ジョジョの奇妙な冒険~episodeofhighschool~   作:DJトッティー

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大活躍のギャスパーその1

リアスside

 

 

イッセーと小猫が相手と接触してから五分が経った。

 

相手は二年の匙君と一年の仁村さんと言っていた。

 

警戒すべきは匙君の神器とフォーゼの力。

神器は繋げた相手の力を吸いとる能力を持つ。

 

フォーゼは様々な武器を使い分ける

 

非常に厄介な能力だけど、イッセー達なら上手く立ち回ってくれるはず・・・・・。

 

 

リアス『ギャスパー、どのあたりまで行けたのかしら?』

 

ギャスパー『今、相手の陣地近くの食品売り場に来てます』

 

リアス『それで何かおかしなところは?』

 

ギャスパー『えっと・・・・野菜売り場の方で何かしているようなんですけど・・・・』

 

野菜売り場?

 

そこで一体何を・・・・・

 

どうしたものかしら。

ソーナがどんな罠を仕掛けているのか気にはなるのだけど、ギャスパーに深追いさせるのは危険な気がする。

 

 

アーシア『・・・・・野菜』

 

ソーナがどんな手を使ってくるのか思考していると、隣にいたアーシアが呟いた。

 

リアス『どうかしたの、アーシア?』

 

アーシア『い、いえ。そんなに気にすることでもないので・・・・』

 

首を横に振るアーシアに私は言う。

 

リアス『いいのよ。どんな些細なことでも気づいたら言ってちょうだい。もしかしたら、それがとても重要なことかもしれないもの』

 

アーシア『そうなんですか? じゃあ、えっと・・・・夏休みに入る前にゼノヴィアさんと小猫ちゃんとギャスパー君の四人で女子会をしたんです』

 

リアス『女子会? あなた達、いつのまにそんなことを・・・』

 

というより、ギャスパーは女子としてカウントしても良いのかしら・・・・?

 

まぁ、見た目はどう見ても女の子にしか見えないのだけれど・・・・

 

アーシア『それで、その時に小猫ちゃんが手作りの料理を振る舞ってくれたんです。野菜炒め、パスタ、スープという感じで色々な種類の料理を作ってくれました。ただ・・・・』

 

リアス『ただ?』

 

アーシア『全ての料理にニンニクが使われていて・・・・・それを食べたギャスパー君が倒れてしまったんです』

 

 

・・・・・・小猫ったら。

 

あの子はギャスパーを弄るのが相変わらず好きね。

仲良くしているのは主としては嬉しいことなのだけれど・・・・

 

 

 

・・・・・・

 

何が私の中で引っ掛かった。

私は今のアーシアの言葉を思い出してみる。

 

野菜炒め・・・・・ニンニク・・・・・・

 

 

もしかして・・・・・・

 

私は直ぐ様ギャスパーに通信を入れる。

 

リアス『ギャスパー、今すぐその場を離れなさい』

 

ギャスパー『え? どうかしたんですか?』

 

リアス『野菜売り場で何かしていると言ったわね? 私の読みが正しければそれはあなたを誘き寄せるための罠よ』

 

『ど、どういうことなんですか?』

 

私の言葉に戸惑うギャスパー。

 

そんなギャスパーに私は告げる。

 

リアス『野菜売り場・・・・・そこにはニンニクも置いてあるのではなくて? このゲームフィールドが本物と全く同じように再現されているとしたら、そのニンニクも本物のはず』

 

私がそこまで言うと、アーシアが何かに気づいた。

 

アーシア『もしかして、会長さんはニンニクを使ってギャスパー君を倒そうとしているということですか?』

 

リアス『そういうことよ。・・・・ソーナは私達の大まかな主力武器については知っているわ。だとしたら、私が序盤でギャスパーに偵察をさせることはお見通しのはず。・・・・・こんな序盤でギャスパーを失うわけにはいかないわ。ギャスパー、直ぐにその場を離れて朱乃達の方へ向かってちょうだい。現状を見るに朱乃達の方にテクニックタイプをぶつけてくるはずよ。その場合、ギャスパーは例の物を使って対処してほしいの』

 

ギャスパー『わ、分かりましたぁ!!』

 

 

ふぅ。

 

危うく何でもないところで眷属を失うところだった。

 

しかも、その方法がニンニクだなんて・・・・・・笑えないわ。

 

 

リアス『アーシア、お手柄よ』

 

アーシア『はい! お役にたてて良かったです!』

 

 

リアスsideout

 

ギャスパーside

 

僕は部長からの通信を切る

 

Mギャスパー『つー訳だ、てめぇらと遊んでる暇はねぇ……だから最初からクライマックスだぜ!』

 

草下『なめないでよね!』

 

花戒『ほんとはしないはずだったんだけど‼』

 

二人は両手ににんにくを持つ

 

ま、まさか!

 

「「にんにくアターーック!」」

 

Mギャスパー『ぬぁぁぁあああ!鼻がぁぁぁ!』

 

この人達モモタロスの嗅覚が鋭いこと知ってるぅぅぅ!

 

キンタロス『しゃーないなー!モモの字!代われ!』

 

僕はモモタロスからキンタロスに代わってもらいます

 

Kギャスパー『俺の強さに、お前が泣いた!』

 

「「誰が泣くか!」」

 

Kギャスパー『涙はこれで拭いとき』

 

「「泣いてないわよ!」」

 

草下『ふざけないでよ……ねっ!』

 

二人のうち、一人が僕の体を殴りますが

今はキンタロスが変身してるんです!

効きません!

 

Kギャスパー『はっは~!こないな拳やったら泣かれへんなぁ』

 

草下『なっ!』

 

Kギャスパー『どすこい!』

 

僕とキンタロスは強烈なツッパリを相手に放ちます!

 

花戒『草下!大丈夫?』

 

草下『だ、大丈夫‼』

 

Kギャスパー『ほんなら、これで終いや!』

[fullcharge]

 

僕とキンタロスはデンガッシャーを上に投げて

四股を踏む構えをとる

 

Kギャスパー『はっ!』

 

そして高く飛び上がり、デンガッシャー・アックスモードを掴んで二人に振り下ろす!

 

「「きゃぁぁぁ!」」

 

Kギャスパー『…ダイナミックチョップ』

 

やっぱり…後で言うんですね……

 

ギャスパーsideout


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