。上杉領から特に…」

 

 

 

 

 

穂乃果達が織田領を通過中、織田家ではこんな会話があちこちで聞こえていた。

 

 

 

 

 

 

なんせ、高坂・園田両軍約500が1日2日で関所を通るわけであり、上杉領からの往来が激しいのは当たり前である。

 

 

 

 

 

「殿、今日はやけに上杉領から来るものが多いようですぞ」

 

 

 

 

「上杉領からか…。となると…」

 

 

 

 

「そういうことでしょうな」

 

 

 

 

「あぁ。猿、上杉側の関所の門を閉めて参れ」

 

 

 

 

「承知しやした!」

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

「…さて、織田領内に入ったわけですが」

 

 

 

 

「どうしますか?城下町を通りますか?」

 

 

 

 

「どっちでもいいよぉ…」

 

 

 

 

「とりあえず、城下町を通りましょう。人目のつかない所を通りたいですが、商人がそんな所を歩いているのが見つかったら余計危険です」

 

 

 

 

 

「ふむ…。確かにそうですね…。城下町を抜けて、京へ…ですか?」

 

 

 

 

 

「何でもいいよぉ…」

 

 

 

 

 

「しかし、人目のつかない所を通って抜けてしまった方が…。どちらが安全なのでしょうか…」

 

 

 

 

 

「五分五分ですね…。早く抜けられるのは城下町を通らない道ですよね?」

 

 

 

 

 

「足痛いよぉ…」

 

 

 

 

 

「それでは、早く抜けられるこちらの道で行きましょうか。見つかったら、その時考えましょう」

 

 

 

 

見つかったらその時考える…。そんな適当でいいのだろうか?

 

 

というか完全に穂乃果は空気であった。

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

上杉側関所前——

 

 

 

 

「何故だ!?何故関所が閉まっておる!?」

 

 

 

 

「いつもならこんな事は…」

 

 

 

 

「おかしい…。織田は一体何を企んでおる…」

 

 

 

 

織田領前まで到達していた上杉。しかし、織田が関所を閉めるのが一歩早かったようで、足止めをくらっていた。

 

 

 

 

 

「ちょっと待ってください…?今この関所を封鎖されたということは…」

 

 

 

 

「ということは…!?」

 

 

 

 

 

「穂乃果様達は織田領内からこちらへ戻ってくることは不可能ではございませぬか!?」

 

 

 

 

 

「本格的に大変な事になってきたな…。いかがする…?我々は何をすれば…!!」

 

 

 

 

「謙信様」

 

 

 

 

 

「弥太郎…。何か策はないか…!」

 

 

 

 

 

 

「織田は大方、穂乃果様の帰りを狙う筈…。この関所で足止めをし、そこを一気に叩くつもりなのでしょう」

 

 

 

 

 

「…となると、逃げ道は1つしかないか」

 

 

 

 

 

「左様。武田領と織田領の境…。そこの関所を通り抜ける他にないかと」

 

 

 

 

「ならば我々はそこへ向かい、彼女達の逃走の援護をしよう。しかし、穂乃果殿達がその事に気づけるのか…?」

 

 

 

 

 

「そこまでは分かりませぬ。しかし、園田殿も一緒となれば、気づく確率は上がるかと」

 

 

 

 

「全ては園田殿にかかっている…ということか」

 

 

 

 

 

「左様にございます。園田殿の頭脳に賭けましょうぞ」

 

 

 

 

 

「…信じるしかない、か。高坂はこんな所で滅びるような玉じゃないはずだ」

 

 

 

 

 

 

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京都——

 

 

 

 

「つ、着いたぁぁ!!」

 

 

 

 

「ふぅ…。関東から約一週間ですか。まあまあといった所でしょう」

 

 

 

 

「ここが京ですか…。やっぱり雰囲気が違いますね…」

 

 

 

 

 

穂乃果達一行はようやく京都へ到着。

 

 

織田領は意外とあっさり抜けることが出来た。

 

 

 

 

 

「将軍に会うのはまた明日にしましょう。今のままでは、将軍に好かれるのは少し無理がありますので」

 

 

 

 

 

「そうですねぇ…。お姉ちゃんなんてもう、顔が大変なことになってますからね…」

 

 

 

 

 

「休みを…。休暇を…。穂乃果にぃぃ…」

 

 

 

 

穂乃果はまるでゾンビであった。

長旅、ご苦労なことである。

 

 

 

 

 

 

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京都の宿———

 

 

 

 

「…さて、大事なことを忘れていました」

 

 

 

 

「大事なこと?」

 

 

 

 

海未が深刻そうな面持ちで、高坂姉妹と対峙する。

 

 

 

 

「…私達の上洛には全く正当性がありません」

 

 

 

 

「せ、正当性?」

 

 

 

 

「はい。上洛というものは、正当性がなくてはなりません。例えば将軍から呼ばれた…など」

 

 

 

 

 

「…ってことはダメじゃないですか!!」

 

 

 

 

「ええ。私達は京都へ約500の兵を連れてやってきた謀反人に間違われてもおかしくはありません」

 

 

 

 

「え、え?それってかなりまずいんじゃ…」

 

 

 

 

「左様。かなりまずいです。…ですが、まだ諦めるのは早いです」

 

 

 

 

「…というと、どういうことですか?」

 

 

 

 

「明日、現将軍の弟、足利義秋に会いに行きます」

 

 

 

「足利義秋さん…?」

 

 

 

「はい。彼は軽い男と噂されているようでして…」

 

 

 

「軽い男ならちょっと持ち上げちゃえば!」

 

 

 

「そうです。にこを扱うように、褒めちぎり、崇めます。機嫌を取った所で、上洛の許しを得たいと思います」

 

 

 

 

「でも、そんなに簡単にいくかなぁ?」

 

 

 

 

「それは分かりません。しかし、成り行きを説明し、我々高坂が足利を守る、と言い切れば義秋公なら押し切れるかと」

 

 

 

 

 

「ゴリ押し作戦ですね」

 

 

 

 

 

最早作戦ではない。

 

 

 

 

 

「…ということで、穂乃果。全てはあなたの腕にかかっています」

 

 

 

 

「…。うぇ!?わ、私!?」

 

 

 

 

「そうです。貴女は高坂の当主なのですから」

 

 

 

 

「いやいやいやいやいや、待ってよ!!」

 

 

 

 

「…下手をしたら、お姉ちゃん、首切られるかもねぇ?」

 

 

 

 

「ふぇぇ…!?そ、それは…!!」

 

 

 

 

「そうですねぇ。下手をしたら、貴女の首が…」

 

 

 

 

 

「っていうかそもそもそういうのをちゃんと確認してなかった海未ちゃんが悪いんじゃん!!」

 

 

 

 

「ふっ…。もう遅いです」

 

 

 

 

 

「開き直らないでよ!!」

 

 

 

 

 

「お姉ちゃん、ファイトだよ!!」

 

 

 

 

 

「ファイトだよじゃねぇっつーのぉぉ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

決戦の前日の夜は、とても賑やかだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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本國寺——

 

 

 

「さぁ、穂乃果、いよいよですよ」

 

 

 

 

「失礼のないようにね、お姉ちゃん」

 

 

 

 

「むむむ…」

 

 

 

 

綺麗な着物に身を包み、正装の穂乃果がそこにはいた。いつもだらしないせいか、こういうしっかりした物を着ると、余計綺麗に見える。

 

 

 

 

「昨晩話した通りにお願いしますね。上洛を許していただけるよう、頑張ってください!」

 

 

 

 

「首、切られないようにね」

 

 

 

 

「う、うるさいよ!2人とも!」

 

 

 

 

 

 

 

 

『足利義秋公のおなぁりぃぃぃい!!!』

 

 

 

 

 

 

そこに、大きな声が響く。

 

 

 

 

 

 

「穂乃果、早く頭を下げて!」

 

 

 

 

 

3人はササっと頭を下げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

広間の襖が開く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その奥からは、足利義秋が登場した——

 

 

 

 

 





お疲れ様でしたぁ…。
ノリで書いてますので、めちゃめちゃなのはご容赦ください。
そして、いつだか将軍・足利義昭って書いたんですけど、年代的にまだ義昭は将軍ではなく。しかも義秋の時代という…。
不覚です…。


次回はvs足利義秋!穂乃果は義秋を説得出来るのでしょうかねぇ?
首が落ちてバッドエンドかも…?


それではまた次回で。


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