ヤンデレ系短編集。   作:異論反論は許すが無言低評価は許さん!

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前書きに書くネタが無い忙しい。てなわけで今回はなんもない。
とりあえず今回のは気分転換的に書いたり途中間が空いたんで書き方がおかしいです。ご了承ください。


妹は病んでますがハーレムとかないので平常運転です。(東京皇帝☆北条恋歌、西園寺夕鶴)

やーどーも。なんの因果か上空から降ってきた人を避けようとしたら暴走する車に牽かれた人によるタックルを喰らい車道に出たところでサンドイッチの具材にされて死んだ○山○○ですが何か。

でもさー、そんな俺氏の死に方があまりに滑稽過ぎて神様涙が出ちゃったみたいでね?面白いから転生させてくれたのさ。

その転生先はどういうわけか二次創作が探しても見付からなかった『東京皇帝☆北条恋歌』だったんだ。

確か途中から色々しちめんどくさいことになるんだよなー。って事を知ってた俺氏が特典に選んだのは3つ。

1つ、時空の再現性を好きに操る能力。まぁ過去を変えて怪蟲さんが出ないようにしつつそれでも東京帝国を作り、騎士王の…誰だっけ?に協力してもらえるようにしたいから手に入れた。

1つ、とりあえず外部の原因で時間を飛ばされたりした場合を除き寿命以外で死なず、組織を改変されない体。万一を考えた保険。

最後、俺が消えろと命じない限り消えずに残り、消費するコストも一切無いしいつでも俺の意思で入れ替われる影分身の術。過去に戻って皇帝になる際に自らが残る必要を無くせる。便利すぎて噴き出すくらいだわ。

で、そんな訳で俺は3つの特典とともに転生するのであった。

他三人の転生者と共に。

 

まぁ、その三人の転生者ってのが例の車の運転手、落ちてきた人、タックルかました男だったんだ。

でも別に好きなラノベの世界に転生したし見たところ主人公みたいだから恨みなんて無かった。

でもとりあえずストーリー崩して俺の望む通りに改変するため恨んでるフリをしてこき使う事にした。

その際未来形でハーレム的なものの人員となる数名と接触させて意図的に好意を持つよう誘導した。

その時すでに妹の夕鶴による変態的ブラコンが始まっていたからだ。

なんか怪蟲が市街地にうっかり入ってきた事による混乱に乗じて夕鶴を拐った不届きものを影分身で二十人くらいで追い掛けて捕まえた()のが原因となったか?

あ、そういや夕鶴に対しては俺の個人的教育方針である褒めて伸ばすを実行してたんだったか。確か原作でもそれが原因だったような気がした。失策か。

あぁでもそれが出来ないと俺の場合夕鶴とほとんど関わらず生きるくらいしか選択肢が無いじゃないか。

前世の友人も言っていた。褒めて伸ばすのは良いがお前それしか出来ないよな。と。

前世じゃキレてたが友人もかなり的を射ていたんだと思う。実際そうだしな。

さて、夕鶴について語るのはここら辺までにしておいて、俺がその後何をしたかは簡単だ。

まず騎士王……名前をようやく思い出した……巴 御剣に会って俺の専用機になるらしい予定の摩訶(エニグマ)を四人乗りに、さらに時間を越えられるようにしてもらった。

簡単な事だ、実際ちょちょっと設定変えるだけだったようだしウチの技術者……タックルかました奴の特典にあらゆる機械類の製作ってものがある。

どうやらプログラミングもそこに入ってるみたいで、それがあったからこそタイムマシン型摩訶を作れたのだ。

そして、全員が訳は知らんがg適正(主人公補正とも言える)を持っていたため四人ですぐにそれに乗り込み、軽く過去に飛んで歴史を改変。俺の能力で歴史を一部再現し、望み通りの形にした。

俺達が摩訶で過去に行った理由は初代皇帝の顔がどうなってたのかってのを知りたかったからと言い張ってやった。

まさか分身を置いてきたとか言えんし。

そんなこと言ったら夕鶴に浮気相手かと言われて一日拘束される。

別に浮気してる訳じゃないが夕鶴の嫉妬と思い込みは最強級だ。逆らえん。

故に黙っていた。

1日でバレたがな!

「つまりお前は俺が分身を過去に置いてきた理由を浮気相手との密会の為だと思っているからそこまで怒っているのか」

 

現在俺は浮気だと思われて椅子に拘束され、手錠を掛けられて尋問されている。

いやまぁ、実際の所俺の分身と東京帝国初代皇帝の妃である北条花恋に結婚してもらって歴史を再現させてるわけだからそう言えなくも無いが……俺自身の事では無いから良いと思うのだが。女心は複雑だ。

「違うよお兄ちゃん……私はね?別にお兄ちゃんが浮気しても良いんだよ?お兄ちゃんは私の所に帰ってきてくれるもんね。でもね?」

 

そういえばこういう話の通じない愛の形をなんと言ったか……そうだ、ヤンデレだヤンデレ。

ヤンデレと言えばたくさんのタイプがあったのを覚えている。

俺としては献身型がストライクだったなぁ。あの尽くす感じは堪らん。

無害型ってのも悪くない。俺の場合多分気付くだろうし。

「私に隠し事はしないでよお兄ちゃん。私はお兄ちゃんに隠し事はしないよ?だからさ、お兄ちゃんも私に何も隠さないで」

 

あ、今何かに目覚めたかもしれん。

ふむ……ハイライトの無い瞳ってのは悪くないな。可愛いというかなんというか俺は好きだ。

この、見つめられると隠し事が出来なくなる感じもな。

まぁ、ここは夕鶴のこのハイライトの無い瞳に免じて1つ隠し事を明かすとするかね。

別にバレたところで気にしないし、ただ俺は残機をいつでも用意しているってのがバレるだけだ。

残機が何かって?

いや、ただの影分身だよ。ほら、いつでも入れ替われるように頼んでたやつ。

つまりそれを明かす。あわよくば拘束を解いてもらおう。

別に解いて貰えなくても抜けられるがな。分身使えば。

「……それじゃ隠し事を明かそう。俺はな、何故か分身が出来るんだよ」

 

俺はそう言って分身を出現させる。軽く三体ほど。

どうでも良いがとりあえず意識するだけで召喚出来るってのは便利だ。分身を召喚出来れば数の暴力で大抵押し通せるしウイルス系を食らっても消滅するだけ。便利なものだ。

「それでな、こんな事も出来る」

 

俺は夕鶴の前で、実演のように分身と入れ替わって見せる。

分身と本体の見た目的違いは無いが、本体かドヤ顔をしているのに対し分身は笑っている事から簡単に分かるな。

「お兄ちゃんで酒地肉林……」

 

ん?夕鶴、やたらと危険な目で俺を見ないでおくれよ。怖いだろ。あと流石に俺も分身して逆ハー作ってやる予定は無いぞ。

「だよね、でも嫉妬するお兄ちゃんも愛してるよ?と、いうわけでもう隠し事も無くなったしラブラブしようよ!」

 

うぉーい。なんか話が変じゃありませんかねー。

つーか嫉妬なんてしてないっての。怠いだろ。んなことしたら。

あとラブラブなんてしなっ……夕鶴!貴様……その手に持った2つの薬はなんだ!俺に何をする気だ!

流石の俺でも薬は怖いよ。

「媚薬と精力剤だけど?」

 

おいおい……『何を馬鹿な事を』とでも言いたげな視線はやめてくれ。というかすでにラブラブという言葉の意味が俺の中で更新されかけてるんだが。

妹、恐ろしや。

しかもこれで本人に一切の悪気も自分の非も感じてない所が凄いよな。

ただ……根本的に一応可愛いからこういうことが許されるんだなぁって思う。美少女じゃなかったら百人ほどで殴り殺してたかもしれない。

え?どういう事かって?いや美少女の妹居ないお前らざま……何をするやめろ意識が…………


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