ジョジョの奇妙な冒険~episodeofhighschool~   作:DJトッティー

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課外授業のG-SWORD
ジョジョの過去


イミテイトside

 

………ジョジョはあれから意識が戻っていない……

 

それもそうだ、フェンリルに噛まれた状態でゴーストから龍騎になったんだ

 

身体への負担は相当のものだ

 

俺が……付いていながら……

 

 

俺が悲観的になっていると

 

病室のドアが開く

 

 

扉の方を見てみるとリアスや部員の皆がそこに立っていた。

 

 

 

小猫がなぜか息をきらしてるけど…………何事だろうか……

 

リアス『イミテイト……』

 

イミテイト『リアス・グレモリー……』

 

リアス『あ、これ!フルーツの盛り合わせよ。意識が戻ったら剥いて上げて』

 

イミテイト『すまないな……』

 

リアス『良いのよ。……えい!』

 

リアスは何を思ったのか俺の頬に触れようとする

 

まぁ、空振ったのは言うまでもない

 

イミテイト『スタンドはスタンドでしか触れないと言うルールを忘れたのか?』

 

リアス『………そーだったわね』

 

小猫『……あれ?眷属の皆さんは?』

 

イミテイト『さっき帰っていったよ』

 

小猫『そうですか……』

 

イッセー『やっぱり、あれから意識は?』

 

イミテイト『戻っていない……』

 

イッセー『……』

 

……切り出すタイミングが見つからない……

 

いや、もうタイミングを見計らっている場合でもないな……

 

 

イミテイト『皆……話がある』

 

その瞬間、皆の表情が変わる

 

俺は、相棒の事を話はじめた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

相棒は、ちょっとした超能力があると言うことは以外は普通の人間だった

 

ただ、一つ違うとすれば

戦う力……誰かを守る力があったぐらいだ

 

怪物『ギャアォォォオオオ!』

 

ジョシュア『来たぜ!小夜!』

 

小夜『えぇ!ジョジョ、これはあの化け物のマーク……頼んでもいい?』

 

ジョシュア『何を今さら。任せとけ!……怪我すんなよ』

 

小夜『えぇ』

 

当時の相棒には好意を寄せていた幼なじみがいた。

 

まぁ、それはある男の手によってすり替えられた記憶だったんだが……

 

相棒はそれでもかまわないとしていた

 

ジョシュア『小夜!後ろの奴が本体だ!』

 

小夜『わかった!』

 

二人が戦っていたのは「古き者」と呼ばれる怪物のコピー

 

ある男の手によって造られた怪物だ

 

ジョシュア『……!小夜!今からロッカクが来る!』

 

小夜『わかった!』

 

ロッカクとは古き者の一体でオリジナルの古き者の一体でもあった

 

見た目は鹿なんだが、角の部分が腕になっているんだ

 

ロッカク『オォォォオオオン!』

 

小夜『ロッカク!こいつらを片付けるよ!』

 

小夜はロッカクの背中に乗り、量産型の怪物を斬っていた

 

ロッカクも腕を使って、殴ったり、叩きつけたりしていた

 

ジョシュア『小夜!今度はコクエイも来る!』

 

小夜『わかった!ロッカク!タイミング良くジャンプしてね!』

 

ロッカクは二回ほど頷く

 

そして量産型の一体を踏み台にし、高くジャンプすると

地面から黒い刺が量産型を複数体貫いた

 

 

ジョシュア『今度はガイとジョロウが来るぞ!』

 

小夜『了解!ロッカク!コクエイ!伏せて!』

 

ガイ『ムゥゥゥン!』

 

ジョロウ『逃げても無駄だよ?』

 

鎧武者と髪の長い女が合流し、量産型を斬って行く

 

 

そして、全ての量産型を葬る事が出来た

 

 

ガイ『人間達は無事か?』

 

ジョシュア『あぁ!無事だぜ。ライナーが守ってくれたからな!』

 

ジョロウ『大丈夫?ジョジョ、怪我してない?』

 

ジョシュア『あぁ、大丈夫大丈夫!この通りだぜ!』

 

小夜『良かった……』

 

ジョシュア『もしかして、心配してくれたのか?』

 

小夜『そ、そんなこと無い!ただ、ロッカクの言葉がわかるのあなただけだから……』

 

ジョシュア『あら、……にしても七原の野郎、また鬼ウサギ差し向けやがって…』

 

ガイ『仕方あるまい、我らの細胞…肉片がある限りはあのウサギは無限に増える』

 

コクエイ『我らも人を食らう身ではあるがそれは死んだ人間のみだ』

 

小夜『……記憶を失ってたとはいえ、私が犯してしまった罪……七原は私が殺す』

 

ジョシュア『……そう気負う事はねぇんじゃねぇか?』

 

ガイ『左様、我らはお主を責めるつもりは毛頭無い』

 

小夜『それでも……』

 

コクエイ『我らは同じこの日の本に生まれた同士。小夜殿の罪は我らが罪でもある』

 

ジョシュア『そーゆーこった!』

 

ジョロウ『ジョジョは人間でしょ?』

 

ジョシュア『……そうだった!』

 

その場の全員が笑い出す

 

小夜『……ぷっ、アハハハハ!』

 

小夜の笑いを切っ掛けに、その場に居たもの者達も笑い出した

 

 

その後、ライナーという古きものと合流し、

 

避難した人々を救い出した

 

 

そして、数日後

 

 

相棒はいつもの如く特撮を見ていた

 

 

ジョシュア『……今回のゴーストは泣けたな…』

 

ガイ『……うむ!フミ婆ぁ……!』

 

 

ジョシュア『……アラン善堕ちしたな』

 

ガイ『間違いは無いだろう』

 

コクエイ『……お前ら……盛り上がってるところ悪いがあれが見つかったぞ』

 

ジョシュア『うぉ!コクエイか……ビックリした…』

 

ガイ『見つかったとは?』

 

コクエイ『……七原の居場所だ』

 

その言葉に二人は身構えた

 

ジョシュア『……小夜には?』

 

コクエイ『伝えた……今日発つと…』

 

ジョシュア『俺も行く』

 

ガイ『無茶だ!お前はただの人間だ!』

 

ジョシュア『じゃああのウサギが出てきたら本体をどうやって見分けんだよ!』

 

 

小夜『……いいわ、一緒に行こう』

 

ガイ『……小夜殿がいいなら何も言うまい』

 

 

ジョシュア『ありがとよ!そうと決まりゃ早速準備だ!』

 

相棒はマシンガンや手榴弾等の装備を固め、七原のアジトへ向かった

 

 


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