ジョジョの奇妙な冒険~episodeofhighschool~   作:DJトッティー

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ジョジョ、遂に自覚する

俺達は体育祭の各種目のメンバーを決めていた

 

ちなみに委員は舞と絋汰がやってる

 

舞『じゃあ、二人三脚のメンバーは……チノちゃんとジョジョね!』

 

ジョシュア『ちょっと待て!何でチノが出てきた!』

 

絋汰『さっき先生に聞いたら毎年杜王中と合同でやってるらしいぜ?』

 

嘘だろ

マジかよ……

 

戒斗『その前に、勝手にペアを決めていいのか?』

 

そ、そうだ!

戒斗!もっと言ってやれ!

 

ココア『チノちゃんからのリクエストだよ!』

 

戒斗『ならいい』

 

戒斗ぉぉぉおおお!

 

俺の逃げ道をふさぎやがってぇぇぇ!

 

あ、そうそう

今回はバドミントン、バレー、部活対抗ドッジボールもやるらしい

 

体育祭は毎年楽しみなんだ

 

合法的に俺が無双できるから

 

ジョシュア『まぁ、別にチノが一緒にやりたいならいいけどよ……』

 

ココア『ちなみに、私と千夜ちゃんはバレーボールだよ!』

 

………ココアはともかく千夜は大丈夫なのか?

 

ココア『大丈夫だよ!』

 

軽く心読まれた!?

 

 

 

 

 

 

場所は代わり、部室に来ていた

 

そして、俺は目の前の光景に絶句していた

 

ジョシュア『んだよ……これ……』

 

目の前には大量のプレゼント

しかも全部アーシア宛て

 

リアス『朱乃、これ全部送り返して』

 

朱乃『わかりましたわ』

 

朱乃が荷物を運び始める

 

けど……

 

ジョシュア『ちょっと待ってくれ』

 

俺は朱乃に耳打ちし、荷物を運ぶのを手伝う

 

途中で承太郎と仗助も手伝ってくれた

 

そして荷物を転移魔法で送り返す

 

リアス『何をしたの?』

 

ジョシュア『ディオドラの目に荷物が入った瞬間、燃えるトラップ魔法を仕掛けてもらった』

 

リアス『……あなた、意外にえげつないことするのね……』

 

ジョシュア『?』

 

 

部活を終え、帰路につく

 

途中、公園の近くを通りかかった

そこには、ジョルノとココア、そして千夜が倒れていた

 

 

俺は咄嗟に降り、ココアを抱き抱える

 

ジョシュア『どうした!何があった!誰にやられた!』

 

ココアは力なく、指を指す

その先にはバレーボールが……

 

おれは、ココアをそのまま落とす

 

ココア『いったぁ!ジョジョ君!ひどいよぉ!』

 

ジョシュア『うっせ!紛らわしいんだよ!』

 

 

仗助『本当に何してたんだお前らは』

 

ココア『えへへ』

 

承太郎『まるで殺人現場みたいだな』

 

ジョシュア『折角触れないでいたのに…』

 

折角言わないでおこうと思った俺の努力を返せ。

 

仗助『承太郎さん!この状況、どう見ますか?』

 

ジョシュア『だから殺人事件みたいにすんなよ…』

 

こんなところで刑事ドラマごっこなんてゴメンだ。

 

承太郎『現場に残されたのは1つのボール。球技大会の練習というのは建前で、お互い叩きのめしあったというわけか…』

 

ジョシュア『真面目な顔して何を言ってるんだお前は…』

 

しかもその推理だとジョルノが倒れてることに説明がつかない。そうなると…?

 

 

ジョルノ『…すいません。六文も持ってないのでスタンドで渡って良いですか?』

 

ジョシュア『おいジョルノ、戻ってこい!』

 

打ち所が悪かったのか、そんなシャレにならないことを言い出したのを見て、俺は推理をほっぽり出し慌ててこっちに引き戻した。

 

 

ココア『ど、どうしたらそう見えるの⁉︎』

 

承太郎『…なんだ生きてたか』

 

ココア『ちょ、承太郎君!?』

 

……なんでちょっとがっかりしてるんだ。

 

 

 

 

ジョシュア『バレーボールの練習?』

 

千夜『ボールのコントロールが上手くいかなくて、ココアちゃんとジョルノ君に付き合ってもらってたの』

 

事の顛末は…まずココアと千夜が練習していたところにジョルノがやって来て、俺が来るまでジョルノを含めた3人で練習していた。だが…

 

千夜『トスって何かわからなくて…』

 

ココア『千夜ちゃん、和菓子作りと追い詰められた時に凄い力を発揮するから…』

 

ジョシュア『授業で習わなかったのかよ…』

 

まさに火事場の馬鹿力ってやつか。

 

仗助『でも、それだとジョルノがやられたわけがわからないんだが…』

 

確かに仗助の言う通り、その説明でジョルノはそこまで絡んでないような…

 

ジョルノ『僕は保登先輩が食らったボールがこっちにも跳ね返って来て、それを顔に受けてさっきの状態に…』

 

ジョシュア『ダブルアウト…お前らドッジボールとバレーボール間違えてないか?』

 

いや、ドッジボールでも顔面はダメか…。

 

 

承太郎『しかし、これだとチームプレイも難しいな…バレーじゃ宇治松をアタッカーで固定とかも出来ねぇし』

 

ココア『顔面に当てたら反則なんだよ?』

 

あの後なんとか再開できそうなので、千夜の特訓をサポートすることにした。ジョルノにそれを話したら『あれはヤバイので是非ともやりましょう』とのことで、いつの間にかジョルノも加わっている。

 

千夜『ウソ…知らずにやってたわ…』

 

承太郎『わざとじゃねぇよな…?』

 

仗助『悪気がない分質が悪いっすね…』

 

承太郎が震えながら頷く。

 

と、そこにココアが。

 

ココア『たしか顔面はセーブじゃなかった?』

 

千夜『そうなの?よかった!』

 

ジョシュア『全然良くねぇよ!』

 

とんでもない発言をしだした千夜を見て、俺はツッコむことしかできなかった。

 

 

そして、俺達はラビットハウスにやって来た

 

ラビットハウスには先にチノが帰ってきていた

 

仗助『そうだ!いいこと思い付きましたよ!』

 

ジョシュア『なんだぁ?』

 

仗助『今度の体育祭で頑張った奴は誰かからプレゼントを貰うってのはどうっすか?』

 

ココア『いいね!それ!』

 

仗助の突然の案に皆が賛成する

つーか誰かって誰だよ

まぁ、考えてもしょうがねぇや

 

ジョシュア『んじゃ、オカ研の皆も全員参加だな。あ、俺はチノにプレゼントするわ』

 

俺はリアスに連絡をいれ、その賭けにオカ研も参加することになった

 

ちなみに、俺がチノにプレゼントするって言ったらチノが顔を赤くし、

電話越しに小猫とミッテルトが悔しがっていた

 

なぜだ?

 

ジョシュアsideout

 

 

 

ナレーションside

 

仗助の提案から翌日……

 

ジョジョは絋汰にとある相談をしていた

 

絋汰『何だよ?相談って』

 

ジョシュア『いや、チノへのプレゼントなんかいいのねぇかなって……探したんだけどこれと言って無くてな……』

 

絋汰『なるほどなぁ……もう、プレゼントは俺!的な事言って付き合っちまえば?』

 

その言葉にジョジョは呆気に取られる……

 

ジョシュア『は?別にチノと付き合うとかは考えてなかったけど……?』

 

ジョジョはチノの事を可愛い妹と言うくらいにしか思っていなかった

 

無意識下では好きと言うことは本人は気づいていない

 

絋汰『……は?……え?よく可愛いとか言ってんじゃねぇか』

 

ジョシュア『だってチノは可愛いだろ?』

 

絋汰『チノちゃんプレゼントやるって言ったのは?』

 

ジョシュア『仗助の提案があったから……だから俺とチノはそーゆーんじゃ……』

 

絋汰『……?じゃあチノちゃんが他の誰かと付き合ってもいいのか?』

 

その時、ジョジョはチノの隣に自分以外の男がいることを想像していた

 

~ジョジョの想像~

 

チノ『ジョジョさん、私、この人と付き合います』

 

モブ1『チノは僕が幸せにします!では!』

 

チノ『ジョジョさん。さよ~なら~……』

 

ジョシュア『待ってくれ!チノ~!』

 

~ジョジョの想像終わり~

 

ジョシュア『ダメに決まってんだろ‼……はっ!』

 

絋汰『……(ビックリした)』

 

ジョシュア『え?あれ?俺はチノの事を……?』

 

絋汰『えぇ……すげー今更……』

 

ジョシュア『……ちょっと頭冷やしてくる……』

 

 

ジョジョは頭を冷やすため店の外に出る

 

すると、チノとばったり会う

 

ジョシュア『あわわわ///』

 

チノ『はわわわ///』

 

二人はワタワタしていた

 

この時、絋汰はこう思っていた

 

絋汰『(うわっ……面白……)』


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