寄生少年の学園生活日誌   作:生まれ変わった人

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学生最後の時間を過ごしていたため、遅れてしまいました。

今後は社会人ですが、ストレス発散の一環で執筆をつづけていく所存です。


奇襲作戦

一階が「奴ら」に埋め尽くされたとき、新一たちは上階の一室に逃げ込んで難を逃れていた。

宇田の乗っていた車の事故に引き寄せられ、上階に潜んでいた「奴ら」が階段から落ちて再び昇れなくなったことも偶然の生んだ幸運だった。

 

ただ、楽観視はしていられない。

まだ皆には知られていないが、すぐそこに危機が迫っているのだから。

 

「宇田さんはどうですか?」

「見た所、軽い打撲程度で済んでいると思う。念のため怪我したところの処置はしたから大丈夫だと思う」

「そうですか。それならいいのですが……」

 

宇田さんは現在、意識を失って逃げ込んだ部屋に寝かせている。

ただ、ジョーは気絶したわけではなく、皆には気付かれないように宇田さんの体も調べてもらっていた。その上で異常なしと言ってたから宇田さんは大丈夫だろう。

 

ただ、ジョーから聞く限り、状況はかなり悪そうだが。

そもそも、何故宇田さんがここにいるのか、それを含めて多くの疑問が残るが、今は目の前の問題に集中しよう。

 

「……泉先輩とこんな所で会うなんて思ってませんでした」

「俺も直樹、そして祠堂に会うとか……ごめん、考える余裕すらなかった」

「でも、泉先輩ならなんだか納得だなぁ。私はタダ者じゃないって思ってたし」

「まあでも、一番驚いたのは宇田さんだけど、ね」

 

視線だけを眠っている宇田さんに向ける。

そして、その傍らには悠里が小さい子供を抱きしめて涙を流し、再開を噛み締めている。

 

聞けば、その小さい子が悠里の妹なんだという。

そして、直樹たち二人は宇田さんと悠里の妹、瑠璃ちゃんが親子ではなかったと知って驚いていた。

もちろん、俺もそのことを知った時は驚いたが、優しい宇田さんらしいと思い、納得した。

二人も宇田さんの性格を理解していたからかすぐに納得してくれた。

 

悠里は最初、半信半疑だったが、妹からの説得で今は納得し、助けてもらったことへ感謝している。

ただ、事件のショックで言葉を発することができなくなっていたことへのショックとタブレットを使った筆談で説得に時間がかかってしまったのだが。

 

「宇田さんと泉先輩、知り合いだったんですね」

「うん、この人は俺が大変な時に助けてくれた恩人でね。この人がいなかったら今の俺はないと思うくらいに」

「へぇ、この人がなぁ……」

 

くるみは宇田さんの見た目から平凡な人としか思ってないのだろう。

先生は先生で意味深な視線を向けている。同じ大人として思うことがあるのだろう。

 

そして、ユキは何も言わずに宇田さんを凝視していた。

 

正確には首筋……ジョーの部分を

 

「この人が気になるのか?」

「え!? う、ううん! この人も大変だったんだなぁって思って」

 

くるみからの指摘を何とかかわす。

恐らく、ユキはジョーの存在に気が付いているのだろう。ただ、何を思ったかは知らないが、そのことを言わないでいる。

こういう所で、ユキは場の調和を保つのがうまいものだと感心させられる。

 

だが、今はそんなことをしている場合ではない。

 

ジョーの言う危機はすぐそこまで迫っているのだから。

 

「それよりも、皆には言わなければならないことがある。落ち着いて聞いてくれ」

 

ジョーから聞いたことを宇田さんが力を振り絞って伝えたことと前置いて皆に伝える。

今まさに、パラサイトがここに向かってきているということを。

 

そのことを聞いたとき、皆は明らかに困惑した。

 

「パラサイト……ですか」

「えっと、それって不味いですよ……ね?」

 

直樹と祠堂は夢見心地といった様子で事実を受け止めるだけだった。

恐らく、その危険性というものを理解できていないからなのだろう。

 

そして、それは俺と宇田さん以外の人にも言えることだ。

 

まだ皆、実際にパラサイトを見たことがなく、知識として知っているだけなのだから。

 

さっきからシャベルを構え、視線だけで俺についてくると意思表示してきているくるみがいい例だ。

 

 

くるみたちには前もって言ったが、この中でまともにパラサイトとやり合えるのは俺だけなのだ。

 

銃を持っていない限り、実戦経験のあるくるみと言えど殺されるのが目に見えている。

 

「皆はパラサイトに出会ったら全力で逃げることだけ考えるんだ。パラサイトは『奴ら』と違って知恵も力も速さもある……銃でもない限り、間違いなく殺られることは確かだ」

 

幾度となくパラサイトに挑んできた新一だからこそ、その言葉に込められた重みを感じた。

淡々と述べられた言葉に人並み外れた雰囲気を感じ、全員が生唾を飲み込んだ。

 

「しかも、聞く限りでは俺たちを食おうと躍起になってたらしい……逃げれば確実に追ってきて殺される」

「そんな……っ!! じゃあどうしろって言うんですか!?」

 

八方塞がり、そんな状況に直樹が恐怖をにじませた。

 

今から逃げても人間の潜在能力を引き出しているパラサイト相手ではくるみでも逃げることは難しく、全員が逃げ切る可能性は無い。

車で逃げようにもこの大人数が先生の車一台に収まる訳がない。宇田さんの車も壁に衝突して使えるかどうかが不明、それなら道は一つしかない。

 

「っ!!」

「し、新一くん……?」

 

ユキが大きな威圧に生唾を飲み込み、冷や汗を垂らした。

他の皆も新一の雰囲気が突如として変わったことに驚き、思わず後ずさった。

先ほどまでに見せていた優しげな様子でも、非常事態時に皆を導こうという頼もしさでもない。

言うなれば、“黒”の決意だった。

 

「泉、先輩……」

(なに、これ……っ)

 

冷たく、背中につららを刺されたかのような寒気を呼び起こすような気配

 

そして、パラサイトの気配を感じることができるユキは皆よりも人一倍、新一の気配を感じ取り、戦慄した。

そんな威圧をまき散らしながら、新一は強い決意を込めて現状を打破する唯一の手段を伝える。

 

 

「ここに向かってくるパラサイトを……ここで殺す」

 

まるで獣のような目をした新一の言葉に返せる者はいなかった。

 

 

 

肉体の限界が近い。

ここしばらく、まともな食事を採れた覚えがない。

 

例の市役所でのパラサイトと人間の交戦以降、人間の厄介さを改めて学び、最適な食材である人間の捕食を極力抑えながら人間と同様の食事に慣れようとしていた。

 

今までの食事を変え、人間と同じように社会で働き、金で食事する生活に甘んじることになんの感慨もない。

もともとから人間の偏ったプライドなど持ち合わせたことなどない。あるとすれば、生を授かった生物が持つ生存欲しかない。

 

ただ生きていれば構わなかった。

 

 

 

しかし、そんな事情も正体不明の大災害によって劇的に変わった。

 

乗っ取った体の持ち主が就いていた仕事の最中、老若男女問わない人間が無差別に殺され、死んでいった。しかも、ただ死ぬだけでなく、その死体が生き返ったかのように動き出し、さらに生き物を殺していったのだ。

 

最初は驚愕したが、自分たちよりも知能が低く、遅くて武器も持たない不完全な生命体に後れを取ることなどあり得なかった。

 

今まで隠していた正体を現し、生き返った死体を斬り刻み、難なく危機を脱していた。

自分の他にも生き残った人間もいたが、殺して食った。

力もなく、あのような不完全な生命体に殺されるような人間が変わり果てた世界で生き残れるわけがない。そのまま生かし、保存食にしようとしてもその前に殺され、生きる屍になる可能性の方が高かったのだ。

 

『奴ら』に食事を横取りされるなど面白くない、それよりも殺し、食った方が有効活用できるし、早いうちに栄養を摂取しておくことも必要だと判断した。

 

幸いにも街が崩壊するほどの大災害、下手に正体を隠さなくていい分、地獄と称される現状の方が生きやすいともいえる。

襲い掛かってくる『奴ら』を斬り刻むのは簡単だった。ただ数が多いだけの相手など障害にもならなかった。

 

しかし、その数故に食料となる人間を台無しにされることがほとんどだった。

しかも、『奴ら』に殺された人間も同様に『奴ら』の仲間入りすることが最大の障害だった。

そのまま死ぬだけなら食料になりえたのに、『奴ら』となった人間など食べられる気がしない。

『奴ら』の肉が腐ってるという以前に、何かの感染症を患っているのはこれまでの経過を『観察』してきて間違いないと踏んでいる。

 

その上、このパニックで寝床となる場所も制限され、衛生的にも難があるためまともな休息も取れない。

また、街のライフラインが停止し、人間用の食料でさえも管理できず、腐って食べられなくなっている。

まともに休むことも、栄養を摂取することも困難になりつつあり、体も僅かながら衰え始めている。

 

 

 

冗談ではない。

 

『奴ら』は邪魔だ。

 

我々の食料を汚染し続ける上に無限に増えていく。

 

これでは人間の方がマシというものだ。

 

 

焦りを覚え、とにかく休める場所を探していた時、久々に仲間を見つけた。

仲間と言えど、こんな状態で出会うとすれば危険性の方が大きかった。下手すればこちらが食われる可能性が十分にあったからだ。

 

最初はあちらも感知し、車で会いに来てみたら、そいつは人間の脳が生きていた。

その事実を知った時、一つの欲望に支配された。

 

 

“こいつを食う”

 

そいつが食料を分ける前提で協力関係を築こうとしていたようだが、そんなことなどどうでもいいとさえ思った。

 

見るに、そいつは脂肪を多く蓄えているうえに動きも完全に寄生した固体と比べて緩慢なこと。2.3回斬り合ってみて、そいつが自分より格下だと確信した。

 

このような上質な獲物を逃がすわけにはいかない。何としても今の内に食わなければ。

 

そいつは勝てないと判断したのか車で戻ろうとしたのだが、逃がすわけにはいかず、手元に落ちていた大きい石を投げてやった。

ガラスを突き破り、本体の頭部を狙ったがジョーと名付けられた仲間に邪魔され、逃走を許してしまった。

 

しかし、完全に防ぐことができなかったのか車は蛇行運転になり、速度も落ちた。

そんな逃走車を残った力を振り絞って追いかければ見逃すことなどなかった。

奴らを追いかけていると、また別の仲間の反応が奴らの逃げる先にあることを感じた。

 

ただ、その反応があまりに小さく、まるで眠っているかのように微弱でこっちに気付いたような反応も見られなかった。

そして、ある程度追っていった先に見えたのがショッピングモールだった。

 

こういう時、人間は『一石二鳥』と言うのだろう。

 

モールなら必要な物資もある上に、下手すれば家畜のように奴らによって飼われている人間もいるかもしれない。

寝床も少し掃除すれば確保することなど容易い。

 

 

遠くで車がモールに突っ込んだのを確認した。

 

奴は負傷しただろう、そこに着いたら食事にありつけられる。

 

 

食ってやる

 

 

絶対に逃がさん

 

 

占領しているならこっちが奪ってやろう

 

 

そう思いながら向かってくる『奴ら』を斬り飛ばしながらモールへ近づいていく。

邪魔になる肉塊を足で押しのけて進み、ようやく辿り着いた。

 

入り口付近でうろついていた『奴ら』を駆逐し、刃を戻して人間の顔のまま中に入る。

中に人間がいるならば、この状態で一瞬だけでも油断させるために。

 

 

すぐそこに御馳走がいると思うと、無表情な人間の顔とは裏腹に今までに感じたことのない高揚を感じていた。

その高揚のままに導かれるようにモールへと足を踏み込んだ先に、いた。

 

 

 

髪をかき上げた高校生と思しき人間が静かにこちらを見据えていた。

 

 

パラサイトを倒す。

先輩たちが言う『奴ら』とは違った敵。

ここ最近、発見された新生物であることで有名だ。

 

人に化け、人を食べ、人を襲うという恐るべき生き物。

一時期はパラサイト関連のニュースしかやってなかったと記憶がある。

最初の兆しは全国で起こるミンチ殺人事件、パラサイトによる高校教師、生徒の大量殺人事件。

そして、軍隊によるパラサイトの一斉鎮圧事件。

 

今ではニュースでもパラサイト関連の事件は少なくなっていっていると聞いていた。

当然、私や圭も風化していく事件を記憶から消し、忘れようとしていた。

 

しかし、それも目の前に現れた化け物を目にした瞬間、今までにないほどの恐怖を感じ、体がすくみ上った。

上階から隠れて一階ホールを見下ろすと、一人の男性が入ってきた。

 

普段なら生存者の発見に喜ぶけど、それが人間であったらの話だ。

その男性に表情はなく、群がってくる『奴ら』に対しても怯えるどころか一瞥さえしない……まるで虫けらを見ているかのように無機質な表情が『奴ら』とは違う恐ろしさを感じさせた。

 

一階に溢れていた『奴ら』がその男性に気付き群がってきた瞬間、それは起こった。

 

 

 

その男性の頭が割れ、異形のモノへと姿を変えた。

 

「……っっ!!」

 

あまりの光景に私は飛び出そうになる声を必死に手で抑えつけた。

人間の面影を感じさせない怪物の姿に私の体は震え、涙さえ浮かんだ。

 

それは皆も同じだったらしく、圭は私の服を掴んで恐怖に耐えていた。

そして先生を始めとした学校から来た人たちは目を一杯に開かせ、体を震わせながらも耐えていた。

 

そして、更なる衝撃が私たちを襲う。

 

 

一階に群がっていた『奴ら』が異形の怪物……パラサイトを喰らおうと集まってきた。

本来なら目を背ける光景のはずが、僅かに希望さえ感じた。

数で言えば間違いなく、物量的に押しつぶせるまでに圧倒的だった。

 

一階に溢れていた『奴ら』がパラサイトにむかって集まっていくのを、何かに期待して見続けていた。

もしかしたらパラサイトを倒してくれるかも、と思った瞬間だった。

 

割れた頭の一部が刃物のようなものに変わった瞬間、その刃物の姿が消えた。

 

 

「え」

 

ほんの小さい声と共にパラサイトに群がりつつあった『奴ら』の体がバラバラになって地面に落ちた。

4体を無力化させたと思ったら、再び別の刃物が消える。

 

また殺られた。

 

刃物が消えるたびに、『奴ら』の胴体が斬られて地面に落ちる。

そこからは、ただの一方的な虐殺だった。

 

パラサイトの刃物が消えるたびに『奴ら』の大群が血を噴出して倒れていく。

まるで数などどうということはないと言わんばかりにパラサイトの足は止まらない。

 

ただ、パラサイトの歩いた後に残るのは『奴ら』の亡骸だけである。

 

 

まさ、か……あの刃物で斬ったというのか!?

あり得ない……あり得ない!!

私たちを喰らってきた『奴ら』を、まるで虫を相手にするかのように容易く……!!

 

(パラサイトの一振りでさえもまったく見ることができない……あんなの、どうしようもない!!)

 

無理だ、あんなの相手にするなんてできる訳がない。

あれは怪物なんてものじゃない、人間や『奴ら』も関係なく殺す死神そのものだ。

 

一階の『奴ら』があっけなく制圧されたのを見て、体の震えがさらに大きくなる。

 

 

逃げなきゃ

 

殺される

 

 

夏なのに血までも凍らせるような悪寒を感じ、歯をカチカチと鳴らしてしまう。

 

怖い……恐ろしい!!

もっと早くに逃げればよかった、もうここで死ぬんだ……!!

 

 

そう思っていた時、静まり返ったモールの中で声が響いた。

 

 

 

 

 

 

―――待てよ

 

 

私たちの恐怖さえも僅かだが、払しょくさせるくらいに力強く

 

血に濡れた異形の怪物を前に堂々と佇むその人の姿に、目を離せなくなった。

 

 

 

正直、今ここからすぐにでも逃げ出したい。

だけど、そんなことをする気はない。

 

俺が逃げれば、この場の俺以外の皆が死ぬことになる。

 

目の前で次々と『奴ら』を斬り捨ててきたパラサイトと対峙し、恐怖に耐えながらも心は自分でも驚くくらいに落ち着き、奴の観察に専念させてくれた。

 

「お前、パラサイトだろ?」

 

とりあえず問いかけてみた。

返事はない。

 

「食料ならまだこのデパートにあるから好きなだけ持ってけよ。ただ、俺たちは見逃がしてくれ」

 

全く微動だにしないが、間違いなく奴は俺たちを見過ごさないだろう。

ジョーから前もって聞いていたからな。

 

ただ、こんな異常事態ならパラサイト相手でも「もしかしたら」何かが起こるんじゃないかと期待した。

だけど、無反応という答えからすぐに分かった。

 

説得の余地なし、と。

 

 

 

でも、それでも俺は話し続ける。

 

「こんな状況だからさ、お互いに妥協しなくちゃいけないんだと思うんだ。あんたのことは見なかったことにするし、ここの物資も好きにしていいから俺を見逃がしてくれ」

 

奴は俺を未だにただの無力な人間だと思い込んでいる。

何故なら、奴は俺に対して集中しているが、全く警戒していないと分かるからだ。

 

何となくだが、Bのように俺を舐めている……正確にはもう奴の頭の中には食欲のことしかないのだろう。

 

その様子だと休眠状態のミギーには気付いていないはず。

 

 

 

それを確認できて、よかった。

 

「とりあえず、今回のことをよく話し合おう―――」

 

その瞬間、奴の頭部が刃に変形して俺の首筋に向かってくるのが分かった。

 

 

そこから俺は動いた。

 

 

 

迫ってくる刃をギリギリまで引き付けて―――首だけ動かして紙一重に避ける。

 

「!?」

 

 

表情はないものの、パラサイトの驚愕を感じ取るが、そんなのは関係なく次の行動に出る。

 

突き出された刃を搔い潜ってパラサイトの元へ走る。

超人的なスピードにパラサイトは付いていけていない。

 

刃をひっこめてきたと同時にパラサイトの懐へ潜り込み。

 

「――ッ!!」

 

 

 

隠し持っていたナイフを抜いてパラサイトの心臓の部分へ突き出す。

 

 

 

人間だと侮っていたパラサイトの鈍った反応でナイフに対応できない。

 

「もらった!!」

 

 

自分の奇襲の成功を噛み締めた瞬間、ホールの一階に鮮血が舞った。


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