ジョジョの奇妙な冒険~episodeofhighschool~   作:DJトッティー

81 / 93
復活のジョースター

ジョシュアside

 

俺は真っ白な空間に居た

 

すっごい既視感……

 

あれだ、俺が死んだ時にニャル子が目の前で土下座してたっけなぁ……

 

ん……?

 

もしかして……俺死んだ!?

え?嘘でしょ!?

 

マジで死んだ!?

うっそだろおい!

 

チノにまだ何も言ってねぇのに!?

 

くっそがぁぁぁあああ!

ロキの野郎ぉぉぉおおお!

 

 

ジョシュア『……でもまぁ、もしかしたら…俺には誰かを愛するって言う資格は無いのかもな……』

 

 

アグル『本当にそれでいいのか?』

 

ジョシュア『うぉ!ってなんだよ…あんたか…』

 

アグル『悪かったな、俺で』

 

ジョシュア『……俺は死んだのか?』

 

アグル『さぁな?死んでたらどうするんだ?』

 

ジョシュア『あー……ロキの事も終わったし……チノ達の事は少し、心残りだが……仕方ねぇさ』

 

アグル『未練は無しか……』

 

ジョシュア『それに俺が居なくても、アイツらならやっていけんだろ?』

 

アグル『これを見てもそれを言えるか?』

 

アグルは下に指を指す

 

その場所を覗くと、そこにはリアス達がユートピアドーパントとアポロガイスト、十面鬼ゴルゴスに襲われている場面だった

 

ジョシュア『これはッ!』

 

アグル『今のアイツらの状況だ』

 

ジョシュア『……っ!』

 

アグル『……しばらく見ていろ』

 

俺は言われるがまま、その光景を見ているしか無かった

 

 

ジョシュアsideout

 

 

リアスside

 

 

私は……私は……ッ!

 

イッセー『目を覚まさない……?そんな事無い!!』

 

加藤『?』

 

小猫『そうです……!ジョジョ先輩は絶対に目を覚まします!』

 

ヴァーリ『あの程度で死んでは俺が困る!』

 

私はディケイドの言葉を思い出した

 

「???『お前に一つアドバイスをしてやる。俺の力は他のライダーの力を使える……だが、それは一人じゃ真価を発揮できない』」

 

 

そうね……そう言うことだったのね

 

リアス『そうね!ジョジョは絶対目を覚ます!そうよね?チノちゃん』

 

チノ『は、はい!絶対、目を覚まします!』

 

加藤『ふん!彼はもう目を覚ましません!その事実は覆らない!』

 

翔太郎『いや!覆してみせる。俺が……いや、俺達が!』

 

絋汰『それに…ジョジョの事だ。多分どっかでこの状況見てんじゃねぇか?』

 

進ノ介『それはあり得る』

 

アポロ『何をごちゃごちゃと!』

 

赤い怪人が銃を構える

 

だけど、私達はもう止まらない!

 

リアス『行くわよ!みんな!』

 

私がみんなを奮い立たせると、ケータッチが光った

 

[KUUGA!AGITΩ!RYUKI!FAIZ!BLADE!HIBIKI!KABUTO!DEN-O!KIVA!final kamen ride!DECADE!]

 

 

リアス『仮面ライダーディケイド!コンプリートフォーム!』

 

私はケータッチを操作する

[RYUKI!kamenride!survive!]

[final attack ride!R,R,R,RYUKI!]

 

するとイッセーが変身していた龍騎がサバイブ龍騎にフォームチェンジした

 

リアス『バーニングセイバー!』

 

私はイッセーと共に龍騎サバイブの必殺技を赤い怪人に叩き込む

 

 

アポロ『ぐぁぁぁあああ!』

 

 

[KABUTO!kamenride!hyper!]

[final attack ride!K,K,K,KABUTO!]

 

今度は佑斗が変身していたカブトがハイパーフォームに変身した

 

リアス『マキシマムハイパーサイクロン!』

 

佑斗も私と共に必殺技を金色の怪人に放つ

 

ゴルゴス『ぎゃぁぁぁ!』

 

リアス『残るは貴方だけよ!』

 

ユートピア『……ふふふ、あはははは!今の攻撃!全て吸収させていただきました!さぁ!こちらの番です!』

 

加藤は今まで貯めていたエネルギーを私に向かって放つ

 

しまった!体が動かない!

 

私は思わずです目を閉じてしまった

 

しかし、加藤の攻撃が当たることは無かった

 

 

そう、私の目の前には……

 

 

ジョシュア『よう、ボロボロじゃねぇか』

 

 

加藤『な、何故貴様がここに!?』

 

ジョシュア『あ?不思議な事が起こったに決まってんだろ?』

 

加藤『き、貴様ぁ!一体なんなんだぁぁぁ!』

 

ジョシュア『俺か?俺の名前はジョシュア・ジョースター!俺の事は感謝と親しみを込めてジョジョって呼んでくれ!』

 

 

リアスsideout

 

 

ジョシュアside

 

イッセー『目を覚まさない……?そんな事無い!!』

 

 

小猫『そうです……!ジョジョ先輩は絶対に目を覚まします!』

 

イッセー……小猫……

 

 

リアス『そうね!ジョジョは絶対目を覚ます!そうよね?チノちゃん』

 

チノ『は、はい!絶対、目を覚まします!』

 

 

リアス……チノ……

 

 

俺はリアスがディケイド・コンプリートフォームになるのを見届けた

 

皆、俺の事をそんなに信用してくれてるんだな………

 

ジョシュア『……でも…俺にアイツらの輪の中に入る資格があるか……?』

 

???『バッカじゃないの?』

 

どこかで聞いた事がある声だった

 

俺の前世で嫌と言うほど聞いた声

 

振り向いた先にアイツが居た

 

 

ジョシュア『小夜!おま!何でここに!?』

 

 

小夜『何?私がここに居ちゃいけないの?』

 

ジョシュア『だってお前!俺が……』

 

小夜『あぁ、確かに私はあの時死んだよ?でもあの時は仕方なかったじゃん?』

 

ジョシュア『仕方ないってお前なぁ!』

 

小夜『て言うかさ、あんたあの娘に惚れてんでしょ?』

 

ジョシュア『なっ!何で知ってんだよ!』

 

小夜『見てたもん。ずっと』

 

うっそだろおい!

 

ジョシュア『い、いつから?』

 

小夜『あんたがトラックに牽かれる前くらいから』

 

ストーリー始まる前から!?

 

小夜『でも……異世界に転生しても、私の事……忘れてなかったわよね?』

 

 

ジョシュア『……あぁ、あれは忘れちゃならねぇ……そう思ってたからな』

 

小夜『そう、それはいいけどさ、あの娘に言いたい事あるんでしょ?伝えてきなさいよ?』

 

ジョシュア『え?でも俺死んで……』

 

小夜『何も言えずに死んだら私があんたをぶっ飛ばす!それに、信頼してくれてるんでしょ?あの人達も』

 

 

ジョシュア『……そうだな……じゃあ、生き返るわ!』

 

アグル『待て、こいつを持っていけ』

 

アグルは俺に光の玉を持たせた

 

アグル『ニャルラトホテプからだ』

 

ジョシュア『ありがとう!それじゃ行ってくる!』

 

小夜『行ってらっしゃい!』

 

そして、俺は白い空間からリアス達の元に飛んでいった

 

アグル『……良かったのか?』

 

小夜『……好きな人には長生きしてほしいでしょ?』

 

アグル『……そうか』

 

アイツ……俺が向こう着いてから話せよな…

まぁ、アイツらしいけど!

 

光の玉が俺の身体を包み込む

 

そして、俺はリアスの前に降り立った

 

 

ジョシュア『おい、ユートピアドーパント!良くも俺の可愛い後輩と妹達を虐めてくれたな?』

 

加藤『だからなんだと言うんだ!』

 

ジョシュア『ぶっ飛ばす!』

 

俺はその場でジャンプし、必殺技を構える

 

そして、ユートピアドーパント目掛けて

落下!

 

ユートピア『そのエネルギーも吸いきってみせる!』

 

ジョシュア『俺のエネルギーはまだまだ止まらねぇぞ!うぉぉぉおおお!』

 

[超!ダイカイガン!ムゲン!ゴッド!オメガドライブ]

 

俺の蹴りがユートピアドーパントの腹に決まる

 

ユートピア『そんなっ!バカなぁぁぁあああ!』

 

ユートピアドーパントはその場で爆発する

 

そして、出てきたメモリが壊れたのを確認した

 

 

光が終息し、俺の姿がはっきりとしたものとなる

 

 

振り向いたら……目の前にクールキャラ以外の奴らが目の前に迫ってきていた

 

ジョシュア『ちょ!お前ら!やめ!うわぁぁぁ!』

 

その重圧に思わず倒れ込む

 

イッセー『ジョジョぜんばぁぁぁい!俺、俺!』

 

小猫『にゃぁ!ジョジョ先輩!ホントに!ホントに心配したんですからね!』

 

アーシア『ふぇぇぇ!よかったですぅ!ジョジョ先輩が目を覚ましてくれましたぁ!』

 

ゼノヴィア『ホントに!ジョジョ先輩らしいな!』

 

絋汰『ジョジョ!お前ホントに▽◇○▼※%♯♪&!』

 

ジョシュア『絋汰お前、何言ってるか全然わかんねぇよ!』

 

再開の喜びをしているとき、アザゼルが加藤に何かを聞いていた

 

アザゼル『お前の目的は何だったんだ?』

 

 

加藤『わ、私の目的は……ショッカーを復活させ、我が主の悲願を達成させる事だった……』

 

アザゼル『ショッカー?』

 

加藤『既にショッカーは結成された……せいぜい、気を付ける事だな、ジョシュア・ジョースター……』

 

そう言うと、加藤は意識を失った

 

アザゼル『……なぁ、こいつは俺達で回収していいか?』

 

ジョシュア『俺は構わないぜ?』

 

アザゼル『ありがとう』

 

 

俺はアザゼルと話してる間にイッセー達を引き剥がす

 

そして……

 

ジョシュア『……チノ……』

 

チノ『……』

 

チノは無言で俺の胸元を小さな拳でポカポカ叩く

 

チノ『……心配……しました…』

 

ジョシュア『あぁ……悪かったな……心配かけて……』

 

チノ『………ホントですよ……ヒグッ!…どれだけ…心配したと……』

 

ジョシュア『悪かった……もう無茶な事はしねぇ、約束する』

 

俺はチノを抱き寄せた

それがトリガーとなり、チノは俺の胸で大声で泣いてしまった

 

 


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。