戦国ラブライブ! 〜みんなで作る戦国時代〜   作:pocky@

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はいはい、どうも、ポッキーですよ。

今回も何か最後の方が意味分からんことになってますが、謎解きしてください。

それではごゆっくり。


ウィングゼロさん
宇宙とまとさん
感想、ありがとうございました!




第28幕 予感

 

 

 

 

 

 

 

 

「行ったわね」

 

 

 

 

 

「ええ。私たちも準備に入りましょう?」

 

 

 

 

「そうだね!武田が攻めてきたときの為に!」

 

 

 

 

「…嫌な予感しかせえへんのは何でや」

 

 

 

「の、希?」

 

 

 

「こういうこと言うもんやないと思うんけど、さっきから胸騒ぎが凄いんよ…」

 

 

 

 

 

戦国ラブライブ! 第28幕 予感

 

 

 

 

 

「…直感かしら?」

 

 

 

 

「せや。何かこう…。あの3人に大きな影が迫ってる気がするんよ」

 

 

 

 

「だ、大丈夫にこ!大丈夫…!そう、そうよ!」

 

 

 

「希の直感は凄いから…。本当にそんな気になっちゃうわね」

 

 

 

「…あの子達を信じましょう。何かあったときは…」

 

 

 

 

「大丈夫、いつでも出陣できるわよ」

 

 

 

 

「うちの部隊も大丈夫や」

 

 

 

 

「よし、だから一回切り替えて、武田の為に備えるわよ!いい?」

 

 

 

 

「「ハイッ!!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「絢瀬殿ぉぉぉお!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

突然聞こえてきた野太い叫び声に家臣達は皆、その声がした方を向く。

 

 

 

 

 

 

 

「…弥太郎さん?」

 

 

 

 

 

「そうです、皆さん」

 

 

 

 

 

「そうですじゃないわよ。何でいきなり音ノ木坂に登場してるのよ」

 

 

 

 

 

 

「しかもそんなに急いで…。何があったの…?」

 

 

 

 

 

「あと少しで謙信様も到着します故、少々お待ちいただけますか?」

 

 

 

 

 

「は?謙信殿も来るの?」

 

 

 

 

「大事やん」

 

 

 

 

 

「ええ、大事です。全ては謙信様が説明してくれます」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

少々お待ちに…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「おお、皆の衆、何故外におるのだ」

 

 

 

 

「謙信殿!!それより大事というのは!?」

 

 

 

 

「…絢瀬殿、取り乱しすぎだ。大事と言ってもまだ何とかなる話だ」

 

 

 

 

「なぁんだ、そこまで大事じゃないにこね」

 

 

 

「…それで?穂乃果殿は何処へ?園田殿の姿も見えぬが」

 

 

 

「あぁ、あの2人ならもう京へ向かったわ」

 

 

 

「…は?」

 

 

 

 

 

 

 

謙信の顔色がみるみると悪くなっていき、表情は強張っていく。

 

 

 

 

 

それを希は見逃さなかった。

 

 

 

 

 

 

「何や、まずいことでもあったんか、謙信殿」

 

 

 

 

「…まずいとかそういう次元の話ではない!!京へ向かったということは織田領を通るのか!?」

 

 

 

 

「え、ええ。関所がないっていうから、商人にでも変装をして…」

 

 

 

 

「いいか、これから言うことを落ち着いて聞け」

 

 

 

 

「…はい」

 

 

 

 

 

 

 

 

少しの間があり、謙信が口を開く。

 

 

 

 

 

 

家臣達の喉がなる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「織田家が高坂討伐をかかげた」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それはホンマなんか…?」

 

 

 

「嘘でそんなこと言うわけ…」

 

 

 

「それじゃあ…」

 

 

 

 

「穂乃果達が危ないわ…!!」

 

 

 

 

「左様。もしばれたとなれば、即刻首を刎ねられるだろう…。…くそっ!!あと少し早かったら…!!」

 

 

 

 

「穂乃果ちゃん…。海未ちゃん…」

 

 

 

 

「今から私が穂乃果殿達の後を追う。何かあったときは上杉が助けてみせる…!」

 

 

 

「…それなら私もいくわ」

 

 

 

「絢瀬殿は城に残ってくだされ。拙者と謙信様で必ずあの方達を守ってきます故…」

 

 

 

「嫌よ。うちの御屋形様と相棒の危機なんですもの…!!黙ってられないわ!!」

 

 

 

 

「絵里ち、落ち着き。それじゃあにこっちと一緒やで?」

 

 

 

「ちょっと、希!それはどういう意味よ!!」

 

 

 

「エリー、気持ちは分かるけど、貴女はここに残るべきよ。上杉に任せましょ?」

 

 

 

「でも…!!」

 

 

 

「ダメやで、絵里ち。ここでしっかりせな。穂乃果ちゃん達は必ず生きて帰って来る」

 

 

 

「穂乃果ちゃん達に何かあったとき、私達を引っ張っていってくれるのは絵里ちゃんだけだから…!!」

 

 

 

「そう。穂乃果が援軍を私達に要請したとき、全軍に指示が出せるのはエリーだけなの。だから…」

 

 

 

 

「…分かったわよ。謙信殿に任せるわ…。何にもない事を願いましょう」

 

 

 

 

「よし、いつもの絵里ちや!ほな、謙信殿、仲間をよろしく頼むで」

 

 

 

 

「承知。絶対に誰1人死なせはせん!」

 

 

 

 

「それでは皆さん、私達はこれで。謙信様、行きますぞ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

謙信と弥太郎は馬を思いっきり走らせ、穂乃果達の後を追って消えていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

 

 

「花陽ちゃんが作ったおにぎりは美味しいねぇ〜♪」

 

 

 

 

「そうですねぇ…じゃありません!!何で穂乃果は座っているのですか!!」

 

 

 

 

「いやぁ、ちょっと疲れちゃった!」

 

 

 

 

 

「早く馬に乗ってください!先を急ぐんですよ!?」

 

 

 

 

 

「えぇー!?ここで休憩しようよぉ!!」

 

 

 

 

 

「ほら、お姉ちゃん!ワガママばっかり言わないの!海未ちゃん困ってるよ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

えーっと、雪穂さん、貴女は妹ですよね?

 

 

妹の方がしっかりしてるとは…。

 

 

 

 

 

 

 

 

「雪穂まで…」

 

 

 

 

「おにぎりは馬に乗りながら食べてください!…やっぱり美味しいですね、このおにぎり」

 

 

 

 

「はい!さすが花陽さんです!」

 

 

 

 

 

「だよねー!!やっぱりはな…」

 

 

 

 

 

「早く、乗ってください?」

 

 

 

 

 

 

 

 

海未さん、目が笑ってませんよ?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「分かりました…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

織田家——

 

 

 

 

 

「いいか?作戦はこうだ」

 

 

 

 

 

「高坂はもうじき京へ向かってくるはずだ…。そして、京へ向かうには織田領を通らねばならん」

 

 

 

 

「…!じゃあそこを襲撃して…!!」

 

 

 

 

「いや、違う。狙うのは京からの帰りだ」

 

 

 

 

「…それは一体どういう?」

 

 

 

 

 

「高坂はわざわざ武田領を通ろうとはせんだろう…。となると、織田領を抜けた先にあるのは上杉領。高坂が京へ到着したという情報が入ったと同時に、そこの上杉と織田の境にある関所を閉める」

 

 

 

 

 

 

 

「織田領から出られないようにするんですね!」

 

 

 

 

 

 

「そうだ。そこを一気に攻める」

 

 

 

 

 

「ふむ。いい策ですな。しかし、予想外の行動をとった場合はどうするのです?」

 

 

 

 

 

 

「その時はその時だ。次の機会に高坂を正面から潰すまでよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

穂乃果達は織田の罠から逃れられるのだろうか?

 

 

 

このまま死んでしまうのか…?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

遂に高坂の快進撃も終わってしまうのか——

 

 

 

 

 

 

 

 

 





お疲れ様でした。
謎解き出来ました?
基本勢いで書いてますので、何かよく分からん所が多いです、慣れてください(殴

次回はどうしようか、3人の旅の途中でも書いてみようか。ほのぼの系で。

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