箱庭物語「バグだらけの世界で…」   作:青空 優成

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前書き始まります。
タイトルを少し変えました…がしっくりこない(笑)
さぁ13日目だ!頑張るぞ!
13日目始まるよー。
前書き終わります。




スティーブ: はぁ、はぁっ、はぁ……はぁ

 

アレックス: はぁ……あぁ…はぁあ…はぁ

 

スティーブ: はぁ…はぁ…

 

2人は走っていた……村を出てすぐ走りだした、なぜ?

 

スティーブ: はぁ…はぁ…はぁ、

 

アレックス: …はぁ……ちょ…な、、なんで僕たち走って…んの!?

 

スティーブ: …はぁ、はぁ……

 

アレックス: いきなり、はぁ…走りだして…はぁ、ど、どうした…の?

 

スティーブ: …はぁ…はぁ…、

 

スティーブはゆっくりと立ち止まる

 

スティーブ: はぁ…はぁ…はぁ、ああ…

 

アレックス: はぁ……はぁ…

 

スティーブ: …言って…たろ…はぁ…キヨバ…ア、はぁ…がよ……、村から結構…はぁ、遠いって…はぁ、もしかしたら…はぁ…はぁ…、着くまでに…はぁ、死んじゃ…う、かも…はぁ……しれないだろ!!

 

アレックス: …はぁ、はぁ…なるほど…ね…

 

スティーブ: んじゃ、またひとっ走りだ

 

スティーブ: …はぁ…はぁ

 

と言ってスティーブが走りだす

 

アレックス: ちょっ…はぁ、はぁ…

 

マイクラだから肺活量とかそういうものはないのでアレックスとスティーブがはぁはぁ言っているのはおかしいのだが、人間のアレックスとスティーブは走るとはぁはぁ言いたくなるのである、

 

スティーブを追うようにアレックスも走りだす

 

 

……

 

スティーブ: …あー、疲れた

 

アレックス: ね…

 

2人は走るのをやめていた

 

スティーブ: まぁ大丈夫だろ?

 

アレックス: ん?

 

スティーブ: キヨバアが言うには西の都まで1週間はかかるとか言ってたけど…さっき走りまくって、まぁもう4日分くらいは来たんじゃね?

 

アレックス: …そうかもね笑

 

こういうときに地図があれば便利なのだが…作業台がないせいで作れ……ん?作れないと思ってたけど…もしかしたら作れる?!武具加工屋のトンチなら作れるんじゃね?!

 

スティーブ: ミスった…連絡先貰ってりゃ良かった

 

アレックス: ん?

 

スティーブ: あー、いや、大丈夫…

 

アレックス: え?笑

 

スティーブ: さ、行くぞ…エスメラルダって姫が待ってるからなー笑

 

アレックス: あー、そういえば姫とかなんとか言ってたね

 

 

……

 

スティーブ: ここ、クライヨ平原だよな…

 

2人の目の前にはクライヨ平原があった

 

アレックス: ……

 

スティーブ: ここ、突っ切るか?

 

アレックス: イヤイヤイヤイヤ!!!!ヤダヤダよ??

 

スティーブ: そうか、じゃあとりあえず北にずれるか?

 

アレックス: うんうん

 

アレックスは首を縦にカクカクと振る

 

スティーブ: そんなに嫌か?クライヨ平原

 

アレックス: うん、嫌だ、敵斬るのあんまり好きじゃないんだ、今までは身の危険ってことで斬ってたけど、好きで斬ってるわけじゃないから…できることなら斬りたくない

 

スティーブ: そうだったのか、

 

アレックス: うん

 

スティーブ: んじゃ、避けて行くか!

 

アレックス: うん!

 

 

……

 

スティーブ: よし、ここまで来ればクライヨ平原通らずに行けんだろ、クライヨ平原を通り過ぎたかなー?ってとこでさっきの道に戻らねぇとな笑

 

アレックス: なんか…ごめんね

 

スティーブ: ん?いや別に良いって、こっちの方が安全だしな!

 

アレックス: ありがとうスティーブ!

 

スティーブ: 行くぞ〜?

 

 

……

 

スティーブ: …よし、ここまでくりゃいいだろ、南に行くぞー

 

アレックス: 元の道に戻るんだね?

 

スティーブ: おう、だって、キヨバアが真反対って言ってたろ?だから村と一直線のとこに戻らなくちゃな

 

アレックス: そうだったね、じゃ戻ろっか

 

 

……

 

スティーブ: こっから…まっすぐだな…

 

アレックス: うん、でも暗くなってきたよ?

 

スティーブ: おー、これで1日が終わりか、でも1週間もかかりそうにないな〜…早すぎんのか俺らが

 

アレックス: めっちゃ走ったからね〜

 

スティーブ: よーし、寝る

 

か?と言おうとしたところで止めた、あることに気づいてしまったのだ…

 

スティーブ: ベッド持ってねぇええええええ!!

 

アレックス: ってことは?

 

スティーブ: …

 

ポツリと呟く

 

スティーブ: 寝れない

 

アレックス: …

 

スティーブ: だから、夜でも歩かなきゃいけない、つっーことは、モンスターどもと一緒に歩かなきゃいけない!!

 

アレックス: …

 

スティーブ: あああ…

 

アレックス: まじか

 

スティーブ: …はぁ、もうしょうがない…戦いながら行くか

 

アレックス: …それしかないもんね

 

夜は怖い、ましてや命が懸かっているなんて…怖すぎる…昼間はモンスターが湧かない、なぜか?モンスターは太陽の光が苦手なのだ、太陽の光を浴びると燃えてしまう、でも夜は違う…、夜は太陽の光が全くない、あるのは月、モンスターは夜にわっせわっせと動き出す、地面からゾンビは湧き出し、スケルトン、クリーパー、クモ等もいきなりスポーン(出現)する、もしも目の前にスポーンされたら…死ぬな。

 

ゾンビ: ウヴーーーァッ

 

スティーブ: なぁ、アレックスお前にひとつ質問を問う

 

アレックス: …、なに?

 

スティーブ: ここまま、モンスターどもに囲まれるのと…西の都ハイラルまで全力疾走

 

スティーブ: どっちがいい?

 

…モンスターの湧くスピード…ヤバイ、尋常じゃない、これ、倒しても倒しても結局終わらないやつだこれ

 

アレックス: …えええっと…

 

ゾンビ: ウヴーゥゥ

 

スティーブ: おい、ゾンビ近づいてるから早く!

 

アレックス: えーと!!

 

アレックスは悩んでいた、さっきまで走りまくってたから走るのは嫌だってこと、でも夜でしかもモンスター湧くスピード尋常じゃないからこれはヤバイこと、どっちにしよう!!?

 

ゾンビ: ゥゥヴヴッ

 

ゾンビとの距離…残り1メートル

 

スティーブ: …ヤバイ、早くしろ

 

アレックス: くっっ!

 

ゾンビ: ヴヴヴヴゥッ

 

ゾンビとの距離…残り50センチ

 

スティーブ: あ、早く!早く!

 

アレックス: 分かったよ!!走るよ!!

 

ザシュッ

 

ゾンビ: ヴァァツツツツ

 

ゾンビが倒され、そこに道ができる、もうそこ以外に道はなかった、いや、本当のことを言うと道はあるのだが、モンスターが居すぎて通れない

 

その空いた道を目指し2人は…

 

スティーブ: はしっぞぉおおおおお!

 

アレックス: …もう、走りたくないのにぃいいぃ

 

スダダダダダダッ!猛烈な勢いで走り抜けていく

 

スティーブ: 止まるな!はぁ…、止まったら即死だぞ!

 

アレックス: はぁ、はぁ、大丈夫!…はぁ、止まる気はないからっ!!

 

スティーブ: ヴォオオオオおおっ

 

…走る…走る…走る…

 

 

 

 

スティーブ: はぁ、はぁ…はぁ、はぁ…うぷっ…おう…はぁ

 

アレックス: だ、はっ…だだ…はぁ…いじょうぶ?

 

スティーブ: …はぁ…はぁ…おう、平気

 

なぜだろうか、昼間走った時はこんなに疲れなかったのに…なんでこんなに疲れるんだろう

 

スティーブ: なぁ…はぁ、はぁ…なんでこんな…疲れるんだ?

 

あれ??ここはマイクラだよな?マイクラに疲れる機能なんてなかったはず…、走ったら空腹は減るけど、体が疲れるなんてことはなかったはずだよな…

 

スティーブ: …はぁ……ん!!!?

 

アレックス: はぁ…はぁ…ん?ど、はぁ、した?

 

スティーブ: おい、スティーブ!!俺の空腹ゲージの下を見てみろ!

 

アレックス: んー…あっ!!え…?

 

アレックスはこっちも見て驚く

 

アレックス: なにそのゲージ…、

 

そう、そこには空腹ゲージとは別になにかのゲージが表示されていた

 

スティーブ: はぁ…分かんねぇ…、でもこのゲージ…今俺とおまえのは15しかねぇよな?

 

アレックス: え、あ、本当だ

 

そのゲージはマックス100らしい、でも俺らは今15しかない、もしかしたら疲労はこのせいか?

 

スティーブ: と、とにかく…パンでもいいから食わなきゃ

 

どうやったら疲労ゲージがマックスになるか分からないけど…とにかく飯を食べる

 

モグモグモグ…パクパク…ごっくん

 

スティーブ: っは…、…ふぅ、駄目だ、疲労ゲージ数値増えねぇ…

 

アレックス: もう走れそうにないよ…

 

アレックス: ていうか、…動けそうにない…

 

スティーブ: チッ、まずいな…村長とかに聞いてみるか!

 

アレックス: どうやって?

 

ニヤッとスティーブは笑う

 

スティーブ: こういうときのための…

 

ポケットからマートンを取り出す

 

スティーブ: マートンだろっ!

 

アレックス: あー、その手があったか!

 

スティーブ: 出てくれよ、村長、こんな時間だからって…寝てんじゃねぇぞ!!

 

プルルルル

 

 

 

プルルルル

 

 

 

プルル

 

ガチャ

 

村長: な、んじゃ……?

 

スティーブ: おお、出てくれた!出ないかと思ったぞ!

 

村長: んん…、で、どしたんじゃ…?

 

スティーブ: あ、そうだ、なんか空腹ゲージの下に変なゲージがあるんだけど!!しかも数値が低くて…動けそうにないんだ、どうしたら良い!!?

 

村長: んー…あー、それか、約数時間前に確認された疲労ゲージのことじゃろう??それなら食力を食べれば大丈夫じゃよ?

 

スティーブ: ええ!?でも、でも俺らさっきパン食べたけど上がんなかったぞ!!

 

村長: あー、多分空腹ゲージが満タンじゃないのじゃろう?満タンにしてから食べれば上がるはずじゃよ

 

村長: と、いうわけでわしは眠いんじゃ…、まぁまだハイラルまでは時間がかかると思うが頑張るんじゃぞ…じゃあの…

 

 

プツッ

 

ツーツーツー…

 

 

スティーブ: おい、アレックス!食べろ、食べまくれ!

 

アレックス: うん、うん!

 

モグモグモグゥゥ…パクパクゥ…バクバクバグバク…

 

ゴックククン

 

 

スティーブ: おおー

 

みると数値がマックスになっていた

 

スティーブ: おっけー…

 

スティーブ: はぁ…あぁ…一安心ってとこだな

 

アレックス: はぁ…良かった

 

ふと上を見ると朝のようだ、日差しが差し込んでくる…俺らが休んでいる間に地味に近づいていたモンスターどもも消滅していく

 

スティーブ: ……、おっ、朝か。

 

アレックス: ふぅ、これで走らずに済む…

 

スティーブ: そうだな、こっからならもうすぐだろう…歩いて行くか。

 

アレックス: そだね、じゃ…行く?

 

スティーブ: グズグズしてるわけいかねーからな、行くぞ

 

 

 

 

 

スティーブ: …着いた

 

スティーブとアレックスの目の前にはとてつもなくデカイ壁があった

 

アレックス: この壁の内側に…エスメラルダ姫が…

 

スティーブ: おう、んでどっから入るんだ…この壁

 

どこから入れば中に入れるのか…、壁しか見えないぞこれ…

 

スティーブ: んー…とりあえず一周するか笑

 

アレックス: どこかに入り口があるかもね…

 

 

…テクテク

 

…テクテクテクテク…

 

 

スティーブ: あ、

 

アレックス: あ。

 

スティーブ: あった!

 

スティーブ: ん?なんか人居るぞ

 

門番人: あ、こんにちは。

 

スティーブ: おっ!あぁ…、中に入りたいんだけど

 

門番人: はいはい…どうぞどうぞ!

 

スティーブ: (軽いな)

 

…かくして2人は西の都に着き、中へ入れたのであった…

 




後書き始まります。
ふぅ…書き終わった感想は明日の朝ごはんなんだろな、です。
ということで、今回からペースが落ちます(T ^ T)ごめんなさい
理由は忙しくなってきたのと、コラボ作品も同時進行してるからです。
お疲れ様でした。
後書き終わります。

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