ジョジョの奇妙な冒険~episodeofhighschool~ 作:DJトッティー
イッセーside
イッセー『……うし、こんなもんだろ』
小猫『ナイスチョイスです。イッセー先輩』
匙を倒した俺達は、暫くの間ある準備をしていた。
その間に、こちら側は会長の「女王」、「戦車」、「騎士」を打ち取っていた。
リアス『オフェンスの皆、聞こえる?』
……っと、部長からの連絡だ。
リアス『これから私はソーナの本陣に向かうわ。イッセー達はモールの中央広場に行ってくれる?』
中央広場?
リアス『そこにソーナと思わしき人がいるのだけれど…………ギャスパーからの情報によれば屋上にいる筈だわ』
イッセー『罠の可能性がある……と?』
リアス『そう。それを確認してほしいの。今から私も向かうわ』
……どう思う?ドライグ。
ドライグ『十中八九結界の類だろう。恐らく
は術者の姿を投影する、な』
まぁ、あの慎重派な会長がそんなに場を変える筈はないからな。
部長もそこを睨んでるんだろう。
イッセー『分かりました』
小猫『了解です……』
リアス『助かるわ。それとイッセー…………アレはどうだった?』
イッセー『…………やっぱり部長の思っていた通りでした』
リアス『そう……で、作戦は?』
イッセー『完璧です…………』
な、小猫ちゃん。
俺がニヤリと笑むと、小猫ちゃんもピースサインを見せる。
それを聞いた部長はホッとする。
リアス『分かったわ。……もうゲームは終盤よ。皆、気合いを入れて……勝つわよ!』
「「はい!」」
部長の言葉に改めて気合いを入れ直し、俺達は決戦に赴いた。
俺達は進路を確認すると、ソーナ会長達の本陣に向かって進撃した
油断はできない そして、俺達がソーナ会長の陣地に
到達すると、立体駐車場から攻めていた朱乃先輩と合流した
さらに、後ろから部長も追いついて来た
ソーナ『来ましたか……』
リアス『ソーナ……決着を付けましょう』
ソーナ『そうですね』
そう言うと、キバットを掴む
ソーナ『……変、身。』
[ガブッ!]
すると、鎖が会長を包み、その姿が現れる
仮面ライダーキバ
それがソーナ会長が変身する戦士
ソーナ『行きます!』
[バッシャーマグナム!]
そう言うとソーナ会長は緑色の笛をキバットに噛ませる
そして会長の左腕と胸が緑色の鱗に覆われ、その手には銃が
銃口から水で出来た龍が飛び出して来た
それは、とてつもない破壊力となって俺達の方に襲い掛かった
イッセーsideout!
リアスside
私は咄嗟にディケイドライバーにカードを装填する
リアス『変身!』
[kamenride!ディケイド!]
[attackride!brasst!]
私の放った銃弾が
放たれた水流と激しくぶつかりあった
しかし、圧倒的な力によって、何とか水流を打ち破るも、
数歩下がって息を荒らげる
リアス『まさか……』
ソーナ『これは、私の本気の表れです。例えあなた達が敵になったとしても、私はあなた達に勝利し、私の夢に掛ける気概を証明する。』
やっぱり……みんな本気ね……夢を叶えるために……だったら!私はそれに全力で向き合うだけ!
リアス『ソーナ……あなたの覚悟はよく判ったわ。だから……私も全力で行く。手加減なんかしない。本気で、倒すつもりで行くわよ!』
ソーナ『えぇ……私も、そのつもりよ!』
そう言うと、構えを取るソーナ
私は二枚のカードを取り出す
[kamenride!クウガ!]
[formride!クウガ!ペガサス!]
「「はぁぁぁ!!!」」
激しい銃撃戦の中、私はこのままじゃらちが空かないと思い、カードを取り出す
向こうも同じ事を思ったのか、青の笛をキバットに噛ませる
[formnride!クウガ!ドラゴン!]
[ガルルセイバー!]
ソーナは右腕と胸に青い獣のような鎧を装着し、その手には波うった剣が握られていた
対して私はドラゴンロッド……
リーチはこちらが有利!
リアス『はっ!』
私は高くジャンプし、ソーナへ第一撃を当てようとした
けど
ソーナ『ウェイクアップ!』
[ガルルバイト!]
私のドラゴンロッドが当たる寸前にジャンプされ、逆にソーナがこちらへ回転しながら向かってくる
ソーナ『ガルル・ハウリングスラッシュ!』
リアス『うぐっ!』
ソーナの攻撃をダイレクトに当てられた!
けどまだよ!
[formride!クウガ!タイタン!]
私は紫の鎧に変換する
[ドッガハンマー!]
ソーナも胸と肩、両腕に紫の鎧を身につけ、手にはハンマーが握られていた
リアス『はぁぁぁ!!!』
ソーナ『はあっ!』
私とソーナは剣とハンマー
武器ではこちらが不利
けど!
リアス『はあっ!』
ソーナ『くっ!』
私はソーナの体に、斬撃を入れる
ソーナはそのまま数歩下がる
ソーナ『ハァ……ハァ……キリがありませんね
……』
リアス『ハァ……ハァ……そうね……お互い、次で決めましょう!』
[kamenride!ディケイド!]
ソーナもキバの姿に戻る
ソーナ『キバット……いけますか?』
キバット『あぁ!……次がホントに最後の一撃だぞ?』
ソーナ『わかってます。次で決めます!』
[wakeup!]
[finalattackride!]
私達はお互いに必殺技の構えを取る
そして!
ソーナ『ダークネス・ムーン・ブレイク!』
リアス『ディメンションキック!』
[ディ・ディ・ディ・ディケイド!]
私たちの必殺技が当たる直前
『ビーーッ!』
試合終了を告げるブザーが鳴り
[メロンディフェンダー!]
絋汰が私達の間に入り、必殺技を防ぐ
リアス『え!?』
ソーナ『どうして!?』
慌てて、周りを見回す私達に絋汰が近づいて来た
絋汰『……二人とも……周りをよく見ろよ』
「「え?…………あ。」」
そう、今の私達の周りでは、多くの建物が半壊するか消滅していたのだった
絋汰『熱くなりすぎだ。スゴイのは認めるけど……』
と、そこに放送が聞こえて来た
放送『リアス様、及びソーナ様御二人の多大なる力によって、ルールに存在した「極力内部施設を破壊しない」と言う部分が守られていないため……この勝負はそれぞれが失格……双方の失格によって、この試合は引き分けとなります。』
こうして、私達の試合は結果的に引き分けで幕を閉じた