運命を覆す伐刀者   作:蒼空の魔導書

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果たして斬られた涼花は無事なのか?




戦場の叫び(ウォークライ)

川のせせらぎが聴こえる程静かな水辺の森、そんな場所で大型の銃槍(ガンランス)型霊装を携えている無精髭でガタイのいい中年男性が30m前方に聳え立つ大木を獲物を狙う鷹のような鋭い双眸で睨みつけており、その大木の裏側には年齢7・8歳くらいの幼い少女が息を殺して身を潜め男の様子を窺っていた。

 

———・・・・・今だっ!!

 

男が一歩前に脚を踏み出した瞬間に少女は今手に握っている鉄のロープを引く、すると男の足下の土の中から鉄の剣山が飛び出て男を襲った。

 

飛び出した剣山を銃槍の一突きで一瞬にして破壊した男を見た少女は大木の陰から飛び出し木の棒を能力で鉄の小槍に変えそれを持って男に襲い掛かる、大型の武装はその大きな質量と重量の為振るった後の隙が大きいと考えたのだ、案の定男は突きの体勢からまだ戻っていない・・・しかし———

 

「良い判断だが——」

 

「うぐっ!?」

 

「まだまだ甘い」

 

なんと男は突き出した槍を地に突き刺し、それを支点にして身体を回し襲い来る少女に遠心力を利用した回し蹴りを御見舞いした為に少女は地に倒れた、奇襲失敗である。

 

この男は当時《罠名手(マスタートラッパー)》と謳われた傭兵団西風の隠密機動部隊総隊長《毛利彰時(もうり あきとき)》、目の前で不貞腐れ顔をして倒れている当時八歳の佐野涼花の上司である。

 

「悔しいわ、せっかく重勝に特訓してもらったのに隊長に届かなかった・・・」

 

「いや、悪くないと思うぜ、エモノの欠点を突いた理に適った策だった・・・だが俺のような一流の戦士は自分の欠点を利用して敵を罠に嵌めるなんて事を平気でやりやがるからなぁ、経験と格が違い過ぎたと言う事だ、ガハハハハハッ!」

 

「・・・ムカつく」

 

自慢げにドヤ顔で高笑いをする彰時を見て涼花は拗ねてしまう、相当イラッとしたようだ・・・。

 

「ハハハハ・・・ところで涼花、今の奇襲何で本気で向かって来なかった?」

 

しばらく高笑いをしていた彰時だったが急に真剣な表情をして立ち上がる涼花に対して疑問を言う。

 

「・・・先の事を考えてチカラを温存したのよ、例え全力の奇襲が成功したとしてもそれで仕留めきれなかったら戦闘続行が厳しくなるからね」

 

涼花はパンッパンッと身体に付着した土を手で払いながら理由を答えた、それを聞いた彰時は一回溜息を吐いて涼花の眼を見て口を開く。

 

「確かに戦闘のペース配分は大事だ、だがな、どんなに優れた戦術も十分なパフォーマンスを発揮できなければ成り立たないんだぜ」

 

「・・・・」

 

押し黙る涼花、戦術は人間が伐刀者の時代より前から今まで強大な敵に立ち向かい打倒して来たチカラだ、しかしそれを成し得る身体能力と条件が揃わなければ意味がない。

 

「臨機応変に対応するんだ、今本気を出す時かどうか見極めて時には賭けに出る事も必要な事もある、効率を重視するのは戦術家として当然だけどよ———」

 

彰時は一呼吸置いて——

 

「——本気を出すべきだと思ったなら迷う必要は無いぜ」

 

チカラ強い笑みを浮かべて涼花にハッキリと助言をした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『佐野選手起き上がったぁっ!佐野選手優勢だった試合が東堂選手の素晴らしい初披露の伐刀絶技によって見事にひっくり返り、佐野選手の小さな身体に決定的な一刀が刻まれましたが致命傷ではなかった模様!痛々しく見える負傷に反して傷は浅かったのでしょうか?試合続行です!!』

 

刀華からの思わぬ反撃を受けて倒れてしまった涼花がよろよろと起き上がる。刀華の【落雷】で引き寄せられた涼花は刀華の一閃を持っていた長槍で受けそれが両断される瞬間に数センチズラす事によって鳴神の刃の軌道をほんの少し変えて急所を逸らしていたのだ、その証拠に数秒前まで袈裟に斬り裂かれた大きな裂傷から血液が流れ出て破軍学園の黒い女子学生服を緋色に染めていたのだが今は止まっている、間一髪だった。

 

「本当に見事な体捌きですね、普通は宙に浮かんだあの体勢で抵抗するのは難しい筈なのに見事としか言いようがありません」

 

10m先で抜刀の構えをしている刀華は完全に不意を突いた筈なのにそれを受けきった涼花を称賛した。

 

「それはどうも」

 

「ですがこれで形勢は逆転しました、【落雷】は磁場の効果範囲に比例して消費魔力が大きくなる伐刀絶技ですが自由自在に磁場の形を変える事ができます、遵って貴方がリング中に設置した避雷針には影響されません、そしてこれは金属である鉄を創り出す貴方にとって相性最悪、もう貴方の策は通用しません」

 

「・・・そうね・・・」

 

刀華の話を聞きながらおもむろに立ち上がる涼花、戦術が破られた事が流石に堪えたのか表情に影を落としてフラフラしている・・・のだが彼女は不気味な雰囲気を醸し出して不機嫌そうに口を開いた。

 

「・・・ムカつく夢を見たわ・・・」

 

「・・・え?」

 

涼花が身体を揺らして呟いた瞬間彼女の身体中からドス黒い靄が溢れ出たので刀華は警戒する、一体これは何なのかと。

 

「本気を出したいなら本気を出せってあのアホヒゲ隊長が五月蠅いの、【コレ】はわたしの戦術の矜持に反するから使いたくないっていうのに・・・」

 

———い・・・一体何なのこれ?魔力ではないみたいだけど・・・。

 

涼花の身体からどんどん溢れだす得体の知れない黒い靄にたじろぐ刀華、黒い靄は徐々に激しく鳴動し、そして——

 

「・・・いいわ、だったら出してあげる・・・わたしの・・・全力全開(フルパフォーマンス)をねっ!!!ハァァアアアアアアァァアアアァアアアッ!!!」

 

顔を上げて眼をカッ!と見開いた涼花がその小さな身体に似合わぬ雄々しい咆哮を上げた瞬間、黒い靄が爆発するかの様に流動し彼女の身体に纏わり付いたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『いいいいいい一体何が起きているんだぁあああっ!!?突如発生した黒い何かが佐野選手に纏わり付いてしまいましたぁぁぁあああああっ!!彼女は東堂選手の一撃で暗◯面に墜ちてしまったというのかぁぁああああっ!!?』

 

「何だ何だ!?佐野の奴どうしちまったってリユウだ!」

 

「・・・不可解だな」

 

パニックに陥る実況解説の女子生徒の声が第四訓練場内に響き渡り観客達が動揺の声を上げる・・・破軍学園トップクラスの実力を持つ如月兄弟も例外ではなかった。

 

そんな中この場で一人だけ楽しそうにニヤけている奴がいた・・・涼花のルームメイトにして同じ元傭兵団西風の団員である幸斗だ。

 

「・・・へっ!涼花の奴使う事にしたんだな!あんなに嫌がっていたってぇのによ!」

 

「真田、貴様は知っているのか?今佐野が起こしている現象を」

 

「ああ知ってるぜ、オレも使えるしな」

 

「ハァッ!?」

 

「どういうリユウだ?」

 

「アレはな———」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「《戦場の叫び(ウォークライ)》、傭兵団西風の連隊長クラス以上の団員が本気を出した時に発する闘気さね」

 

「西京先生!?」

 

「理事長まで」

 

一方青ゲート上の観客スタンドの席にいる一輝達の許に寧音と黒乃がやって来た。

 

「西京先生に理事長先生、二人揃ってどうしたのかしら?」

 

「なに、用があるわけじゃない、お前達の姿が見えたから声をかけただけだ」

 

有栖院の問いに黒乃が答える、二人は時間ができたのでただ試合を見物しに来ただけである。

 

「傭兵団西風?どういう事なのネネ先生?」

 

「そのまんまの意味さ、涼ちんは五年前に壊滅した世界最強クラスの非合法の傭兵団【西風】の一員だったのさ」

 

「それも奴は【鉄の乙女】の異名を持っていた実力者だ、【戦場の叫び】が使えても不思議ではない程の・・・まあ、あの東堂が相手では本気を出さざるを得ないのも仕方がないな・・・」

 

「き、聞いてないわよそんなのっ!!」

 

———傭兵団西風・・・成程、【表】の人間であの歳にしては技術も精神も卓越していると思ったけれど最初から【裏】の人間だったのね、納得したわ・・・。

 

疑問に答えた寧音と黒乃に逆ギレするように仰天するステラとそれを聞いて絡んだ鎖が解けたかのように納得する有栖院、そして——

 

———佐野さんが元傭兵・・・あの【戦場の叫び】という闘気・・・色は違うけれど、あれはまるで——

 

一輝はバトルフィールド上で涼花が発している黒い闘気が何かに似ていると思った、ここで彼が思い出したのは忘れもしない、あの自分と最愛にして最強のライバルの運命を変えた一戦———ステラVS幸斗の試合で幸斗が剣圧閃光や龍殺剣(ドラゴンスレイヤー)を放つ直前に彼の腕に纏われた青い焔のような光・・・一輝の一刀修羅にも似たあの現象だった。

 

幸斗と涼花の関係性を思った一輝は思い切って黒乃に質問してみる事にした。

 

「理事長・・・もしかして真田君も・・・」

 

「ああ、奴も元西風だ、【子破王】の異名を持った特攻部隊のエースだったな・・・どうしてそう思った?」

 

「色は違いますがあの黒い焔のような現象が真田君がステラ戦の時に大技を放つ直前に腕に纏った青い焔のような現象に似ているからです、それにあれはなんだか一刀修羅の光に似ている気がします・・・理事長、もしやあの【戦場の叫び】というスキルは【生存本能(リミッター)を外して全力で戦う】スキルじゃないんですか?」

 

黒鉄一輝の代名詞【一刀修羅】は人間が本能的に掛けている生存本能(リミッター)を意図的に外して形振り構わず全力で戦闘を可能にする伐刀絶技だ、それと似たような何かを涼花の【戦場の叫び】から感じた一輝は黒乃に再び質問をした、すると黒乃はしょうがないと言いたそうな溜息を一回吐き返答する。

 

「その通りだ、あのスキルはお前の一刀修羅のように身体の全てを全力で使って戦闘力を格段に上げる、当然使用者に掛かる負担も凄まじいのだがあれは一刀修羅と違ってON・OFFが可能のようだ、部分的に使用する事も可能だから真田は龍殺剣などの大技を使う時一瞬だけ腕を全力強化したのだろうな・・・」

 

「・・・・・」

 

一輝は押し黙った、【戦場の叫び】は自分が苦労して至った伐刀絶技と似ているが性能は遥かに上だったからだ。

 

一刀修羅は一度使用したら途中で止める事はできない、一分間で全て使い切るのを前提とした伐刀絶技だからだ、それに引き換え【戦場の叫び】は使用中に止める事も部分的に使用する事も可能で明らかに使い勝手の良さが違う、身体のリミッターの付け外しを自由自在にするなんて芸当尋常じゃない修練が必要だろう、一体彼等は今までどんな経験を積んできているのか、一輝はそう思いを馳せた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

———うっ、なんて圧力、こうして向かい合っているだけでも身体が張り裂けそう・・・。

 

黒い焔のような闘気を纏った涼花が刀華を睨みつけて威圧する、今刀華が感じている重圧は凄まじいものだ、会場内は冷房が利いているというのに身体中から大汗が流れ出て身に付けている下着を濡らしそれが肌に貼り付く感触が気持ち悪い。

 

「・・・わたしは非効率でつまらない戦法は嫌いなの」

 

刀華を視界に捉えて語りだす涼花。

 

「この【戦場の叫び】は入れ切りは可能だけど身体に大きく負担が掛かり体力はガンガン消費して攻撃の反動は常人が拳銃を片手撃ちした時の衝撃並の苦痛・・・ハッキリ言って最悪のスキルだわ・・・」

 

涼花は愚痴のような説明をして溜息を吐き、一呼吸おいて【でも】と口を開き——

 

「不本意だけどわたしは本気で戦いたいと思ったの、それが必要だと感じたから・・・思ってしまったのなら仕方がないわ!」

 

「っ!!」

 

一歩涼花が足を踏み出すと発する闘気が更に激しく鳴動して突風が刀華の長い髪を弾き肌を痺れさせる、来る!そう感じた刀華は抜刀の体勢からより低く腰を落としいつでも雷切が抜き放てるよう身構えた。

 

「長引くと面倒だから・・・飛ばして行くわよっ!!」

 

涼花は速攻で行くと宣言した瞬間、なんとその場から姿を消した。

 

———消えた!?・・・いや違う!左の避雷針の上だっ!!

 

刀華は閃理眼で近くの伝達信号が発せられる場所を特定してその場所を見上げる、彼女の左7mに突き立っている鉄柱の面積が狭い上に涼花は片足で跳び乗っていた、彼女はもう既に鉄の投擲槍を生成して刀華に向けて投げてきている。

 

———くっ、速い!速力だけじゃなく投力も格段に上昇しているなんて!!

 

投擲槍のあまりの飛来速度に躱すことができずに止むを得ず鳴神を抜刀して投擲槍を真上に弾き飛ばす刀華、その一瞬の隙を狙って涼花は鉄柱の側面を蹴り弾丸のように刀華の間合いに突攻する。

 

「てやっ!」

 

「はぁっ!」

 

直撃弾のように手前に着地した瞬間に繰り出された拳を刀華は【稲妻】を使った超速の切り返しで迎え撃つ、火花を散らして激突を繰り返す【鉄の伯爵】と【鳴神】、超高速の打ち合いが始まった。

 

『おおっとここに来て再び猛ラッシュの打ち合いだぁぁあああっ!!しかし佐野選手は今度は拳、しかも両手での乱舞だから速度が段違い!果たして東堂選手の新伐刀絶技【稲妻】は打ち勝つ事ができるのか!?』

 

打ち合いの最中、刀華は表情を歪ませる。

 

———速いだけじゃない、途轍もなく重い!このままじゃ押し切られる!!

 

刀華は仕方なく後ろに跳び退く、そこに先程上に弾き飛ばした投擲槍が落下して来た。

 

「はっ!」

 

「なっ!?」

 

刀華が跳び退いて後退すると涼花は落下して来た投擲槍のところまで跳躍し上から叩きつけるように投擲槍を蹴り飛ばし刀華が跳び退いた場所の数センチ手前に突き刺さる、するとなんと突き刺さった場所の床に亀裂が入って砕けた。

 

———っ!?これは、ここの石畳の床が鉄化している!?

 

数センチ手前にいた刀華は当然崩れた床に巻き込まれて脚を捕られ体勢を崩す。

 

———そういえばさっきの追走戦の時佐野さんは——

 

【三回】手を床に着いていた、そう思い出した時既に涼花が体勢を崩した刀華の真後ろに着地して回り込み、遠心力を利用した裏拳を繰り出して来ていた。

 

「ぐはっ!!」

 

陥没した床に脚を捕られて後ろに振り返る事ができない刀華の脇腹に涼花の裏拳がクリーンヒット、刀華は弓から放たれた矢のように吹っ飛び、軌道上に突き立っていた鉄柱を二つ折り倒して場外ギリギリの位置に落下した。

 

『東堂選手痛烈な一撃をもらいダウーーーン!!モロに入りましたが果たして立ち上がれるn「う・・・ぐっ!」即立ち上がったぁぁあああっ!!なんという根性なのでしょうか!これも学園序列第二位の意地か!?』

 

刀華は裏拳を受けた脇腹を手で押さえながら激痛による苦痛の表情をしてゆっくりと立ち上がる、だがかなり辛そうだ。

 

———二三本肋骨が折れたみたい、くっ!これだと【雷切】を一発放つのが限界かな・・・。

 

刀華は鳴神の刀身を鞘に収めて自分の状態を確認する、状況は絶望的だ。

 

———最早四の五の言ってられない!次の一発で勝負を決める!!

 

脇腹の激痛を堪えて抜刀の構えを取る刀華、次の接触で雷切を抜き放ち決着を着けると決めた、どのみちもう身体はボロボロだ、外すかもう一度攻撃をまともにくらえばその瞬間刀華の敗北が確定する。

 

「・・・・・」

 

近くに突き立っている鉄柱の上に再び跳び乗る涼花、彼女は刀華を一瞥すると鉄柱を蹴って別の鉄柱に向かって弾丸のように跳び、その鉄柱の上に跳び移ってはまた蹴って弾丸のような速度で他の鉄柱に跳び移るを繰り返し縦横無尽に宙を跳び回った。

 

『佐野選手宙を跳び空を駆け回って東堂選手を翻弄しています!速い・・・否【疾い】!佐野選手が纏った黒い闘気が漆黒の閃光となって空に蜘蛛の巣のような軌跡を描いています!!まるでこの巣に掛かった手負いの獲物を仕留めると言っているかのようだぁぁああああっ!!』

 

———閃理眼だけに頼ったらだめ、周囲に意識を張り巡らせて佐野さんの意識を読まないと。

 

刀華は意識をバトルフィールド上の空間にのみ集中させ耳から周囲の雑音が消える、極限の集中状態(ゾーン)に入ったのだ。

 

———・・・右、奥、斜め左奥、中央、左、手前、右———

 

鉄柱を蹴って加速し続ける涼花の速度は既に恋々の【ブラックバード】——マッハ2を上回る超音速であった、にも拘らず刀華は閃理眼から齎される伝達信号と合わせて涼花の意識を追い彼女の位置を正確に捕捉している、そして決着の時は訪れた。

 

「正面奥だっ!!!」

 

刀華は自分から見て反対側のバトルフィールド最端に涼花が跳び下りたのを感じ取った、正面から真っ直ぐこっちに向かって来る、鳴神の柄を握る刀華の右手に緊張が走った。

 

「勝負っ!!!」

 

覚悟はできている・・・あとはこの一瞬に全てを懸けるのみだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




次回、涼花VS刀華、決着です!



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