ジョジョの奇妙な冒険~episodeofhighschool~   作:DJトッティー

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目覚めと黒いゴースト

ジョシュアside

 

ジョシュア『お、おい!……ってあれ?戻ってきた?』

 

俺は夢の世界から戻り、ココア達を起こす

 

ジョシュア『おい、ココア、リゼ、起きろ~!』

 

ココア『うぅん……あ、ジョジョ君おはよ……』

 

リゼ『うぅん……はっ!いつの間に眠って……?』

 

あぁ、良かった。

目が覚めたみたいだ

 

……一人まだ寝ぼけてるけどな

 

さて、次はチノだな……

 

あれ?チノは?

 

ジョシュア『おい、チノは?先に起きたのか?』

 

リゼ『ジョジョ!あれを!』

 

リゼが指差した方を見ると、そこにはバクみたいな顔に、体には金庫が付いた怪人が、チノを抱えていた

 

 

ネロー『しまった!』

 

ジョシュア『待ちやがれ!』

 

俺は逃げた怪人を追いかけるが

 

ヤバい!逃げられる!

 

ジョシュア『リゼ!リアス達に連絡してくれ!』

 

リゼ『わかった!』

 

ジョシュア『頼む!ゴーストライカー!』

 

俺はゴーストライカーを召喚し、怪人を追いかける

 

 

ネロー『しつこいな!』

 

ジョシュア『待ちやがれ!』

 

俺が怪人を追いかけていると、怪人が急に倒れる

 

ネロー『ぐあっ!』

 

倒れた怪人の後ろには祐斗が立っていた

 

祐斗『ジョジョ先輩!』

 

ジョシュア『木場!助かったぜ!』

 

祐斗『部長やイッセー君ももうすぐ来ます!』

 

 

ネロー『っ!捕まってたまるかよぉ!』

 

怪人は俺達に向けて、ビームを放つ

 

 

ジョシュア『うわっ!』

 

祐斗『くっ!』

 

ビームを避けきれず、まともに食らってしまった

 

その隙に怪人は逃げ出してしまう

 

 

ジョシュア『あんの野郎!只じゃ置かねぇ!』

 

 

俺と木場は怪人を追う

 

その途中でリアス達と合流する

 

 

リアス『状況は?』

 

ジョシュア『依然としてチノを抱えたままだ!』

 

リアス『チノちゃんに当たる可能性を考えて、銃や遠距離攻撃は避けるべきね』

 

ジョシュア『実弾ならイミテイトでどうにか出来るんだがな!』

 

 

追いかけている途中、怪人が中華料理店から出てきた赤い法被の男にぶつかる

 

 

???『うわっ!』

 

ネロー『邪魔だ!』

 

怪人はそのまま、逃走する

 

 

ジョシュア『おい!あんた大丈夫か?』

 

???『あぁ、大丈夫だ。それより……今の怪物追ってるんだろ?俺はいいから追いかけな』

 

ジョシュア『すまねぇ!』

 

俺達は男に謝り、怪人を追いかける

 

 

 

ジョシュアsideout

 

 

 

 

???side

 

俺は中華料理店で麻婆豆腐をテイクアウトしていた

あぁ、勿論予約してから取りに来たんだぜ?

 

店主『毎度!麻婆豆腐五十人前!』

 

???『すいませんね、こんな大量に注文しちゃって』

 

店主『いえいえ!こっちとしても助かりますよ!』

 

???『んじゃ、これ代金!釣りはとっといてくれ!』

 

俺は代金を置いて、店から出る

 

すると、何かにぶつかってしまう

 

 

???『うわっ!』

 

ネロー『邪魔だ!』

 

ぶつかった拍子に、俺は盛大にコケてしまう

 

すると、さっきの怪人を追いかけていたであろう青年が駆け寄ってきた

 

ん?……あぁ、なるほど…

 

 

ジョシュア『おい!あんた大丈夫か?』

 

???『あぁ、大丈夫だ。それより……今の怪物追ってるんだろ?俺はいいから追いかけな』

 

ジョシュア『すまねぇ!』

 

青年は怪物を追いかけて、走り去った

 

その後に、紅髪の女や何か赤い奴もその後を追いかけていった

 

 

???『さぁて、俺も帰るか……』

 

俺は手に持っていた麻婆豆腐を………

 

 

 

あれ?手に持ってたはずの麻婆豆腐は……?

 

ふと、後ろを見ると

地面にはぶちまけられた麻婆豆腐があった

 

 

???『あぁぁぁ!!俺の麻婆豆腐がぁぁぁ!……あんの野郎ぉぉぉおおお!』

 

俺は乗ってきた3輪バイク(後ろ二輪のやつな?)でさっきの怪物を追いかける

 

???『待てやゴラァァァ!』

 

 

???sideout

 

 

 

ジョシュアside

 

 

俺達は怪人を追い詰めたものの、チノがクモの巣の様なものにとらえられていた

 

 

ジョシュア『チノ!』

 

チノ『ジョジョさん!逃げてください!罠です!』

 

罠だとしても、チノを助けないと言う選択肢は俺には無い!

 

ジョシュア『今助けるからちょっと待ってろ!』

 

俺はチノの元に駆け寄ろうとするが

足元に銃撃が走る

 

 

ジョシュア『っ!』

 

撃たれた方向を見ると、そこには先ほどの怪人や、ショッカー戦闘員等が待ち構えていた

 

ネロー『よぉ!俺の名はネロー・キルナー!てめぇらを殺しに来てやったぜ!』

 

ジョシュア『てめぇ……俺の妹兼彼女を拐って只で済むと思うなよ?』

 

俺は殺気をネローに向けて放つ

 

しかしネローは怯えることはなく、むしろ嘲笑うかの様だった

 

ネロー『おいおい!いいのか?俺が合図をすればてめぇの大切な人間が死ぬんだぜ?』

 

チノの近くには、ナイフを持った戦闘員がいた

 

クソッ!手も足も出ねぇ!

 

祐斗『なら僕のスピードについてこられるかな?』

 

ネロー『おぉっと!余計な動きはするなよ?こいつの命が大事ならなぁ!』

 

ネローは合図を送ると、戦闘員がチノカーディガンをナイフで切る

 

祐斗『っ!』

 

ネロー『ふははは!九龍の奴等の言う通りだな!人質を取ればこいつらは抵抗出来ねぇのはな!』

 

ネローは俺達に向けてビームを放つ

 

ジョシュア『うわっ!』

 

リアス『きゃあ!』

 

チノ『ジョジョさん!』

 

くっそ!せめてスタンド魂になれれば勝機はあるのに……ッ!

 

俺はこぼれ落ちたスペシャル眼魂に手を伸ばすが、ネローに足で止められる

 

ジョシュア『ぐあっ!』

 

ネロー『動くなって言っただろ?』

 

ここまでかっ!俺はまた守れないのかっ!

 

俺がそう被虐的になっていると

 

突然、チノの近くにいた戦闘員が何者かに撃たれる

 

「「「「イーーーッ!」」」」

 

 

な、なんだ!?

 

ネロー『何事だ!』

 

そのすぐ後にバイクのエンジン音が辺りに響く

 

おいおい!あれは!

 

バイクに乗っていた人物、それは……

 

ダークゴースト『よぉ!てめぇだな!俺達の食いもん粗末にしやがったのは!』

 

仮面ライダーゴーストのダークライダー!

仮面ライダーダークゴーストだった!

 

 

ネロー『てめぇ!何者だ!』

 

ダークゴースト『質問に質問で返すんじゃねぇぇぇ!』

 

ダークゴーストは手に持っていたショットガンの様な武器をネローに向けて放つ

 

 

ネロー『ぐあっ!』

 

ダークゴースト『食いもんの恨みは怖ぇぞ?』

 

ダークゴーストはショットガンのような武器を変形させた

 

ダークゴースト『俺にはルールがあってなぁ……怪物相手には真剣を使ってもいいってのがあるんだ……』

 

ダークゴーストはバイクから降りると、見たこともないような構えを取る

 

ダークゴースト『達磨一刀流、四之形!火達磨ぁ!』

 

ダークゴーストは剣の切っ先を地面に擦りながら、ネローに向かっていく

 

ネロー『がはっ!このっ!』

 

ネローは杖のような武器をダークゴーストに向けて振り回す

 

だが

 

ダークゴースト『おっと!あぶねぇなぁ!』

 

 

ダークゴーストは杖を受け止め、そのまま投げ捨てる

 

ダークゴースト『……さっきからチラチラ視界の端に映ってうるせぇ』

[カイガン! ダーウィン!議論!結論!進化論!]

 

 

ダークゴーストは眼魂を変えて、チノに向けて手を翳す

 

ジョシュア『おい!やめろ!』

 

ダークゴースト『安心しろ!怪我はさせねぇ』

 

ダークゴーストの手のひらから、赤い線のような物が飛び出る

 

その線はまるでダーウィンの進化論の図式の様に広がり、チノの腕と足にくっついていた糸を切る

 

今だ!

 

ジョシュア『イミテイト・ストッカー!ザ・ワールド!』

 

ブゥゥゥン!カチッ!

 

俺は5秒間だけ時間を止め、チノの元に走り、お姫様抱っこをするように受け止める

 

ジョシュア『そして時は動き出す』

 

時間が動き出すと、チノが俺の腕の中に収まる

 

ジョシュア『チノ!大丈夫か?怪我は無いか?』

 

チノ『ジョジョさん……大丈夫です!』

 

ダークゴースト『……さぁて、てめぇの有利なカードはもう何も無いぜ?どうする?』

 

ネロー『ぐっ!こうなれば!ネムランス!』

 

ネローは俺達に杖を向けて、ビームを出すが、俺はチノを抱えたままビームを避ける

 

リアス達は、ドラグシールドやディフェンドの魔法を使ってビームを防いだ

 

だが、ダークゴーストはビームをまともに受けてしまった!

 

ネロー『ふははは!貴様も眠るがいい!』

 

ダークゴースト『オラァ!』

 

ネロー『がはぁ!』

 

………え?

 

今何が起こった?

 

ネローが催眠ビームを放って、ダークゴーストがそれをまともに受けちまって?

 

そしたらダークゴーストがネローを斬った?

 

ネロー『き、貴様!なぜ俺のネムランスが効かない!?』

 

ダークゴースト『悪いな……俺、催眠とか効かねぇ体質なんだわ』

 

ネロー『なんだと!?』

 

ダークゴースト『……そろそろ終わりだ』

[ダイカイガン!ガンガンミナー!ガンガンミナー!]

 

 

ダークゴーストは剣をドライバーに翳して、また見たこともないような構えを取る

 

 

ダークゴースト『達磨一刀流、二之形!達磨落とし!』

[オメガスラッシュ!]

 

ダークゴーストはネローを頭から斬り伏せた

 

 

ネローが爆発を起こした後、ダークゴーストは再びバイクに乗ろうとする

 

 

ジョシュア『待ってくれ!あんたは一体?』

 

 

ダークゴースト『あ?……あぁ、俺の正体はSWORDに来れば分かるぜ?後、九龍の奴等の事もな?』

 

ジョシュア『っ!?何でその事を知ってる!?』

 

ダークゴースト『さぁな、……ジョシュア・ジョースター!』

 

!?

 

こいつ何で俺の名前を!?

 

ダークゴースト『てめぇとはまた会いそうな気がするぜ……じゃあな!』

 

そう言って、ダークゴーストは走り去っていった

 




次回、ジョジョの奇妙な冒険~episodeofhighschool~最終回です

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