戦国ラブライブ! 〜みんなで作る戦国時代〜 作:pocky@
今回は区切りの関係上、かなり短くなっております。ご注意ください。
それではどうぞ、ごゆっくり…。
とっておき、ですよ。
「私達クールビューティーな軍師3人衆の…」
「「とっておきを!!!」」
「いいですか?皆さん。この策は…」
「私達の頭脳を結集した…」
「「とっておきよ!!」」
「…分かったから早く説明してくれる?」
戦国ラブライブ! 第17幕 秘策
「それでは説明していきます。時間もないので手短にいきます」
「うん。お願い」
「まず、この策のテーマは『個』です」
「個…?」
「はい。今まで私達はみんなで結集して戦う、という戦法をとってきました。しかし、それでは幅が狭すぎる…そう思いませんか?」
「そこで、私達が考えた策よ」
「部隊をあちこちに拡散することで、優位に戦を進める…そんなところかしら」
穂乃果と希とにこは口を開けて3人の話を聞いていた。
…多分分かっていない。
「簡単に言いますと、各自の軍が個別に動く…といった所でしょうか」
「園田軍は海未の指示で。絢瀬軍は私の指示で…って感じね」
「へー…。面白そうじゃない」
「せやね!これはうちらの腕が試されるで!」
「はい。この策は私達、指示を出す側の腕にかかっています。…やれますか?」
希とにこは大きく頷く。にこに至ってはもうやる気が漲ってます…とでも言わんばかりに鼻息をフンフン鳴らしている。
お前は馬か。
「…配置も全てみんなに任せるわ。正面からぶつかるもよし、遠い所から放つのもよし、背後から迫るのもよし。一番得意な手でいきましょう?」
「ただし、最終到着地点は武田本陣。これだけは守ってくれないと困るわよ」
「…それと、穂乃果」
「ん?どうしたの?」
「穂乃果には春日山城へ向かってもらいます」
「春日山城へ…?」
「はい。謙信殿を一刻も早く保護してください。…おそらく先鋒隊が春日山城へ向かっているでしょうから、鉢合わせたら…」
「大丈夫!ちゃんと倒してくるよ!」
「ならいいですが…。死なないでくださいよ?」
「本当、海未ちゃんは心配性だよね〜♪ 私にも強い家臣達は一杯いるから大丈夫だって!」
「…鬼小島殿、穂乃果の軍に参加してくれますか?」
「勿論にございます。しっかり穂乃果様のことをお守りしてみせましょう」
「…頼みます」
「よし!それじゃあ準備も出来たことだし、とばしていくわよ!」
「「オォッ!!」」
「じゃあ、穂乃果。あとはよろしく」
絵里に掛け声をふられた穂乃果。その顔はいつもとは違い引き締まっており、勝負師そのものだった。
「よぉぉし!!みんな!!謙信さんを助けにいくよぉぉお!!」
「「オォッ!!」」
「各自、しっかり自分の軍の殿様の言うこと聞くんだよぉぉぉお!!」
「「オォッ!!」」
「それじゃあ…!!いっくよぉぉぉお!!!」
「「オォーーー!!!」」
武田が川中島に陣を敷いてから約2日。高坂軍は上杉謙信ただ1人を助けるために川中島へ向かい、出陣した。
第5次川中島の合戦の幕開けである———
お疲れ様でした。
今回は異常に短く、申し訳ございません。 許してください。
戦シーンが本当に難しい…。
とりあえず頑張ります。