戦国ラブライブ! 〜みんなで作る戦国時代〜   作:pocky@

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どうも、毎日更新を心がけております。
最近文章の調子が悪くて困ってるんですよ、ええ。(←

今回は上杉謙信!!がメインですね、申し訳ありません。

今回も駄作ですが、まぁ見てやってくださいな。





第19幕 終焉

 

 

 

 

 

 

 

「敵は春日山城にあり!!」

 

 

宇佐美定満率いる上杉家臣軍は春日山城を目前に控えていた。

 

 

「宇佐美殿、早いところやってしまおう」

 

 

「ええ。早く謙信の首が見たいですねぇ?」

 

 

 

 

 

戦国ラブライブ! 第19幕 終焉

 

 

 

 

 

その頃、勿論謙信は家臣が寝返っているとも知らずにノコノコと春日山城付近まで到達していた。

 

 

「…攻め込まれたと聞いて急いで来たのはいいものの…。妙に静かだな…。おい、何か聞いてはいないのか?」

 

 

「え、ええ。拙者は何も…」

 

 

「…雲行きが怪しいな」

 

 

そこはさすがの謙信である。ただ事ではない、と気付いたようだ。 一瞬で見極める能力は見事だ。

 

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーー

 

 

 

「鬼小島さん!もう少しで着くの?」

 

「はい。あと少しで天守が見えてくるはずです」

 

 

穂乃果達一行も春日山城付近まで到達していた。

西からは宇佐美、東からは上杉、南からは高坂。こんな凄い状況が今まであったでだろうか。

 

 

 

 

「殿、一度城へ入りますか?」

 

「うむ、城内の様子も見なければならないからな…。城門を開けてくれ」

 

「承知」

 

 

謙信は一番早く城に到着した。現在の状況をしっかりと把握するつもりのようである。

 

 

 

「…誰もいないのか」

 

「え、ええ。城には誰も…」

 

 

春日山城の中はひどく静まりかえっていた。その空気は廃墟…いや、心霊スポットのソレと酷似していた。

 

 

 

「この城がこんなに恐ろしい空気をだすとはな…。今まで見えなかった城の一面ということか」

 

 

春日山城は謙信でさえも恐ろしいと感じるほど、誰一人として寄せ付けない城へと化していた。

 

 

 

 

「宇佐美殿、来ましたぞ…。春日山城」

 

「ええ。今までこの城にはお世話になりましたからねぇ…」

 

「どうする?もう攻め入るか?」

「いや、まだ待ちましょう。謙信に最後の春日山城を堪能してもらわなければ…」

 

 

不敵な笑みを浮かべる定満。本当にこの笑みは気持ち悪い。

 

 

「…待つ必要があるのか?早く戻らなければ信玄公がお怒りになられるぞ?」

 

「構いません…。情けをかけているのですよ。あの大馬鹿者にね」

 

 

 

定満達が攻め入るのも時間の問題だった。

 

 

 

 

 

 

 

「…穂乃果様、天守が見えて参りましたぞ」

 

「うん。あれが春日山城…」

 

 

 

遂に、宇佐美・上杉・高坂が春日山城に勢揃いする。先ほども言ったが、これは大事件なのだ。

 

 

「謙信さん…。必ず無事でいてね…!!」

 

「謙信様。拙者が必ず助けますぞ…!」

 

 

 

ーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

「宇佐美殿。いい加減攻め入らぬか。さすがに長すぎる」

 

「ふむ…。そろそろいい頃ですかね?」

 

「いい頃…というか遅すぎる。もう皆は飽きてきているぞ」

 

 

「そうですか。…なら行きましょうか」

 

 

「よし。皆の者!!!ようやく出陣じゃぁぁあ!!!」

 

 

「「オォー!」」

 

 

「いいか!!謙信を見つけ出し、すぐさま捕獲しろ!!怯むな!!」

 

 

「「オォッ!!!」」

 

 

 

遂に宇佐美軍が動き出した。

 

謙信の命も風前の灯火なのだろうか。

 

 

 

「待っていてくださいね…。謙信様…?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…武田は攻めてこぬではないか。おい、どうなっているのだ」

 

 

「拙者に聞かれましても…」

 

 

「ましてや家臣達も全くおらんとは…。…まさか私をはめたのか?」

 

 

「い、いえ!決してそんなことは!!」

 

 

いきなりの謙信の追求に家臣は動揺する。完全に的を得ている謙信に、家臣はただ慌てふためくしかなかった。

 

 

「…お主、何かをしっておるな?」

 

「ですから…!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私を殺すつもりか?」

 

 

 

 

 

 

「なっ…!!」

 

「全く…。分かりやすい奴だな。宇佐美か?」

 

「いえ!違います!!」

 

「…宇佐美だな?」

 

 

 

 

 

 

「…はい」

 

 

 

 

 

「そうか。やはりあいつからは嫌われていたか…」

 

 

「誠に申し訳ありません…。しかし、拙者にはどうすることも出来ぬのです…」

 

 

「分かっておる。全て私がまいた種だ。お主は悪くない」

 

 

「殿…」

 

 

「早くこの城から出て行くがよい。もう時期宇佐美が攻めてくるのであろう?」

 

 

「いえ!!拙者は…」

 

 

「いいから出て行け。命令だ」

 

「…」

 

「…お主にまだ良心があるのであれば、高坂に拾ってもらうがよい。宇佐美とは比にならんぞ?」

 

「高坂…ですか?」

 

 

「そうだ。私はあそこの殿の心に惚れた…。高坂ならばお主を必ず大切に扱ってくれるであろう」

 

「大切に…」

 

 

「そうだ。最後に1つお主に頼み事をしてもよいか?」

 

「え、ええ。構いませんが」

 

 

「高坂へ行ったら、穂乃果殿にこう伝えてくれ…。酷いことを言ってすまなかった、お主が目指しているものは間違っておらぬ…と」

 

「殿…」

 

 

「分かったら早う行け。最後の命令だ」

 

 

「承知しました…!」

 

 

謙信はその家臣を城から出した。命令という口実で。

 

 

そして、遂に謙信は孤独となった。

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

〈ワァァァア!!!

 

(いいか!謙信を決して逃すな!!)

 

(オォーー!!!)

 

 

 

 

「ふむ。外が騒がしくなって来たな…。ようやく攻めて来たか…」

 

 

 

そう独り言を呟くと、謙信は自室にあった刀を1つ手に取り城外へと向かって歩き出す。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これが毘沙門天の最期の戦よ…。華麗に散ってみせよう…!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





お疲れ様でした。

うーん、何か最近うまく書けない…(いつもだ
それでも見てくださってる皆さんには本当に感謝しております。

次回でようやく上杉コラボはお終いです。そういうことです、ええ。
長かったですね。

明日は出来れば2話更新したいと思います。


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