運命を覆す伐刀者   作:蒼空の魔導書

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いやぁ、ゴールデンウイーク中に一話でも投稿できてよかったぁ・・・。






友の為に誓った決意

風間重勝と貴徳原カナタが知り合ったのは二年前の今頃だ、カナタは当時昔からの友人である刀華から【同学年に規格外な魔力制御能力を持つ生徒がいる】という話を聞き、ある日の放課後に興味本位でその生徒がいつも自主訓練をしているとされる破軍学園の敷地内にある湖の畔の広場を訪れた。

 

————・・・見事なものですね・・・

 

カナタは目の前の光景を見てしばらく開いた口が塞がらない程感嘆とした、黒髪痩躯の男子生徒が湖の上で【滞空】したままサッカーボールでリフティングをしている、しかも三球同時に足でお手玉をするように上手くコントロールをしていたのだが凄いのはそこではない、なんとそれと同時に五十にも及ぶ数のテニスボールぐらいの大きさの黒い魔力球が湖の上の至る所で無数のサッカーボールをリフティングしていたのだ。

 

————わたくしも魔力制御には自信があるのですが、流石にこれは驚きました、間違いなく彼の魔力制御能力はAランククラスですね。

 

【魔力制御】とは魔力を扱う上手さの事だ、この能力値が高ければ高い程伐刀者は様々な事が出来るのだ、黒髪痩躯の少年・・・重勝が今やっているのは自身に掛かっている重力を無重力にする零か無限(ゼロ・オア・インフィニティ)の【発動と行使】、空を三次元移動する為の魔力の【放出】、無重力状態で上手く飛行する為の魔力放出の【出力の制御】と安定させる為の【放出する方向の制御】、そして【五十という数の魔力球の制御】とサッカーボールを破壊しないようにする【威力調整】を同時にやっているのだ、規格外と言われても不思議ではない。

 

更に言えば無数のサッカーボールをリフティングし続ける【圧倒的バランス感覚】と様々な距離にある魔力球を全て正確に把握する【異常クラスの空間認識能力】にそれらを一つの乱れも無く冷静かつ確実に行使し続ける【集中力】、これらを全て持ち合わせていなければ今のこの光景を生み出す事は不可能だろう、カナタはそういう考えに至った為に重勝の魔力制御能力は規格外だと納得して関心した。

 

「・・・・よしっ!今日はこんなもん・・・かっ!」

 

重勝はそう言い終わると同時に自身がリフティングをしていた三つのサッカーボールをボレーシュートの要領で同じ方向に蹴り飛ばし、更にその周囲でリフティングをしていた五十の魔力球も全て同時に同じ方向にサッカーボールを吹っ飛ばしていて、サッカーボールを飛ばした先にはボールを収納する為の籠があり、全てのサッカーボールは一球も外れずにその籠の中に入って納まった、しかも一球もこぼれずに。

 

———凄い・・・。

 

カナタは見事としか思い様が無かった・・・【身体と五十の数の魔力球の超精密同時制御】、まさに神技だ。

 

「・・・・で?いつまでアンタはそこで見ているつもりだ?」

 

「・・・・気付いておられたのですか?」

 

重勝は湖の岸に着地すると木の陰から自分を覗いていたカナタに声をかけ、自分の存在に気付かれていた事に少し驚いたカナタは観念して木の陰から出て来た。

 

「気配は消していた筈なのですが・・・」

 

「悪いな、俺は少し特殊な環境で育ったんでな・・・で?何か用か《紅の淑女(シャルラッハフラウ)》?」

 

「っ!?」

 

カナタは気付けば能力を発動して重勝を攻撃していた、彼女は刀華と共に《特例招集》という形で魔導騎士の実戦に参加したことがあり既に二つ名持ちだ、だがそれを知っているのは学生騎士だと同じ特例招集を受けた者だけだ、彼女は特例招集の時に目の前にいる黒髪痩躯の少年の事は見覚えが無い、故に自分の二つ名を知っていた重勝に強い不信感を抱いたのだ。

 

大気中に散らした目に見えない程に小さな無数の刃を自在に操るカナタの伐刀絶技《星屑の剣(ダイヤモンドダスト)》が重勝を切り刻もうとするが、いつの間にか重勝の左手には黒い砲剣型の霊装が握られていて重勝は迫り来る見えない筈の星屑の剣を砲剣の一振りで薙ぎ払った。

 

「・・・いきなり物騒だな貴徳原」

 

「・・・・貴方は何者なんですか?・・・」

 

重勝が攻撃に込められた殺意を感じて反応し、加えてたったの一振りで無数の極小の刃を薙ぎ払ってしまう程の実力を持っている事に気付いたカナタはますます重勝に対する不信感を強め、思い切って問い質してみることにした、すると重勝は不敵な笑みをして————

 

「別に・・・俺はただの元教官さ!」

 

どう考えても年齢に合わない経歴を暴露した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・どうやら寝てしまっていたみたいですね・・・」

 

赤ゲート側にある選手専用の待機所にて貴徳原カナタは目を覚ました、彼女は壁際で精神統一をしている間にか立ったまま寝てしまったようであり口元に掌を翳して小さくあくびをしていた。

 

「・・・風間さんと知り合ったあの日からもう二年が経つのですね・・・」

 

カナタは感傷に耽っている、どうやら昔の夢を見ていたようだ。

 

————結局あの後すぐに偶然近くを通った教師の方が騒ぎを聞きつけて来て止められてしまいましたね・・・何故【特例招集】に参加した事が無い風間さんがわたくしの事を知っていたのか?その事が気になって後々財団の情報網を使い風間さんの事を調べて視たところ、彼は今から五年前に壊滅した世界最強クラスの傭兵団【西風】の団長【風間星流】の息子であり、【漆黒の剣聖】の二つ名で裏社会に名が知られる存在だったみたいですね、そして彼があの時におっしゃった【元教官】というのは彼の西風での役職が【戦術教官】だったから・・・。

 

カナタは頭の中で自身が調べあげた重勝の情報を整理する。

 

————・・・何故風間さんは刀華ちゃんを否定するのでしょうか?教官という役職は部下達を導いて指導するという大勢の人の想いを背負う仕事である筈・・・それを考えたら刀華ちゃんと風間さんは分かり合って同じ道を供に歩いて行ける筈なのに何故・・・。

 

大勢の人達の想いを背負った事があるのならば刀華の気持ちは解る筈だ、カナタはそう思ったのでこの後に行う重勝との試合に対して彼女はある決意をしていた。

 

「わたくしはこの試合で風間さんの真意を確かめてみせます、一年前のあの日から悩み苦しみ続ける刀華ちゃんに自分のやっている事は間違っていないと確信して安心してもらう為にも」

 

カナタは刀華の為にそう誓った、刀華は昨年の七星剣武祭後にやって敗北した決闘から今まで【もしかして自分のやっている事は間違っていたのではないか?】と懸念してしまいそれを否定する為に必死になって頑張ってきたのだ、カナタは昔からの親友である刀華をその苦しみから解放する為にこの一戦に懸けていた。

 

『三年・風間重勝君、三年・貴徳原カナタさん、試合の時間になりましたので入場して下さい』

 

試合の準備完了のアナウンスが流れ、カナタは誓った決意と共に入場ゲートへと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「グレートね、こいつはぁ!」

 

「何を言っている?」

 

涼花VSステラの試合終了後、ステラは担架で医務室に運ばれ、試合中に涼花が空けた穴を塞ぐ為に黒乃がバトルフィールド上にやって来て自身の能力を使い穴のある場所の時を巻き戻してバトルフィールドを元の状態に戻していた。

 

「よし、これで完了だ・・・はぁ・・・佐野、まさか真田ではなくお前がリングを破損させるとは思わなかったぞ?」

 

「ははは、わたしのは能力の応用ですから・・・勘弁してもらえると嬉しいです・・・」

 

「別に悪いわけではない、少し意外だっただけだ」

 

「はは・・・・ところで、幸斗の試合の時からこの訓練場内のあちこちに多くの先生方やプロの魔導騎士らしき人達がいるみたいですけれど、もしかして幸斗の龍殺剣による被害を抑える為ですか?」

 

穴を塞ぐ作業をしていた黒乃を隣で見ていた涼花が第二訓練場内の至る所に配置されている大人達を見て黒乃にそう質問をする。

 

「それもあるが・・・次の試合は風間が試合をするのだろう?」

 

「はい、そうですけど?・・・重勝が?確かに重勝は高火力の砲撃系伐刀絶技が使えますが、アイツが観客に被害を及ぼすようなヘマはしないと思いますよ?幸斗みたいなお馬鹿じゃないんですから」

 

「・・・佐野、一年前に風間が東堂と決闘をしていた事は知っているか?」

 

「・・・はい、この前の休日に如月先輩から聞き出しました」

 

「そうか・・・私はこの事を学園のデータベースに保管されていた動画を見て知ったのだが・・・奴はその時、東堂に【禁技指定】級の伐刀絶技をぶつけて決着をつけている」

 

「・・・えっ!?」

 

眉を顰めて真剣に話をする黒乃の話を聞いて涼花は驚いた。

 

「禁技指定級ってそんな、わたしの記憶だと重勝は禁技指定級の伐刀絶技なんて使えなかった筈?」

 

「この五年間お前と真田は今まで風間と会っていないのだろう?ならその間に習得したと考えるのが妥当だろう」

 

「・・・・そうですね」

 

「納得したか?・・・なら話を続けるぞ」

 

修繕作業が終わったので二人は青ゲートに向かって歩きながら話を続ける。

 

「決闘と言っても摸擬戦形式だったから【幻想形態】で放ったのが幸いして東堂に怪我はなかった・・・だが被害は凄まじくてな・・・その試合を行なった第一訓練場は全壊しその試合を見ていた生徒達は被害を受けて一人残らず気絶した、中にはトラウマを抱えてしまった生徒も大勢いたな・・・」

 

黒乃は上の空で説明をする、現実逃避したい気持ちでいっぱいなのだろう。

 

「それ以上の被害は審判をしていた教師と偶然第一訓練場の周りをうろついていた教師達による迅速な対応により防いだが・・・恐らく放っておいた場合は破軍学園とその周囲の町が地図から消えていただろう、なにせその伐刀絶技は真田の龍殺剣には遠く及ばないものの・・・エネルギー総量が6から7PJ(ペタジュール)はあったそうだからな・・・」

 

「・・・・・・」

 

黒乃の話を聞き終わって涼花は絶句した、重勝が刀華に止めを刺すのに使った伐刀絶技はウラン爆弾(広島原爆)約百発分は下らない威力だったらしい、確かにそれが本当なら警戒するのも納得だ。

 

————如月先輩が言っていた【えげつない止め】というのはこの事だったのね・・・しかし重勝はどうしてそんな過剰な伐刀絶技を使ったの?周りへの被害が判らない奴じゃないのに・・・。

 

涼花はますます疑問を抱いた。

 

そうこうしているうちに青ゲートを潜った涼花と黒乃は待機所から出て来た重勝と擦れ違った。

 

「・・・・・・」

 

涼花は声をかけようとしたが重勝の発する戦場に向かう戦士の気迫を感じ取り、話し掛けられる雰囲気じゃないと判断して無言で黒乃と共にその場を跡にした。

 

『さあぁぁっ!本日の試合もいよいよクライマックス!学園序列のトップクラス同士が潰し合う本日の最終戦にして最注目カード開始だぁぁああっ!!』

 

実況解説の女子生徒が最終戦開始の宣言をすると同時に第二訓練場内はヒートアップする。

 

『まず最初に青ゲートから姿を現したのは悪い意味でこの学園で知らない者はいないでしょう!彼は去年の七星剣武祭で優勝候補と言われていたにも拘らず不調でもないのに一回戦を棄権をして学園中の期待を裏切った破軍学園最強の【裏切り者の序列一位(エース・オブ・ビトレイアー)】!三年一組風間重勝選手!だがここまでの選抜戦の成績は九戦九勝無敗!しかも全試合全くダメージを受けていない完全試合(パーフェクトゲーム)を続けており、更に彼は今までこの学園に入学してから例の七星剣武祭初戦の棄権を除いて公式戦・摸擬戦・学園イベント戦と負け無しで今も尚学園序列第一位の座を譲らない!伐刀者ランクはB!お得意の伐刀絶技【零か無限(ゼロ・オア・インフィニティ)】を自在に操り大空を舞う空の騎士だぁぁああああっ!!』

 

青ゲートから重勝が入場して来ると観客スタンドからブーイングが飛んだ。

 

「スカしてんじゃねぇぞこの裏切り者がっ!」

 

「今更何しに出て来たのよっ!?引っ込めっ!」

 

「お前なんか貴徳原さんに切り刻まれて死ねっ!!」

 

「高ランクだからって調子に乗ってんじゃないぞ、この屑がっ!」

 

「とっとと序列一位の座を会長に明け渡せ!お前が学園最強なんて認めねぇぞっ!!」

 

「この野郎っ!!」

 

ブーイングの嵐の中から誰かが重勝に向かって空き缶を投げた・・・だが———

 

「・・・・・・」

 

「痛っ!・・・てめぇ・・・」

 

重勝は飛んで来た空き缶を無言で弾き返して空き缶を投げた生徒の額にクリーンヒットし、それを皮切りに激怒した観客の生徒達が次々とバトルフィールド内に空き缶やペットボトル・・・あと不良っぽい生徒達が煙草の吸殻を投げ入れてきた。

 

『コラーーーッ!!気持ちは分かるけれどリングに物を投げ込むなぁぁあああっ!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・風間重勝っ!とうとう出てきたか!相変わらず憎たらしい奴だぜ!」

 

「・・・風間さん・・・」

 

第二訓練場内がブーイングの嵐に包まれる中、泡沫と刀華は入場して来た重勝を見て怒りと不安を顕わにした。

 

「うた君・・・カナちゃんは大丈夫かな?」

 

「・・・・・・」

 

刀華がカナタの心配を口にすると泡沫は眉を顰めて無言になる、二人は重勝の事を嫌ってはいるが実力を認めていないわけではない、昨年の七星剣武祭ベスト4の刀華でさえ重勝には傷一つ付けることが出来なかったのだ、カナタが重勝に勝てる可能性は限りなく低いだろう、二人はそれが判っているから不安なのだ。

 

・・・その時————

 

「皆様静粛にお願い頂けますか?」

 

赤ゲートの中から丁寧ながらも威圧感を感じる声が聞こえてきてブーイングの嵐が止んだ。

 

「・・・・カナちゃん?」

 

刀華が赤ゲートの辺りに視線を向けるとそこには不気味なくらい純白のドレスを身に纏い、身体中から出る血の臭いを全く隠さずに垂れ流して入場して来るカナタの姿があった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『・・・さあ、気を取り直して・・・次に美しい純白のドレスをその身に纏って赤ゲートから姿を現したのは生徒会会計を務めるBランク騎士!特例招集を受けて実戦経験もある凄腕伐刀者!【紅の淑女】の二つ名で知られる三年三組、貴徳原カナタ選手だぁぁああっ!!貴徳原選手のここまでの選抜戦の成績はこちらも九戦九勝無敗!学園序列は第四位と・・・これはお互いに無敗同士にして学園最強クラス同士の潰し合いとなりましたぁぁあああっ!!』

 

気品溢れる雰囲気で優雅にバトルフィールドに上がったカナタを見た観客達は今度こそ大歓声を上げた。

 

「うぉぉおおおっ!来たぁああああっ!!」

 

「待ってました、貴徳原さんっ!」

 

「あんな奴細切れにしちゃってください!」

 

「貴徳原さん!先日我が茶道クラブの活動費を援助していただき、誠にありがとうございました!」

 

「期待しています、貴徳原さん!」

 

重勝とは豪い違いだ、大歓声の中を悠々と歩いて来たカナタは重勝の20m手前で立ち止まって向かい合い、鋭い眼でこちらを睨みつけていて臨戦態勢の重勝に声をかける。

 

「貴方と戦うのは初めてですね風間さん、二年前のあの時は邪魔が入ったので戦えませんでしたし」

 

「・・・そうだな・・・」

 

重勝が静かに答え返すとカナタはクスクスと笑い———

 

「参りますよ、《フランチェスカ》」

 

自らの霊装を顕現した。

 

カナタの霊装は透ける程に薄いガラス細工のような【レイピア】だ、彼女はそれを右手に持ち胸の前で水平に構えて左掌を切っ先に当てて差し込んだ・・・だがフランチェスカの刃は彼女の掌に刺さらずに塵となって砕け、大気中に砂光と舞った。

 

「あの時の続きと参りましょう風間さん、わたくしはこの時をずっと待ち望んでいました」

 

カナタの伐刀絶技【星屑の剣】が大気中に無数に舞う、これでカナタは戦闘準備完了だ。

 

「・・・そうだな・・・ケリは付けねーとな・・・」

 

そして重勝もそれに応えるように霊装を顕現させる。

 

「未来(さき)を指し示せ!《重黒の砲剣(グラディウス)》!!」

 

全てが漆黒に染められている砲剣が重勝の左手に握られてその切っ先をカナタに向けた、これで両者戦闘準備完了だ。

 

『さぁぁああっ!盛り上がって参りましたぁあああっ!この試合、風間選手が空を制してまたしても完全試合をしてしまうのか?それとも貴徳原選手が風間選手に引導を渡すのか?・・・それでは参りましょう、本日の最終戦を開始します!・・・LET's GO AHEAD(試合開始)!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

試合が始まった瞬間、重勝は砲剣を両手持ちにして正面にいるカナタに向けて切っ先を掲げ、回転式弾倉(リボルバー)を五回転させて砲剣の切っ先に強力な重力エネルギーを収束させた。

 

「・・・いきなり高火力砲撃ですか・・・」

 

「へっ!お前の周りに漂う無数の刃ごと吹っ飛ばしてやるぜっ!」

 

重勝は不敵な笑みをしてそう宣言し、引き金を引いた。

 

「《収束重力砲(ストライクブラスター)》アアアアアアァァァッ!!」

 

漆黒色の暴力の塊が撃ち出され、それが目視不能の刃を全て吹き飛ばして純白の貴婦人を襲った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




幸斗「運命を切り拓け!鬼童丸!!」

涼花「希望(ゆめ)を創り出せ!鉄の伯爵(アイゼングラーフ)!!」

重勝「未来(さき)を指し示せ!重黒の砲剣(グラディウス)!!」

元西風の団員達は前向きだぜっ!

・・・もう分かっている人もいるとは思いますが、重勝の戦闘力は【某裏切り者の元エースな教官(全盛期)】と【某管理局のエース・オブ・エースな教導官(超攻撃凶化)】のハイブリッドです!

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