ジョジョの奇妙な冒険~episodeofhighschool~ 作:DJトッティー
な、何者なんだ
こいつは……!
特徴としては金髪に木場以上に整った顔、そしてサイラオーグのように筋肉質な体
???『……ん?封印が解けた…?』
な、何言ってんだ…?
???『…お前らか?俺の封印を解いたのは……』
冷や汗が止まらねぇ……ッ!
ジョシュア『だ、だとしたら…?』
???『そうか……』
金髪の男は俺達の元にやってくる
俺達はその場から動けずにいた
???『お前達……』
冷や汗が滝のように流れているのがわかる
かなりやべぇ!
???『ありがとう!俺を復活させてくれて!』
………は?
???『でも俺のいた世界とは違うんだよなぁ……でもこいつらに解いてもらったしなぁ……』
ジョシュア『いやいやいやいやいやいや!待て待て待て待て!訳が分からねぇ!』
???『ん?あぁ!そーいやまだ自己紹介がまだだったな!俺の名はアグル・テュポエース!伝説の戦士「八剣帝」のリーダーで幻獣の王だ!』
ん?八剣帝?幻獣の王?
リアス『八剣帝?聞いたことないわ』
アグル『え?あぁ……世界が違うと伝説も無いのか……そうだよな…』
イッセー『あなたはその剣帝?のリーダーなのか?』
アグル『あぁ!伝承じゃあテュポーンやテュポエウスとか言われてる』
リアス『テュポーンですって!?』
テュポーンの名を聞いた瞬間、リアスが戦闘体制に入る
ジョシュア『リアス!お前何か知ってるのか!?』
リアス『テュポーンは……ギリシャ勢力の怪物よ!』
アグル『そいつは違う…確かにこの世界のテュポーンは怪物らしいが…俺は平行世界から来たテュポーンだ』
リアス『……確かに……見た目は大きく無いし…私の知ってるテュポーンは巨人だし……』
そう話していると、アグルと名乗った男はゼノヴィア達が戦ってる場所を見る
アグル『…なーるほど…』
ジョシュア『?』
アグル『あの、青髪で緑のメッシュが入った聖剣持った娘とあの鎧武者と……ありゃ召喚獣か?金のチェーン付けてる男とお団子頭の女、赤い騎士と緑のチャイナ戦士、白い鎧武者もか……』
ジョシュア『何言ってんだ?』
アグル『あいつら以外を倒せば少しは静かになるな…』
そう言って、アグルは剣を召喚する
アグル『久々に暴れるか!』
そしてアグルは機怪軍団のど真ん中に突っ込む
そして
アグル『今、テレパシーで直接脳に話しかけてる。今、この戦場でこの声聞こえた奴は空飛ぶか伏せろ。危ないからな』
その場にいた全員がヤバいと思い
その場にいなかった俺達も伏せた程ヤバい気配を発した
しばらくして……
俺が顔を上げると機怪達が全滅していた
あの一瞬で?
アグル『ふぃ~、久々過ぎてあんまり威力出せなかったなぁ……』
はぁ⁉
あれだけ居た機怪達を一撃で全滅させておいて威力が低い!?
アグル『使徒も召喚出来ないし……まぁいいか』
アグルは俺達の元に戻って来た
アグル『いやぁ悪いな!復活して間もないから威力が低くて』
ジョシュア『いやいやいやいやいやいやいやいやいやいや!あれで威力低いのかよ!バカか!?』
アグル『む!バカとはなんだ!バカとは!』
ジョシュア『味方がかわすのが遅かったら巻き込まれて死んでた威力だぞ!』
アグル『それはない』
ジョシュア『はぁ!?』
アグル『俺は味方らしい気配は全て察知した。そこから伏せたか上空へ逃げたかは少し気配を見ればわかる。何より俺は味方らしい気配が全員俺の技の射程範囲外にいることを確認してから放った』
なっ!
あの一瞬で見極めたのか!?
アグル『だが……一番厄介な気配がまだ残っている』
リアス『まさか!ロキの気配まで分かると言うの!?』
アグル『あんなに殺気出してたら国と国、いや、魔界と天界位離れてても分かるぜ』
ジョシュア『だったら今からロキを!』
アグル『そいつは無理な話だ』
小猫『な、なぜですか!?』
アグル『今、そいつはこの場にはいない、俺が遠く離れた場所に飛ばした』
ジョシュア『クッソ!待つしかねぇのかよ!』
アグル『…………』
スッパァァン!
と周りに乾いた音が響いた
ジョシュア『痛ったァァァ!何すんだよ!』
アグルが俺の背中を叩いたのだ
マジで痛いんだけど!?
どこぞの死刑囚の鞭打より痛いんだけど!?
アグル『どうだ?少しは落ち着いたか?』
ジョシュア『!?』
そうか、こいつは俺を落ち着かせる為に叩いたのか!
ジョシュア『………わりぃ』
アグル『いや、いい』
ジョシュア『あんたは俺達の味方でいいんだよな?』
アグル『もちろん』
ジョシュア『なら家来るか?』
アグル『!いいのか!』
ジョシュア『もちろん‼』
俺はアグルを家に招くことにした
ジョシュア『ここが俺の家だ』
アグル『おぉ~!広い家だな!』
俺の家はジオティクスさんに建て直してもらったんだ
気を使わなくていいって言ったのに……
ジョシュア『まぁ、くつろいでくれ』
アグルはソファーに正座した
ジョシュア『………そんなかしこまるなよ…』
アグル『ん?日本ではセイザと言うのが普通なのでは?』
ジョシュア『いや、今の日本人もそんなに正座しねぇよ』
アグル『マジで!?じゃあ、働かせ過ぎて天岩戸とかに閉じ籠らないのか!?』
ジョシュア『いや、いつの話だよ。てかそれ神話の話じゃねぇか』
アグル『じゃあ、もうサムライやニンジャはいないのか!』
ジョシュア『いない……かな?』
アグル『ohMyegod!』
ジョシュア『………魂だけならサムライとニンジャは見せてやることも出来なくもない』
アグル『ホントか!』
うぉ、すごい食い付き
ジョシュア『あぁ、ちょっと待ってろ』
俺はムサシ、ベンケイ、ゴエモン、ノブナガ、ついでにヒミコを召喚する
ムサシ『お初にお目にかかる!某!宮本武蔵と申す!』
ベンケイ『拙僧、武蔵坊弁慶と申す!』
ゴエモン『俺ァ!あ、五右衛門よぉ!』
ノブナガ『余は第六天魔王、織田信長ぞ』
ヒミコ『はじめまして、卑弥呼です』
アグル『oh!Japanese!サムライ!……ニンジャは?』
俺は五右衛門を指差す
アグル『oh……Japanese…カブキ……』
ジョシュア『しばらく談笑でもしててくれ』
俺はコーヒーを入れるため、台所に入ろうとした時、アザゼルから電話が来た
ジョシュア『どうした?……あぁ、決まったのか…わかった。それは俺から言っておく。なーに!俺は不可能を可能にする男ジョシュア・ジョースターだぜ?任せろって!じゃあな』
俺は電話を切る
ジョシュア『………アグル…楽しんでるところ悪い……』
アグル『………?』
ジョシュア『今度、オーディンの爺さんが会談をすることになった、その護衛を依頼したい!』
アグル『………わかった』
ジョシュア『じゃあ!』
アグル『ただし条件がある』
ジョシュア『条件?』
アグル『恐らく会談の時、ロキがやって来るだろう。お前はロキを倒すための策に俺を加えろ、そしてそこから指揮権を俺にくれ』
ジョシュア『なっ!それは…検討してみる……』
アグル『あ、後一つ条件がある』
ジョシュア『……聞こう』
アグル『その戦い、誰一人死なないことだ』
ジョシュア『……わかった』
俺はアグルの条件を受け入れた