ジョジョの奇妙な冒険~episodeofhighschool~   作:DJトッティー

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妹の姉離れ

モカside

 

ココア『お揃い~!ココアの宝物!』

 

ココアは昔から私のマネが大好きでした

 

ココア『2、3、5、7……お兄ちゃん!素数数えよう!』

 

保登兄『うん。』

 

パン作りの時も……

 

モカ『そうそう!上手!』

 

私達はパンを作って……笑いあったりして

 

 

ココア『お兄ちゃん!六法全書読んで!』

 

保登兄『え……』

 

モカ『お姉ちゃんにまっかせなさぁーい!』

 

ココア『ふぉ!まかせなしゃーい!』

 

と言うことがあったのをチノちゃんとジョジョ君に話してました!

 

モカ『4兄弟の末っ子だから色んな影響を受けちゃった見たい』

 

チノ『なるほど』

 

ジョシュア『ま、ココアらしいな』

 

しばらくするとココアが入ってきた

 

ココア『いっちばーん!』

 

チノ『おはようございます!』

 

ジョシュア『おはようさん』

 

モカ『おそようだぞ?』

 

すると、ココアは膝から崩れ落ちた

 

ココア『うわぁぁぁ!』

 

何事!?

 

ジョシュア『おいおいどうした!?』

 

ココア『うぐっ!奪われる……妹も仕事も……プライドも!』

 

ジョシュア『……まだ寝ぼけてるっぽいぞ』

 

チノ『そうみたいですね』

 

モカ『おやおや?早起きも出来ないのに二人の姉を名乗れるのかな?』

 

ジョシュア『だから、俺は妹じゃないし。むしろココアは俺の妹ポジだし』

 

ココア『名乗れるもん!』

 

ジョシュア『あれ?俺の意見は無視!?』

 

ココア『どっちが二人の好みのパンを焼けるか勝負だよ!』

 

モカ『ココアが作る程度のモチモチパンで私に挑む気?』

 

ジョシュア『……無視するたぁいい度胸だ。俺もそのパン勝負受けて立つぜ!』

 

チノ『私の為に三人が!』

 

モカ『2キロの小麦粉から自由にパンを作る!それでどう?』

 

ココア『望むところだよ!』

 

ジョシュア『上等!』

 

チノ『2キロ!?』

 

そして、私とココア、ジョジョ君とのパン勝負が始まった!

 

モカsideout

 

 

ジョシュアside

 

俺達は、湖の畔にやって来た

 

それぞれ2キロ、合計6キロの小麦粉からパンを作り上げたんだが……

 

まぁ、案の定、四人で食いきれない量のパンを作ってしまい

みんなでピクニックに来ていた

 

まぁ、一応オカ研も誘ったんだが……アザゼルがまたオカ研を巻き込んで何かしてるらしく断られた

 

 

ピクニックのメンバーは俺とチノ、ココア、シャロ、リゼ、千夜、モカさんの7人だ

 

シャロ『それで、パンを作りすぎちゃったからみんなでピクニック?』

 

ココア『うん!』

 

千夜『お天気も良くて…』

 

リゼ『気持ちいいなぁ……』

 

確かに……

 

青い空……鏡のような湖、心地よい春風……

 

 

ココア『それじゃあ!パン大食い大会始めるよ~!』

 

…………台無し

 

 

そして、俺はパンを一個頂く

 

モカ『ただし、この中にマスタード入りスコーンがありまーす!』

 

ジョシュア『ぶっふぅぅぅううう!』

 

チノ『ジョジョさん!?お水をどうぞ!』

 

ジョシュア『わ、悪いな……』

 

千夜『奇遇ですね!私もロシアンルーレットぼた餅持ってきたんです!』

 

なんちゅーもん持って来てんだ!?

 

ジョシュア『最悪の意気投合だよ!やめて!そういう意気投合はやめて!?』

 

すると、シャロが少し食べた所で、パンを置く

 

リゼ『もう食べないのか?』

 

シャロ『美味しそうだけど……すぐおにくが付く体質なので……』

 

すると、モカさんが後ろからシャロに抱きつく

 

シャロ『ふぇ!?な、何を……』

 

モカ『モフモフ……』

 

シャロ『ふぇぇぇえええ!』

 

モカ『うん、もっとモフモフしてていいと思うよ?ね?ジョジョ君』

 

ジョシュア『ノーコメント』

 

シャロ『て言うか何ですかその判断基準は!?』

 

モカさんが微笑むと、シャロが顔を赤くする

 

シャロ『じ、じゃあ…頂きます…』

 

微笑ましい光景だな~

 

ココア『いやぁぁぁあああ!私の友達がどんどんお姉ちゃんの妹になっていくよぉ!』

 

 

 

しばらくして、腹を満たした俺達は軽い散歩に出ていた

 

ココア『はぁ~、お腹いっぱい!』

 

リゼ『腹ごなしにランニングするか!』

 

千夜『それはちょっと……あら?』

 

お、千夜が何か見つけたらしい

 

見ると、そこにはボート乗り場があった

 

ジョシュア『ボート乗り場があるな』

 

チノ『私、ボートに乗ったことありません』

 

ココア『おぉ!気持ち良さそう!みんなで乗ろうよ!』

 

モカ『それじゃ、くじ引きで4組に別れて競争するって言うのは?』

 

4組か……

 

千夜『一位になったチームには何でも命令できる事にしましょう!』

 

シャロ『雰囲気壊すルール作るなぁ!』

 

んで……結局くじ引きで決まったチームは

 

俺一人

 

チノとモカさん

 

千夜とリゼ

 

ココアとシャロと言うチーム分けになった

 

……解せん!

何で俺が一人なんだよ!

くじ引きでそうなったんだよ!

 

ちっくしょい!

 

千夜『一番最初に向こう岸の木にタッチした人が勝ちにしましょう』

 

リゼ『あれか!よーし!』

 

ココア『悪いけど、みんな私の言うことを聞いてもらう事になるんだからね!』

 

チノ『やる気満々です!』

 

ティッピー『レディー………ゴー!』

 

ティッピーの号令に俺達は一斉に漕ぎ出す

 

最初っから飛ばしたのは

 

俺とモカ、チノチームだった

 

モカ『私に追い付いてごらん~!』

 

ジョシュア『オラオラオラオラオラオラオラァ!』

 

ココア『あぁ!チノちゃんが連れ去られる!』

 

俺とモカさんが拮抗する

 

ふと、後ろを見ると

千夜がボートを漕いでいる

 

うん、漕いでいるんだが……

 

全く進んでない…むしろ同じところをぐるぐる回ってる……

 

あ、千夜達に気をとられていると、ココア達が迫ってきた

 

 

それを知ってか知らずか

モカさんがチノにボートの漕ぎ方を教えていた

 

チノ『なるほど、身体全体を使って漕ぐのがコツなんですね!』

 

モカ『そうそう!体重をかけて…』

 

チノ『よいっしょ!』

 

チノが思いっきり、漕ぐと

その反動で、ティッピーが飛んでいく

 

ジョシュア『ティッピーィィィイイイ!』

 

ティッピー着水

 

ティッピー『流されてゆく……時代の濁流と共に……』

 

チノ『ティッピーィィィイイイ!』

 

モカ『早く助けなきゃ!これに捕まって!』

 

すると、モカさんは麺棒を使ってティッピーを助けようとする

 

チノ『どこに隠し持ってたんですか!?というか届きません!』

 

 

そうこうしてるウチに、俺とモカチノチームがココアシャロチームに追い越される

 

しっ!しまったぁぁぁあああ!

 

シャロ『ココア!』

 

ココア『シャロちゃん!ありが……』

 

ココアシャロチームの横をものすごい勢いで追い越す影……

 

そう、千夜リゼチームがココアシャロチームを追い越し、目的の木にタッチしたのだった

 

モカ『優勝はリゼちゃん、千夜ちゃんチームね』

 

リゼ『千夜の火事場の馬鹿力凄かったよ!』

 

ジョシュア『最後にブーストかかるなんてよ……』

 

モカ『そこまでして叶えたいお願いがあったのかな?』

 

千夜『あ、あの……』

 

モカ『ん?』

 

千夜はモカさんを見据えてお願いを言う

 

千夜『私をモフモフして下さい!』

 

えええぇぇぇ……

何かと思えばそんな事かよ……

 

モカ『お安いご用だよ~!』

 

ココア『うわぁぁん!千夜ちゃんまで取られちゃったよぉぉぉ!』

 

 

俺達は帰路につく

まぁ、もう夕方だしな

 

ココア『はぁ~……やっぱりお姉ちゃんには敵わないな……』

 

チノ『モカさんには弱点が無さそうです』

 

モカ『そうかな?』

 

ココア『そうだよ』

 

モカ『そんな顔しないでよ!帰りにスーパー寄って行こうよ!ココアの好きなもの何でも作ってあげるよ!』

 

ココア『何でも!?じゃあ、お姉ちゃん特性のハンバーグが食べたい!』

 

モカ『お姉ちゃんに任せなさい!』

 

その直後、ココアはハッとした顔をしたと思えば

足早に去っていった

 

 

ココア『わ、私先に帰る~!』

 

な、なんだ?

 

リゼ『ココア?』

 

シャロ『どうしたの?』

 

チノ『ココアさん!待ってください!』

 

 

 

 

 

 

そして夜

 

モカさんがラビットハウスのバータイムに来て、なんかやさぐれてる……

 

モカ『ますたぁ……なんだかココアが冷たいよぉ…』

 

タカヒロ『年頃の娘は色々ありますからね…』

 

ジョシュア『……モカさんの弱点はココアか……』

 

モカ『ヒッグ……ココアぁ……』

 

………こりゃ重度のシスコンだな……

 

 

……そこの奴!お前もなとか思わない!

 

 

次の日

 

モカさんがココアに閉め出された所に遭遇してしまった

 

モカ『うぅ……』

 

ジョシュア『ど、どういう状況?』

 

モカ『妹の姉離れが深刻で……』

 

リゼ『深刻なのは姉の方だな』

 

ジョシュア『……やれやれだぜ…ココアも忙しいみてぇだし、俺達が町を案内してやるよ。甘兎庵にでも行こうや』

 

モカ『う、うん……』

 

そして、俺達はモカさんと街へ繰り出すが………

 

モカ『あの……リゼちゃん?エスコートしてくれるわりには……ちょっと距離が…』

 

 

そう、リゼは何故か距離を置いて、モカさんを案内していた

 

リゼ『も、モフモフ対策で……』

 

モカ『まぁ、リゼちゃんの後ろ姿も可愛いから良しとしましょう!』

 

リゼ『ふぁ!や、やっぱり後ろは駄目だ!て言うか近寄るなぁぁぁ!』

 

案内放棄!?

そこまでモフモフされたくないのか!?

 

その後、俺とモカさんは逃げたリゼを追いかけると

甘兎庵に逃げ込んだ

 

 

リゼ『助けてくれぇぇぇ!』

 

シャロ『せ、先輩!?ど、どうしたんですか!?』

 

リゼ『命までモフられる!』

 

モカ『リーゼちゃん!見ぃつけた!デュフフフ!』

 

ジョシュア『笑い方キモいわぁ!』

 

俺は変な笑い方をするモカさんに思わずツッコミをいれてしまった

 

モカ『痛ったぁ……だって追い詰めたくなるんだもん……』

 

千夜『その気持ちわかります!』

 

「「「分かるなぁ!」」」

 

モカ『千夜ちゃん!その制服イケてる!』

 

千夜『本当ですか!?シャロちゃんの働いてる喫茶店もミニスカで可愛いんですよ』

 

モカ『行ってみたいなぁ!……ねぇシャロちゃん、私もまだまだミニスカで働けるかな?どう思う?』

 

シャロ『やめましょう……トラウマになる娘もいるんですよ……』

 

おいシャロ、今どこ見て言った?

 

そして話はココアの事になった

 

シャロ『ココアが冷たい?』

 

モカ『そうなの……なんかよそよそしくて……』

 

シャロ『それは……』

 

ジョシュア『おい、シャロ』

 

シャロ『あ!』

 

モカ『ん?』

 

シャロ『いえ、何でもありません』

 

千夜『モカさん、おもてなしのアイスココアです』

 

出されたアイスココアを眺めるモカさん

 

 

モカ『……冷え冷え……今のあの娘にそっくり……』

 

シャロ『空気読みなさいよ!』

 

千夜『暑いから冷たいものがいいと思って』

 

 

 

 

 

 

 

 

その夜

モカさんはチノと一緒に風呂に入って来るらしい

 

 

ジョシュア『モカさん……明日には帰るんだよな……』

 

イミテイト『そうだな…』

 

ジョシュア『にしても…騒がしい日々だったな』

 

イミテイト『ま、殺伐とした日常よりはいいだろう』

 

ジョシュア『違ぇねぇ。……さてと!俺達も明日の準備をするか!』

 

イミテイト『そうだな』

 

俺達は明日の準備をする

 

何の準備だって?

見てのお楽しみだ

 

 


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