箱庭物語「バグだらけの世界で…」   作:青空 優成

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前書き始まります。
あっという間に3話目です。ストーリーも少しずつではありますが前進していますね。今回で次にやることが決定したみたいですよ?
前書き終わります。


情報屋

ゾンビ: うぎゃーぎゃおうー

 

カモねーさん: た、助けてくださいーーー

 

スティーブ: おっ。いたいたっ!おい、アレックス!とりあえずこっちに誘き寄せてから…一気に殺るぞ

 

アレックス: はいはい、囮役は…僕ですよね?やりますよっと

 

スティーブ: おう、よろしくな

 

アレックスはカモねーさんを助けるためにゾンビの後ろに…

 

ゾンビ: うぎゃうう?

 

アレックス: うわっ、こっち見た!

 

ゾンビ: うぎゃやー

 

アレックス: うわわわわわわわわわ

 

スティーブ: こっちだ!アレックス!!こっちに逃げろ!!

 

アレックス: え、え、え、え。うん…わか、…分かった!

 

アレックスがこっちに逃げてくる、後ろからついてくるのは……ゾンビ。

 

スティーブ: ……!!?

 

アレックス: スティーブ、スティーブ!!!早く、早く殺って!

 

スティーブ: ああ…だかな………これだけは言わせてくれ

 

アレックス: なにぃいいいい??

 

スティーブ: ……一体何匹連れてきてんだてメェェええええ!!!!

 

1…2………3、4……!!!

 

スティーブ: 6匹ィ!!?さすがに俺ひとりじゃ無理だろォッ!?

 

先ほど村長に言われた言葉が脳裏をよぎる

 

死んだら無なんじゃ、死んだら…無…死んだら無!!

 

スティーブ: く、くっそ…なんだよこれ!本当にあのマイクラかぁ!!?

 

マイクラじゃないと思うくらいの圧倒的な恐怖、死という実感…!!!

 

アレックス: な、なあっ、やばいよこれは!!どうするうっ!??

 

スティーブ: ……!!!

 

スティーブ: しょうがねぇぇええっ!ノルマは3匹!!いくぞぉっ

 

石剣でシュッ、サッ…シュシュサッ、ザク…!!→ゾンビさん1匹無に還る。

 

スティーブ: くっそ、予想以上に腹が減るのが早いツ!!

 

スティーブ: あと2匹も………!

 

石剣でザクッ、ザクッ!ザクク→ゾンビさん2匹同時に無に還る。

 

スティーブ: ふぅ、終わったー…おーい?そっちはどうだアレック……え!!!?

 

アレックス: う…うわぁたぅ、ぐ……ちきし…、動けな…

 

そこにはゾンビに囲まれリンチされているアレックスが…なんでダァッ!?アレックスもスティーブ同様マイクラには慣れているはずだが…?

 

スティーブ: や、止めろッ!

 

サクサクサクー→672dam ゾンビさん連続3匹死亡

 

アレックス: はぁ、ハァァァッ……あ、ぁ、ありがとう、助かったよ、スティーブ。

 

スティーブ: どういうことだ…?

 

アレックス: な、なにが?

 

スティーブ: お前なら…ゾンビ3匹ぐらい簡単に殺れた筈だ…なのに、なんでてこずってる!!?

 

アレックス: …………僕も、僕もなにが起こったか分からなかったさ…ただ分かることは、僕が戦おうとした時、ゾンビがなにか覚醒した…もしくは、強くなった気がしたんだ…

 

スティーブ: 覚醒…?

 

村長: お主ら!早く部屋に戻れ!!!もう次のゾンビ共がそちらに向かっているぞ!!

 

アレックス: さ、この話は後にしよう…今はとりあえず戻ろう…

 

 

スティーブ: なぁ、さっきの話の続きだ、なんだ?ゾンビが覚醒した、だと?

 

村長: ん?

 

スティーブ: なんだ、村長?

 

村長: お主らの戦ったゾンビが覚醒したじゃと?確かに今そう言わなかったか?

 

スティーブ: ん、ああ、アレックスの戦ったゾンビがな、なんか強くなったんだとよ

 

村長: なるほどのぉう、それは多分…

 

スティーブ: それは多分?

 

アレックス: それは多分?

 

村長: ボフォイ(凶暴化)じゃろうな。

 

アレックス: ボフォイ?

 

村長: うむ、それもボブのせいで起こっておるバグじゃ。

 

村長: っとこの話はまた明日にしよう

 

スティーブ: あぁ、そうだな、寝よう

 

それぞれがベットに付く……

 

スティーブ: あぁ、今日はなんかいろいろ起きすぎたな…俺の頭の処理が追いつかん……、。

 

zzZ

 

………2日目………

 

スティーブ: んっあー、…おはスタ…、チッ

 

アレックス: ん?おはよう、どうした朝から

 

スティーブ: いや、起きたら夢オチとかないかなって思っただけだ…

 

アレックス: あー、なるほどね、昨日いろいろあったからねー

 

スティーブ: んで、村長、続き

 

村長: うむ、そうじゃったな、ボフォイというのは稀にモブに起きるもので、凶暴性が増し、強くなるというバグじゃ

 

スティーブ: それがたまたまアレックスとの戦ったやつに起きたと…

 

村長: うむ、そういうことになるな、だが、これはつい最近分かったことなのだが…ボフォイの上にもう一段階モブが強くなるバグがあるらしいのじゃ…それは、…

 

スティーブ: ?

 

村長: レガシー(覚醒凶暴化)と呼ばれるバグじゃ、ボフォイよりも強くなってな、それはもうゾンビじゃないくらい強くなるものなんじゃ、だがこれは本当に稀に稀でな…お主も運が悪いのう…、初戦闘がレガシーゾンビだとわの…、

 

スティーブ: んじゃあ、稀に、ってことだからあんまりそういうモブには出会わないんだな?

 

村長: いや、それがどうも違うらしいのじゃ、最近ボフォイ、レガシーのモブが増えていてな、これもボブの仕業だと思うのじゃが…そういうわけでな、出会う頻度も結構な確率になってしまっとるらしいのじゃ…

 

スティーブ: …

 

アレックス: そうなんですね、だったら早く、ボブを倒さないと!!

 

村長: ん、おお、そうじゃった!そうじゃった!!ボブを倒す、で思い出したのじゃが、情報屋のキヨバアさんが帰ってきたようじゃよ、お金はかかるようじゃが、昨日のゾンビとの一戦で、ゾンビが落とした金があるじゃろう?もしかしたらボブの居る場所が分かるかもしれんぞい?

 

スティーブ: ん、おお、本当だ…金が入ってる

 

ごくわずがだか1000円ほど財布に入っていた

 

アレックス: それでは、キヨバアさんの所に行かせてもらいます。

 

村長: うむ、行ってらっしゃい

 

テクテク

 

スティーブ: うん?あのバアさんじゃねえか?

 

アレックス: うむ、なんかそうっぽいね。

 

アレックス: あのー、

 

情報屋 キヨバア: なんですかね〜?

 

情報屋 キヨバア: ん?んん?お、おお、お主達は昨日カモねーさんを助けてくれたというえとー…名前はなんじゃったかいな…、

 

アレックス: あ、アレックスです

 

スティーブ: スティーブっす

 

情報屋 キヨバア: おお、そうじゃそうじゃ…それで…情報ですかね?

 

スティーブ: ああ、そうです

 

情報屋 キヨバア: ならどの情報が聞きたいかの?お二人さんは助けてもらったお礼に特別サービスで一情報500円にまけとくよ。

 

アレックス: あ、ありがとうございます!

 

情報屋 キヨバア: なら情報を選んでおくれぇ

・アスタロトの宝石

・透明マント

・不死の泉水

・武器加工屋 トンチが行方不明?

 

スティーブ: んー、どれにする?

 

アレックス: ん?そうだね…じゃあ不死の泉水ってのはどうです?

 

スティーブ: うん、いんじゃね?

 

情報屋 キヨバア: では先に、500円を頂こうかね…

 

スティーブ: ん、分かった

 

スティーブは500円をキヨバアに渡した…

 

情報屋 キヨバア: 確かに受け取ったわえ、なら情報を話そうかねぇ

 

情報屋 キヨバア: ・不死の泉水について

南の村に行く途中にある、ラビリンス洞窟というところの最後の部屋に不死の泉水があるらしいわねぇ…、不死の泉水はその名の通り飲んだら死ななくなるという水らしいよぉね〜…でも飲もうとして行った村人さん達はねぇ、ラビリンス洞窟の途中で死んじゃうらしいねぇえ…、まぁあんたらさんも、その装備だと辿り着く前に死んじゃうだろうねぇ…

 

スティーブ: ……あ、ありがとう?か。

 

アレックス: 結局分かったのは何処にあるのか、と僕らじゃまだ無理ってことだね

 

スティーブ: あぁ、だよな

 

情報屋 キヨバア: どうするねぇ?もうひとつ聞いとくかい?

 

スティーブ: ん?あぁ、そうだな、じゃあ武器加工屋トンチが行方不明?を教えてくれ

 

情報屋 キヨバア: おお、あんたら優しいねぇ…それじゃあ話させてもらうよお?

 

情報屋 キヨバア: ・武器加工屋 トンチが行方不明?

これは随分前かねぇ、武器加工屋のトンチが地下の東の村を調査しに行ったんだけどね…

結局帰ってぇ来なかったのよ………何かあったんじゃと思っていてねぇ…、あ、そうだあんたらさん…トンチさんを助けに行ってはくれないかねぇ???

 

スティーブ: ん?あ、別にいいけど……

 

アレックス: うん、トンチさんを助けに行きますよ?

 

情報屋 キヨバア: うんうん、優しいねぇ……でもねぇ、地下の東の村は結構行くまでが難しくてねぇ…、

 

スティーブ: ドユコトだ?

 

情報屋 キヨバア: 詳しく言うとねぇ、地下の村に行くにはクライヨ平原を通らなくてはいけなくてねぇ、クライヨ平原は一日中ずっと夜って感じでねぇ…ということは一日中ずっとモブが湧き続けるってことでねぇ……多分今のままじゃ死んでしまうねぇ…少しだけ頑張って装備やツールを強くすればいけるとは思うんだけどねぇ、それで、クライヨ平原と真ん中には地下行きエレベーターがあるんだよねぇ、それに乗れば地下にいけるのだけれど…地下の村は簡単に言えば…モブの村なんだよねぇ…っとここまで聞いてもいけるかい?

 

スティーブ: ん?あぁ、そりゃもちろん行くさ

 

アレックス: うん、

 

情報屋 キヨバア: そうかい、じゃあ5日後またトンチについての情報をあげるからねぇ、それまでに強くなっておくことだよぉ?

 

アレックス: ん?なんで5日後なんです?

 

情報屋 キヨバア: 地下には最低でも1週間プレイしていないといけないという決まりがあるんだよねぇ…だからだよぉ

 

アレックス: あー、なるほど、じゃあ5日後また話を聞きにきます

 

ということで2人はこの5日間を準備期間に、5日後にはクライヨ平原に出発することになった、さてさてこの5日間でどれだけ2人は強くなれるのか…?

 




後書き始まります。
さてさて、クライヨ平原の名前の意味、うん、暗いよ平原ですね。ガキかっ笑!まぁなんか適当に付けちゃいましたごめんなさい。
ということで2人の目的がとりあえずのところ決まりました?ね?
トンチさんを助けられるのか!トンチさんは無事なのか!!!?
後書き終わります。

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