戦国ラブライブ! 〜みんなで作る戦国時代〜   作:pocky@

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今回は急展開が…!?…本当に急すぎますけど、ご了承ください、いつものことなので(←

それではごゆっくり。

前回感想をくださった
しょーくんだよ!さん
リヴァイヴマンRさん
ウィングゼロさん
ありがとうございました!




第27幕 京都

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

織田家——

 

 

 

 

 

 

 

「珍しいな。殿が皆を大広間に集めるとは…」

 

 

 

 

「うむ。かなり重要な話に違いない」

 

 

 

 

 

「武田討伐でもするのか?」

 

 

 

 

 

「まさか。殿は信玄公を最強と謳っておる。わざわざ此方から攻めるなどあり得ん」

 

 

 

 

 

「それでは一体?」

 

 

 

 

 

 

その時、スッ…っと襖が開く。

 

 

 

 

 

 

織田信長の登場である。

 

 

 

 

 

 

 

「すまぬ、待たせたな」

 

 

 

 

 

「「ハハッ!!」」

 

 

 

 

 

「今日、皆にここに集まってもらったのは…」

 

 

 

 

 

「「のは…?」」

 

 

 

 

 

「今後の織田の目標が決定した故、皆に知らせる為だ」

 

 

 

 

 

「目標ですか」

 

 

 

 

「その目標とは…?」

 

 

 

 

「今後、織田家の発展の為に倒さなければならぬ敵が出現した…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これより、織田家は高坂討伐計画を遂行する!!」

 

 

 

 

 

 

 

戦国ラブライブ! 第27幕 京都

 

 

 

 

 

 

 

「ふわぁ…。春はやっぱり眠くなるねぇ…」

 

 

 

「ほーのーかー…。寝てばかりいないでくださいねぇ…」

 

 

 

「んーみーちゃー…。キレが全くないねぇ…」

 

 

 

「そーですかぁ…?まぁ、春ですし…」

 

 

 

「そうだよねぇ…。春だもんねぇ…」

 

 

 

「春情ロマンティックですー…」

 

 

 

 

 

 

遂に織田家が動き出した…とも知らずに、音ノ木坂城では、日向ぼっこを楽しむ殿様1人と軍師1人。

 

 

 

 

 

 

高坂は今日も平和です。

 

 

 

 

 

 

 

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春日山城——

 

 

 

 

「謙信様!!」

 

 

 

「何事だ、弥太郎。そんなに血相を変えおって」

 

 

 

「織田家へ派遣した間者より織田の情報が…!!」

 

 

 

「…言ってみぃ」

 

 

 

「織田家が遂に…。高坂討伐をかがけた…と」

 

 

 

「…真か」

 

 

 

「ええ。大方」

 

 

 

「そうか…。遂に魔王が動くか…」

 

 

 

 

「謙信様…」

 

 

 

 

 

「弥太郎、音ノ木坂へ向かうぞ」

 

 

 

 

「承知!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

織田家——

 

 

 

 

 

「殿。かようにして高坂を…?」

 

 

 

「…かようにして、か」

 

 

 

「ええ」

 

 

 

「…それはお主を殺してから話す」

 

 

 

「は…?」

 

 

 

信長が大広間に置いてあった刀を手にし、その家臣の首に持っていく。

 

 

 

 

「と、殿!?」

 

 

 

「自らの家臣を手にかけるおつもりですか!?」

 

 

 

「…我の家臣だと?お主の目は節穴か?勝家よ」

 

 

 

「そ、それは一体どういう…」

 

 

 

「こいつは我の家臣などではない…上杉の間者だ」

 

 

 

 

 

 

 

 

鮮血が辺りに飛び散り、首が落ちた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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音ノ木坂城——

 

 

 

 

 

「さてと、そろそろ私たちも動きましょうか」

 

 

 

「そうやんね。ちょっと最近ボーッとしすぎやからね」

 

 

 

「動くって言っても何するのよ。上洛は武田を倒してからじゃなきゃ…」

 

 

 

「いいえ、武田を倒してからじゃなくても出来るわ」

 

 

 

「しかし、織田領を…」

 

 

 

「その心配もないわ」

 

 

 

「「…??」」

 

 

 

 

 

大広間の中央で、絵里がドヤ顔をしながら仁王立ちをしている。

 

 

 

 

 

 

賢くない。

 

 

 

 

 

 

 

 

「知ってる?最近織田領では、関所が廃止されたのよ」

 

 

 

 

 

「関所が…」

 

 

 

 

「廃止…?」

 

 

 

 

 

「ええ、そうよ。関所がないってことは、出入りは簡単になる…」

 

 

 

 

「…じゃあ、商人か何かの変装をすれば」

 

 

 

 

「ばれずに織田領を突破出来るってわけ!」

 

 

 

 

 

「「おぉー!!」」

 

 

 

 

家臣達から歓声が上がる。

 

 

 

 

 

「しかし、武田は…?」

 

 

 

 

「武田は心配なさそうよ。星空の忍の情報によると、まだ高坂討伐の策をたてずにいれるみたい」

 

 

 

 

「…それでは攻めてくる危険はほぼ無いと?」

 

 

 

 

「ええ。しかも、武田は過去に3回も私たちに負けてる。それを無理に攻めてくると思えないわ」

 

 

 

 

「まぁ、確かにそうね」

 

 

 

 

「せやけど、もし武田が攻めて来たらどうするん?」

 

 

 

「それは謙信殿に援軍を頼みましょう。謙信殿なら確実に兵を出してくれるわ」

 

 

 

 

「流石絵里ちゃんだね!完璧だったよ♪」

 

 

 

 

「そうでしょう?我ながら良いモノだと思ってたのよ♪」

 

 

 

 

「それで?誰が京へ行くの?全員で行くわけにいかないんでしょ?」

 

 

 

「はい。穂乃果は確定だとして…。あと2人くらい護衛が欲しいですね」

 

 

 

「じゃあどうする…?」

 

 

 

「海未。穂乃果の護衛、お願い出来るかしら?」

 

 

 

「私ですか?」

 

 

 

「ええ。穂乃果を任せられるのは貴女だけよ」

 

 

 

「そうね。にこ達じゃ穂乃果は手に負えないのよ」

 

 

 

「…分かりました。私が責任を持って、穂乃果を守りぬきましょう」

 

 

 

「お!さすが海未ちゃんやね!かっこええやん!」

 

 

 

「良かったね〜!穂乃果ちゃん!海未ちゃんが守ってくれるって!」

 

 

 

「うん!海未ちゃんなら心配いらないもんね!」

 

 

 

 

「…それと、雪穂を連れて行ってもいいですか?私に何かあった時、穂乃果を任せられるのは雪穂だと思うので」

 

 

 

 

「雪穂ちゃんを?いいと思うけれど…」

 

 

 

「何かあった時ってなんや」

 

 

 

「あ、いえ、仮にも織田領を通るので、何にもないとは言い切れない、ということです」

 

 

 

「…不安にさせるようなこと言わないでよ」

 

 

 

「すみません、言葉が悪かったですね」

 

 

 

 

大広間の空気が少し重くなった気がした。

 

 

 

 

「それじゃあ京へは穂乃果と海未と雪穂ちゃんで行ってもらうわよ。いい?」

 

 

 

「ええ。問題ないです」

 

 

 

「穂乃果も大丈夫だよ」

 

 

 

 

「よっしゃ!うちらは穂乃果ちゃん達がいない間、城を守り抜くで!」

 

 

 

 

「「オォー!」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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「それでは行ってきます」

 

 

 

「みんなー!行ってきますっ!」

 

 

 

「皆さん、行ってきます」

 

 

 

「うん、くれぐれも気をつけてね。必ず生きて帰ってきなさい」

 

 

 

「絵里、大袈裟よ。…しっかり足利に近寄ってきなさい」

 

 

 

「頼んだで、3人とも」

 

 

 

「よし!海未ちゃん!雪穂!それじゃあ行こうか!」

 

 

 

「「はい!(うん!)」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

遠ざかる3人の背中を家臣達は見つめる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、上洛によって高坂家最大の危機が訪れる————

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





お疲れ様でした。
どうです?急でしょう?(←
まぁ、温かい目で見てやってくださいな。

次回予告はなし!自分でもどうなるか分からん!(殴

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