ジョジョの奇妙な冒険~episodeofhighschool~   作:DJトッティー

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遅くなって申し訳ありません!
待ちに待った続きをどうぞ!


二人のヒーロー

ジョシュア・ブランドーside

 

俺がアジトでぐだぐだしてるとライノイマジンが入ってきた

 

ライノ『くっそ!なんだよ!聞いてねぇよあんなの‼』

 

J.B.『おいおい、ノック位しろっての』

 

ライノ『何で黙ってやがった!』

 

おいおい、そのくらい自分でなんとかしろよめんどくせぇ

 

J.B.『悪かったなぁ、忘れてたんだよ』

 

ライノ『次からはそんなこと無いように頼むぞ!』

 

J.B.『わーたわーた!』

 

???『そう、愚痴らないでください…うるさいですよ?』

 

ライノ『なんだと!?』

 

出てきた軍服にゴーグル付けたこいつはイゴール

 

俺らの仲間だ

 

眼魔って言う種族みてぇだが俺は知らねぇな

 

ただ、こいつの持ってきたガンマイザーってのは使える

 

イゴール『少しはジンガさんを見習いなさい』

 

ジンガ『俺がどうしたって?』

 

全身、黒い服に身を包んだこの男はジンガ

 

元々、魔戒騎士とかって言う騎士だったらしいがホラーとか言う化け物の姿になったらしい

別名“ホラー喰いのホラー”

 

ジンガ『おい、ライノ…お前がホラーだったら俺はとっくに喰ってたぞ?』

 

ライノ『ちっ!俺はホラーじゃねぇ!イマジンだ!それよりイゴール!てめぇは俺の契約者なんだから庇えよ!』

 

イゴール『嫌です』

 

???『おい、ライノよ。ザケンナーの力を貸してやろうか?』

 

この白い舎熊を付けた男はピーサード

 

ドツクゾーンとか言う組織の幹部だったらしいが

ボスが府抜けてしまったとかでここに来た奴だ

実力的には俺らの一番下だ

 

ピーサード『まぁ貴様が使えるかどうか心配だがな』

 

ライノ『うるせぇ!俺は俺の力でねじ伏せる!てめぇらの力は借りねぇよ!』

 

そして怒りを露にして、ライノイマジンは扉を壊す勢いで閉める

 

たくっ

扉くらい静かに閉めろよ

 

つーかよ

 

J.B.『何でてめぇらが俺の部屋にいるんだよ!』

 

ジンガ『いいじゃねぇか。暇なんだよ』

 

ピーサード『俺も同じだ』

 

イゴール『私はガンマイザーウェポンがまた一つ完成したのでその報告に』

 

お、!ガンマイザーの武器が完成したのか!

 

J.B.『ほう!今回はどんなのだ?』

 

イゴール『こちらです』

 

見せてきたのは炎の剣だ

 

J.B.『いいねぇ……今度試してみるわ』

 

イゴール『では私はこれで』

 

ジンガ『どっか行くのか?』

 

イゴール『えぇ、少し味見をしに……』

 

野郎……えげつねぇ事考えるなぁ

にしても

これをジョジョに食らわせたらどんな表情するかなぁ~♪

 

ジョシュア・ブランドーsideout

 

ジョシュアside

 

俺達は契約を果たすため

ミッテルトと共にマスクファイターのショーに来ていた

 

ちなみに他の皆はライノイマジンの動向が気になるからと2手に別れた

 

ショー組は俺とミッテルト、キンタロスの三人

 

ライノイマジン捜索組はギャスパーと絋汰、イッセー、フリード、アーシアと言った所だな

 

さっきからミッテルトがガチガチなんだけど

 

イミテイト『はぁ……ウチの相棒は鈍いな…』

 

なんだよ

何が鈍いんだよ

 

イミテイト『はぁ…』

 

俺は訳のわからないまま

ミッテルトと共に席に座る

 

ジョシュア『そろそろ始まるな』

 

ミッテルト『そ、そうッスね!』

 

始まる時にも客は入ってきている

赤い法被を着て

この場にそぐわない格好の人もいる

 

そしてショーが始まった

 

ジョシュアsideout

 

イッセーside

 

俺達はジョジョ先輩とミッテルトがヒーローショーを見てる間

ライノイマジンを探していた

 

ライノって言うことだからサイがモチーフなんだろう

 

狙いは神父、だからジョジョ先輩に頼んでフリードも一緒にいる

 

イッセー『どんな奴なんだ?ライノイマジンって』

 

フリード『サイでござんすよ~…あの野郎、今度会ったら肉片にしてやる!』

 

荒れてんな~

フリードの奴

 

アーシア『でも、何故フリードさんが襲われたのでしょう?』

 

フリード『多分、契約者が神父を殺してくれとか願ったんだろ?』

 

……じゃあここ探してるより

教会の方探した方が……

 

フリード『それはこの裏に教会があるんすよ。相手方は裏から回ってくるだろうってジョジョの旦那が言ってやしたからね』

 

軽く心読まれた…

 

イッセー『ジョジョ先輩が言うなら安心だ』

 

ジョジョ先輩は俺達の能力を理解してライダーの力を教えてくれる

 

フェニックスと戦う前に部長に必殺技教えてたの見たけど

あれは食らいたくない威力だった

 

だって山がえぐれたんだよ!?

死ぬわ‼

 

……とまぁ、その話は置いといて

俺達、リアス眷属で一度も変身してないのはアーシアだけだ

 

ジョジョ先輩は

アーシアには変身は危なすぎるらしい

 

ウィザードって危険なライダーなんだろうか?

 

アーシア『それより……契約者の方に事情を聞いてみたらどうでしょうか?』

 

フリード『お!さすがアーシアちゃん!相変わらず冴えてるッスね~!』

 

イッセー『じゃあ、裏の教会に行ってみるか』

 

そして、俺達は裏手の教会に行ってみると

 

祭壇のような所に軍服らしき服を来た男性が立っていた

 

イゴール『お待ちしておりました』

 

フリード『あ?あんた何者だ?』

 

イゴール『私はイゴール、眼魔世界の科学者です』

 

眼魔!?

この間、三勢力の会談の時にいた奴等か!

でもこちらの問題って言ってたような……

 

イゴール『あのお方の為です。ライノ!』

 

すると、教会の横から壁を壊し、ライノイマジンが現れる

 

ライノ『死ねぇ!仮面ライダー!』

 

ライノイマジンは手に持っていた鉄球をこちらに投げてきた!

 

あぶねぇ!

 

俺は咄嗟に赤龍帝の籠手を装備してアーシアを守る

 

フリード『行くぞイッセー!』

 

イッセー『あぁ!』

 

フリードはリザードマンに変身し、俺も龍騎に変身する

 

[swordvent]

 

俺とフリードはライノイマジンに斬撃を浴びせるが

 

こいつ‼

まるで効いてねぇ!

 

ライノ『効かねぇよ!』

 

イッセー『うわっ!』

フリード『ぐあっ!』

 

ライノ『こいつら弱すぎ』

 

イッセー『お前が堅すぎるんだよ!』

[strikevent]

 

俺とフリードは特攻を仕掛ける!

 

ジョジョ先輩だけに頼ってられない!

 

「「うぉぉぉおおお!」」

 

イッセーsideout

 

ジョシュアside

 

俺達はヒーローショーを見終わり、しばらく辺りを散策していた

 

ミッテルト『いやー!面白かったッスね!』

 

 

ジョシュア『おぉ、最後に技名を言うのはツッコミたかったけどな』

 

普通、やる前に言うだろ

 

ジョシュア『あ、そー言えば契約はどうだった?』

 

ミッテルト『ダメッス……違ったッス……』

 

ジョシュア『そっか……』

 

まぁ、しょうがねぇか

 

ジョシュア『地道に探してこうぜ!』

 

そんなことを話していると

どぉん!と言う音が聞こえてきた

 

まさか誰かが戦闘に入った!

 

ジョシュア『行くぞミッテルト!』

 

ミッテルト『はいッス!』

 

途中、ギャスパー達と合流し、爆発音が聞こえた場所に着くと

そこにはイッセーとアーシア、フリードが戦っていた

 

側にいるあいつは……イゴール!?

 

イゴール『おやおや。オカルト研究部の皆さんでは無いですか!』

 

ライノ『ちっ!けどよ……俺らが二人で来るわけねぇよな!』

 

すると、周囲に眼魔コマンドが大量に現れる

 

ジョシュア『行くぞ!』

 

[アーイ!バッチリミナー!バッチリミナー!]

 

ジョシュア『変身!』

 

[カイガン!オレ!レッツゴー!覚悟!ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!]

 

ギャスパー『へ、変身!』

[swordfoam]

 

Mギャスパー『俺!参上‼』

 

絋汰『変身!』

[オレンジ!lockon!ソイヤ!オレンジアームズ!花道‼オンステージ‼]

 

俺達は周りのコマンド達を倒しながら

ライノイマジンに攻撃を仕掛ける

 

ライノ『効かねぇって言ってるだろ‼』

 

ジョシュア『今度はてめぇの鎧を砕く!イミテイトストッカー!スタープラチナ‼』

 

イミテイト『オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!』

 

俺…もといイミテイトストッカーがライノイマジンを殴ると

俺の拳からブシュッっと血が出る

 

ジョシュア『ぐあっ!』

 

こいつ前より固くなってやがる!

 

ライノ『ははは!イゴールの旦那から眼魔の眼魂を入れられたんでね!固さはこの間の倍になってるんだよ!』

 

くっそ!

 

万事休すかと思ったその時

 

Kミッテルト『どすこい!』

 

ミッテルト

と言うよりキンタロスがミッテルトの体を借り、

ライノイマジンに張り手を食らわせる

 

ライノ『ぐぉっ!』

 

イゴール『なっ!』

 

Kミッテルト『お前を過去に行かせるわけには行かんと、ミッテルトに頼まれた!』

 

ライノ『おぉぉぉ!』

 

ライノイマジンは鉄球を振り回す

 

Mギャスパー『おわ!』

 

絋汰『あぶねっ!』

 

ジョシュア『うおっと!』

 

しかし

キンタロスがミッテルトの中から現れ、キンタロスが張り手で鉄球を叩き上げる

 

キンタロス『大丈夫か?ミッテルト!』

 

ミッテルト『だ、大丈夫ッス……え?』

 

ジョシュア『どうした?』

 

ミッテルト『いや…なんかデジャヴ…』

 

ジョシュア『?』

 

俺がその言葉を聞いている隙をついてライノイマジンが眼魔の魔方陣を描いてその中に消える

 

ジョシュア『なっ!』

 

イゴール『彼は過去に行きました。あなた達ももうすぐ消えるでしょう…』

 

そう言って、イゴールも魔方陣の中に消える

 

くっそやられた!

 

キンタロス『……ミッテルト』

 

俺達が悔しがっていると

キンタロスがミッテルトに話しかけた

 

 

キンタロス『空気読まへんとこ悪いけどええか?』

 

ミッテルト『何スか?』

 

キンタロスはミッテルトの頭に手を翳す

 

すると、ミッテルトの体が割れ、キンタロスは記憶の渦の中に飛び込む

 

絋汰『お、おい!いいのかよ!』

 

ジョシュア『言い訳ねぇ!ギャスパー!』

 

Mギャスパーは何も書かれていないカードを翳すと

 

[noyear/05/12]

 

ノーイヤー

測定不能か……

 

絋汰『これは?』

 

ジョシュア『デンライナーじゃ行けねぇ時代だ…』

 

神の列車じゃねぇと行けないらしい

 

やっぱ万事休すって奴だ……

 

すると、頭上から蝋燭に火のついたレールが現れた

 

このレールは!

 

牙王『よぉ、お前らがオカルト研究部の奴らだな?乗れ』

 

牙王が唐突に登場したよ!

マジかよ!?

 

とりあえず俺はガオウライナー(でいいのか?)に乗ることにした

 

牙王『俺はただ、見守るだけだ…お前らに手を出すつもりはない』

 

俺の表情から読み取ったのか

そんなことを言ってきた

 

……一応警戒はしておこう

 

俺がガオウライナーに乗ろうとした時

ミッテルトが俺の裾を引っ張る

 

ジョシュア『ミッテルト?』

 

ミッテルト『う、ウチもいくッス!もしかしたらキンタロスも何かあって過去にいったッス!』

 

ジョシュア『わかった!行くぞ!』

 

そして、ミッテルトも過去に向かうことになった

 

過去に着くと一足先にライノイマジンが暴れていた

 

牙王『準備はいいな!』

 

絋汰『まてまてまて!』

 

イッセー『無理!ほんとに無理!』

 

ジョシュア『準備オッケーだ』

 

あの後

デンライナーを呼び、ガオウライナーと連結

そして俺達を発射するという案が出たのでやってみることにした

 

牙王『ライダー、発射』

 

「「ぎゃぁぁぁ!」」

 

牙王『次、行くぞ』

 

俺はミッテルトと共にスタンバイする

 

ミッテルトに怪我をさせないように抱き寄せる

 

あ、もちろんギャスパーもスタンバイ済みだ

 

そして発射!

 

絋汰とイッセーは海賊船に潰されそうな人々を助けだし

 

俺はミッテルト、そしてギャスパーと共にライノに蹴りと光の槍を食らわせる

 

ライノ『鬱陶しいなぁ!』

 

ライノにダメージは無い

 

ジョシュア『ミッテルト!ギャスパー!コンボ決めるぞ!』

 

ミッテルト『はいッス!』

 

俺はミッテルトから光の槍を受け取り、ベンケイ眼魂をセットし

ギャスパーはモモタロスからウラタロスに選手交代する

 

[カイガン!ベンケイ!兄貴!ムキムキ仁王立ち!]

[rodfoam]

 

ジョシュア『オラァ!』

 

ミッテルト『はぁ!』

 

Uギャスパー『はっ!』

 

俺とミッテルトの攻撃を受け止めても

全く効いていない

 

ライノ『うるせぇなぁ!』

 

ジョシュア『ぐあっ!』

 

ミッテルト『ジョジョ!大丈夫ッスか?』

 

くっそ!どうすりゃいいんだ?

 

そう考えていると

ミッテルトが耳打ちをしてきた

 

ミッテルト『二人とも、あいつは鎧のような体をしてるッスけど、あれは上半身に集中してるッス!下半身は無いに等しいッス……だったら転ばして見ないッスか?』

 

ジョシュア『なるほど…確かに起き上がりにくそうだな!』

 

俺は眼魂を変える

 

[カイガン!ビリー・ザ・キッド!百発百中!ズキュン!バキューン!]

 

早速作戦開始!

俺とミッテルトがライノイマジンの頭上から光の槍と銃弾を乱射し

注意を反らす

 

Uギャスパー『もらった!』

 

俺が光の槍で渾身の一発をライノイマジンに目掛けて放とうとした

 

だが

 

ライノ『ふん!』

 

Uギャスパー『!?』

 

脚で光の槍を踏みつけられる

 

ライノ『やっぱ足狙って来たか……けど、こんなもんは先を抑えれば簡単に攻略出来る!』

 

俺は至近距離でライノイマジンの鉄球を食らう

 

Uギャスパー『……がっ!』

 

ミッテルト『ギャスパー!』

 

ライノ『うぜぇんだよ!』

 

ライノイマジンはミッテルトを蹴り飛ばす

 

ジョシュア『てめっ!イミテイトストッカー!スタープラチナ!』

 

イミテイト『オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!』

 

ライノ『ぐぉっ!』

 

俺はイミテイトストッカーをスタープラチナに変え、ライノイマジンにラッシュを決めた

 

こうした一進一退の中、どこからか

女の子の泣き声が聞こえた来た

 

少女『うわぁぁぁん!パパ~!ママ~!』

 

その顔に俺は見覚えがあった

 

ジョシュア『ミッテルト?』

 

ライノイマジンが少女を視界に捉えると

ニヤリとほくそ笑む

 

まさかあいつ‼

 

俺は小さいミッテルトに向かって走る

 

ライノ『遅い!』

 

ライノイマジンは鉄球を小さいミッテルトに向けて放つ

 

鉄球が小さいミッテルトの頭上に迫ったその時

小さいミッテルトから砂がこぼれた

 

キンタロス『ぬぅ!』

 

ジョシュア『キンタロス!』

 

キンタロスが現れ、間一髪の所で鉄球を抑える

 

キンタロス『大丈夫か?ミッテルト!』

 

キンタロスが足元のミッテルトに向かって言った

 

その光景をみてミッテルトはハッとする

 

 

ミッテルト『思い出しッス…』

 

皆がホッとする中、面白くないのはライノイマジンだった

 

ライノ『貴様ぁ!また邪魔をしやがって!』

 

ライノイマジンは角をミサイルのように発射し、キンタロスの背中に命中させた

 

てかあの角

発射とか出来たのかよ!

 

キンタロス『ぐあっ!』

 

その角がキンタロスを串刺しなする

 

ミッテルト『キンタロス!』

 

キンタロスは腹から砂を溢しながら

たまたま、近くにいた絋汰なミッテルトを託す

 

キンタロス『早よ……この子を…』

 

絋汰『お、おう』

 

ライノ『しぶといなぁ!』

 

再び、鉄球をキンタロスに向けるライノイマジン

 

俺が二度も同じ技を食らわせるかよ!

 

俺はライノイマジンの背中に向け

銃弾を放つ

 

ライノ『うわっ!』

 

ジョシュア『……ミッテルト、キンタロスのところに行ってやれ…』

 

ミッテルト『は、はいッス…』

 

ミッテルトがキンタロスの元に向かうと先程の攻防の余波で瓦礫がキンタロスの上に落ちてきた

 

キンタロス『ぐあっ!』

 

ミッテルト『キンタロス!』

 

絋汰『あ!お、おい大丈夫か?』

 

そこに小さいミッテルトを無事に避難させた絋汰が戻ってくる

 

キンタロス『ミッテルトは…?無事か…?』

 

 

絋汰『あぁ!』

 

ミッテルト『何で…何でッスか!?』

 

ミッテルトは泣きながら

キンタロスに聞いた

 

何でって?

考えても見ろ

自分のために何故ここまで尽くしてくれるのか…気になるだろ?

しかもそいつが死にかけてるんだ

ほんとに泣きながら聞きたくもなるだろ

 

キンタロス『言うたハズや…』

 

ミッテルト『え?』

 

キンタロス『俺をこないに必死にさせたヒーローを見つけるって……ミッテルトのヒーロー…どうしても見つけるって…』

 

 

途切れ途切れに喋るキンタロス

 

キンタロス『一週間……必死に探したけど……結局…見つけられんかった…過去に行けば見つかる思うたんやけど…ダメやったなぁ…ごめんな…』

 

ミッテルト『違うッス!』

 

キンタロス『!?』

 

ミッテルトはキンタロスの言葉を途中で遮る

 

ミッテルト『ウチ、思い出したッス!昔会ったヒーロー…それはキンタロスッス!』

 

キンタロス『……俺!?』

 

ミッテルト『ウチ…忘れてたッス…キンタロスに助けられたこと…』

 

キンタロス『……そうか…あれ…俺かぁ…ははは…なんや…もう会っとったんやなぁ…』

 

絋汰『お、おい!何も消えること無いだろ!』

 

キンタロス『む、無茶言うな…俺、結構ダメージ食らっとんねんぞ?』

 

絋汰『それでもだ!』

 

キンタロス『無茶言うなぁ…ゴハッ!…ミッテルト…お別れや…』

 

ミッテルト『え?』

 

キンタロス『俺はもう…満足や、ミッテルトのヒーローも見つけられたし…ミッテルト自身も助けた…もう思い残すことはない…』

 

ミッテルト『そ、そんな……』

 

今の言葉はさすがに見逃せねぇな!

 

「「ふざけんな!(です!)」」

 

俺とギャスパーの言葉が被った

だが、俺達はそんなことはお構いなしに話す

 

ジョシュア『何がヒーローだよ…笑わせんじゃねぇよ!

女の子を泣かせて、涙の一つも拭いてやれぇ奴をてめぇはヒーローって言うのか?違ぇだろ!』

 

絋汰『お、おいジョジョ!』

 

ギャスパー『そうです!何お別れみたいな言葉吐いてんのですか!何死んじゃうみたいな台詞言ってんですか!

本当にミッテルトさんのヒーローなら、ずっとそばにいて守ってやれです!それが男の役目です!』

 

今回ばかりはギャスパーと同意見だ

俺なら、大切な人を守るために死ねない!死んでたまるか!

チノやココア、シャロ、リゼ、千夜、タカヒロさん…オカルト研究部の皆…

俺が纏めて守ってやる!

そう思ってなんぼだろうが!

 

ウラタロス『けど二人とも…残念だけど彼は契約を完了してるから…もう…どうしようもないよ……』

 

くっそ!じゃあどうすれば‼

 

……待てよ?ミッテルトとの契約は完了してるんだよな?

 

だったら‼

 

ジョシュア『ギャスパー!俺と同じこと考えてるか?』

 

ギャスパー『はい!』

 

ジョシュア『言ったれ!』

 

ギャスパー『今度は僕と契約してください‼』

 

「「「「「はぁぁぁあああ!?」」」」」

 

モモタロス『待て待て‼デンライナーはもう満員だ!』

 

ジョシュア『じゃあ、部室にいればいいじゃねぇか』

 

ウラタロス『はぁ…僕は口出ししないけど…君はどうするつもり?……わかってるとは思うけど、悪魔の誘いを蹴るなんて…そんな真似はしないよね?それに…心残りがあるんじゃない?』

 

暫くの沈黙の後、キンタロスが口を開く

 

キンタロス『心残り…やっぱ大有りや!』

 

キンタロスは光の玉になるとギャスパーの中に入り

 

それと同時に、電王ロッドフォームからプラットフォームに変化する

 

キンタロス『ほんまにええんか?』

 

ギャスパー『思いっきりやっちゃって下さい!』

 

キンタロス『おおきに!ほんまおおきに!』

 

ジョシュア『んじゃキンタロス!その黄色のボタン押して、パスをセタッチしてみろ‼』

 

キンタロス『わかった!』

 

[AXfoam]

 

キンタロスは指示通りに動くと

ベルトから電子音が鳴り、電王アックスフォームとなる

 

Kギャスパー『俺の強さに、お前が泣いた!』

 

辺りに懐紙が舞う

 

Kギャスパー『涙はこれで吹いとき!』

 

ライノ『誰が泣くか!』

 

ライノイマジンは鉄球をKギャスパーに向けて叩きつけるが

Kギャスパーはそれを体で受け止める

 

ライノ『な!』

 

ミッテルト『すごいッス…』

 

絋汰『信じらんねぇ……』

 

ライノ『こうなりゃ……ライノクラァァァッシュ!』

 

ライノイマジンは角を前にして、Kギャスパーに突撃するが片手で止められてしまう

 

Kギャスパー『ははは!効かんなぁ!』

 

Kギャスパーはそのままライノイマジンを投げ飛ばす

 

ライノ『だったら…!』

 

ライノイマジンは魔方陣を描くと

その中に手を入れ、なにかを取り出した

 

その手には先程の小さいミッテルトだった

 

ライノ『こいつがいたんじゃ手も足もでねぇよなぁ!』

 

回りが狼狽えるなか

俺はベルトを交換する

 

ジョシュア『変身』

[グレイトフル‼ガッチリミナー!コッチニキナ!ゼンカイガン!ケンゴウハッケンキョショウニオウサマサムライボウズニスナイパー!ダーイーヘーンーゲー!]

 

[ビリー・ザ・キッド!デルデルデルゾー!ラッシャイ!]

[フーディーニ!デルデルデルゾー!ラッシャイ!]

 

まずはビリー・ザ・キッドが銃弾でライノイマジンの手を撃ち、その隙をついてフーディーニが小さいミッテルトを助ける

 

ジョシュア『これでてめぇが万事休すだな!』

 

ライノ『クソがぁぁぁぁ!』

 

ライノイマジンは俺達に向けて鉄球を投げる

あぶねぇ!

 

鉄球が小さいミッテルトに当たりそうだったんで

庇うように抱き寄せる

 

その際、ミッテルトはハッとするがすぐに元の表情に戻る

 

ライノ『纏めて殺してやる!』

 

ジョシュア『……フーディーニ、戻れ。』

 

俺はフーディーニを戻し、その代わりにあいつを呼ぶ

 

[ベンケイ!デルデルデルゾー!ラッシャイ!]

 

ジョシュア『さぁて!一気に決めるぜ!

[カウボーイ!無双!オメガフォーメーション!]

 

Kギャスパー『よっしゃ!』

[fullcharge]

 

絋汰『おう!』

[オレンジスパーキング!]

 

イッセー『俺、あんまり台詞無かった…』

[strikevent]

 

俺の必殺技がライノイマジンの鎧にひびを入れ、絋汰の斬戟とイッセーの火球が鎧を砕く

 

そして、生身の姿となったライノイマジンに止めのKギャスパーの必殺技を決める

 

ライノ『ぎゃぁぁぁ!』

 

ライノイマジンはその場で爆発を起こす

 

Kギャスパー『ダイナミックチョップ…』

 

ジョシュア『後で言うんかい』

 

そして、俺達はガオウライナーで現代に返してもらった

 

その際、ラビットハウスの前で下ろしてくれる事となった

 

牙王ってこんないいやつだったっけ?

 

ミッテルト『……少し、寂しいッスね』

 

キンタロス『…寂しくなったらいつでも遊びに来てもええよ?』

 

ミッテルト『そうするッス!』

 

キンタロス『あ、そうそう!話したいことがあんねん!』

 

ミッテルト『なんすか?』

 

キンタロス『ゴニョゴニョ』

 

ミッテルト『!!///』

 

なんか、キンタロスがミッテルトな耳打ちすると一気に顔を赤くする

 

なに言われたんだ?

 

牙王『着いたぞ』

 

牙王に言われ、俺とミッテルトはラビットハウスの前で降りる

 

ミッテルト『今度遊びに行くッス!』

 

キンタロス『楽しみに待っとる!』

 

そうしてミッテルトとキンタロスは別れた

 

俺とミッテルトはラビットハウスの中に入る

 

ミッテルト『ジョジョ、……………ッス』

 

ジョシュア『ん?なんか言ったか?』

 

ミッテルト『なんでもないッス!』

 

ジョシュア『?』

 

チノ『ジョジョさん、おかえりなさい』

 

ジョシュア『ただいま』

 

ミッテルト『ただいまッス』

 

さて、俺もバイトだし

制服に着替えるか!

 

ミッテルト『ジョジョ!ちょっと待つッス!』

 

ジョシュア『ん?』

 

ミッテルトに呼び止められたんで振り向くと

俺の頬に柔らかい感触が……

 

ミッテルトの顔が近い…

 

ま、ままま、まさか!

 

チノも驚きの表情を隠せていない

 

ミッテルト『次は口を狙うッス!』

 

そう言って、ミッテルトは俺の家に帰っていった

 

ジョシュア『……えっと』

 

チノ『…ジョジョさんは最低です…』

 

ジョシュア『がふっ!』

 

それから暫くチノは俺と口を聞いてくれなかった

 

あ、そうそう

あの後

俺からデンライナーレッコウをキンタロスにプレゼントしたのは言うまでもない


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