私を、繋ぎ止める七つの鎖   作:魔剣姫の従僕

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2話 チーターでもテスターでもない

 

「その汚い口塞いで貰えますか?」

 

シノアが私の口を使い話す

 

「別にいいじゃないですか、チートでも何でも」

 

周りの人達が騒ぎ出す

 

「それであなたたちは、安全に元の世界に戻れるんですよ」

 

ざわつきがとまる

 

「それともあなたたちは、このゲームで遊びたかったんですか」

 

やめて

 

「私は早く戻りたいんです、だからあなたたちには付き合ってられないんです」

 

もう やめて

 

「好きにしていれば(シノア…)なんですかいい所なんですけど」

 

(そういえばさっきおしおきするっていったよね)

 

「え、今からしてくれるんですか」ゾクゾク

 

うん、するよ

 

(クロエ、好きなだけやっていいよ)

(わかった…)

 

だから

 

(早く、体返して)

 

「あ、ご ごめんなさい」

 

ようやく私の体に戻ってきた感じがした

 

(憑依状態だと自分の体と思えないからかなぁ)

(それに、先ほどみたいに誰かを憑依するとその人以外の声は届かないみたいですね)

 

スイが話しかけてきた

 

(そうなの?)

(それより、この空気をどうするんですか)

えぇっと

(どうしたらいいとおもう?事情をはなしてみるとか?)

(1から説明したところで、信じて貰えると思いませんが…)

(ミズキが思うに、謝ればいいんじゃないかな?)

(わたしもそうおもいますぅ)

(逃げちまうのも手だな)

(私としては逃げるのは、この上ないほど屈辱ですが今の状況を話し合いで好転できるとは思いませんわ)

(クロエはどう思う?)

(味方を作りたいけど…)

(確かにこちら側に味方する人がいれば、私達の印象がこの状況での論争が流れるでしょうね)

 

でも、私に味方してくれるひとなんて…

 

「お前ら、なにも知らないんだな」

え、キリトさん?

 

「あいつがやってるのはチートじゃない、レアスキルの一つだ」

 

「レアスキルだと…何であんたがそんなことが分かんねん」

 

「俺はβテスターだ、だれよりもこの塔を高く上りだれよりも色々見てきた自信がある」

 

「俺をただのβテスターだとは思わないほうがいい」

 

「なんや、そんなのチートと変わらへんやんか」

 

そうだそうだ

最低な奴や

ビーターや

 

「それはいいな、今日から俺はビーターだ、他のβテスターとは違うんだ」

 

キリトさんはそう言うと先に進みだしました

 

「すいませんみなさん、先ほどは言いすぎました。皆さんの無事を心から願っています」

 

そういって私はキリトさんを追いかけた

 

(ヒャン クロエ もうやめて!)

(シノア…うれしそうなので説得力ないですよ)

(つ、次は私も…してほしいです)

(み、ミズキも…)

(はぁ、おしおきやりすぎたのかなぁ)




ちなみに家の子たちは
クロエ どS
それ以外の子 どM
です

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