戦国ラブライブ! 〜みんなで作る戦国時代〜 作:pocky@
昨日はサボりました、申し訳ありません(←
しょうがないじゃない!! μ'sが終わるのが悲しすぎたんだもの!!(殴
現在もちょっとだけ糸引いてますかねぇ…。やっぱり嫌なものは嫌ですよねぇ?
ってことで、今回もグダグダです。
どうぞ、ごゆっくり。
しょーくんだよ!さんご感想ありがとうございました。
「着いたーーーーー!!!!!」
「うるさいですよ、穂乃果。みんな疲れているんですから、もう少し静かにしてください」
「穂乃果ちゃんはいつでも元気やね〜」
「えー?だってだって!新しいお城だよ!?もう長旅の疲れなんてどっかいっちゃったよ!!ね、凛ちゃん!」
「そうだよ!!テンション上がるにゃーー!!!」
戦国ラブライブ! 第25幕 願い事
さてさて、穂乃果達高坂家御一行様方は茨城からの船の長旅を終え、ようやく東京へ着いたようでございます。
「あぁー…。疲れたぁぁ…」
「にこ、相変わらず露骨ね…。もう少しそういうの抑えたらどうなの?」
「えー?何でよ。疲れたものは疲れたんだから仕方ないじゃない」
「みんな疲れてるの。そういうの聞くと余計疲れちゃうわよ…」
「そうね。にこちゃんはもう少し自重したほうがいいわ」
「じゃあ早く城へ行きましょう?早く休みたいでしょ?絵里も真姫ちゃんも」
「ええ。行きたいのは山々なんだけど…」
「花陽の準備が出来るまではいけるわけないでしょう?」
「花陽ちゃん、何をそんな積んでたの…?」
「それはね、ことりちゃん!お米だよ♪」
「お、お米…?」
花陽は船の荷物置き場から次々と米俵を引きずり出してくる。
一体何をしているのだ。
「そんなにいっぱい持ってきたの…?」
「うん!鹿嶋城に置いてあったお米、全部持って来たんだ♪」
「ぜ、全部…!?」
「はわわぁ〜…。幸せですぅ〜」
一体いくつあるのだろう、その米俵の数は50は軽く越えている。
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「な、なんで…っ!!」
「…重いわ」
「日々鍛えている私でもキツイとは…」
「何でにこ達まで花陽の米俵を持たなきゃいけないのよぉぉぉぉ!!!」
現在高坂家御一行、城へ向かって進行中。
しかし、その列にいる者は皆背中に米俵を背負っていた。
「みんなー!!あと少しだから頑張ってね♪」
「か、かよちん…」
「何でアンタはそんな元気なわけ…?重すぎて死にそうなんですけど!?」
「まぁまぁ、にこちゃん!落ち着いて!」
何にも持っていない穂乃果がニヤニヤしながらにこを諭す。
こういう時だけは殿様待遇なんだな、穂乃果よ。
「花陽ちゃん、まだかなぁ…?」
「もうそこだよ!みんな頑張って!!」
「中々これは腰にくるなぁ…」
「希…。お年寄りみたいなこと言わないの」
「せやかて、絵里ちだって腰痛いやろ?事実やん」
「…まぁそうだけれど」
「着いたーーーーー!!!!」
再び穂乃果の叫び声が耳をつんざく。
「うるさいですよ…穂乃果…。もう叱る元気もないです…」
「あぁ、疲れた。ようやく着いたのね」
皆がその疲労感満載の顔を上げる。
しかし、目の前に広がっていた光景を見た瞬間に、疲れがふっとんだ。
「こ、これは…!!」
「す、すごいわ…!!」
「これが高坂の新しい居城!!」
「かよちーーん!!凄い、凄いよ!!」
「えへへ…。ありがとう、凛ちゃん♪」
「一体鹿嶋城の何倍あるのよ…。大きいにこね」
「期待以上じゃない。さすが花陽ね」
そこにあったのは、とても大きな砦…。関東の高坂の新たな居城となる「音ノ木坂城」だった。
大きさはどれくらいあるだろう。もうよく分からない。
そして、何百年か後にこの城跡が国立音ノ木坂学院になる。
「ねぇ!みんな!!」
「…?どうかしたの?穂乃果ちゃん」
「これから神田明神に行こうよ!!」
「神田明神へ…?」
「うん!ここからなら近いし、みんなも良いよね!?」
「せやねぇ…。ええよ。ええんやけど…」
「こ、この米俵を先に…」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
「うわぁ…!!」
「穂乃果、あまり騒がないでくださいね。ここは神聖な場所ですから」
「分かってるよ!凄いなぁ…。昔から全然変わってなかったんだ…!」
穂乃果達は神田明神にいた。
境内にて9人が横一列になって並んでいる。
「さてと、じゃあしっかりお願い事をしていきましょうか」
「せやね〜♪何をお願いしようか迷うなぁ」
「じゃあ鈴鳴らすね!」
穂乃果が鈴を鳴らす。
ガラガラという鈴の音は静寂に包まれていた神社に響き渡る。
9人が同時に手を叩き、目を瞑る。
何をお願いしているのでしょうね。
「よし、みんなもういいかしら?」
「ええ。そろそろ戻りましょう?日も落ちてきたし」
「そうだね…。ちょっと寒くなってきたかも」
9人は鳥居をくぐり、坂をゆっくりと下っていく。
「ねぇ、みんな何をお願いした?」
「さぁ?そんなこと言う必要ないでしょ」
「あはは…。相変わらず真姫ちゃんはツンツンしてるね」
「私も言う必要はないと思いますよ」
「そうね。私もそう思うわ」
「そうやんね〜。神様にお願いしたことを言うんはねぇ?」
「…それに、どうせみんな同じことでしょう?」
「そうだね!私もみんな同じことだと思う!」
「…そっか。みんな一緒か!」
「ええ、そうですよ。きっと…いえ、確実に」
「凛達が思うことはみんな一緒にゃー!!」
「よし!じゃあみんな!お城まで競争だよ!!」
「あ、ちょ!穂乃果!!」
「穂乃果ちゃん待つにゃぁぁ!!」
「ぬぅあんで走らなきゃいけないのよ!!」
家臣達も走り出した穂乃果を追って走り出す。
新たな居城・音ノ木坂城へと向かって。
——戦のない世が作れますように——
いやー、finalのせいで何かこういう文章になっちゃうよね。
ま、ご理解くださいな。
ようやく到着したってことで。次回からまた戦国ぽさを出していきましょうか。
頑張ります。