箱庭物語「バグだらけの世界で…」   作:青空 優成

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前書き始まります。
えっとー、ここでお詫びです。
前回の後書き…で、次回は本格的に洞窟探検、とか書いちゃったけど…あれは嘘だ。
次回に持ち越しです。理由?今回は色々と設定があって、入りきらなかったから!
ってわけで4日目始まるよー。
前書き終わります。


スティーブの疑い

………起きて…、起きてください、お願いします、起きて、さぁ早く…この世界を…救ってください…あなたならできるはず……頼みましたよ……

 

スティーブ: ぬわぁぁぁああっ、…、はぁ……はぁ、

 

村長: ん?どうしたのじゃ、汗だくじゃぞ…?

 

スティーブ: はぁ、はぁ、はぁ……ん…夢、、か。はぁ…

 

村長: ん?夢??悪い夢でも見たのかの?

 

スティーブ: ……いや、…悪い夢ってほどでも…ないけどさ

 

村長: そうか……でも所詮は夢じゃ…気にするでない

 

スティーブ: ああ、…そうだよな………

 

でもあの夢に出てきた人は誰なんだろう………まぁ村長の言う通り夢か…夢…なんだ、気にすることはないな

 

ガチャ

 

アレックス: おっはよう〜スティーブー

 

スティーブ: ん?ああ…おはよう

 

アレックス: 今日はテンション低いんだね…笑

 

スティーブ: ん、ああ……、ちと…な

 

アレックス: ん?

 

スティーブ: いや、いい、大丈夫…

 

アレックス: そっか…じゃあ今日も洞窟探検行こう?

 

スティーブ: ん、ああ、そうだな…でも…

 

スティーブ: 昨日掘り過ぎて俺のピッケルは壊れちまったんだ…

 

アレックス: あー、そうだったね!

 

スティーブ: お金もないし……、どうしよか。

 

アレックス: んー…

 

村長: クラフトすれば良いのじゃ

 

スティーブ: あ!そうだ!!その手があったな

 

スティーブ: 鉄も昨日取れてるし、鉄ピッケル作るか!

 

アレックス: うん、そうだね!

 

スティーブ: んじゃ、アレックスの家行くか…

 

村長: アレックスの家……?そんなものどこにあるのじゃ?

 

アレックス: え…最初に僕がいた家ですよ…あれは僕の家…なんじゃ?

 

村長: 何を言ってるんじゃ!!あれは空き家じゃ、そんでもってここはわしの家!!いつも普通にスティーブ、お主は入ってくるが貸してやってるだけじゃからの…?

 

スティーブ: え、ここ俺ん家じゃねーの?

 

村長: いつお主の家じゃとわしが言ったのじゃ!!!!!

 

スティーブ: てっきり俺ん家かと…だからいつも村長がいたのか…

 

村長: そりゃわしの家じゃからの…

 

アレックス: でも空き家なんでしょう?くれませんか?僕たちに…

 

村長: あげても良いが有料での…それにここに家を持つと色々と苦労をするぞ?

 

スティーブ: なんで?

 

村長: ここを拠点とするってことになるじゃろう??ここは東の村なのじゃ、だからここを拠点にすると探検に出るときに遠くに行って家に帰ってくるのが面倒じゃろう?お主達冒険家?には拠点は持たずに仮拠点をたくさん作る…という方が合ってると思うんじゃがの…

 

スティーブ: ……そう言われたらな…

 

アレックス: そうですね…じゃあとりあえず今のうちは貸してくれませんか?

 

村長: それなら構わんが…

 

スティーブ: うっし、じゃあ俺もベッドをあっちの家に移そうかな…

 

村長: うむ、そうしなさい

 

スティーブ: おう

 

そう言うとスティーブはベットを壊し、持つ

 

ガチャ

 

テクテク

 

ガチャ

 

ポン

 

スティーブ: よし、ベット移行完了…

 

スティーブ: んじゃ鉄ピッケル作るか…

 

作業台: お久しぶりです。

 

スティーブ: ………そういや、喋ったっけ。

 

スティーブ: んじゃ鉄ピッケル作るから使わせてくれ

 

作業台: どうぞ

 

アレックス: ちょっと待って、スティーブ!

 

スティーブ: ん?

 

アレックス: かまど忘れてるよ

 

スティーブ: あー、そうだった…

 

鉄ピッケルを作るには…まず、かまどを作って固形状の鉄を溶かし、それを使って鉄ピッケルにするのだ

 

スティーブ: よし、んじゃまずかまどを作ろっと

 

スティーブが作業台を使おうとした………

 

が無理だった

 

スティーブ: ぬわっっっ!!!?……は?

 

作業台: ええ、今何が起こりました?

 

アレックス: ……!

 

アレックス: スティーブが作業台を使おうとしたら弾き飛ばされた…?

 

スティーブ: おい、どういうことだ作業台!

 

作業台: ええ、自分もよく分かりません…、何が起こってるのでしょう…?

 

スティーブ: おまえのことだろうが!

 

作業台: そうなんですけど…今までこんなことはなかったんですよ!

 

村長: ふむ、そうか…ついには作業台まで…

 

アレックス: あ、村長

 

スティーブ: もうビックリしないぜ、こっちの方がビックリしたからな

 

村長: それはそれで残念じゃのう…ビックリさせようと思ってきたのじゃが…、まぁ作業台の件についてじゃが、やはりこれもバグじゃろうの…だがどういうわけか分からんが…武器屋や食料屋の作業台は普通に使えるらしいの…、ということは、お主達はクラフト出来なくなる、ので買って生活しろ、とボブは言いたいのではないか?

 

スティーブ: は?武器屋と食料屋はクラフト出来んの!?

 

村長: そうらしいの…

 

アレックス: なるほど、じゃあ僕らはクラフト出来ないから武器や装備が欲しいなら武器屋へ、食料が欲しいのなら食料屋へ…ってことですね?

 

村長: うむ、そうなってしまうの…

 

スティーブ: …でも俺ら金がねぇよ

 

村長: そこじゃよな…よし!それならわしが今日中に売ることも出来るようにしておこう!!それなら鉄などを売ってそのお金で鉄ピッケルを買うことも出来るじゃろう?

 

スティーブ: ん?あー、…出来るな…

 

村長: それとこの村一の研究者に持ち運べる買い物器を開発するようにたのんでおくぞい

 

村長: さ、そうと決まればお主ら!売ってお金にできるものを出来る限りでいいから集めてくるのじゃ!

 

アレックス: はい!分かりました、村長!

 

…2人は森林へ…

 

スティーブ: なぁ、アレックス…

 

アレックス: んー?

 

スティーブ: やっぱり、バグっての全部村長じゃねーの?

 

アレックス: なんでそう思うのさ笑

 

スティーブ: いやいや、だっておかしすぎるだろ、俺らだけクラフト出来なくて、村の武器屋と食料屋とかは出来るんだろ!?

 

アレックス: うーん、それもこれもボブが意図的にやったんじゃ…

 

スティーブ: いやいや、だったら村のも全部出来なくするだろ!!

 

アレックス: なんで?

 

スティーブ: 村のが出来るんだったら結局はクラフト出来ちゃうじゃん?っつーことは剣とかも作れるからボブが倒される危険もあるじゃん?わざわざ自分で危険を置いとくか?

 

アレックス: んーーー…そう言われたら、

 

スティーブ: だろ!?

 

スティーブ: やっぱ村長は怪しいよ…、

 

アレックス: んー…そうだね……、

 

スティーブ: だったらよ、ボブじゃなくて村長をぶっ倒した方が早いんじゃねーの?

 

アレックス: ん…いや、でもさ、証拠じゃないから…これでもしも本当にボブがバグを起こしてたら…今度は僕らが悪者になっちゃうよ

 

スティーブ: ん〜…そうか…決定的な証拠がねぇとな…、

 

アレックス: うん、で、とりあえずは1スタック取れたし、帰る?

 

スティーブ: そうだな、

 

 

村長: おお、おかえり

 

スティーブ: ああ、ただいま…

 

村長: なにかあったのか?

 

スティーブ: いや、なんでもない

 

村長: そうか、ならいいのじゃが、

 

スティーブ: で…売れるようにはなったか?

 

村長: おぉ…そうじゃったそうじゃった、うむ!話は伝えておいた!なのじゃから売ることも出来るようになったのじゃ…それと…

 

村長: ほれ、これをお主らにやろう

 

村長はポケットから小さい機械を取り出し2人に渡す

 

アレックス: なんです?これは

 

村長: それはスマートホォン、略してマートンじゃ、それは歩くショッピング!どこにいてもそれを通して買い物ができる、ほれマートンのうしろを見てみい

 

スティーブ: ん?

 

アレックス: なんです?このマークは

 

マートンの後ろにはでっかく◎のマークが書いてあった

 

村長: そこに物をかざせば…なんと!買ったものがそこから送られてくるし、売りたいものをそこにかざせばそれが通信している人に渡せる…だから簡単に言えば

 

村長: 武器屋で買い物をしたいけど…あー、こっからは遠いなぁ…というときに!これを使えばその場で買い物ができてしまうわけじゃ!お金がない…!そんな時は武器屋で売る、を選び売るものを後ろにかざす…するとお金がマークから飛び出てくる、これで買い物ができる!!そうなるのじゃ!

 

スティーブ: うっわ、超便利だな

 

村長: うむ、それで冒険がまた楽になったじゃろう?

 

アレックス: はい!ありがたく使わせてもらいますね!

 

村長: うむ、…お主らは材料を集め終わったか?

 

スティーブ: ああ

 

村長: なら、武器屋に言って鉄のピッケルを、買ってくるのじゃ

 

スティーブ: じゃあ折角だしこれで買うか

 

といってマートンの電源を入れる

 

村長: いや、無理じゃよ

 

スティーブ: なんで?

 

村長: それは一回直接会って通信先を教えてもらわないと使えないのじゃ

 

スティーブ: なるほど…、

 

村長: だから一回は直接、武器屋のオツスリーに会わないといけない、ということで会ってくるのじゃ

 

アレックス: なるほど、分かりました!ところで村長…村長の通信先を教えてもらえませんか?

 

村長: うむ、そうじゃったな

 

といって村長は自分のマートンを取り出し、電源を入れ、こちらに向けてくる

 

村長: ほれ、お主はこっちへマートンを向けんかい!

 

スティーブ: ん?ああ

 

スティーブも村長の方へマートンを向ける

 

ピコピコピコピコ…

 

ピピン

 

村長: よし、完了じゃ、

 

スティーブ: え、

 

そう言ってマートンを見てみると「村長」の文字が、

 

村長: それで村長というところをタップすればわしに繋がる、なにか分からないことがあったらわしにかけなさい、っとほれほれ、もう夜まで時間がない、オツスリーのところへ行ってこんか!

 

スティーブ: あ、本当だ、んじゃ行ってくる

 

そう言い残し、2人は武器屋へ向かうのであった

 




後書き始まります。
ふぅ、終わった…疲れた。
え?後書きで言うこと?あぁ、そうか、今回は伏線が張り巡らされてます。回収出来るかですかって?ふっ…、タブンネ。
ってことで5日目こそ洞窟探検行かせたいな〜…
後書き終わります。

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