戦国ラブライブ! 〜みんなで作る戦国時代〜 作:pocky@
今日はfinalのfinalですね。心が痛いです。
そんな感じで書いたので、もうめちゃくちゃです。
それでもいいならどうぞ。
ごゆっくり。
「はぁーい、海未ぃ?にこお姉ちゃんよぉ〜」
「に、にこお姉様…」
「どぅぁめどぅぁめ!それじゃあこころと一緒じゃない。ちゃんとお姉ちゃんって呼んで欲しいにこ☆」
「〜〜〜〜!!」
「海未ちゃぁんおぬぅぇがぁい♡」
「……ゃん」
「えー?聞こえないにこ…。ほらもっと大きな声で!」
「……に、にこ」
「お、おおお姉ちゃん…!!!」
戦国ラブライブ! 第24幕 絆
「んっとね、みんな。もう海未はこれが限界みたいだから、終わってもいい?」
「…そうね。そうしてあげて」
「えー!?まだ始まったばか…むぐっ!?」
「ほらほら、穂乃果ちゃん!海未ちゃん頑張ったんだし、許してあげて♪」
「〜〜〜!!ぷはっ…。こ、ことりちゃん!!」
「もう無理ですぅぅ…。一生の恥ですぅぅ…」
「一生の恥って…。ただお姉ちゃんって呼んだだけじゃない」
「なら、真姫は出来るのですか!?えぇ!?」
「な、何でそうなるのよ!!」
「うわぁ、海未ちゃんかなり壊れてきてるにゃー…」
「う、海未ちゃん!とっても良かったよ♪」
「は、花陽ぉ…。貴女は本当に良い子です…」
完全に海未は壊れたようです。
「それじゃあ次は誰やろか?」
「うーんとね、凛ちゃんと花陽ちゃんとことりちゃんかな!」
「そうだね!」
「よーし!一肌ぬぐにゃー!!」
「えっと、じゃあくじ引くね!」
花陽が製作時間約5分のくじ箱に手を突っ込み、くじを引く。
ドラフト会議みたいである。
「かよちんかよちん!お題は?」
「うーんとね…」
「夫婦とその愛人のドロドロ三角関係…?」
「な、何よ、これ」
「えーっと…。穂乃果ちゃん?」
「どうしたの?ことりちゃん」
「ど、どうしたのって…。あのお題は一体…?」
「え?そのままの意味だよ!」
「そのままの意味だよ!じゃないにゃ!!」
「こ、こんなの出来ないよぉ…」
「凄いお題を考えるもんやね…。穂乃果ちゃんの頭は常人とは違うんやろか?」
いえ、ただ単にそういう恋愛漫画の見過ぎです。
「意味わかんない…。もう止めにしましょ?こんなの付き合ってられないわよ」
「そうですね、人をからかって何が面白いのやら…。穂乃果は後でお説教ですので、覚悟してください?」
「うぇぇ!?何でそうなるのぉ!?」
「んー、ちょっと待ってや」
「?どうかしたの?希」
「止めるのはええんやけどな?その前に、うちは穂乃果ちゃんの演技が見たいなぁ〜って」
希さん、あんた顔が悪人ですよ。
「んー、そうね、ここは言い出しっぺの穂乃果のやつを見なきゃ終われないかなぁ…?」
「そうですね。穂乃果?」
「えっと…。何を言ってるのかな?…ことりちゃぁん!!」
「うふふ〜♪穂乃果ちゃん、頑張ってね!」
「こ、ことりちゃんが…!!じゃあ凛ちゃぁん!!」
「じゃあって何!?そんな穂乃果ちゃんなんて知らないにゃ!」
「凛ちゃんまで…。花陽ち…」
「穂乃果ちゃん!ファイトだよ!」
「ファイトだよじゃないよぉぉ!!!」
「ま、自業自得ね。私達がどんだけ恥ずかしい思いをしてたか、自ら感じてもらいましょ?」
「それでは穂乃果、くじを」
「……どうしても?」
「はい。早く引いてください」
「……海未ちゃんおねが」
「は や く 引いてください?」
「はい、分かりました」
穂乃果は結局、皆に負けてくじへと手を伸ばす。
そして、穂乃果が引いたものは……。
「熊?」
「…は?」
「熊ですって?」
「なんかまともなの引いてしもうたんか」
「つまんないわね…」
「あはは…。熊さんかぁ…」
落胆の声が漏れる。
「えぇ!?何で!?何でみんなそんな顔してるの!?」
「期待外れだわ…。残念よ、穂乃果」
「…さて、自室に戻りましょうか。皆さん、しっかりと休んでおいてくださいね」
「「はぁーい」」
「ちょ、ちょっとみんなぁ!!」
家臣達は自室へと戻っていった。
そして、穂乃果は1人になった。
「な、何でぇ…。何か悪いことしたかなぁ…。…嫌われちゃったのかなぁ」
理不尽ですね。
「嫌だよぉ…。みんなに嫌われるなんて…。…私が悪かったよぉぉ」
すると、大広間の扉が大きな音をたてて思いっきり開いた。
「…っ!?」
「「穂乃果!!」」
「「穂乃果ちゃん!!」」
「「「ドッキリ大成功!!!」」」
「ふぇ…?」
は?
「…嫌だ、何でそんな泣きそうな顔してるの?」
「まぁ、無理もないでしょう」
「あははー…。ごめんね?穂乃果ちゃん」
「え、え?どういうこと…?」
「いやね?今までの全部台本通りなんよ」
「…ふぇぇ?どこからなの?」
「えっとですね…。穂乃果が演技力コンテストをやろうって言った後からですね」
「ちょっとおどかそうと思ってね〜♪」
「ごめんね?穂乃果ちゃん」
「え、え?じゃあくじも仕組まれてたの?」
「いえ、私達、絵里達、そしてことり達のときは仕組んではいないです」
「穂乃果ちゃんのやつだけ仕組んだんよ〜」
「…」
「…まぁいっつも私達を振り回してくれる仕返しって所かしらね」
「じゃあ、みんな穂乃果のこと嫌いになったわけじゃないの…?」
「ふふっ…。誰が貴女のことを嫌いになりましょう?少なくとも、私は大好きですよ」
「いっつも引っぱっていってくれて…。本当に感謝してるのよ?嫌いになるわけないわ」
「一種の愛情表現だよ♪これからもよろしくね!穂乃果ちゃん♪」
「み、みんなぁ…」
「…泣かないでよ。どこに泣く要素があるのよ」
「ちょっとやり過ぎたかな?…まぁたまにはこれ位の刺激もええやろ?」
「そうね。穂乃果にはこれくらいしないとね♪」
「…さて、穂乃果。1つ聞きます」
「…?」
「これからも、私達を引っぱっていってくれますか…?そして、私達を導いてくれますか…?」
突如、海未からの真剣な質問。海未の視線はしっかりと、穂乃果の青い瞳を捉えていた。
そして、穂乃果もそれに応えるようにしっかりと海未を見つめる。
「…勿論だよ!これからはもっと…もっっっとよろしくね!!」
東京へ向かう船内。
家臣と殿様は、もう一度自分達の絆を確かめました。
高坂家は今日も平和です。
悲しくなってますね、ええ。
最後は笑顔で…って決めたんですけど、無理みたいです。
今回も戦国関係ないですけど、ご了承ください。
次回はようやく音ノ木城につきます。お楽しみに。