ジョジョの奇妙な冒険~episodeofhighschool~   作:DJトッティー

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真・ジョジョ無双

俺は今、控え室にいた

 

なんでって?

これからお偉いさん達の女王とバトルだからだよ

 

ちなみにイッセー達は先に観客席に行ってる

ちゃんとチノ達もジョースターさん達もいるぞ

 

ユウゴ『ほんとに大丈夫か?なんなら俺も暴れようか?』

 

ジョシュア『大丈夫だよ。久々に暴れるんだ、俺一人で殺らせろ』

 

ソラ『漢字違くない?』

 

つーかこいつら心配しすぎだろ

 

勝手に出てきやがって全く……

 

まぁいいや

 

すると、グレイフィアさんがやって来た

 

グレイフィア『ジョシュア様、御時間です』

 

ジョシュア『うっす』

 

そして、俺はこのエキシビションマッチで暴れる覚悟を決める

 

ジョシュア『おいおい、結構な数だな」

 

思った以上の数を出され思わず笑ってしまった

つーか、女王ってことだから女の人かと思ったら全員男じゃねぇか

 

 

……よっしゃラッキー‼

てことは容赦しなくていいってことだ!

 

 

女王1『ふん、人間! 謝るなら今のウチだ!』

 

女王2『まあ謝っても許さんがな!』

 

女王3『泣き叫ぶが言い!』

 

「「「ハハハハハ!」」」

 

………………

 

女王4『おい貴様! 聞いてるのか!』

 

ジョシュア『……』

 

女王5『恐ろしくて声もでんのか? 人間程度が調子に乗るからだ』

 

ジョシュア『……』

 

え?なんで黙ってるのかって?

そりゃあ

イヤホンつけて雑誌読んでんだ

聞こえる分けねぇよ

 

あ、終わったっぽい

 

ジョシュア『お、終わったか?』

 

イヤホンを外してお偉いさん方の女王達に尋ねる

 

女王6『き、貴様ぁ! 巫山戯てるのか!』

 

ジョシュア『悪かったな。懐にソーナ写真集があって、チラッと見ちまったんだよ。するとどうだ! 中々にいいカットの写真があるじゃねぇか!そうなっちまったら続きが気になって気になって仕方なくてよ!』

 

…今、何処からか

 

『私の写真集!?何でジョジョが!?』って言う声が聞こえた気がするが気にしない

 

ジョシュア『あ、それと今放送をご覧の皆様。公式のソーナお嬢様の写真集並びにグレモリーの姫君、リアスお嬢様の写真集を此方の方で受け付けております。欲しい方は此方の方でお求めください』

 

俺は指でしたの方を指す。

するとテレビでよくみる電話番号がテロップに乗って流れてきた。

 

イッセー『部長の写真集を買ったっ!?︎ 今すぐ電話しなきゃ‼︎』

 

イッセーが携帯で電話してた

 

あと、何処からか『会長の写真集! 買ったっ‼︎』という声が聞こえた気がしたけど気のせいだよな?

 

ジョシュア『さて、時間になったし。始めるとしようか!』

 

俺は雑誌をしまって

ドライバーを召喚する

 

[アーイ!バッチリミナー!バッチリミナー!]

 

俺はゴーストアイコンを持って冷たく微笑んだ。

 

ジョシュア『変身!』

[カイガン!オレ!レッツゴー‼覚悟!ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!]

 

俺は変身する

 

ジョシュア『んじゃ、行くぞ?』

 

ジョシュアsideout

 

イッセーside

 

ジョジョ先輩がガンガンセイバーを持って優雅にたっている。

 

その出で立ちが気に食わないと言うかの様に、ジョジョ先輩と対面していた人たちは手を突き出し魔法を放つ

魔法は様々なもので、部長の滅びの魔力の様な珍しい物はないが炎や、水、雷などがジョジョ先輩に向かっていく。

 

ジョシュア『おいおい、せっかちだな……っ‼︎』

 

持っていたガンガンセイバーを投げて軌道をそらし、時には絶妙な体技で次々によけていく。それらも充分に驚くべきことだが、何より驚いたのはその後。

なんとナイフで炎の塊を切り裂いたのだ。

いや、どうして切れるの!?

てかその前にそのナイフどっから出したんですか!?

 

女王2『貴様、なんだそのナイフは!?』

 

ジョシュア『こいつか? 波紋を纏ったナイフは魔法をも切り裂くんだよ』

 

知らなかったのか? とでも言いたげな表情で相手に向かって微笑むジョジョ先輩。

いや、無理ですからね? そんなのできませんからね!?

 

リアス『そういえばグレイフィアも以前……なんでもないわ』

 

何かあったんですか部長!?

俺の横でボソリと呟いた部長の曲が妙にきになる。ええ…、メイドさんや執事ってどうなってんだろう。

 

ゼノヴィア『んむ? あのナイフの色合いに見覚えがあるな』

 

イッセー『ナイフ? 先輩の持ってる奴か?』

 

ゼノヴィアは剣を使うからか、俺たちの見ていた視点が少し違うようだ。それにしてもナイフか……アンティークみたいなナイフで格好いい。

……アンティーク? まさか。

 

DIO『くくくwww』

 

分かった。

もう、なんのナイフから分かった

 

イッセー『ゼノヴィア、それ以上は追及するな』

 

ゼノヴィア『?』

 

ジョシュア『んじゃ、今度はこっちから行きますか‼』

 

此方で色々あった内にモニターの中ではジョジョ先輩から攻めに行くようだ。何時もとは違い、手にはナイフがある。武器を使った戦いでもするのかな?

 

……いつもだった

 

女王2『たかが人間風情が調子に……ガッ!?』

 

後ろの方にいた言葉を発した一人の悪魔がいきなり倒れる。胸には鋭く光るナイフが刺さっており、ジョジョ先輩が投げたんだろう。早すぎて全く見えなかった。

 

「「「「なっ⁈」」」」

 

それはモニターで見ている俺だけではなく、オカルト研究部のほとんどもそうであり、映像に映っている悪魔達のお偉いさん達も同様である。お偉いさん達は驚きのあまり倒れた仲間の所を振り返る。

 

女王4『く、くそっ!……このっ……あ……』

 

一人の悪魔が倒れた仲間から目を放し、ジョジョ先輩の所に向き直るが既に目の前には全身を黒に染めたジョジョ先輩が悠然と立っていた。

しかも、ガンガンセイバーを持って。

迎撃をしようと慌てて手の平をジョジョ先輩に突き出す。しかし手首を掴まれ、手を上に強制的に向けさせられ魔法は上に放ってしまう。

 

女王2『このっ‼︎』

 

周りにいる悪魔達もジョジョ先輩が近くにいることに反応し、手の平を向ける。

 

ジョシュア『はっ……!』

 

ジョジョ先輩はその顔に微笑みを浮かべたまま、手首を掴んでいる悪魔を振り回す。手首を掴まれている悪魔の手からはまだ魔法の炎がでており、周りにいた悪魔達を無差別に襲って行く。

 

女王4『はあああっ!』

 

ジョシュア『シッ……!』

 

周りにいるお偉さん達は遠距離では不利だと思ったのか、接近戦に持ち込もうと近づいてくる。それでもジョジョ先輩にはまともに触れることはできない。

 

イッセー『すごい、剣で確実に手首の脈を斬ってる』

 

俺の目にはジョジョ先輩の持つ剣の軌跡、黒色の閃しか見えないが。騎士である木場には見えているようだ。それにしても手首の脈か……なんか俺の手首までヒヤッとするぜ。

 

そして、ジョジョ先輩は次々と悪魔達をリタイアさせていく。

真正面から来た拳をそらし、身体を相手の内側に滑らせて素早く胸を一文字に切り裂く。

上段から剣を振り下ろしてきた相手には横に一歩移動してかわす。その間に魔法を放つ準備していた悪魔の手首をズラして同士討ちを誘う。魔法が放たれた瞬間を確認し、そのまま手首を捻じり無防備なお腹を剣で斬る。

 

女王5『くそっ‼︎ 威力の高い魔法ではあたらん! 素早く細かい魔法に切り替えろ!』

 

流石のお偉さん達もこの状況に舐めるのはマズイと思ったのだろう。戦法を切り替えてくる。

ジョジョ先輩を囲むように円をつくり、先ほどよりも動作の早い魔法を使ってくる。

 

だがそれも無意味。

嘲笑うかのように上体をそらし、しゃがみ、首を捻ることで次々と魔法を避けていく。一斉に魔法が放たれていたがそこにはタイムラグがあった。俺はバカだからよくわかんねぇけど、放つ時の僅かな時間差や実力の差で起きる物のハズだ。

そして、ジョジョ先輩は一人の悪魔に接近して手首を切り裂き。自分が横に動かした手の勢いのまま、その場でコマのように回転して横にいた悪魔の胸をサングラスラッシャーで刺す。

いつの間に闘魂ブーストに……

 

 

女王2『うっ…』

 

女王5『あっ?』

 

二人の悪魔達は何が起こったかわからない様な表情を浮かべ、その場に赤い血を出しながらくずれ落ちていく。

 

女王1『う、うわあああああぁぁぁぁぁぁ‼︎』

 

パニックにでも陥ったのか、一人の悪魔がジョジョ先輩の背後から突っ込んでくる。それに対してジョジョは後ろ回し蹴りを相手の腹に決めて吹き飛ばす。

何時ものジョジョ先輩とは違う。豪快で派手な戦い方ではないが、俺はこの戦い方から目を逸らすことができなかった。多分、魅入られているんだと思う。

 

ジョジョ先輩の追撃は終わらない。

走りだしながらアイコンを変え、両手からナイフを投げる。ナイフは適当に投げたのか直撃コースの物もあれば、違った方向に行く物もある。しかし、それが狙いだったのかジョジョ先輩は悪魔達の動きを制限していた。

そのままジョジョ先輩は二、三人いるところに突っ込み胸、首、手首に向かって黒閃を走らせる。

最後に飛び上がり、惚けていた悪魔の背後に降り立ち。首にガンガンセイバーをそえる。

 

女王4『ひっ……』

 

悪魔の顔には恐怖の顔色以外には何も浮かんでいなかった。

背後にいるジョジョ先輩は足を相手に聴こえるように二回、コツコツと鳴らす。

 

ジョシュア『どうする?』

 

女王4『リタイアする前に聞かせてくれ。お前はなんだ?』

 

ジョシュア『俺? 通りすがりの仮面ライダーだ。 よく覚えておけ』

 

女王4『そんな仮面ライダーいるかよ……リタイアだ』

 

ジョジョ先輩の言葉を最後に、その悪魔はアナウンスと共にフィールドから消えていった。

そして、モニターに映っているのはジョジョ先輩だけとなっていた。

 

ジョシュア『ふぃ~、終わった終わった』

 

ニコニコと笑いながらモニターから真正面に映るジョジョ先輩。いやいや、全然疲れているようには見えないんですけどね。

 

ジョシュア『さぁて、この映像を見てる冥界の方々。俺みてぇなつまらない前座にお付き合いいただきありがとうございます』

 

そういえばこの映像も、冥界中に配信されているんだったよな。貴族のお偉いさん方が人間を嬲るのを映す為にしたことが、仇になっちゃったなぁ。まあ、生徒会長を馬鹿にしたから同情も何もしないけどね!

 

ジョシュア『けど、前座はここまで。この後は皆がお待ちかねのレーティングゲーム。サーゼクス・ルシファー様の妹であるリアス・グレモリー嬢!そしてセラフォルー・レヴィアタン様の妹、ソーナ・シトリー嬢の対戦だぁ!』

 

両手を大きく広げてアピールするかの様に言葉を紡いでいく。

 

ジョシュア『どっちも若手とは言え、将来有望な奴ら。皆が想像するよりも素晴らしい試合が見れることだろうよ!』

 

あの、ジョジョ先輩?

俺たちは勿論気合い入れてるんだけど、なんかハードルあげるような真似はその……。

 

ジョシュア『そして、何より! グレモリー眷属にはあの! 赤き龍の帝王! 赤龍帝であり、仮面ライダー龍騎がいるんだ! これは期待が膨らむぜぇ!』

 

いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼︎

プレッシャーが! プレッシャーがハンパないんですけどぉぉぉぉぉぉ‼︎

 

ジョシュア『では皆様方、またいずれあう日まで』

 

ジョジョ先輩は優雅にお礼をするとモニターに向かってウィンクをした後に消えていった。

恐らく、ゲームが終了した為に元いた場所に戻って行ったのだろう。

 

「「「「「…ぽー」」」」」

 

イッセー『小猫ちゃん?』

 

小猫『…はっ! さあ、次は私たちです』

 

小猫ちゃん……。

もしや君。

 

リアス『ジョジョ、やってくれたわね。でも言いわ! 私たちでジョジョのゲームが記憶に残らない様にしてやりましょう!』

 

部長が片手を頭に手を当てながら声を上げる。でも困った様な顔をしていたのは最初だけ、今はとてもやる気のある顔をしている。

 

イッセー『勿論っす部長! 今度こそ勝ちましょう!』

 

リアス『ええ、イッセー。さあ、行くわよ私の可愛い下僕達!』

 

「「「「「「はい‼︎」」」」」」

 

部長の掛け声に俺たちは元気よく声を上げる。

さあて! 気合いは十分だぜ!

 

ピンポンパンポーン!

 

放送『フィールドの準備に暫く時間がかかる為、もう少しお待ち下さい』

 

「「「「「「「………」」」」」」」

 

えぇ~……

 

ジョシュア『しまらねぇなぁ!』


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