箱庭物語「バグだらけの世界で…」   作:青空 優成

8 / 22
前書き始まります。
遂に出発…です。
スティーブとアレックスを待ち受ける冒険とは??
さぁ皆さんもスティーブとアレックスになりきってワクワクしましょう!
7日目始まるよー
前書き終わります。


出発

スティーブ: ただいまっと、

 

スティーブ: よし、寝るか

 

アレックス: おやすみ〜

 

スティーブ: おう

 

スティーブ: …いや待って!!……

 

アレックス: ん?どした

 

スティーブ: いや、…やっぱなんでも無いわ

 

アレックス: うん?おやすみ

 

スティーブ: おやすみな

 

……zzz……

 

 

 

………………

 

 

 

パチ(目が醒める音)

 

スティーブ: ん……、あれ、…ん〜…、

 

スティーブ: あれ………、夢は…

 

アレックス: おはよう!スティーブ!

 

スティーブ: なにニヤニヤしてんだよ

 

アレックス: いやだって、いつもの夢を聞くのが1日の最初の楽しみだもん!

 

スティーブ: …

 

アレックス: ん?え、どうしたの?

 

スティーブ: …(もしかしたらもう、あの女性は…)

 

アレックス: ねぇ!もったいぶらずに教えてよ〜

 

スティーブ: …

 

スティーブ: …(俺のせいだ…俺の…俺が早く助けに行ってれば…)

 

アレックス: ねぇねぇ!どうしたの?

 

スティーブ: ……見てない、今日は夢

 

アレックス: 見てないんだ…

 

スティーブ: それよりももしかしたら俺のせいで……死んだかもしれない

 

アレックス: え……ど…どゆこと?

 

スティーブ: 俺の…いや、村長も呼んでくれ、そこで話すよ

 

…5分後

 

村長: すまん、すまんの…寝てもうてた

 

村長: で…話とはなんじゃ?

 

スティーブ: よし、…んじゃ話すぞ

 

スティーブ: 俺はな、いつだっけ…少し前から夢を見ているんだ、夢っていっても普通の夢じゃない…女性が本当に話しかけてくるんだ、今俺が話してるみたいにな…、それで、俺にこう話しかけてきてた。ボブが世界を乗っ取ろうとしてるからそれを止めて欲しいだとか、私がボブに捕まった…だとかな。で私を助けて欲しいって言われてたんだけど…所詮は夢か、と思って放っといたんだ、アレックスにも所詮は夢って言われてたしな…でも俺は、あれはただの夢じゃないと思うんだ…夢の女性はこうも言ってた、私は西の都に捕らえられていますって。

 

村長: ふむ、なる程の

 

村長: それは多分、「心通じ」じゃろうの、特定の人しか使えない超能力?といったほうが良いのか…みたいなもんじゃ

 

スティーブ: あー、確かそんなことも言ってたな

 

村長: 西の都と言ったのか、西の都ハイラルのことじゃろうの…ここからは少し遠いぞい。それに今日はその夢を見ていないんじゃろう?もう手遅れじゃと思うんじゃがな

 

スティーブ: そこなんだよな、それにトンチさんのこともあるし

 

スティーブ: でも…なんていうか、心にひっかかるんだよな

 

村長: ふむ、なにか進展があったらまた教えてくれ、力になれるかもしれんからの、まぁとりあえずはトンチを頼むぞい

 

スティーブ: ん?ああ、任せてくれ

 

スティーブ: あ、そうそう…村長!これも少し前の話になっちゃうんだけど、

 

村長: なんじゃ?

 

スティーブ: 洞窟探検に行った時にゾンビが居たんだけど、そのゾンビが喋ったんだよ、多分バグだと思うんだけど…意志を持ってたっていうの?俺らを殺したくない、みたいなこと言ってたし

 

情報屋 キヨバア: ふむ、そうか…

 

アレックス: うわっっ!!!?

 

スティーブ: あ、キヨバアさん。

 

情報屋 キヨバア: おお、お主ら待たせたのぉ…、まぁお主らに役立ちそうな情報を集めてたんだよねぇ…で、今の話を聞いてみたところ…私が教えられそうな情報があるんだよねぇ

 

スティーブ: 教えてくれ

 

情報屋 キヨバア: お金……

 

情報屋 キヨバア: は、しょうがないねぇ…特別に無料で情報をやるよぉ

 

スティーブ: うっしゃ、ありがとう!キヨバアさん!!

 

情報屋 キヨバア: 別にいいよぉ〜

 

情報屋 キヨバア: それで、まずは西の都ハイラルの情報だよ…

西の都ハイラルの王の娘がボブに攫われたんだってね…確か名前はエスメラルダだっけねぇ…、多分スティーブの夢に出てきてた女性ってのは多分この人だろうねぇ…、まぁ今生きているかは分からないけどね…

 

情報屋 キヨバア: で、次だよ…

ゾンビが喋る、と言ったかねぇ??それは多分噛まれたんだろうね、ここ最近確認されたバグでね、ゾンビに噛まれるとゾンビになっちまうんだよねぇ…これは厄介だねぇ…噛まれてから24時間は意識があるらしいけど…それを過ぎたら完全にゾンビになっちまうんだよ…。多分その喋るゾンビってのは噛まれて24時間経つか経たないかだったんだろうねぇ

 

情報屋 キヨバア: うん、私が分かる情報はこれくらいだねぇ

 

スティーブ: なるほど、エスメラルダってゆー名前なんだな…、

 

アレックス: ゾンビに噛まるとゾンビになっちゃうなんて……

 

情報屋 キヨバア: で、お主らはトンチさんを助けに行ってくれるんだよねぇ?

 

スティーブ: うん、エスメラルダも心配だけど…先ずはトンチさんが先だ

 

情報屋 キヨバア: よし、では詳しくクライヨ平原について説明させてもらうよぉ…、

クライヨ平原はここ東の村を少し西に行くと、あるんだよぉ…、まぁそこだけが入り口じゃあないんだけどねぇ…他にも西のクライヨ平原、北の…とまぁ4つあるんだけど、お主らに行ってもらうのは東のクライヨ平原だよぉ〜。でまぁ東のクライヨ平原の真ん中らへんに位置するのが、地下行きエレベーターだよ…、そこになって下に降りると、まぁモンスターの住む村、地下の東の村…なんかがあるわけだねぇ…まぁ地下は繋がってるから西へでも、北へでも行けるんだけど、モンスターだらけだから危険だねぇ…、

 

情報屋 キヨバア: あ、そうそう、これだけは行っておくけど…地下行きエレベーターは途中で止まるんだよぉ、でも絶対に途中で降りちゃあ行けないよぉ…そこにあるのは……いや、言えないねぇ…、でも絶対にそこでは降りないことだねぇ

 

情報屋 キヨバア: と…まぁ一応全て話したよぉ、分からないことは?

 

スティーブ: ん、いや、ない…、とりあえずはこっから西へ行ってクライヨ平原って場所の真ん中らへんに地下行きエレベーターってのがあってそこから降りればトンチさんが居る地下の東の村があるんだろ?

 

情報屋 キヨバア: そうゆうことだよぉ

 

スティーブ: よし、大体は理解した、んじゃ、アレックス…行くか

 

情報屋 キヨバア: あ、そうそう言い忘れてたけど…ベッドは使えないからねぇ

 

スティーブ: ……マジ…か…

 

情報屋 キヨバア: マジだよぉ…

 

アレックス: よし、じゃあスティーブ…行こうか!

 

村長: 行ってらっしゃい!!

 

こうして2人は初の冒険…東のクライヨ平原へと旅立ったのであった

 




後書き始まります。
次回はクライヨ平原に!??
エスメラルダとは一体??死んでしまったのか……
すこーしずつ…、すこーしずつ、前進しています。
伏線も少しずつ回収していっておりまする〜
後書き終わります。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。