箱庭物語「バグだらけの世界で…」   作:青空 優成

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タイトルで終わりかよ?と思った方ごめんなさい

嘘じゃないんですが嘘です。
前章が終わりということですはい…!


突如として迎える終わり

ーーーーあらすじ☆ーーー

 

前回…久しぶりに投稿が再開し(どうでもいい)、色んな事があって(省略しすぎだろ)、そして…王からお礼としてなんか変なのもらって(何を貰ったかは前回を確認しよう!ってステマか!!)、なんと2人がステロイドが使えることが判明し…、何の能力かを測ってもらった…

 

ーーそして今ーー

 

王「さて…先ずはスティーブお主のステロイドは」

 

王「『パワーボマー』という能力だ」

 

スティーブ「パワーボマー…??」

 

アレックス「…?」

 

ーーー解説☆ーーー

この回からこの作品を読んだ方はわからないだろう…え?この作品ってマイクラだよね?マイクラにステロイドなんて追加されてたっけ?パワーボマー?なにそれエンチャント?って感じだと私は思う。はは、違う。

 

詳しくはここでは書かない(めっちゃ詳しく知りたいドーーン♂って方は【1話目】〜読んでみよう!)

 

とりあえず、ステロイドとは個人が持てる【超能力】のことである、マイクラのエンチャント機能とは違う、てゆうかこの回から読んだ人は分からないと思うけど、もう既にこの作品はマイクラであってマイクラじゃない(真顔)

 

ステロイドはマイクラのバグである。

 

 

王「そうだパワーボマー、パワーボマーは強いステロイドなのだがその分危険だ…なのでスティーブにはその正しい使い方を教えようと思う」

 

スティーブ「お、頼む!」

 

王「パワーボマーの使い方

 

(1) どこの部位でも良いのでその部分に集中する。例として腕にしよう。集中するのだ…!」

 

腕?腕の部分に集中?気を集中させろってことか?なら…

 

スティーブ「……ヌゥウウ……!!…!」

 

…!…?!な、なんだ!?腕に集中して数秒、腕がマグマ色に輝きだした…

 

王「よし、これで(1)は成功だ…成功の合図は輝き出すこと、

 

(2) その集中をグッ!っと手の中に抑え込む…、集中しながら手の中に抑え込む感じで…!」

 

…手の中に…手の中に…

 

タイガ「スティーブ…すっげえ汗」

 

スティーブ「ヌヌヌヌグ…!!」

 

ポォウ!と手の中を優しい光が包み込む…!

 

王「よし、(2)も成功だ

 

(3) それを溜め込んだまま手の中を破裂させる感じでなんでもいいから殴る!

 

っとこれに関しては殴らなくていい、パワーが強大すぎるからな、この城が壊れてしまう…それに」

 

城が壊れる…?!俺の拳で?そんな馬鹿なw

 

王「それにここからがデメリットの出番だ」

 

スティーブ「デメリット…」

 

王「まず強大すぎる力にスティーブ、お主の腕が耐えられん…1回パワーボマーを使うごとに複雑骨折をするだろう」

 

王「そして複雑骨折をしたその腕は約1日使い物にならん」

 

複雑骨折が1日で治るのかよ……

 

王「まあ1日…というのは食料をきっちり食べたときのことだ、食べなかったら3日は使い物にならんぞ、この世界は死んだら終わりなんだから腕が使えないっていうのは致命的だからな、」

 

スティーブ「複雑骨折…なにもしなくても3日で治んのかよ…!」

 

アレックス「ま、仮にもゲームだしね」

 

王「…、スティーブ、その強大すぎる力、使いどころを考えて使ってくれ…!」

 

スティーブ「あ?ああ…!」

 

確かにこの感じ…、……ヤバそうだ。

 

王「して、アレックスのステロイドだが…」

 

アレックス「お、おお!!!」

 

王「目をキラッキラに輝かせてるところ悪いんだが…イマイチ分からなかった…、まだスティーブみたいにステロイドが顔を見せていないようだ…」

 

アレックス「……え」

 

王「すまない…少し旅をしてこちらへまた顔を出してくれ、そしたらステロイドが分かるようになるかもしれん…」

 

アレックス「えーー……うん、わかったよ」

 

スティーブ「あっーはっはー…パワーボマーかぁ…使い所考えないとなぁwいやあ困っちゃうなぁwwアレックスwドンマイwwww」

 

アレックス「ああ…なんだろうこのイライラは…、スティーブ、ちょっと発散台になってもらえる?」

 

と言って俺の胸ぐらを掴んでくる

 

スティーブ「は、ちょま!おま、痛い、いた…痛痛っ!!…痛いって!!」

 

なぐ、なぐ、殴らないで…!ちょ、まじで…体力が

 

そんな俺を尻目になんか目が明らかにクリーパーとかを見るような…モブを見るような目を俺に向け、悪びれた様子もなく殴り続けられる…痛てぇ…もう…ちょ、ほん、、気で…怒るぞ…こい…

 

スティーブ「つ!!!てめぇえええええ」

 

本日一番の怒声、流石にこれにはアレックスも殴るのをやめてくれた、、いや、それにしても殴りすぎだぞてめえ…俺とお前の仲だけどよ…流石にそれはうぜぇと思うしかないぞこら。

 

アレックス「っ!!ああ…ごめんスティーブ、なんか…楽しかった、かも。」

 

なに恍惚としちゃってんの?ねえ!てめえ…ああ、もういいよ

 

アレックス「いや、でもさ、今のってスティーブが悪かったよね最初?」

 

なーに言ってんだこいつ、昔婆ちゃんから習わなかったのか?

 

スティーブ「手を出した方が悪い。んだ」

 

アレックス「あ、はい。」

 

スティーブ「あ、はい。じゃねぇよ!!………いや、いいよもう」

 

タイガ「お前らって本当仲いいのなw」

 

タイガになんか生暖かい目を向けられた、なに、周りから見るとそう見えんの?今のが?

 

スティーブ「喧嘩したんだっつの。」

 

王「ははは、まぁアレックス、あれだ、また冒険して、私の元を訪れてみてくれ、その時にはステロイドが花開いてるから知れないからな」

 

アレックス「うん、分かったよ」

 

さて、話はまとまったみたいだな、んじゃあ、さっさと冒険の続きを始めるか、まあ冒険じゃねえけどな、さっさと現実世界に戻りてーだけだ、ボブぶっ倒さねーと。

 

スティーブ「んじゃ、行くよ王様…ありがとうございましたいろいろ。」

 

そう言って貰ったパワーグローブをバックにしまって王様と握手する

 

王「おお、もう行くか」

 

エスメラルダ「ほんと、ありがとうございました」

 

エスメラルダの瞳から涙が…

 

スティーブ「泣くなっつーの、エスメラルダ…姫…様」

 

エスメラルダ「今更姫様だなんて…!」

 

アレックス「ほんと、御礼貰ったからって調子いいなぁ」

 

タイガ「じゃ」

 

王様と姫に手を振って城から出る、ああ?なんだここ、こんなに騒がしかったっけ、きゃーだのぎゃーだのうるさいなぁ…何があったんだ…いや、何もないよな、うん

 

アレックス「何かあったっぽいね」

 

スティーブ「言うんじゃねぇよ…」

 

俺が死んだよーな目をアレックスに送る…、だってさ、これ絶対何かあるじゃん、もうめんどくさいよ…事件でしょ事件これ、関わっちゃダメだって、巻き込まれたくねーよ

 

アレックス「でも…」

 

…しばしの沈黙が続く

 

俺は前へ前へと進んでいくのだがアレックスとタイガが先ほどの位置から全く動かない

 

スティーブ「…」

 

スティーブ「わったーよ…いいよアレックス…一緒に行くぞ」

 

とりあえず周りの人になにがあったかか聞いてみる。

 

スティーブ「あの、一体何が……」

 

おばさん「ん?ああ…実はねぇ…」

 

と、少し言いづらそうにして…

 

おばさん「この世界が終わるらしいんよ………」

 

、、、……………?……!?は?

 

一瞬、何を言われたか理解が出来なかった、終わる?え?この世界が?……!?え?んんん?!?

 

おばさん「この世界をバグだらけにしたボブがね、遂に動き出すらしいんよ、それで…この世界を、マイクラの世界を…」

 

おばさん「現実と融合させてしまうんだよ!!!!」

 

スティーブ「現実と……融合?」

 

おばさん「そう!この世界はバーチャル世界なんだけどね…まあだから私もあんたも四角いし世界も四角い、けどね…現実と融合したらこの世界は現実風になっちゃう訳よ!!!この世界が現実になっちゃうんだよ!!!」

 

スティーブ「え、ええぇ!!!!!?え?!ええええ!!」

 

おばさん「あ、ごめんなさい、私行かないと…!」

 

たたた、とおばさんは去っていった、…しかし、この世界が現実と融合する…か……良いんじゃね?現実に戻れるんでしょ…!?

 

スティーブ「やったなーー!!」

 

アレックス「え、ええ?何喜んでのスティーブ?!」

 

スティーブ「だってよ、戻れるんだぜ現実に!」

 

アレックス「あ、そっか…!そうか!!」

 

スティーブ「よっしゃーーーぁあー!!!」

 

ガッツポーズを決めるスティーブに

 

村長「これ、そこの!」

 

凄い聞き覚えのある声が声をかけてきた

 

スティーブ「!?え、そんちょーぉ?!どうしてここに…?」

 

村長「それはじゃな、この世界がもうそろそろマイクラじゃなくなってしまうんじゃ!!」

 

アレックス「その話聞きましたよ、お世話になりました」

 

スティーブ「お世話になりました!」

 

この世界から現実にまあ戻れるんだお礼は言っとかないとね

 

村長「いやいやいや!!ちょっと待つんじゃ!この世界から現実に戻れるわけじゃないんじゃぞ??この世界と現実が融合してしまうんじゃぞ!この四角い体も普通の人間みたいになってしまうし、現実の人間がいっぱいこっちの世界、つまりマイクラと現実が融合した異世界に転生されてしまうんじゃぞ!!?」

 

スティーブ「………は?」

 

いやごめん脳の処理が追いつかない

 

村長「つまり、つまりじゃ!!マイクラは無くなってしまうんじゃ!!!!!」

 

アレックス「ええええええっ!!!それは困る!!!」

 

と、その時ぐにゃんと世界が曲がった気がした…

 

村長「…ッ」

 

タイガ「!?」

 

そして…目の前が真っ暗になった……___

 

そう、始まったと思っていたマイクラ生活が突如として終わりを迎えた、いや、違うそもそもまだ物語は始まっていなかったのだ_

 

始まる、始まってしまう、もうここはマイクラじゃない__

 

本当の世界で本当の物語が_________!!!

 




…皆さん
今まで本編だと思い楽しみに読んでいてくれていた皆さん
本当にすいません!!!!
実は前章でした____!!
実は次回から始まる箱庭世界が本当の物語の舞台でして、それは実はマインクラフトをモチーフにしてはいるもののマイクラじゃないみたいなまあ難しいですかね?
での物語が本当の物語と言うわけであります。
なぜ前章がこんなに長くなってしまったのかと言いますと色々と前章で設定や伏線を貼っておきたかったからなんですね汗
まあそれにしても要らない部分とかあったかなーとは思いますが……

とりあえず前章お疲れ様でした!前章を踏まえた上での本当の本章が始まります!!!!!

では本章『次回』にてお会いしましょう!

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