ジョジョの奇妙な冒険~episodeofhighschool~ 作:DJトッティー
ジョシュアside
ココアのお姉ちゃん修行から2日後
ココアのお姉さんがやってくる日が来た
リゼ『そろそろ駅に着く頃だろ?本当に迎えに行かなくていいのか?』
チノ『自分でお店まで来るからココアさんには仕事してるようにって手紙に書いてあったそうですが……そうですよね?ココアさん』
チノがココアに問いかけるが、ココアは無反応
ジョシュア『ん~?……なっ!』
チノ『ココアさんが緊張で固まってます!』
ジョシュア『おい、接客業!ちゃんと仕事知ろって書いてあったんだろ?しっかりしろぉ!』
しばらくして、徐々に落ち着きが無くなるココア
店の中をウロウロしている
リゼ『少しは落ち着けって』
ココア『う、うん……でも…』
チノ『お姉さん、駅に着いた頃ですね』
ジョシュア『ココアのお姉さんか……ちょいと楽しみだな~』
リゼ『ジョジョとティッピーが孫を待つおじいちゃん見たいな顔してるぞ!?』
ジョシュアsideout
モカside
駆王地区、何年ぶりかな~!
あ、私は保登モカ!
ココアの姉です!
今日は妹に会いに来ました!
それにしてもこの街は昔と全然変わってない!
嬉しい!
私は一枚の地図を見ながら先を進む
モカ『ラビットハウスはこの道を……あっ!』
地図を見ながら進んでいると、目の前にウサギが!
私はウサギに近づくと、ウサギは逃げてしまった…
モカ『あっ!追いかけっこ?よ~し!待て~!』
私はウサギを追いかけることにした!
モカ『待て~!』
モカsideout
ジョシュアside
ココアは未だに店の中をウロウロしていた
リゼ『落ち着けって』
ココア『う、うん』
チノ『でも…確かにお姉さん遅いですね……』
ジョシュア『確かに……もう着いててもおかしくねぇな……』
ココア『ちゃんと地図描いたのに……もしかしたら迷ってるのかも!私、探してくる!』
ココアは勢い良く店から出ていく
ジョシュア『あ、おい!……行っちまったよ……』
リゼ『ココアが迷わなきゃいいけどな』
チノ『そうですね……でも、この街に来たばかりの頃はココアさんが迷ってばかりだったのに……少しは頼もしくなったような気がします…』
ジョシュア『そうだな……』
俺達が感傷に浸っていると、リゼのスマホが鳴った
リゼ『お、ココアからだ』
メールを開くと背中にハートマークのあるウサギの写真が……
ジョシュア『姉はどうした』
チノ『でも、可愛いです!』
そういうチノの方が可愛いよ
ジョシュアsideout
シャロside
私は今、千夜と買い物の帰りだった
千夜『桜の木の秘密って知ってる?』
シャロ『何の話?』
千夜『どうしてキレイなピンク色の花を咲かせるのか……それはね…』
シャロ『ちょっと待って!怖い話しようとしてんじゃないわよね?』
千夜『とても切ない秘密よ?』
シャロ『ど、どんなよ?』
千夜『それはね……』
千夜は私に耳打ちしてきた
話してくれた秘密は私も知ってる内容だった
シャロ『知ってるわよ?その話。有名な文学じゃない……その程度で私を怖がらせようなんて…』
千夜は頬を膨らませる
そんな顔されても……
千夜『……あ、空からアンコ』
シャロ『きゃぁぁぁあああ!』
千夜『あ、ココアちゃん』
シャロ『え?』
千夜『ココアちゃ~ん!』
ココアは声を掛けられ、私達の前で止まる
ココア『千夜ちゃん!シャロちゃん!お姉ちゃんが、ラビットハウスに来なくて!』
千夜『え!?』
シャロ『そう言えば今日だったわね』
ココア『迷ってるんじゃないかな?』
シャロ『携帯は?』
ココア『お姉ちゃん、機械苦手で持ってないんだ!』
千夜『私達も一緒に探しましょ?』
シャロ『そうね!』
ココア『ありがとう!』
千夜『特徴教えてくれる?』
ココア『え!?えーと……お、女の人!』
そりゃ姉だしね!
千夜『落ち着いてココアちゃん!そんなボケは要らないわ!』
あんたが言うの!?
ココア『ちょっとお姉ちゃんのモノマネしてみるね!』
ココアは袖を捲って……
ココア『お姉ちゃんにまっかせなさ~い!』
シャロ『自分のマネ?』
千夜『いつものココアちゃんだわ』
………ちゃんと見つかるのかしら?